2013/01/15 - 2013/01/25
302位(同エリア455件中)
大月さん
出発前夜
2013年1月14日。この日は東京で仕事。
午前中から雪が舞い出した。そ本降りに。夕刻、山手線が運休中という連絡。路線バスも運休し始めた。
まず今日中に帰宅出来るのか、が心配。夜7時に仕事を終え、退勤しようとすると、上司から、成田(空港)も止まっているから明日は無理だよ、と温かい?忠告を受ける。
案の定。駅に到着すると、電光掲示板は、「電車が大幅に遅れています。」となっている。それに遅れが出ると、行き先が近場に変更になるのがこの路線の常道。
乗換駅で待てども、電車は来るが、近場ばかり。何本か見送り、いらついていると、次ぎに有料特急が来るという。仕方ない。400円払って乗り込む。
途中、何度か徐行や一時停止をしながらも電車は走った。
結局、自宅到着は9時を過ぎる。殆ど準備はしてあるとは言え、慌ただしい前日になった。いつものことだが。
ジャカルタへ
7時40分に空港に着くと、旅友のYさんは、既に到着していて待っていてくれた。電車が遅れているというので、1本早く乗ったという。合流できて、まずは安心。
飛行機は予定通り、9時40分出発。台北で降機し、乗換え。香港経由ジャカルタ行きのため、香港でも一時降機。面倒だが、逆に機内食が3回食べられ、私にとってはうれしい。機も満席でなく、中央4人席の両端にYさんと座れ、ゆっくり過ごせた。
20時。予定通り、ジャカルタ到着。アライバル、ビザを申請。25ドル払う。私はぴったり、Yさんは40ドル払い、ルピアでお釣りを貰う。しかし暗算すると、レートが悪いな、とYさんは零していた。空港職員のポケットに入っていくのでないことを祈りたいが。
入国手続きをしようと次のブースに向かうと、脇から外に誘導された。そういえば入国カードにスタンプを押し、半券を返してきたので、おかしいなとは思ったが。簡便でよいが、それにしても入国書類もまともに見ないで、ビザを貼り付け、10秒ほどの終了でよいのだろうか。お金を払ってくれる客は、よいお客 ということだろう。
道を知らないタクシー(失敗①)
ATMで現金を降ろし、出発階でメータータクシーを探したまでは正解。しかしこのタクシーが困ったさん。出発する前に地図を見せ、宿の名前を見せ、自信がなさそうだったが、了解したので出発させたが。
有料道路を降り、細い道に入ったので、近いのかと思ったら、路上の人に道を尋ねること数回。しかもエンジンを止める訳ではないので、メーターがどんどん上がる。
「ここがライオン エアー」だとか、説明し出したので、ようやく分かったようなので安心していると、どうもUターンしている。再びライオン エアーの前を通過。やっと細い道に入り、灯りの付いている家に頭から突っ込む。着いたかな、と降りようとすると、違っていて再びUターン。
1時間の走行で10万ルピア。日本円で1000円ほど。以下、日本円で表記。有料代は別支払い。
翌朝。散歩がてら周辺を歩いてみると、モナスが近くにあり、その脇を走る大通りから対面交通可能な道路沿いのホテル。こんなに分かりやすい場所なのに。酷い運転手を捕まえてしまった。
予約した宿(失敗②)
夜着ゆえ、1泊目は予約した。
ガイドブックにある安い宿は、ネットで予約できない。メールが載っているので送信しても、返信が来ない。またクチコミを読むと、安宿街と言われるジャラン ジャスカの宿は、ほとんど評判がよくない。「安いので仕方ない」「我慢出来る程度」など。
ネットで安宿サイトのドミトリーを探し、HUNNY HOSTELに予約。ドミトリーにしては、一人10ドルを越え高いという印象。しかし朝食付き、ガンビル駅にも近いので予約。
事実、部屋はきれいで、ドミトリーとはいえ、広さは十分。トイレは洋式でホットシャワーも出る。2段ベッドが2つ、シングルが2つの計6人部屋。先客が2人。荷物は置いてあったが、深夜に戻ってきていたので顔は分からず。
6時。一人散策に出かける。小さな宿の様だが、昨夜の若者がフロントで寝ずにいた。門の部分は、鉄板の高い塀のような扉になっていて、内鍵を開けてもらう。よく見ると上部には、外敵が侵入できないよう有刺鉄線やら、鉄のギザギザがついている。泥棒が多いのだろう。
大通りに出て、ホテルのネームカードの地図を見ながら、モナス方向に歩く。もう屋台が出ていて、テイクアウト用に買い求める人が順番待ちをしていた。朝食は宿でと考え、ここはパス。
中央に小さな川が流れ、その両脇が専用のバスレーンになっている。面白いのは、バス乗り場が鉄道のプラットホームのようになっていて、7~80センチほど高い。バスも乗車口が同様に高くなっている。バス利用者を優先しようと考えたシステムのようだ。どこでも交通渋滞に頭を悩ましているのだろう。渋滞が少なく、効率的だが、歩道からバス乗り場まで行くのに、高い歩道橋を上り下りしなければならない。これが唯一の欠点。
朝食は、セルフで食パンと2種類のジャム。コーヒー、紅茶は自由。ただインスタントで、パンも特別おいしいものではなかった。
夜着の場合、いつも迷う。以前も予約して行ったら、窓が全くない部屋だった。といって予約しないで夜の街を、荷物を持って彷徨するのも考えしまう。写真だけでは判別は難しいし、朝食付きと言っても、内容を確認し切れない。今回は50点くらいか。
まず鉄道乗車券予約
食後、すぐチェックアウト。
徒歩でガンビル駅に向かう。
信号機の無い交差点を渡るのが、やや怖い。しかし少し経つと目が流れに慣れてくる。勇気を出して、狙いを定めた車両に会わせて、ゆっくり渡り始める。以降は順調に渡れるようになった。
モナスを見ながら、公園を突っ切る。私は、地図を頭に浮かべて動くタイプ。Yさんは、磁石を持ち、方角を確認して科学的に動くタイプ。
一旦、公園外に出て、公園に沿って左に半周。駅に到着。
紙票に書き込み、窓口に提出。1000円か2000円くらいだろうと予想していたら、お金が足りないと窓口嬢が言う。
金額を見ると、3100円。何しろ私は昨日、5000円しか降ろしていない。早速、ATMを探すはめに。
全車両とも特等席のようだが。現地の人がこんな高い列車に乗るのか疑問に思える。もちろん富裕層はいるだろうが。
次ぎに、安宿街のジャラン ジャクサを目指す。歩道はあるが、歩道下が排水溝になっていて、所々、フタが無かったり、陥没している。この歩道が、後日、私を悩ます。
ジャクサはすぐ分かる。近かった。
クチコミで評価が低かったところを避け、DJODY HOSTELに決める。ツインのファン付き1200円。廊下は広く、開放的。窓もある。ただファンは固定式。トイレは便座がないのが殆ど。朝食付きで、目玉焼き(目玉が崩れていたので、実際は目隠し焼き)が付いた。ただし食パンはトーストしてあったが、2枚限定。
大洪水(失敗③)
16日。昨夜から雨が降り続いていた。
7時半過ぎ、廊下に外の雨水が流れ込んできた。従業員が私に、部屋の荷物を移動しろ、と動作で示す。よく見ると水がもう少しで部屋まで流れ込みそうな状況。
7時45分。外の様子を見に行ったYさんから、大変なことになっている、歩道も水を被っている、と報告あり。しかし、被っていると言っても、たいしたことはないだろう、とタカを括っていた。がこれが仇となった。
路面より20センチほど高い歩道が水を被っている。しかも雨はシャワーのように降り注ぐ。リュックの荷物に防水対策を施すことなく出発。高い料金を払った列車の時間が迫っている。とにかく歩き出すしかない。
ジャラン ジャスカは、車両の通行が完全にストップ。池のような中を大通りまで出た。ここでタクシーがノロノロ走っていたので、捕まえようとしたが止まらない。一旦停車するとマフラーから浸水する危険を考えてか。歩くしかない。再び歩き始める。
300mほど歩き、3車線道路に出て左折。すると冠水した歩道をバイクが走ってくる。道路は20センチほど水没しているので、バイクも出勤を急ぐ術として窮余の策か。しかし我々が歩く歩道を左右から追い越していくというのは、有り?。
歩いていて、昨日の排水溝のフタが無いことを思い出す。道路との境目に排水溝が設置されていたので、とにかく穴に足をとられないよう、車道近くを歩かないように努める。
ようやく駅舎が見えてきた。ついに広い道路を横断しなければならない。驚くことに、ボランティアらしい私服を着た人数人が、膝下まで水没させながら、車両や歩行者に指示を出している。嬉々として履いていたサンダルを両手に持ち、動いている。この辺りが日本にないこと。さしずめ日本なら、行政に苦情の電話をするくらいだろう。
我々が渡る広い道路は、車両が完全にストップ。ここを渡れ、というのに従い、渡り始める。ついに膝下近くまで水没。既に風雨で、ズボンの下半分、ポロシャツの腕部分は、びしょ濡れ。臆することなく、渡りきった。
駅に到着。
まず靴の中の水を出し、靴下を脱いでしぼる。ホームに入ったが、定刻8:45になっても電車は来ない。雨は降り続けている。ようやく1時間遅れで電車到着。
乗り込んだが、一向に動かない。乗務員が、食事の注文に通路を行き来している。食事の注文よりも、電車を少しでも早く出発させることに全職員で対応しないのだろうか。
この間、我々の先頭車両脇のホームを大勢の人が歩いていく。この車両の前に別の電車があるのか。それでその電車が発車するのを待っているのかもしれない。気になり、デッキを降りて見ると、何とそのまま線路を歩いて行く。ようやく分かった。下の道路が冠水しているので、高架線路を歩いて行く人たちだった。
Yさんは、濡れたTシャツ等を着替えた。ずぼらな私は濡れたまま乾かす。冷房が入っているのと、自身の体熱で到着時には乾いていた。
バッグは防水でないので、中まで濡れ、後刻の確認で、衣服と共に、トイレットペーパー1巻ずぶ濡れ。衣服は乾かせばよかったが、トイレ用を駄目にしたのは痛手。以後、ポケットティシュでの節約生活を余儀なくさせられる。
11:00 やっと電車が動き出した。
TAKSAKA号でジョグジャカルタへ
ジャカルタまで途中3駅しか停車しないTAKSAKA号。全席特急座席というが、新幹線並に広さはあるが、車体は古いし、メンテナンスも今一。トイレはボットン式だし。
最初10分間くらいは、停止信号のためか、徐行や一時停止を繰り返す。線路脇は、例によって大勢の人が平行して歩いている。その後、やっと急行らしく走った。
Yさんは冷房を嫌って、デッキのところで終始、立っていた。私は、雨が止むまでは居眠りと読書。その後はゆっくり外の景色を楽しむ。といっても85%は延々と続く田園。きれいに区画された田んぼの連続。時折実った稲もあったが、ほとんど植えたばかりかこれからのもの。稲栽培だけで生活が成り立っているようだ。
よく見ると機械植えの整然とした田。ただ日本より間隔が狭い。だからやや大きくなった田は、牧草地のようにびっしりと茂っている。
それにしても職員が、車内販売のために、よく通路を行き来する。昼食時、食堂車に食べに行くと、ここに調理員らしき人1名。あと6~7名が屯する。席は12席くらいなので、ここで接客するのは、1名いれば十分。だから他の職員は売り子として働いているのだろう。食べ物や飲み物をトレーに載せて運び、ワゴンにスナックのようなお菓子を積んで売り歩く。
この列車は特急のため、外部の者が飛び込みで車内販売することを禁止しているという。仕方ないので、停車駅ですばやくデッキの外に出て様子を見る。1駅目は空振り。2駅目、ドアを開けると、売り子がいた。カップラーメンとポットを持っている。100円という。たぶん本品は
50円くらいだろう。夜着になりそうなので、手に入れる。不味くはないが、やはり唐辛子が利いている。
2時間半遅れで、ジョグジャカルタに到着。
少し迷ったが、ガイドブックにあった宿に予約。Wベッド、ファン付き、朝食無し1000円。部屋、トイレ共に狭い。メンテナンスも良いとは言えないが、宿の人は親切。Yさんは、遠慮してマットレスを敷いて、そこに寝ることに。
ボロブドール遺跡(失敗④)
駅前のマリオポロ通りは、屋台や衣料品店が軒を連ねていた。こんなに衣料品を積み重ねて、売れるのか。人出はそれなりにあった。
翌朝、出されたコーヒーと紅茶を飲んで、出発。遺跡へのルートは、宿のおじさんが丁寧に紙に書いてくれた。それによるとミニバスでバスターミナルに行き、ビッグバスで遺跡に。しかしベチャ(リキシャ)体験をしたく、まずはベチャと交渉。
距離が4キロはありそうなので、無理かもと思いつつ。しかも30円で。遠方ということで断る人、50円ならば、という人。どうやら相場は50円くらいのようだ。たまり場を離れ、別のベチャを探そうとすると、後ろから声がかかる。行く、というベチャが現れる。
何度もバスターミナルまでだよ、と確認。頷く。大柄な私と細いが成人のYさん2人には、座席は狭い。骨盤同士をぶつけながら乗り込んで出発。しかし突き当たりに王宮広場が見え、ここを左折だな、と見ていると、そのまま王宮入り口に突っ込んで止まる。ここだと言う。
約束が違うと怒る。お情けで10円を渡して分かれる。そういえば乗っている最中から、後ろからお金を請求していたので、着いたら払うと断り続けていたのだ。初めから承知していて、お金を早くもらったら、降ろそうとしていたのだろう。
少しブラブラ歩きながら、ターミナル方向に向かう。5~600mほど歩いていると、前方からベチャが来た。交渉すると30円(3000ルピア)でよいという。無事、バスターミナルに。
サンキュー、サンキューと喜んで、写真に入ってもらったり、私はお礼に持っていたアメ玉を上げたり。互いにニコニコしながら分かれた。
しばらくしてまとめて出して貰ったYさんに、精算分のお金として渡してから気が付いた。30000ルピア渡していたので、15000ルピアを精算。その時は違和感が無かったが。考えてみると、30000と言えば300円。10倍渡してしまったようだ。
毎回、ゼロの数を確認しながら、日本円に換算していたが。大失敗してしまった。運ちゃんがニコニコする訳だ。
10分ほど待つとビッグバスが来た。ちょうどバス待ちしていた日本人の女子大生が一人同乗。彼女は英語ペラペラで、他の外国人とも会話を楽しんでいた。200円。1時間ほどで到着。
入場料20ドル。予想以上に高い。
広大な公園になっていたが、遺跡自体はイメージより小さかった。どうしてもアンコールワットのイメージで来てしまう。補修がまだ十分に手着かずの感ではあるが、それなりに歴史的重みを感じ取ることはできる。彫刻を見て廻っていると、再び女子大生に会い、少し話をする。
出口に向かうと夥しい数の店が軒を連ねる。それもほとんど洋服。観光客もほとんどが素通り。商売になるのだろうか。
帰路のバスは、なぜか料金が高かった。といって冷房が入っているわけではない。それどころか居眠りして目を覚ますと、イスの座面がずれていて、危うく座面と共に、床に落ちるところであった。そして着いたところは出発と異なるターミナル。
ミニバスに乗り換えろ、という指示に従い乗り換える。30円。外の様子を見ていると、TUGU駅らしいところを通過。そしてガードを潜り、Uターンし、見覚えのある駅前に到着。無事帰宅。
このミニバス。スリが多いので注意、とあるが、車両が新しく、冷房が効いていて快適。しかも安い。
ピンチのYさんを置いて出発(失敗⑤)
19日(5日目)。
6時起床。ベランダで読書。7時に部屋に入り、Yさんを起こそうとすると、昨日からお腹の調子がよくない、という。今日は動けないから、一人で行ってくれ、ガンビルの宿で待ち合わせしよう、と。
それにしても、Yさんは火の入ったものしか食べない。それに比べて、私はココナッツミルクいりのデザート、氷の入ったマンゴジュース、炭焼きのサテ、味見と称していろいろな果物を口に入れていた。よく風邪は、手指からといわれる。手指にいろいろな病原菌は付いていたのかもしれない。
もう1泊しても支障ないが、一人旅の経験豊富なYさんだから、大丈夫だろう。熱があるというのでもないし。荷物は出発できるように整えていたし。寝ているYさんを残し、深く考えもせず、出発。
ミニバスの停留所に着き、昨日、復路に寄ったバスターミナルまで、という私の言葉に、入り口のお兄さんは、親切に紙に書いてくれた。
3Aに乗り、ここから数えて4つ目で降り、次ぎに2Bに乗り換えろ、と。
乗り換えの時、再びお金を払うのか、という問いに、ノーと。そしてこのおじさんもターミナルに行くから、と一人のおじさんを紹介。以後、このおじさんの動向を注視して乗る。
4つ目の乗り換えは簡単。待っていると何本かやり過ごして2Bが来た。乗り込む。ところが10分ほど走り停留所で乗降が終わり、いざ出発という時、車掌と運転手でなにやら言葉を交わし、車掌が何事か言い、乗客全員降ろされた。故障でもあったのか。待つこと数分、おじさんが乗り込み、私も乗り込む。
このおじさん、親切でも不親切でもない。目で合図すると、そうだというように顎で合図を返す。迷惑がっている、というのでもなく、単に関心がないのかも。ジョンボール バスターミナルに着く。
まずビッグバスでマグランまで。70円。再びビッグバスに乗り換え、ディエン高原の麓、ウォノソボ(WONOSOBO)ターミナルに11時到着。200円。この時、大失敗に気づく。
今回、ガイドブックを持参しようと考えていたが、Yさんが持参するようなので、私は荷物を軽くすることと、出発前に仕事で、図書館に借りに行けない。それで地図らしい地図を全く持っていなかった。Yさんと分かれる前に、ガイドブックの地図の部分だけでも、コピーさせてもらえばよかったと悔やむ。地図がないため、以後、とんちんかんな旅になった。
ミニバスに乗り、ロスメンかチープホテルで降ろして、と頼む。
ホテル名を忘れる(失敗⑥)
十字路で降ろされる。
近くの人に尋ね、宿はすぐ見つかった。2軒並びで、右の方がこじんまりしていると判断し、飛び込む。ツインでファン、朝食無し1200円。部屋は広く、清潔。小さいがテーブルとイスもある。予約し、ディエン高原について尋ねると、今から行って来られるという。これからバンドン(BANGDUNG)までどのくらい時間がかかるのか分からない。少しでも早めに日程を進め、先を急いだ方がよい。今日、ディエン高原を終えれば、明日朝、出発できる。
荷物は水とカメラ、貴重品のみ持ち、先ほど降りた場所に移動。ディエン高原の段々畑、キャベツ等の野菜、遺跡を見てウォノソボ シティ行きのミニバスに乗る。ここまではほぼ順調。見覚えのある場所で降りようと待ちかまえていたが、なかなか現れない。そしてついに終点。
降りてみたが、見覚えが全くない。道路幅は広く、車両数も多い。この時、ホテル名をしっかり覚えていなかったことに気づく。分かりやすい名前だったことは分かるが。
少し歩いて、それらしい見覚えのある場所を探したが分からない。ふとキーをもっていることを思い出す。取り出してみるとキーホルダーが付いている。そこにはJAKARTA IDAHと書かれていた。ホテル名でないのは確かだが、手がかりにはなりそう。いろいろ聞いたが分からず、ついに警察(交番)に。
若い警官が、携帯でいろいろ電話してくれた。知り合いらしいホテルの方が現れ、鍵を見るが分からない。しばらくして電話中に、突然、携帯を私に渡される。意味も分からず出ると、「どうしました?」と日本語が飛び込んできた。
日本語ができる現地の人。Eさん。実情を説明すると、しばらくしてバイクで交番に来てくれた。早速、バイクの後ろに乗せていただき、街の入り口から、ミニバスの路線をゆっくり走ってもらう。何軒かのホテル前で止まり、ここでは、と確認させられたが見覚えがない。手がかりは、ホテルが2軒並んでいること。
結局分からず。交番に戻り、Eさんと警官が協議。パトカーを用意することになった。Eさんの話では、電話帳というものは無いそうだ。そしてホテル組合とかそういうものも無いので、電話で調べることはできないという。そういえば、固定電話というのをまだ見ていない。
再び30分ほど待っていると、パトカーに例の警官が乗ってやってきた。再び同乗して、めぼしい場所を廻る。分からない。時刻は8時になった。
今日は別に宿を取って、明日、明るくなって探そうとなった。交番に戻る途中、数人が集まっているところで、車が停止。鍵を見せる。少し車が走る。警官が車を降り、向かい側に向かう。
その瞬間、見覚えがあった。母屋は閉まっていた戸が開き、電気が灯り、一変していたが、宿泊棟は記憶にあるまま。車から飛び出し、ここです、と叫んだ。
多くの人に迷惑をかけ、また親切に助けられた。早速、荷物を置き、向かいの屋台へ。これがピーナツのタレ(サテのたれ)のようなスープのミースープで、抜群においしかった。しかも70円。宿が見つかった安心感が増長効果を促進したのかも。
20日(6日目)
翌日、付近を歩いてみると、なんのことは無い、交番のすぐ近くだった。隣は、FAMILIA、泊まった宿はSINDORO。どちらもどこにでもありそうな名前。逆に思い出せなかった。
市場に行き、バナナ70円、ランブータン1キロ60円、小みかん10円分買い、宿で食べようとベランダのイスに座る。するとテーブルに紅茶らしいものが、フタ付きでカップに入っているのに気づく。前日の客の飲み残しか、と触ってみると温かい。私のために入れてくれたと分かる。甘いが朝の一杯はうまい。チェックインの時に説明は無かったが、当然のサービスのようになっているのだろう。
しかし太いバナナを16本も買ってしまい、苦戦。残してバッグに入れても潰れてしまう。どうにか腹に押し込む。
昨日のEさんの話で、ウォソノボからバンドン(BANGDUNG)までは、バスで行けないことはないが、乗り換えが多く、大変という。プルウォケルト(PURWOKERTO)までは、バスがたくさんある。そこからスルボン(SIREBON)に出るのがよい、というアドバイス。往路で特急が停車した駅だ。まずプルウォケルトを目指す。
市場からミニバスでターミナルへ行くことにする。例にもれず、満員にならないと出発しない。待つこと1時間。軽自動車のような車体に低いベンチ様の長いすがある。助手席に2人、後部に9人、これでようやく出発かと思ったら、あと2人連れてきた。低い屋根なので背中を丸めて立って行くのかと思っていると、簡易イスを持ってきた。入り口に置き、強引に2人を座らせる。よくこの狭い車に13人も詰め込んだものだ。大型バスに乗り換え、プルウォケルトへ。
途中、ガソリンを2回給油。なぜ2回も小出しにしたのか不明。1回目が1000円で22L。2回目が1866円で41L。2回目に給油したところが、日常利用の給油所なのかもしれない。どうやら満タンにしたようだ。それにしてもガソリンが安い。
車掌に、ホテルのあるところで降ろして、と頼んでおいた。ターミナルに到着し、乗客全員降りたが、車掌がウェイティングと制止したので、そのまま座っていると、まもなく折り返しなのか、乗客が乗り込み出発。ターミナルを出たところで、ここで降りろ、と言われ、見るとホテルが目の前にあった。
タクシーにぼられる(失敗⑦)
しかしターミナルは郊外のようなところ。食事ができるようなところもない。コンビニのような店を併設していたが、お客が誰もいない。
街に移動することにした。通過するミニバスに、シティに行くか尋ねるが、なぜか行かないという。行かないというより、私の英語が分からなかったのかも。地図はないし、地名も不明。店の人にタクシーを尋ねると、別の男を指さす。タクシー?と呼びかけると、どこかに電話する。5分後、タクシーが到着。
男と運転手が話す。すると運転手が500円という。高い。一瞬、降りようかと考えたが、迷う。別のタクシーが捕まえられるか心配。運転手もこちらの顔色を見ている。負けろ、といえば負けただろう。しかしなぜか面倒になり、同意してしまった。やはり一人旅だと、決断が鈍る。
5分ほどで、2つの宿を紹介され、HOTEL MUTIARAに1200円で決める。
部屋はホテル仕様でエアコンもあり、文句無いが、周りに食堂らしいのが無い。ネットカフェを探すが、徒歩5分は離れている。しかも英語表示にもならなかった。Yさんと連絡をとらなければ、と思うがどうしようもない。仕方なく、床屋に行くことにする。
ホテルの人に地図をもらい尋ねると、まずバスターミナルの位置がおかしい。床屋の位置も書き込んでもらったが、行ってみると、そこは警察署だった。地図の読めない人は多いようだ。
何度も道を尋ね、20分ほどかかって、床屋に到着。床屋商店街と言えるように、数件、並んでいた。後頭部だけ念入りにバリカンとハサミで刈っていたので、もしかすると横はやらないのか心配に。でもちゃんと横も刈り上げてくれた。その後、横から後ろまで、カミソリできれいに剃って終わり。85円なり。
CIREBONがなぜかSEMARANGに(失敗⑧)
21日(7日目)
ホテルをチェックアウト。
待つこと数分、待望のミニバスが来る。殆ど高校生らしい人が乗り降りする。意外に近くで降りる。支払いの料金を見ていると、15円だった。大人の半額といったところだろう。それにしても近くなのに歩かない。お国柄なのだろう。ちなみに自分は35円。
ターミナルについて、バスの客引きらしい人が出てきた。どこへ行く、と聞くので、スマランと口に出た。本当は西に向かう予定だったので、スルボンに行くつもりが。
スマランのチケットカウンターを案内され、購入。500円と高いが、エアコンが付いていた。
8時出発。ボルボ社製なのかパワーがある。前の車を次々と追い越す。10時半、ドライブインで休憩。スマラン到着13時。早速、タクシーの呼び込みが近づいてきたが断り、ミニバスを探す。しかしここにはミニバスは入っていなかった。
バスで隣席の人が、駅は近いと言っていた。歩くことにする。交差点で歩くと何分くらいか、と尋ねていたら、突然、横から、「どこ行きますか」と日本語が飛び込んできた。若いお兄さん。日本に行ったことがあると自己紹介された。上手なので、たぶん働いていたのだろう。
親切にOOのバスに乗るとよい、と教えてくれ、実際にバスを止めてくれた。持参のアメ玉をお礼に渡す。アメ玉は役に立つ。しかもベチャでもそうだったが、この青年も受け取ると、すぐ袋を破いて口に入れる。
のろのろ運転のオンボロバスに乗り、10分で降りる。駅の方角を聞き、歩こうとすると、ベチャがよい、と誰もが言う。そんなに遠いはずがない、と思い、歩く。事実、300mくらい。地元の人は、こんな近くても利用するのか。
駅に着き、明日の切符を購入。
なぜか通過しない駅の列車が掲示されていて(失敗⑨)
駅で時刻表を見ると、ガンビル駅行きの早朝列車は、5時半と6時の2本。ただ5時半発は、高い。どうやら特急らしい。6時発を購入。700円。安い。宿は安いところを探したが、3軒とも偶然満室。少し高いが、駅近くのホテルに戻りチェックイン。PELANGI INDAH1200円。ベッドはキングサイズ。というより3人くらい寝られそう。インドネシアは、ツインが少ないのか。しかし高いためか、宿泊客は、夫婦らしい西欧人1組と独り者1名のみ。
翌朝、5時半に駅に着き、改札を通過しようとするとストップがかかった。駅員同士で何か話していて、そのうちこれは駄目と言う。分かったことは、スマラン駅よりガンビル駅に近い駅発の切符ということ。なぜこの駅を通らない駅発の時刻表があったのか。またそれを販売したのか。不思議。いずれにしても切符はキャンセルできないと言われ、買い直すはめに。
切符は3200円。スマランとチルボンを間違えていたとはまだ気づかず、往路より高いので、駅員に「なぜこんなに高いのか。もっと安い席はないのか」と文句を言ってしまった。
時間が余り、再び宿に戻り、荷物を預かってもらって街に出る。郵便局の隣にコンビニがあった。冷たい飲み物でも、と立ち寄る。すると店内にパソコンらしき物が2台置いてある。青年が一つのイスに座り、動作させている。ゲーム機ではない。店員にインターネットは出来るか、と問うと、出来るという。1時間いくら、と問うと黙った。もしかしてタダかも。「フリー?」と問うと頷く。ラッキー。
早速、打ち込む。しかも隣の青年が、使っていたイスを貸してくれた。しかも、何と日本語表記で繋がった。まずYさんに、今夜ガンビル駅到着予定と送信する。続いて日本のニュースを収集。日馬富士が全勝で勝ち進んでいた。
12時発の列車は定刻に到着。途中スルボン駅に停車したので、初めて間違えた行程を旅行してきたことに気づく。教訓、教訓。
夜、先週利用したホテル ジャディに到着。日本人のYさんが泊まっているとばかり思いこんでいた。フロントで尋ねるが、いないと言う。
そのうち宿の人が私を思いだし、前回、15号室の人でしょう、と言う。ちょうど空いていたので、再び15号室を借りる。
もしかしてYさんは、まだジョグジャカルタで・・・などと不遜なことを思い浮かべてベッドに横になっていると、Yさんが現れた。よかった。
Yさんの話によると、安宿を探し、近くの宿に部屋をとった。蚊がすごかった、と刺された箇所を絵入りで説明。十余箇所。値段相応かもしれない。
チャイナタウン地区へ
最終日。宿を代える。
どうせなら、チャイナタウンがある旧市街に宿をとり、街を散策したい。トランスポートのバスで、コタ駅まで移動。エアコンが効き、料金30円と快適。本数も頻繁。しかも乗り換え自由。
コタ駅で降り、宿を探す。ところが洪水の被害が続いているらしく、あちこちで排水作業中に直面する。昔は繁華街だったのだろうが、シャッターが閉められたところが多く、街全体が暗い。閉められたシャッター前の歩道で絵描きの卵か、似顔絵を描いて商売をしている人。その数10人以上。
初めに飛び込んだホテルは、停電中でクローズだと断られる。脇道の道路が冠水中のところ、停電中のところ。次ぎの宿は、高すぎて逃げ出す。
その次は2000円ほどだが、クーラーも扇風機も無い。窓を開けると気持ちよい風が入ってきたが、蚊も自由行動しそうだ。4つ目に飛び込んだホテルは、外観は平凡だが、中はロビーも広く、掃除も行き届いていた。値段は2280円。PANCORAN JAYAに即決。部屋は清潔、広さ十分、エアコン付き。ホットシャワーよし、トイレ広さよし。バスタオルが用意されていて、ホテル仕様。最初の宿のドミトリーと同じ値段とは。最後、少し贅沢を味わう。
地図にあるチャイナタウンを探す。行けども行けども、それらしいところがない。スーパーマーケットは偶然見つかり、お土産を購入。少し休憩して、もう一度ガイドブックを見る。
ハタと気づく。もしかすると書き込む余白がないため、チャイナタウンの文字をここに書いたが、実際は道路の反対では。そうすると合点がいく。賑わっているとか、市場になっているとか。
翌日、歩いていくと、案の定、中国風の朱色の柱などが見えてきた。道路は、生きた蛙を、一瞬のうちに皮をむいて販売している人がいる。可哀想という感情が出る余裕がない。野菜、果物、小鳥、魚等々、自由市場が広がっていた。
中国寺院に着くと、熱心な信仰心に出会う。線香の煙、臭い、人いきれ。信心して、今日の仕事の励みに繋げているのだろう。
屋台を冷やかし、北に向かい、はね橋、魚市場、港を見に行く。はね橋手前は、洪水で道路は冠水中。魚市場の横も冠水中。かろうじて歩道は確保。途中、この先はダメと言われたので、細い路地に進路を変更。自転車がやっとすれ違い出来るくらいの路地。小さな店もあるが、ゴミが散乱。店の前くらい掃除すればいいのに。
対向者とすれ違いながら、路地を抜けると水路に出た。小さな舟が繋留されていた。その水路に簡易な橋が架かっていた。渡ろうとすると看板があり、10円と書かれている。現地の人は素通り。外国人対象なのか。途中まで渡り始めると、番人らしき人が看板を指さす。仕方ない、金を払う。こんな、人がすれ違うのも大変なくらい狭く、しかも今にも壊れそうな橋が有料とは。我々はあてずっぽうに歩いて来たが、普通の外国人は通らないだろう。
渡ると賑やかな通りに出た。モスクがあり、大勢の人が礼拝を終えたのか、ぞろぞろ出てきた。港は見つからない。諦めて、引き返すことに。
13:00チェックアウト。荷物を預け、再びスーパーマーケットに行き、土産を物色。目を付けていたココナッツパウダーは、売り切れており、在庫無しとのこと。
しかしこのショッピングセンターのような建物は、日本から見ると異色。地下から3階まで、機械や道具などが扱われている。しかも照明は少なく、暗い。4階に行くと突然、明るくなり、そこがスーパーになっている。5階はフードコート。こちらも照明は暗い。日本が異常に明る過ぎているのかも。
16:00ホテルを出発。トランスポートバスを乗り継ぎ、ガンビル駅に。空港行きのバスに乗り、ターミナル3、1、2と巡ってターミナル2で下車。
インドネシアは、航空券に出国税が含まれていないという情報ゆえ、まず係員に出国税を確認。事前情報通り、15万ルピア。これで残りのお金を思う存分使える。ビールとささやかなツマミを購入し、きれいに使い切った。深夜発、チャイナエアーラインは定刻通り、乗換えができ、真冬の成田に到着。
終わりよければ全てよし、としたい。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.0
- ホテル
- 4.5
- 交通
- 4.0
- 同行者
- 友人
- 一人あたり費用
- 5万円 - 10万円
- 交通手段
- 鉄道 高速・路線バス タクシー 徒歩
- 航空会社
- チャイナエアライン
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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