11月初めの夏井川渓谷　紅葉(ハナ）より団子？　

2013/11/06 - 2013/11/06

前回、福島県いわき市の白水阿弥陀堂に行きましたが、紅葉にはまだ早く、残念な思いをしました（美味しいタルトとコーヒーでお腹は満足しましたが）。
リベンジとして今回は、紅葉の名所として知られる、同市の夏井川渓谷に行ってみました。
今度は紅葉、見れるかな〜？

エリア いわき市(福島)

• 旅行の満足度: 3.0

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 自家用車

本日も晴天なり。
晴れた日のドライブは楽しい。

白鳥飛来地でもある夏井川。
まだ早いだろうと思っていたら、あれ？川の向こう側に何か白いもの
が見えるぞ。

白鳥でした！
まだ個体数は少ないですが。

今年も遠くから旅してきたんだね。

ひと冬、ゆっくり羽を休めていってね。

稲刈り後の田んぼ。
藁が干してあり、のどかな風景です。

福島のお米は全袋、放射能検査を受けています。
流通しているものは、安全性が証明されたものです。

いわき市内には何か所も放射性物質を測定できる場所があります。
自宅用に作ったお米や野菜も、測定後に安心して食べることができます。

夏井川のシロサケも検出せず（検出下限値以下）と、新聞に書いてありました。
白鳥は植物食ですが、仮に川魚を食べたとしても、汚染する心配はないと思われます。

くねくね曲がる県道４１号線を走ると、かわいい赤い屋根の発電所が見えました。

道路は磐越東線に沿っていて、途中何度も踏切を渡ります。

山ツツジや紅葉の季節には、列車は低速運行し、乗客の目を楽しませてくれます。

こんなトンネルの出口すぐわきに駐車スペースがあったりして。

?鉄"の方なら面白い写真が撮れるかも。

夏井渓谷もよりの駅は、江田駅。

小さくてかわいい無人駅でした。

なんとも素朴でいい感じ。

道路わきの木々がアーチのよう。

これはこれでキレイだけど。

うむむ、青葉ですなぁ…。

背戸峨廊(せとがろう)登山道入り口。
夏井川支流の江田川を沢登りする人気コースです。
滝が何ケ所かあり、見どころとなってます。
途中、鎖やハシゴで登る難所もあります。


一周約４時間半のコース。
最初に出てくる?トッカケの滝"までは往復1時間半なので、初級者はここを目指します。
入山時間は、春・夏午後２時まで、秋・冬正午まで。

夏井川渓谷オートキャンプ場。
広々とした敷地です。
夏にここでバーベキューもいいかも。

11月10日（日）夏井川渓谷紅葉ウォーキング大会があるそうです。
そうか、やっぱり紅葉はそのあたりからということね。

せっかく来たことだし、気を取り直して渓谷を散策しましょう。

白い大きな岩が川の両側に崖状になっています。

ここは畑川断層の南端に位置しています。
崖状の岩が川岸だけでなく、山頂にまで続いています。

岩盤が隆起し、浸食されてできた、ということかな。

またこの一帯は、阿武隈（あぶくま）高地森林生物遺伝資源保存林に指定されています。

読むのが嫌になる長い熟語ですが、要は貴重な森林や生物に、余分な手を加えないで保存していこう、ということみたいです。

植物ではアカヤシオ、動物では哺乳類ではヤマネ、鳥類ではオオタカの生育が確認されているそうです。

＊アカヤシオ（ツツジ科　別名：赤城ヤシオ、岩ツツジ）いわき市が北限とされている濃桃色のツツジ。

＊ヤマネ（山鼠。ネズミ目ヤマネ科。別名：ニホンヤマネ）準絶滅危惧種です。
　
＊オオタカ（大鷹）国内希少野生動植物種です。

篭場の滝（かごばのたき）とな。

写真だと、何てことない小さな滝に見えますね。

高さは約３mといったところでしょうか。

それがどーして、滝のわきの切り立った岩場から見下ろすと、けっこうな迫力です。

滝つぼ。

つるっと滑って、ここに落ちたら大変だ。

増水時、上流から流れてきた木が真横に岩場にはさまったようです。

自然の力はすごいなあ。

ごつごつの岩場を、滑らないように落ちないように注意して移動する。

岩肌が苔むしているところもあります。

その上の木々が紅葉したら、映えそうです。

一通り見終わり満足〜。

駐車場に戻りましょう。

道端に、のぼりが出てます。
地域の方達が、お休み処のテントを出していました。

ホカホカおでん。
寒い時期には、無性に食べたくなりますね。

直径４〜５cmある大きなお団子を炭火で焼いてます。
かるくあぶった後、甘味噌だれをハケでぬって、さらに焼きます。

一串350円。私のおやつプラスお土産分もお買い上げ。
もちもちして甘じょっぱくって美味しかった〜。

アユの塩焼き。

こちらも炭火でいい感じ。

新鮮お野菜。

安いです！

こちらは、おばーちゃま２人組。
山菜の水煮や干したもの、ヤーコン、里芋、かぼちゃ、大根〜など売ってます。

「放射能は大丈夫だよ。わらびの干したのは、塩でもんであるから、水から煮て水を換えて一晩おいておけばもどるよ」

立派なとうがらし。
大きくて真っ赤でツヤツヤです。

「白菜の漬物や、きんぴらに入れてもおいしいよ」

きれいだから飾りたいです、と言ったら、「じゃあ、こっちをあげるよ」と
後ろから、枝ごととうがらしを出してくださいました。

わらびの干物を買ったら、「ホントは500円だけど、400円でいいよ」
「奥に行ったら、もうちょっと（木が）赤くなってるよ」と、アドバイスもいただきました。
ありがとうございます。
行ってみます！

道路側の壁面から、水が勢いよく流れ落ちてました。

川の深い青緑色に、もみじの赤色が映えます。

うん、さっきのとこよりは紅葉してる。

でも見たいのは、山全体が赤や黄色に紅葉している景色だったのだ〜。

白水阿弥陀堂に続き、今回も紅葉には早かった…。

それにしても、さっきのお団子美味しかったな〜。
がっかりしつつも、花より団子のワタクシ。

紅葉ウオーキング大会の日は、あいにくお仕事だが。

見頃の時期にまた来よう。
そしてお団子を買おう！
あのおばーちゃんに会いにこよう！

再訪することを誓いつつ、帰途についたのであった。

おわり。
最後までお読みくださり、ありがとうございました。