2013/10/05 - 2013/10/06
936位(同エリア1344件中)
しむさん
1泊2日、長患いせず、「ぴんぴん、ころり」と逝きたいという願いを叶えてくれるという、
「会津ころり三観音」巡りの旅に行ってきました。
事情により、二観音巡りとなりましたが、いずれもまだまだあまり知られていない、名刹です!!
- 旅行の満足度
- 5.0
- 同行者
- 家族旅行
- 交通手段
- 新幹線 JRローカル
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
大宮駅8:34発のやまびこで一路郡山へ!
まずは磐越西線で郡山から会津へ向かいます。
と、そのまえにいろいろ検討した結果今回は移動が多いので、
旅の相棒に「会津ぐるっとカード」を入手。
会津エリアのJR、会津鉄道、バスが乗り降り自由になり、
飲食店等で提示すると割引も受けられるというカードです。
お値段2600円。
ちなみに、郡山〜会津若松の磐越西線は猪苗代から先が無料エリアなので、郡山〜猪苗代間はあらかじめ切符を買ってカバーします。
便利なカードですが、郡山駅ではみどりの窓口でしか買えないのがちょっと不便。。。
新幹線→磐越西線の約20分の乗り換えで、みどりの窓口にしばらく並ぶことになり、9:44の磐越西線に乗るために猛烈ダッシュをする羽目になりましたとさ・・・。
コンビニやJTBでも購入できるので、使う場合はくれぐれも事前の購入を・・・。
電車に駆け乗り、会津若松へ!
天気が悪くて磐梯山があんまり見えなくて残念。
晴れてれば車窓の外に圧倒的な存在感で見えていて、それが大好きなのですが。 -
会津若松からこの日の目的地・会津坂下へ向かうまでのあいだ、時間があったのでお昼ご飯は「満田屋」へ!
味噌屋さんで、囲炉裏で焼きたての田楽を♪
本当においしいお味噌の味がして満足。
家で田楽ってなかなかできないですからね。。。
そのあとは電車の時間までちょっと余裕があったので、
末廣酒造さんでお酒を見たり阿弥陀寺さんに寄ったりと寄り道しながら、七日町駅へ。
予定通り、13:12七日町駅発のJR只見線に乗って、
本日の目的地・恵隆寺 立木観音を目指します。 -
会津坂下から歩くこと30分・・・
途中、ちょっと遠回りしながらも、なんとかたどり着きました!!
会津ころり三観音のうちのひとつ、立木観音の恵隆寺。
パンフレットによれば、「柱に抱きつき願えばどんな願いもコロリとかなう」と。
大同3年(808)、弘法大師が彫った仏像だとか。 -
こちらが、観音菩薩をおまつりしている観音堂。
外から覗くと絵の描かれた大きな幕が吊るされています。
拝観料300円を払って中に入ると、
お坊さんがその幕をあげてくれます。
幕のうしろには二十八部衆と雷神・風神を従えた、巨大な観音様が。
見えた瞬間、もう言葉を失ってしまいました。 -
立木観音参拝後は、塔寺観音まで歩き、そこから只見線で会津若松に戻ります。
お寺から歩いて20分ほどとのこと、歩くのはそれほど苦ではないのですが・・・
地図でだいぶ近くにきたな、と思っても駅が、ない。
電車の時間は迫る・・・だんたんパニックになってきました。
まさかと思いながら、車道から横に入った林道のような道を進むと、そこにひっそりと駅が・・・!!!!
うーん、なんでも常識やイメージで考えてはいけませんね。
なんにせよ、この1本を逃したら次は1時間先・・・
無事、16時29分塔寺発の只見線に乗ることができました。
熊出没注意の無人駅。
駅の近くで「あれ・・・?」と迷った人は、
迷わず山のほうに入る道を進んでくださいね!
その先に駅はあります。 -
さて、無事に会津若松に戻り、
ホテルにチェックインし、夕食は七日町近くの
「田事」へ。
わっぱ飯のお店です。
料理旅館ですが、予約なしでもお食事できました。
木の香りがするわっぱ飯はご飯がふっくらで幸せ。
お酒もぴったりです♪
写真の栄川徳利はお持ち帰り。 -
この日は、市内をめぐるバス「はいからさん」と「あかべえ」が夜間運行をしているということで、
食事の帰りに鶴ヶ城に寄り道。
特別なライトアップではないようですが、
やっぱり夜見てもきれいです! -
さて、旅行2日目は朝から磐越西線!
目的地は西会津の如法寺、鳥追観音です。
早起きして、8時14分会津若松発の磐越西線に揺られ、
野沢駅で降ります。
ここからお寺までどうしたものか・・・と思っていましたが、
結局駅前から西会津町民バスを利用。
レンタル自転車もありますが、
途中、山をちょっと登るので、
バスのほうがいいでしょう。。。 -
いよいよ、この旅ふたつめのころり観音、
「如法寺」に到着!
このお寺の御堂(写真)手前が東、
御堂の向こうが西。
東から入って、お参りをして西に抜けると、
西方浄土に生まれ変わることができる、という御堂です。
普通は正面に御本尊があることが多いものですが、
このつくりは初めて見ました。
如法寺では、お正月の除夜の鐘を撞いているとのこと。
雪深い季節ですが、
一度こんなところで除夜の鐘を聞いてみたいものです。 -
さて、帰りも予約しておいた町民バスに乗り、
11時10分、野沢駅をあとにしました。
電車は山のなかを走り、景色は最高です。
紅葉の季節はすごいんだろうなあ・・・。
前日に乗った只見線もそうでしたが、
ガタガタとした電車らしい揺れの心地よい、
電車旅の気持ちを満喫できる車両です。
こんどは、この路線を使って会津から新潟に抜けるか、
新潟から会津のほうへ来るか、
そんな県境を越える旅もしてみたい。
さて、電車は喜多方駅を通るので、
どうせなら喜多方ラーメンを食べよう・・・
ということで、喜多方で途中下車。
駅からすぐの桜井食堂で「蔵らーめん」。
ショウガの千切りが入っています。
レトロな味でほっこり。
本当は喜多方の熊野新宮の長床も見たかったのですが、
これは駅から7キロ。タクシーならすぐなのですが、
今回は断念。
あらためて見に行きたいです。
12時36分、喜多方発。 -
その後、一度会津若松で電車を降り、
14時14分に郡山に向けて会津若松を出発。
さようなら、会津若松。また雪の季節に来たいなあ。すぐだけど。
さて、旅の最後の目的は、
郡山のクリームボックス。
JR東日本の冊子で紹介されているのを見てから、
一度食べてみたかったのです!
ネットの情報で調べたところ、
駅から徒歩で行けるのは、市内の大友パン店。
駅から歩くこと15分、念願のクリームボックス購入♪
ほんとに、パン屋さんに売ってるんですねえ。
さっそく、帰りの新幹線でいただきましたが、
懐かしい自然な感じのパンのうえに優しいクリームがふわっと乗っていて、おいしかったです。
パンの厚みがありますが、食べられちゃう。
クリームボックスは郡山市内のパン屋さんには置いてあるそうなので、ほかのパン屋さんのクリームボックスにも、いつかお会いしたいものです。
――――――――――――――――――――――――
なんだか最後は食べ物の話になってしまいましたが、
こうして、1泊2日、会津ころり観音の旅は無事に終了。
やっぱりマイカーがないと、目的のお寺までの移動、
また電車を1本乗り過ごすと次に1時間〜2時間あいてしまい、
大幅に計画が狂ってしまうなど、不自由は多いです。
それでもやっぱり、音といい、景色といい、電車の旅は、旅らしくていいものだなと、しみじみ思いました。
地元の方とお話しするような機会もこういう旅のほうが多い気が。
会津の観音霊場はこうしたアクセスの不便さもあってか、
あまり観光地かされていない印象で、
いずれのお寺もそれほど混んでいなかったですし、
それぞれとても興味深いものをゆっくり見ることができます。
「ぴんぴん、ころり」に惹かれる方にはぜひ、おすすめしたいと思います。
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
0
11