2013/10/04 - 2013/10/04
301位(同エリア385件中)
おるがんさん
2013年10/3(木)〜10/7(月)鹿児島&宮崎の旅(2)
鹿児島市内観光の続きです。
鹿児島・宮崎(1)---目の前で桜島が噴火!灰で真っ白な鹿児島の街を歩く
http://4travel.jp/traveler/m-oruga/album/10820805/
- 交通手段
- 高速・路線バス 船 徒歩
PR
-
桜島噴火を目の前で見れた僥倖にテンション上がったまま、庭園内を見てまわります。
-
正門出てすぐのところに線路が。
ちょうど特急がやって来ました。
「特急きりしま」。明日はこれに乗って宮崎へ向かいます。 -
敷地内には、あちこちにこんな立て看板が。
-
なるほど、これは時代劇にはベストなロケーション。
でもちゃんと地元で撮影する辺り、NHKの色々な(主に観光関係への)配慮を感じますな。 -
ここら辺を歩いている間、誰ともすれ違わず、辺りは静まり返ってました。
そこに突然、これが水の重みで動いて「カコーン!」と。思わずビクッ!
ししおどしの何倍かの音量で、鹿じゃなくても驚くっちゅーねん。
どうも風流の為ではなく、これで穀類を搗くという実用目的のものらしい。あービックリした。 -
レストラン近辺は中国からの団体客もいたりして賑やかでしたが、ここまでは誰も来ません。
-
近くにあったお茶屋さんで抹茶をいただいてしばし休憩。こちらも貸切状態。
-
目の前には鹿児島湾そして桜島が見えますが、庭園の裏手には山が迫ってて、湧き水とそれをまつる祠や、こんな疏水の風景も。
-
ここは孟宗竹発祥の地、なんだとか。
沖縄から運ばれてきた孟宗竹を、初めてこの地で加工用に竹林栽培を始めたんだそうで。 -
なかなかワイルドな池もありました。
広い庭園なので、ところどころに庭師の方もいらっしゃるんですが、皆さん私が横を過ぎる際に「こんにちは」と挨拶してくれるのが、何だかすごくほっこりしました。いいなぁ鹿児島。なんかすごく良いぞ。 -
庭園の一番端っこまで歩いてきました。最高の借景だなぁ。さすが島津の殿様やるぜ。
-
何かの御屋敷の石垣跡?と思いきや、なんとこちらは水力発電用のダムの跡なんだとか。ビックリ。
-
こちらも篤姫の撮影に使用。そう言われればなんか瑛太が駆け下りてた場面があったような…。
-
まぁこの写真じゃ見えないだろうとは思いますが、御殿の庭から望む裏山の斜面に、文字が書いてあるのを心の目で感じて下さい(無責任)。
山の緑色の斜面の一部が、縦に細長く切れ目のようになってる部分です。
断崖絶壁の岩を削って、「千尋嶽」の文字を刻んであります。
肉眼では何とか文字が読めました。
中国の庭に見られる趣向を真似たんだとか。 -
御殿の横には、琉球国王から贈られた「望嶽楼」という建物が。
ここから、先ほどの断崖に刻まれた文字を眺めたわけですね。 -
言われてみれば、どことなく沖縄っぽい。
-
御殿の前には、ものすごく立派な松の木が佇んでました。
歴代の島津家殿様も同じ木を愛でたんだろうと思うと、不思議な気分。 -
時間が合えば、御殿の中を案内してくれるガイドツアーに参加してみるのも良いかも。
-
私は外から覗き込んでみただけで満足。
-
御殿の入り口にはこんな南国っぽい植木も。
-
御殿の前のこの門は、白い錫製の屋根に朱塗りというかなり珍しい造り。
-
レストランの脇に、小さな鳥居が。
-
おまつりしてあるのは、その名も「猫神」。
朝鮮出兵の際に連れていった猫をおまつりしてあるらしい。
(説明には「従軍」てあるのが、ちょっとおかしい)
とりあえず名前にあやかって、我が家の二匹のにゃんこの無病息災を祈願。 -
なんで朝鮮なんかに猫を連れて行ったかというと、猫の瞳の細さで時を知るため…って、いくらなんでもこじつけだろうそれは。興奮しただけで黒目くりっくりになる生き物だぞ奴ら。
単にお殿様が猫好きだったんだろうと推測。
あのもふもふは数日触れないだけで禁断症状起こりますからねわかります。 -
時刻は既に1時過ぎ。
このお庭の名物「両棒(ぢゃんぼ)」のお店を発見。よし行ってみよー。 -
確か300円ほどでした。
みたらしのような甘辛い醤油味と愛知県人にはおなじみの味噌味。
ボリュームたっぷりのようですが、一つのサイズはそれほどでもなくて厚みもないため、ぺろっと完食できました。無料サービスのお茶が美味しくておかわりしちゃった。 -
お団子食べながら眺めた南国風の植栽。やっぱり全体に灰をかぶって白っぽくなってます。
-
お土産屋さんをしばし冷やかす。
さつまあげのことを地元ではこうやって「つけあげ」と呼ぶらしいですが、私が行ったのは観光客が行くようなところばかりだったためか、さつまあげ表記しか見かけませんでした。唯一見たのがここ。 -
こちらは尚古集成館。
時間があったら見ようと思って結局戻れずじまいでした。
島津斉彬が築いた機械工場&研究施設。なかなか面白そうだったのに残念。
次また来れることがあれば優先的にここに来たい。 -
薩摩切子のギャラリーです。
薩摩切子は、その色で値段が違うんだとか。
紅、藍、緑、黄、金赤の5色に、最近生み出された島津紫が加わって現在6色。高い順番は忘れました。確か青系より赤い方が高かったかと。
死ぬまでに一個は手元に置いておきたい逸品。お洒落な水差しとグラスなんかを枕元に置いてみたりしたい。 -
ギャラリーの裏手には工場があります。
-
今まさに薩摩切子が生み出されているところ。間近で見学できます。しかも無料。必見!
-
今までガラス工場の見学は、ガラス越しのものしか経験なかったため、こんな竈の熱すら伝わるような間近で見れたのは初めてです。当たり前ですが、すごい臨場感!
-
吹き抜けになってて、さすがにこの季節には多少風が通りますが、真夏は地獄でしょうね…
-
駐車場の脇には、昔の窯の跡が。
-
洋風の外観に瓦屋根、島津家の家紋、というセンスがなんか良いです。
明治村にあっても違和感なし(こら)。 -
異人館。有料だったので、写真だけ。
-
さて、再びまち巡りバスに乗って、フェリー乗り場まで来てみました。
時刻は3時頃。どうしようかな、と思ったけど、明日がどうも雨っぽいので、天気がもってくれそうな今日のうちに、桜島まで渡ってしまおう!と思い立つ。
料金は後払いらしいので、この時停まってたフェリーに飛び乗ってみました。
しばらくして出発。このフェリー、なんと24時間運航らしいけど、ほんとにそれでモト取れるんだろうか…。ちなみに片道150円でした。 -
フェリーターミナルから桜島までは、ほんの15分ほど。
船中、テレビで流れてたワイドショーで、まさに桜島噴火のニュースをやってて、乗客一同苦笑い。こっちの人にとってはほんと日常茶飯事なんだなー。 -
桜島でもせごどんがお出迎え。
フェリーには何人か人が乗ってますが、あまり観光客っぽい人はいません。
地元の中学生とか作業着のおっちゃんとか。
そこへカメラをぶら下げてのこのこ現れたもんだから、フェリー乗り場付近にヒマそうに待機してたタクシーのおっちゃん達の「乗ってよ」猛攻撃を振り切るのが大変でした。
もう時間も遅いしね。すみませんが、ちょこっと歩いてまわって、「桜島まで行ったぞ」的満足感に浸ってみるだけにしとこうと思います。 -
フェリー乗り場出てすぐの観光案内の標識に、可愛い営業部長がお待ちいただいてました。なんつーベスポジにいやがるんだオマエ。
-
近付いてきました。妙に人懐っこい。確か他の方の桜島旅行記でも見かけたぞ、この営業部長。
-
「えー、いっちゃうのー」と言わんばかりの眼差しに抗いつつ、先へ進みます。ゴメンねー。
-
恐ろしいことにジャンジャンバリバリ営業中でした、このパチンコ屋さん。
-
個人的には、その隣の「2Fスタジオ」の方が気になる…。
-
月読神社というらしい。ちょっくら行ってみるか。
-
火山灰に埋もれんばかりにしてひっそりとお社が佇んでました。誰もいなくてちょっと怖い。
-
神社の脇にある展望台へ上ってみました。先ほど吹き上げたばかりの噴煙がまだ中空を漂ってます。
-
海側〜
-
何だろう、これ。初めて見た。
-
鳥居に書かれた文字は、神社らしからぬ可愛いゴシック体。
-
さらに歩いて、海岸へ出ました。
明らかに溶岩だよね、これ。うひー。 -
ここにも数匹の猫たんが。すれ違う島民よりも、すれ違うお猫様の数の方が多いです今のとこ。
-
足湯があったので、しばらくつかってのんびりしてみた。けっこう歩いたんで気持ち良い〜〜。
私の横では、フランス人のカップルが、お猫様の機嫌を一生懸命とってました。
猫に話しかけるのにフランス語って妙に合うなぁ、と気付いた。 -
帰り道でもやっぱり猫とすれ違い。
-
ほんの小一時間ほどでまたフェリー乗り場へ戻ってきました。
もうね、灰がすごくて色々限界。一刻も早くシャワーが浴びたい。
特産のびわ茶を買ってみましたが、口の中も何だかじゃりじゃり気持ち悪くて、持って帰ってホテルで飲みました。ちなみに180円なり。なかなか強気の価格設定。 -
中国語と韓国語でウェルカムメッセージ。実際、すれ違う観光客は中国人の方が多かった。ちょうど中国の連休の時期だったしね。
彼らにはどこ行ってもほんとイヤな思いしかしないんだけど;;肘で押し退けられたり、間近で大声出されたりってことが今回の旅の間は無かったので、まぁ良いです。仙巌園で桜島噴火の写真を撮ってたら、シャッター押してくれ攻撃を5名(!!)ほどのチャイニーズにくらったぐらい。わ、私も写真撮ってるとこだったのに;;;でもこれも日本の貴重な自然と文化を伝える良い機会、と思って、笑顔でカメラを受け取りました。 -
フェリーは頻繁に行き来してます。今度は灰の被害が少ないレンタカーでちゃんと見て回りたいと思います、桜島。
-
さて、またもや「まち巡りバス」に乗って天文館へ戻ってきました。
このバスと「シティビュー」は、ほんとに頻繁にまちを巡ってて、待ち時間もほとんどなくてめちゃ便利だった。これを使えばタクシー要らず。
結局、観光案内所のお姐さんのアドバイス通り、来たバスに飛び乗って、本日のバス代計660円。2社の一日バス券を買うより安かった。 -
鹿児島2泊目のお宿は「サンデイズイン鹿児島」。天文館のメイン通りから1本裏手に入っていったところにあります。便利だけど、少々うさんくさい感じの通りです…。
-
自分の部屋に入り、バスルームの扉より一歩も奥に足を踏み入れないまま、まずはシャワーを浴びて火山灰を流し落としました。あー生き返る…;;毎日こんな生活じゃあ、地元の人はほんとに大変だ。
-
時刻は夜の7時過ぎ。
お昼ごはんはお団子のみだったため、鹿児島の名物を食べに出掛けたいところ。
でもまたあの灰の中に飛び出して行く気力が…。
しばしの逡巡。やっぱりせっかくの観光旅行。行かなきゃもったいない。
観光案内所でもらったパンフで、なるべくホテルから近くて良さげなお店をチェックし、えいっと思い切って外へ出ました。
この時間はもうだいぶ降灰が収まってました。昼間の噴火は、風向きでどこか違うところへ流れていったらしい。
それでも外に出てる時間はなるべく少なくしたくて、駆け足で向かったのは、「白鹿」というお店。
お通しの自然薯が、箸で余裕で持ち上がる粘りがあって感動。これは期待できそう。 -
「黒豚しゃぶしゃぶサラダ」。
予想外の量でどどーんと出てきた。
う、うめー!黒豚とろける! -
こちらは味噌おでん。
頼んだのは、大根、竹の子、トンコツの3つ。
トンコツ、っていうよりもはやチャーシュー。骨はどこ。
くたくたに煮込まれた具に甘い味噌がよく染みてて、まぁ写真見てもらえばお分かりと思いますが、めちゃうまでした。これは良いわー。 -
さすがの焼酎メニューの充実っぷり。
でも地元なのに、いまいちお安くないのね、と思いつつ、せっかくなので森伊蔵を頼む。 -
そしたら何と、こんな急須になみなみと入れられてきた。コップ1杯の値段じゃないんかーい。
ロックでも3〜4杯はあった。ちょ、めちゃめちゃお値打ちじゃないか。
おひとりさま女子がカウンターで手酌でぐびぐびいってたら、なんか色々心配されて(笑)、お店のおばちゃんがなぜか絵葉書くれた。昼間見た西郷さんの銅像とかの写真の、なかなか豪華な6枚組。ありがとうー。
良い思い出とお土産がもらえた天文館の夜でした。
(続く)
この旅行記のタグ
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
この旅行で行ったホテル
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
0
66