2013/08/21 - 2013/08/21
451位(同エリア594件中)
ソフィさん
2013年8月21日(水)
ノルトケッテからインスブルックの街に降りてきたら、温かさを感じた。
それでも吹き抜ける風は涼しい。
ケーブルカー・ターミナルの向かいに、「ホーフ・ガルテン」と称する、大きな公園がある。
日本語に訳せば「宮廷庭園」だろうか。
林間を吹き抜ける風は涼しいがまだ太陽は高く、木陰を選んでベンチに腰掛ける。
芝生で円座を組む学生たちの笑いさざめきを遠くに聞きながら、昨夕この地に着いて初めてのゆったりした気持を味わう。
やがて元気を回復した私は、ホテルまで歩くことに決意する。
旧市街を南北に縦貫する、私にしては大散歩だが、この爽やかな好天のもと、インスブルック歩きのチャンスを逃すことはできない。
新発売コンバース・オールスター底厚15mmは、ヨーロッパの石畳にしっかり馴染んで、歩くことがとても楽しい。
先ずレン通りを南に下れば、左にランデス・テアートル(州立劇場?)、右に王宮と、壮麗な建物が並んでいる。
突き当たりは宮廷教会で、教会の内部を見たいと入口を入れば、同じ入口からフォルクト・クンスト・ムゼウム(民芸博物館?)も見れると言う。
いずれも入館は17時までなので、残された1時間にその二つが見れるかどうか。
レセプションに二人並ぶお嬢さんの意見が分かれたが、私は細かく見ることをせずに、サッと香りを嗅ぐ程度で十分と考え、両方を見ることにする。
その二人のお嬢さんのうち一人は日本人だったので、ちょっとびっくりした。
宮廷教会は、今も人望の高いマクシミリアン一世の棺が、中央に置かれている。
ハプスブルグ家出身の彼は、15世紀インスブルックを愛してこの地に王宮を建設した。
善政を施し、今も「中世最後の騎士」として、人望がある。
当時は戦乱が多く、彼の人生も波乱に富んだ。
神聖ローマ帝国皇帝にも、名を連ねている。
クンスト・ムゼウムは、チロルの特徴が見られ、興味深かった。
この地はヨーロッパ文化の交差点であり、同時に雪深く、冬の厳しさと谷間の夜長を耐えながら、人情豊かな文化を育てた。
この近くにインスブルック大学がある。
学生数2万人は、人口の2割に近い、驚くべき学園都市である。
マリアテレジア大通りは、広い道幅を活用して、テント張りのカフェが通りのあちこちに点在する。
そのテーブルの客たちは、爽やかな風を浴びていかにも楽しそうに語り合っている。
私もその心地よさに預かりたいと、とあるテントの客となった。
カフェは、コンスタンチノープル(現イスタンブール)から、ウィーンに伝えられた。
ウィーンの影響が強いインスブルックも、きっとコーヒーが美味しいだろう。
三年ほど前、ウィーンの南の町グラーツで味わった、濃厚なクリーム入りアイスコーヒーの味は、忘れられない。
(2013年9月22日 片瀬貴文記)
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- 徒歩
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