2012/06/13 - 2012/06/13
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ペコちゃんさん
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梅雨時は、アヤメの季節です。
あちこちのアヤメ・菖蒲を見て来ましたが、潮来の花は未だ見たことがありません。
今回は、12名の仲間と一緒に、日帰りバスツアーで潮来のアヤメを楽しんで来ました。
ツアーのタイトルは、『水郷潮来あやめ祭り・名船頭さんとめぐる潮来十二橋全周遊 銚子港直送! 犬吠埼で5種海鮮丼と魚師のつみれ汁』という、長い大げさな名前です。
コースは、成田山新勝寺 ⇒ 道の駅・多古 ⇒ 犬吠埼 ⇒ 潮来十二橋巡り ⇒ 愛友酒造 と盛沢山の内容でした。
写真は、潮来の伊太郎像とアヤメの花です。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- グルメ
- 4.0
- 交通
- 4.5
- 同行者
- 友人
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- 観光バス
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行あり)
- 利用旅行会社
- クラブツーリズム
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バスは地元を7時に出発し、先ず、成田山新勝寺の参拝からスタート。
成田山新勝寺は、真言宗智山派の寺で、本尊は不動明王です。
成田山開山の祖・寛朝大僧正は940年、平将門の乱を鎮めるため朱雀天皇の勅命により関東に下り、この地に成田山を開山しました。 -
成田山「総門」・・・平成20年の開基1070年祭記念大開帳にあわせて、平成18年に総欅造りの総門が落慶され、新勝寺の表玄関として荘厳なたたずまいを見せています。
この総門は、開かれた庶民のお寺・成田山と門前町とをつなぐ担い手として、大開帳を記念し創建されたものです。
手前の狛犬は、1814年に彫られたもの。 -
総門をくぐり左右の石灯籠の間にある獅子像・・・二対の石像は「獅子の子落とし」の姿が彫られています。
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これは、子を生むとその子を深い谷に投げ落とし、よじ登って来た強い子だけを育てるという言い伝えから、自分の子に苦難の道を歩ませ、その器量を試すことのたとえ・・・「可愛い子には旅をさせよ」。
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石灯籠が並ぶ参道を進み「仁王門」へ・・・仁王門は、大本堂の正面にある石段下にある三間一戸の八脚門で、1831年に再建されました。
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仁王門の中央には、ひと際目をひく大きな赤い提灯が掲げられています。
「魚がし」と書かれた大提灯は、東京・築地の魚河岸の旦那衆が、昭和43年に奉納したもの・・・魚河岸が仁王門に大提灯を奉納するのは古くからの伝統です。
紙張りのように見えますが、骨部分は砲金(青銅の一種)製で重量が800kgにもなります。 -
仁王門の左右に安置された仁王像は、別名「朱振りの仁王尊」。
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仁王門から、東海道五十三次にならった53段の石段を上がると、大本堂があります。
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石段のふもとにある、1859年に作られたブロンズ製の狛犬。
新勝寺には沢山の狛犬像があるので、時間があればゆっくり探してみるのも面白そうです。 -
「大本堂」は、昭和43年に建立された入母屋造り・二重屋根の鉄筋コンクリート造で、規模は間口95.4m、奥行59.9m、棟高32.6m。
大本堂の正面にある香閣(こうかく)からは、線香の煙がモクモク・・・この煙を浴びて心を清め、大本堂へ。 -
大本堂では、世界平和と人々の幸せを願って、開山以来、毎日欠かさずに御護摩祈祷が厳修されています。
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大本堂の堂内正面には、御本尊の「大聖不動明王」・・・左側には制多迦童子像、右側には衿迦羅童子像の二童子が奉安されています。
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「三重塔」は1712年に建立され、開基1070年祭にあわせて周囲の修復が行われ、建立された300年前と同じ鮮やかな極彩色の姿が現代に蘇りました。
高さは、相輪(塔の上についている金属製の飾り)を含めて約25mあり、基調となる朱色は、防腐剤の役割と魔よけの意味が込められています。 -
三重塔の前で記念撮影。
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「光明堂」は、1701年に建立された旧本堂で、釈迦堂が建立されるまでの約一世紀半に亘り、成田山信仰の拠点となりました。
屋根は入母屋造り瓦葺きで周囲には朱漆が塗られ、華やかな江戸元禄文化の雰囲気を残す貴重な建物です。 -
正面入口の欄間には、新勝寺の本尊である不動明王の持つ剣の大きな絵馬が掲げられています。
不動明王の剣は、心の中にある煩悩や憎しみや苦悩などを断ち切るといわれ、不動明王の智慧のシンボルでもあります。 -
光明堂の堂内には正面に大日如来、左側に不動明王、右側には愛染明王が奉安されています。
中でも愛染明王は縁結びにご利益があると言われており、若い女性達が恋愛成就の祈願によく参詣します。
奥に見えるのは「平和大塔」。 -
昭和59年に建てられた「平和大塔」は、鉄筋コンクリート造・高さ58.1mの多宝塔形の仏塔で、外観は二重塔ですが内部は5階建てです。
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光明堂の脇にある、のんびりした優しい子どもの矜羯羅(こんがら)童子像(右側)と、元気で強い子どもの制多迦(せいたか)童子(左側)の仏像・・・この両童子は、不動明王の脇侍・・・のんびり童子とわんぱく童子です。
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1861年に建立された「額堂」。
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額堂は信徒から奉納された額や絵馬をかける建物で、近世における庶民信仰を表す代表建築の一つです。
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額堂1階の中央には「成田屋・七代目団十郎像」、右側には「青銅製大地球儀」(明治40年)があります。
歌舞伎の初代・市川団十郎(1660~1704)は子宝に恵まれず、成田山で祈願したところ、願いが叶って2代目を授かったのを大変喜んで、屋号を『成田屋』にしたと言われ、七代目・市川団十郎(1791~1859)は額堂を寄進するなど、多大な貢献をしました。 -
境内の左奥にある「釈迦堂」は1858年に完成し、現在の大本堂が建立されるまでの本堂でした・・・江戸時代後期の建築の特色をよく残した総欅作りのお堂です。
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成田山を後にして、銚子に向かう途中の多古町へ・・・今回のバスツアーは、「たこ」と「いたこ」の両方を回る(?)
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「道の駅・多古あじさい館」の前を流れる栗山川沿いの両側に植えられたアジサイが、見ごろを迎えています。
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外房に近い多古町では、昭和55年に2km以上に亘って川の土手に1万株のアジサイを植え、遊歩道・あじさいロードを造りました。
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アジサイは、もともと日本に固有の花でしたが、その形はガクアジサイとよばれているように、花弁の周囲にひし形の額がついたもの。
この日本のガクアジサイが欧州大陸に渡って、見栄えがするようにいろいろな花と交配が繰り返されて、現在のような西洋アジサイ(ハイドランジア)になりました。 -
アジサイの花は、土の酸度がひとつの要因となって花色が変化し、アルカリ性で赤っぽく、酸性で青っぽくなります。
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アジサイの花言葉は、強い愛情。そして色が7変化する事から、移り気とも言われます。
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見事なアジサイを楽しみました。
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この後は銚子に向かい、犬吠埼の「ホテルニュー大新」で昼食。
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大広間でビールも飲んで、ゆっくり食事。
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これが、5種海鮮丼と魚師のつみれ汁。
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昼食後、犬吠埼の燈台をバックに記念撮影。
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利根川河口にある銚子は、天然の良港として古くから海上交通の要所として多くの船舶が入出港していましたが、犬吠埼付近に岩礁・暗礁が多く、海流が複雑なため、かつては海の難所として多くの人命が失われました。
明治時代初期に灯台の建設が決まり、イギリスから灯台技師、リチャード・ブラントンを招いて明治7年に竣工し点灯したのが「犬吠埼灯台」です。 -
本当にここは、いつも荒い海です。
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お魚市場「ウオッセ21」で買い物。
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銚子から香取に来ました・・・これから「十二橋巡り」。
十二橋は茨城・潮来側の「前川十二橋」と千葉・香取側の「加藤洲十二橋」の二カ所にありますが、今回は加藤洲の方です。 -
利根川と水路を結ぶ「閘門(こうもん)」・・・閘門とは、水位の違う二つの川などの間を、船で行き来するために造られた施設で、パナマ運河が有名です。
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水面の調整が終わると、やっと前方の水門が開きます。
後ろの門が閉まって前の門が開くまで数分・・・水位の調整が終わり、いよいよ十二橋へ。 -
水郷は、読んで字の如く “ 水の郷 ” ・・・その雰囲気が残る加藤洲が誕生したのは江戸時代のこと。
利根川の下流に堆積した土砂が三角洲になって、新田開拓されたのが加藤洲・・・四方を水路に囲まれたこの地で生活する人の行き来のために橋が設けられたのが「十二橋」でした。 -
十二橋には名前が付けられており、こちらは「子育ての橋」。
サッパ舟が進む水路は、どこかの路地裏のような雰囲気です。 -
水路の幅は狭く、両側には民家などが普通に並んでいます。
これは「見返り橋」・・・川岸にはマツバギクが咲いています。 -
十二橋巡りは、両岸にアヤメが咲き乱れる中を舟が進むと思っていましたが、ちょっと残念。
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しばらく先の「与田浦」で、サッパ舟はターンして引き返しました。
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潮来側にある「前川あやめ園」で、満開の花菖蒲を鑑賞。
この碑は、橋幸夫のデビュー曲で昭和35年に大ヒットした「潮来笠」の碑・・・平成17年に、橋幸夫のデビュー45周年を記念して建てられました。
♪ 潮来の伊太郎 ちょっと見なれば 薄情そうな渡り鳥
それで いいのさ あの移り気な 風が吹くまま 西東
なのにヨ~ なぜに眼に浮く 潮来笠 ♪
因みに、私は橋幸夫と同じ歳です。 -
集合写真の後は・・・
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各自で好きな花をパチリ・・・
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アヤメ・カキツバタ・花菖蒲の違いは、何回聞いても忘れてしまいますが、見分け方のポイントは「花びらの付け根」。
【アヤメ】花弁の根元が白と黄色、網目模様がある
【カキツバタ】花弁の根元に白い一本の線
【ハナショウブ】花弁の根元が白と黄色、模様なし -
茨城県潮来市に1976年に開園した園内には、約500種・100万株のアヤメ(花菖蒲)が植えられ、白・紫・黄と色とりどりの花が咲いています。
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ツアーの最後は、潮来市にある1804年創業の「愛友酒造」で酒蔵見学と試飲のお楽しみ。
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最初に酒蔵見学・・・スタッフの方が丁寧に説明してくれました。
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色んなお酒を試飲して、お土産も買って、いい気分で帰路へ。
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酒蔵横の自宅に咲いていた、八重咲の綺麗なクレマチス。
梅雨時の千葉~潮来を、仲間と楽しく過ごした1日でした。
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