2013/09/13 - 2013/09/21
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さんちょくさん
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プノンペンを出発し、バッタンバン、パイリンを経由してカンボジア:プラム、タイ:バンパッカード国境を通りバンコクへ向かった旅の記録です。
(3)は旅のクライマックス、パイリンの国境を越えてカンボジアを出国しタイに入国します
- 旅行の満足度
- 4.0
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-
今回のカンボジア旅行の目的は、パイリン国境を超えること。
島国の日本には陸続きの国境がありませんが、初めてカンボジアを旅した際に通ったカンボジア・ベトナム間のバベット国境を通過するときの高揚感から、陸路国境の虜になってしまいました。
前回の旅ではカンボジア―ラオス、ラオス―タイの国境を超えましたが、いずれも旅行者にとって比較的メジャーなルートだったこともあり、次はもっとマイナーなルートに挑戦してみたいと思っていました。
そこで今回ポイペト経由でもコッコン経由でもなく、パイリン経由の国境越えをやってみようと思ったのです。
旅立ちの朝、パイリンルビーゲストハウスから見える隣の小学校の様子です -
今日は朝から雨。
市場の前には大きな水たまりができています。 -
同じ国境の街でも前回滞在したストゥントレンでは朝早くから市場は賑やかで、道は地方から通勤するバイクでにぎわっていたんですが、パイリンはいたって静かです。
普段から静かなのか、雨の日だったからたまたまだったのかは不明です。
宿に戻り、国境へ行きたいんだけどどうしたらいいか聞くと
バイクタクシーかタクシーで、とのこと
ネットの情報ではパラマウントの国境行きバスが午後にあるようですが、この日のうちにバンコクまで行きたかったのでタクシーで行くことにしました。
国境まで近いしいいだろうと思っていましたが、後々振りかえると格安旅行者向きではない選択になりました。 -
雨と強い風の中、国境へ進みます。
パイリンの街から国境までは約17?、タクシーで25分くらい、10ドルかかりました。
タクシーをシェアするという選択肢もありますが、後にも先にも国境を越えようとする観光客の姿は見えなかったので貸切でも悪くない選択だったと思います。 -
降りしきる雨の中、晴れていたらより一層美しいであろう景色を目に高原ドライブです
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パイリンはカンボジア有数の地雷埋設地帯です。
道路を通行する分には問題ありませんが、むやみに探検するのは危険です。
あの山の麓にも多数の地雷が埋まっているのでしょうか。 -
パイリンの街を出発して、ずっと両側を緑に囲まれながら走ってきましたが、建物の密度が増えてくるとプラム国境はもうすぐです。
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国境につきました。
タイ側からカンボジアに入国する人を待っているバイタクの姿が見えますが、この時間ほとんど客はいないようです。 -
国境からカンボジア方面、来た道の方向を振り返るとこんな感じです。
高層のカジノホテルと商店、レストランが連なっていますが、観光客の姿は見えません。 -
カンボジア側の国境、PRUM INTERNATIONAL CHECK POINTです
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ストゥントレンの国境より立派ですが、観光客がいない分落ち着いた雰囲気です。
東南アジアにいればどこでも見かけるヨーロッパ人のバックパッカーを一人も見かけませんでした。 -
出国審査を通過し、カンボジアを出国します
雨の中、タイの入国審査の建物まで約100m歩きます -
緩衝地帯を歩いているときが陸路国境越えの醍醐味だと思います。
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おそらくこの川が国境ではないでしょうか
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川を渡るとすぐタイのゲートが見えます
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タイの入国はゲート右手の列に並びます。
並んでいると、現地の人から、
「出入国カード持ってる?」
と聞かれ、持ってないというとあっちだ!
と入国ゲート先の小屋に案内されました。 -
イミグレーションを素通りし、完全にタイ国内にある奥の小屋でおばちゃんからイミグレーションカードをもらいます。
さらに、入国の際に写真が必要であり、持っていないというと
100バーツだと。
小屋の室内で写真を撮り、その場のプリンターで印刷されたあまりきれいではない写真を買いました。 -
出国の係員のわきを通過し入国審査に並び直し、ようやく(正式に)タイに入国することができました
なんだかんだで手続きに30分ほどかかりましたが、この間に外国人観光客の姿は見えませんでした。 -
入国し、さきほどイミグレーションカードをもらった小屋のわきの食堂でチャンタブリーまでバスかタクシーシェアできないか、と聞いて見ましたがないとのこと。
ここまで観光客に会わなかったことも考え、入国審査場の向かいにあるタクシー乗り場からチャンタブリーに向かうことにしました。 -
チャンタブリーまで1200バーツでしたが、シェアする仲間が見つかりそうにないので、あきらめて貸切タクシーで出発
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国境から100m位行くと市場がありにぎわっています。
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タイは左車線を走行するので親近感を感じます。
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70分ほどでチャンタブリーのバスターミナルに到着です
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タイでは地方都市でも近代的に整備されていますね
カンボジアのゆったりした雰囲気とは異なって、日本に近い雰囲気ですね -
バスターミナル前でタクシーを降りると、人が寄ってきて、バンコク行き200バーツでどうだ、と勧誘されました。
ターミナルには各会社の切符売り場が並んでおり、ほかの会社も調べましたが条件が良くなかったのでこの会社に決めました。 -
mitdee transportという会社で、バスターミナルの大屋根の下ではなく、その奥のちょっとしたショップが待合室を兼ねています。
11:15発バンコク行きはほぼ定刻に発車しました -
バスといっても10人乗りくらいのバンです
お客さんは4人だけだったのでゆったりして快適でした。
見た目の安心感は大きなバスのほうがあるかもしれませんが、快適性ではこっちのほうが上でしょう -
国道3号、344号、7号と通りバンコクへ向かいます。
どの道も道が広く、快調に飛ばしていきます -
タイの地方もいい景色ですね
-
4時間足らずでバンコクの北ターミナルに着きました
今回の国境越えはバッタンバンを出発してから一度も旅行者と一緒のバスに乗ることがなく、ローカルな国境越えを味わうことができました。
ただ、タイ国境からチャンタブリーまで予想外にお金がかかったので、金銭的なことを考えると
①チャンタブリーからシェアタクシーで行くか
②バッタンバンから国境行きのバスを利用
して国境へ行く仲間を見つけることがいいかと思います。
陸路国境越えの醍醐味と難しさを味わえた充実した旅でした。
次はどこの国境を越えようかなあ
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この旅行記へのコメント (2)
-
- arfaさん 2013/12/05 22:24:36
- カンボジア:プラムータイ:バンパッカード国境
- さんちょくさん、こんばんは。
この国境は外国人が通れるなんて知りませんでした。
おそらく、観光客が少なかったのは知らないからでは
ないでしょうか?
カンボジア:ドンクロリオーラオス:ドンカロー国境も通
れるようになってまだそんなにならないと思いますが、
東南アジアの発展はすごいです。
バッタボンの情報、参考になりました。10年ちょい前
にはシェムリに行ったらアンコールワット、トム位で未
撤去の地雷が多くてバッタボンに行く人も結構いたと
思います。今はアンコール周辺の遺跡も開発されてい
てあちこち行くところもありますが当時はアンコール、
プノンペン以外で行くとしたらバッタボンかラウナギリ
が物好きの行先でした。
当時は未知の国を見てやろうといろんなところへ行き
たがったのです。何もないとわかってしまったのでしょ
う、今は誰も行く人はいませんね。
私も国境越えが好きな方ですのでいろいろと参考にさ
せて下さい。それでは。
- さんちょくさん からの返信 2013/12/07 09:28:24
- RE: カンボジア:プラムータイ:バンパッカード国境
- arfaさん、こんにちは!
閲覧ありがとうございます。
パイリン経由の国境情報はポイペトやコッコン経由に比べて圧倒的に情報量が少ないうえ、なかなか行きにくい(かつ見どころも多くない)ので普通の人は行かないと思います(笑)
東南アジアの情勢は変化が著しいので、面白いですよね。わたしはここ数年に興味を持ち始めた人間なので、arfaさんの10数年前の情報に興味を惹かれます。またよろしくおねがいします。
> さんちょくさん、こんばんは。
>
> この国境は外国人が通れるなんて知りませんでした。
> おそらく、観光客が少なかったのは知らないからでは
> ないでしょうか?
>
> カンボジア:ドンクロリオーラオス:ドンカロー国境も通
> れるようになってまだそんなにならないと思いますが、
> 東南アジアの発展はすごいです。
>
> バッタボンの情報、参考になりました。10年ちょい前
> にはシェムリに行ったらアンコールワット、トム位で未
> 撤去の地雷が多くてバッタボンに行く人も結構いたと
> 思います。今はアンコール周辺の遺跡も開発されてい
> てあちこち行くところもありますが当時はアンコール、
> プノンペン以外で行くとしたらバッタボンかラウナギリ
> が物好きの行先でした。
> 当時は未知の国を見てやろうといろんなところへ行き
> たがったのです。何もないとわかってしまったのでしょ
> う、今は誰も行く人はいませんね。
>
> 私も国境越えが好きな方ですのでいろいろと参考にさ
> せて下さい。それでは。
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