ヤバいぞ、ドバイ！part4＜第２日目の市内観光編＞

2013/02/15 - 2013/02/19

前年マルタへ行く際に利用したエミレーツ航空がドバイを経由でしたので、乗り継ぎの間の数時間を空港で過ごしました。
「なんじゃ、こりゃ！」、その規模とゴージャスさとに圧倒されて、此処は改めて来てみなきゃ。そう思って実現したのが丁度１年後。
高校の後輩のJちゃんが「久しぶりに遠くへ出かけたい」って声かけてくれたのをきっかけに、てかカタール航空の３日間だけのキャンペーンに乗っかって、お安く航空券ゲットしました。それならそんなドバイでも格安ツアーより絶対安くて、盛り沢山で、充実した自由な旅行にしようと・・・
で、出かけた結果、現地たった2泊でしたが、内容の濃ぉ〜〜〜い旅行が出来ました♪


航空券往復　　３６０００円。
燃油・諸税など３４４６０円。
両替した金額　４２０００円（うち２０００円余り）。
宿泊代（２泊）１００００円。

クレジットカード類は一切使用せず。
あ、行きのドーハで手持ちの１０ユーロ使いました。

エリア ドバイ(アラブ首長国連邦)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5
• ホテル: 2.5
• グルメ: 5.0
• ショッピング: 4.0
• 交通: 4.0

• 同行者: 友人
• 一人あたり費用: 10万円 - 15万円
• 旅行の手配内容: 個別手配

「何処で朝ご飯を食べようか？」
丁度７時にホテルを出てメトロの駅に向かうと、道の反対側にもう人が出入りしてるレストランらしき店。
男の１人客が相席しながら座ってるローカルなインド料理の食堂だった。
だから自分ら女２人が入って行くと一斉に注目浴びた（久しぶり）。
４人のテーブルを１人で使ってたオジサンに相席させてもらったけど、メニュー何処にも無いんだよ。
誰かのを指差さなくっちゃ、と思ってると、お店のオジサンが「パンか？ライスか？キーマか？」って感じで唱え始めたんで、んじゃ目の前のオジサンが食べてる丸いトルティーヤみたいなナン（と同じ素材）を指して、「これ２つとキーマ（鶏ひき肉）１つ」って注文すると、「ダール（ひよこ豆）もか？」って言うんで、「じゃ、それも」で決定。
「飲み物は？」「ティー」、でチャイが来た。
皆右手だけで食べてるからさ、理らも左手使っちゃヤバいかな？と悪戦苦闘しながらも、美味しいカレーの朝食には大満足（ついでに２人で１４Ｄ、１人２００円弱って値段にも）。

やっぱ地元の人が足繁く出入りしてるトコは安くて美味しい☆

またレッドラインからグリーンラインに乗り換え（まだその２路線しかない）、バスターミナルも在るはずのアル・グバイバ駅下車、シェイク・サイード邸へと歩く。
でもさ、此処でもドバイモール同様、駅の周りに何にも無いの。しかも何処へも遠いしさ。
メトロは安くて移動に便利では有るけれど、駅の場所、その周辺もうちょっとどうにかして欲しい。
新幹線の新富士や岐阜羽島で降りた気分、って言い過ぎか（新幹線は高いからもっと始末が悪い）。

広々として綺麗なのは、とても素晴らしい事だけど、物には限度ってモンが有る。マジで何も無い駅前。

現首長のお爺ちゃんが死ぬまで住んでたシェイク・サイード邸はクリーク沿いに在った。
その並びにヘリテージ・ビレッジや新しくオープンしたばっかりのアート何とかって見所も有ったけど、見てられる時間無く前を通過しただけ。

外から見ると窓が少なくて小さい、ちょっと監獄っぽかったような・・

入り口

邸内で一番目を惹いたのはこれ、黒い消火器。

時間が許せば、此処でゆっくりしたい感じ。
でも、中は殺風景。

そうそう、肝心の邸は博物館みたい。中庭（何も無い）を囲むようにグルッと回廊、其処に部屋がいっぱい在って、入ってくと自動的に電気点く。
次は何の部屋でしょう？ってドキドキしながら開けてく感じ、ってのはオーバーか。
「となりのトトロ」のメイが新しい家に引っ越して来た時みたいな気分になった。けど遊んでる場合じゃなく、貴重な政府の古文書やお偉いさんの手紙とか時間かけて読んでくのも面白かっただろうな。

此処からジュメイラ・モスクへの移動がまた一苦労。タクシー居ないんだもん。
一番近い大通りは車両専用道で、とてもじゃないけど車停められない。しかも反対方向だし。
んで、バス停みたいなトコに立ってるオジサンに「タクシー何処で捕まえれられる？」って聞いてみた。
すると、「こっちは？」ってその通りの先の引込み線みたいなトコ教えてくれて、
オジサンも一緒に立って待っててくれちゃう。
けど、其処も来ないよ。
ダメって判ると、「向こうの交差点まで行けばショッピングモールも在るし、行けばタクシー常駐してる」って。かなり遠いけど、仕方無い。
付いて来るって言うか、先に立って歩いてくれるんだよね、そのオジサン。
「ドバイは好きか？」って聞かれた。皆聞くの。けどさ、ドバイに居る人相手に「嫌いだよ」とか「そうでもない」って言えないじゃん。ドバイ気に入ってるけどね、実際。
そういう答えの決まってる質問されるのあんまり好きじゃない。だから「俺の事、好き？」「私の事、好き？」って尋ねるのは愚の骨頂だと思っちゃう。聞かれたらドン引きだよ。
で、結局オジサンはタクシー乗り場へ連れてってくれた、
実はそのオジサン、タクシーの運転手だったの。だから赤だのオレンジだの停まってる中、顔馴染みらしいオレンジの車に乗れって言った。
「ジュメイラ・モスク行って。但し、その前にユニオンハウス経由してね。」
そう言うと、「１３年ドバイで仕事してるから任せとけ」だって。
なのに、いきなりモスクまで連れて行かれちゃった。３０Ｄちょっとになったんだよ、高いなと思った。

９：３０am到着。１０：００amのオープンまでまだ時間有ったから、ユニオンハウスまで約１ｋｍを歩いて戻った。
Ｊちゃんはユニオンハウスの旗の写真を撮るのをずっと楽しみにしてたの。何でもメッチャ大きいらしい。自分的には、たなびいてないから良いかな、と。

さて、ジュメイラ・モスクに非イスラム教信者が入れるのは、火、木、土、日の１０：００amからだけ。
理の滞在は月曜深夜までだから、今日日曜を逃す訳には行かなかった。
で、欧米人の列に混じって２０Ｄを喜捨（一応入場料とは言わない）。

モスクの中へ入る前に、イスラム方式に則って、見学者（一部）も３度洗うって儀式を水道使って実演させられた。顔、耳、手、足、皆３度ずつ。
「はい、其処の方」って感じで指名されて、皆の前で実演。欧米人はこういうの好きだよね。

それから全員靴脱いで、女性は髪を覆って、モスク内部へ。
う〜〜ん、意外とシンプル。欧米の装飾たっぷりの教会から比べると何も無い単なる祈りの場って感じ。勿論天井のドームは大きく、細かい彫刻も施されてはいるものの、絵画も無いし、像も無いし、質素とさえ思えてしまう。

イスラム教の詳しい事は此処では書かないけれど、男女を性差でひたすら区別するのが不思議と言うか、自然と言うか・・・宗教に関してはノーコメントとします。
チャドルをまとったイギリス人女性があれこれ解説してくれて、アラブっぽい見た目の男性が礼拝の仕方を実演した。
１時間余りでイベントは終了。

１日に５回だか６回だか、決まった時間にお祈りする、そのタイムスケジュール。やたら半端な時刻じゃない？

次へはタクシー移動の予定なんだけど、周囲の写真を撮ってるうちに、モスク前に停まってたタクシーは皆消えた。

大通りの反対側のショッピングセンター前でタクシー待ち。流しは走ってるけど空車が来ない。
ようやく停めたタクシーは黒屋根。
「ブルジュ・アル・アラブをビーチから見たいんだけど」ってリクエストに、「良く見えるトコ知ってるから」って走り出す。ホントかな？

また「ドバイは好きか？」から始まって、「日本人じゃないと思った」って、此処でも言われた。
「え〜〜っ、何処が違うの？」
その答えは、まず喋り方（デカい声だし、言葉遣いが乱暴だし）。んで服装の感じ（マジど素ッピンだしダサいよ、ごめん）。
要はもっとお洒落で控え目なのが日本人女性って事なのね。
皆さん、すみません！自分がイメージ壊してしまいました。
それから、あの島は日本と中国どっちのモンだ？って話を振られた。そりゃ紛れも無く日本固有の領土だよって力説しといたよ。ちゃんと理由を説明したから、納得してくれた（と思う）。

んで、ビーチ。うわぉ、きれ〜〜〜〜っ！海透明。

狭いからかなり混み合ってて車停めとくスペースあんまり無かったけど、「写真撮る間待っててよ」ってお願いした。「１０分くらいで戻るからね」って砂浜へ。
あのヨット型のブルジュ・アル・アラブが左手に、まるで海に浮かぶかのように見える。mixiのマイミクさんに見せてもらった写真と同じ。
ペルシャ湾の波に手を浸す、これがドバイでやりたかった事（の１つ）。

でね、１つ疑問に思ったのは、モスク前からビーチまでの距離ってアル・グバイバ駅からモスクまでの倍くらい有るんだよ。なのに、ビーチで停まった時点でメーター３０Ｄ未満だった。時間も関係してるとは思うけど、今回メーターの動きがずいぶん遅いって感じたの。
だって待ってもらった後にモール・オブ・ジ・エミレーツってショッピングモール（見ず）のメトロ駅まで行って、ようやく４０Ｄ越したんだもん。
これなら安いよね（ってか、さっきのが高い）。思わずチップ弾んだよ。
何でだったんだろ？

其処からランチとカルフールに寄るつもりでシティセンターへレッドラインで一直線。

この辺りは地下鉄が地下を走ってなくて眺めが良い。

ビル林立。
前日の歴史的建造物保存地区やスークとは全く趣きが違う。

またまたまた、シティセンター駅からシティセンターのフードコートが遠い。毎回毎回ようやくたどり着いたって気にさせられる。


マック、バーガーキング、サブウェイには目もくれず、中華？コリアン？タイ？インディアン？イタリアン？天ぷらもケバブも有るよ、フードコート。
でも理は迷わずメキシカン。
ドバイの凄いところは食べ物が美味しい事。何でも有るし、食の世界一周出来ちゃうね。

フードコートだし、ランチスペシャルとかってメニューを選択したせいも有って、飲み物付いて１人２４Ｄだったかな。

ホントはシティセンターからホテルまで歩いて戻ろうと思ってたの。１.５km弱だったし。けど、メトロの駅までいい加減歩くのを考えると、１駅でも乗っちゃえって事になった。シルバーカードの残りは１.８D、足りるかな？
そしたら何とピタリ賞。つまり１駅なら５０円もしないって事。それならやっぱ使うわ、メトロ。
気を良くしてアル・リッガ駅から歩いてホテルに戻ったのが２時過ぎ。
３：３０のサファリのお迎えまで１時間以上有るから、翌日のハッタ行きツアーを調べて予約しようって算段してた。
まず街を見て廻っての進捗状況で、ハッタに行くかどうかを判断するって事に決めてたから。

夕べの部屋はベッドが１つだったから、今日は替えてもらうって約束でスーツケースを朝のうちにフロントに預けてたの。
そしたら、「やっぱり他の部屋は空きません」だって。
「何だと、ふざけんなよ！約束が違うだろ。」
きつ〜〜く文句を言うと（当たり前だ）、「キングサイズのベッドを２つに分けます」だと、。
そんな事出来るんなら昨日のうちにやっとけや〜〜！
んじゃ、帰って来るまでにお願いね、ってスーツケースを部屋に戻そうとすると、カードキーが機能しない。
そんなこんなでまだ理がフロントでバタバタしてるうちに２：３０。
「サファリ」って兄ちゃんが現れた。
え〜〜〜〜っ、もう？