2013/03/27 - 2013/03/27
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Iguchi Yutakaさん
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2013年の第65回辰野ほたる祭りを前に,3月27日に松尾峡を訪れた。
私の,岡谷市生物科学研究所としての,長年のフィールドワークの地でもある。
松尾峡は,明治時代から「ほたるの名所」として知られたゲンジボタル生息地であった。
ここが1960年に長野県天然記念物に指定された当時は,文字通り,そこは昔から住んでいた天然のゲンジボタル生息地であった。
しかしそれ以後,観光用ホタルを増やすため,県外から外来ゲンジボタルを大量に移入し,放流増殖した。その結果,松尾峡に本来いた在来ゲンジボタルが絶滅してしまい,現在の松尾峡は,遺伝的特長も,発光周期も異なる外来ゲンジボタル集団の一大養殖地となっている。
しかし,観光事業優先のため,現在もなお,周辺に残る在来ゲンジボタルへの影響も考慮せず,ホタル移入の歴史やその悪影響を観光客には伏せたまま「ほたる祭り」を継続している。
繰り返すが,ここのゲンジボタルは外来種なのである。そのことを多くの観光客も心に刻んで欲しい。
- 旅行の満足度
- 1.0
- 観光
- 1.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- 自家用車
- 旅行の手配内容
- その他
-
イチオシ
松尾峡は明治時代から「ほたるの名所」として知られています。
しかし,ここが長野県天然記念物の指定地となった後,観光用に県外から大量にゲンジボタルを移入し,結果として,地元に本来生息していた天然記念物指定当時の貴重なゲンジボタルは絶滅に追い込まれました。したがって現在では,ここのゲンジボタルは全て外来種となっています。
辰野町は,この移入の歴史的事実も,生態破壊の現状も,観光客には伝えないという方針のもとで,ほたる祭りを継続しています。
なお,しばしば誤解されるのですが,ここのホタル自体は天然記念物ではありません。ホタル生息地としての場所が天然記念物なのです。したがって現在では,天然記念物指定地に外来ゲンジボタルが生息しているということになります。
ほたる鑑賞自体は楽しんでほしいと思いますが,その背景にある観光事業としての生態破壊の歴史や現状も心に刻んで,ここを訪れて欲しい。
参考
辰野の移入(外来)ホタル 生物多様性の喪失へ
http://www.ab.auone-net.jp/~biology/Tatsuno.htm
長野県辰野のホタル再考: 観光用の移入蛍で絶滅した地元蛍 松尾峡ほたる祭りの背景にあるもの
http://note.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/n43312
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