2013/09/11 - 2013/09/16
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0712302hさん
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エルミタージュ美術館には、猫の番人がいるらしい。
サンクトペテルスブルクの礎を築いたピョートル大帝(1672年〜1725年)がオランダから連れ帰った1匹の猫を街に放したのが事の始まり。
その後も歴代皇帝たちによって街や美術品をネズミから守るために、猫は厚く保護された。
ロシアンブルーなどは愛玩用に、その他の野良たちはネズミの駆逐用に、とそれぞれに役割を与えられ、大切に飼われていた猫たち。
幾度の戦争や自然災害を乗り越えた彼らも、1941年から1945年まで続くナチスとの攻防戦(「スターリングラード攻防戦」)で飢餓に苦しむ人民たちの餌食となりほぼ全滅。
しかし、戦争の終焉とともに街にはびこったネズミを退治するためにロシア各地から集められ、再びサンクトペテルスブルクの街に放たれた猫たちの子孫が現在では街のシンボルとして活躍している、という話。
歴史の波に翻弄されながらも、たくましく生き続けている猫たちに是非会ってみたいと思ったサンクトペテルスブルクへの1dayトリップ。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- 交通
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 15万円 - 20万円
- 交通手段
- 鉄道 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
モスクワの朝は雨。
サプサン号はレニングラード駅発。
地下鉄だとコムソモーリスカヤ駅が最寄り駅。
昨日来たヤロスラヴリ駅とレニングラード駅は隣接しているから迷うはずないのに…夜明け前だと見える景色が違って、若干アタフタ。
よかった、間に合って。 -
モスクワ 6:45 → サンクトペテルスブルク 10:35
日本で考えると、東京駅を出て新大阪駅までノンストップの新幹線みたいなもの。
変なの、って一瞬思ったけど、この2都市間には、日本でいう名古屋や京都みたいな都市はないんだろう、と納得。
(途中で停車するサプサン号も中にはあるようです)
トンネルに入ることは一度もなく「あ〜、平地なんだな」とヨーロッパでいつも思うことをロシアでもまた思う。
今回はそれに加えて、日本なら北海道でしか見かけない白樺のような木を見ながら「あ〜、寒いところなんだな」と当たり前のことを思っているうちにサンクトペテルスブルク・モスクワ駅に到着。 -
モスクワ行きの電車が発着する駅だから「モスクワ駅」。
日本で考えると、大阪や福岡に「東京駅」があるようなもの。
何となく変な気がするけど、日本の常識は、ロシアの非常識、ですな…。
駅に差し込む光はモスクワのそれより力強くて暖かい。 -
モスクワ駅を出たら、ネフスキー大通りを西に向かって直進。
エルミタージュ美術館まで約2キロ。
1本道の左右に、とりあえずの見どころが凝縮された分かり易い街。
天気予報によると、本日モスクワは一日中雨マーク。
最後までサンクトペテルスブルクに行くか迷ったけど、来てよかった。
しかも、昨日はサプサン号のチケットが取れなくて今日になったことも結果オーライ。 -
アニーチコフ橋。
スリが多いらしいけど、この日は平和な感じ。
風景画を描く女性に話しかける男性。
友達? ナンパ?
ロシアは美男美女…正確に言えば「スタイル抜群の」美男美女率がかなり高い国。 -
進行方向左手側にカザン聖堂。
10年の歳月をかけて1811年完成。
サンクトペテルスブルクにおけるロシア正教会の中心。 -
進行方向右手側。川の向こうに血の上の救世主教会。
1907年完成の比較的新しい建造物。
1881年にアレクサンドル2世が暗殺された場所の上に、その息子であるアレクサンドル3世がその死を悼んで建設させたもの。
それにしても、もう少しマシな名称はなかったのかね…。
入場料 250P
内部は、モスクワのワシリー寺院と比べると豪華、かつシンプルな造り。 -
ネヴァ川を本流とする運河が多く横たわり、それを挟むように並ぶ建物はとてもカラフル。
モスクワと比べて高層階の建物が多く、建物の色使いや雰囲気は欧州寄り。
同じく運河を多く擁するアムステルダム(オランダ)より小綺麗で開放的な印象。
アムステルダムはヨーロッパの中でも群を抜いてダークな街なので、比較対象とすること自体間違いか…。
経済の街と文化の街、伝統を重んじる街と新しいものを取り入れる街……いずれにしても、モスクワとは「色」が違う街。 -
モイカ川を渡ると、周りの人がみんな右に進むので、私も真似して右折。
しばらくすると、大きなアーチ(旧参謀本部の凱旋アーチ)が見えてきた。
さらに進むと、アレクサンドルの円柱も見えてきた。
その後ろには、美しい水色のエルミタージュ美術館。
アーチをくぐれば宮殿広場はすぐそこ。 -
エルミタージュ美術館創立の年は、エカテリーナ2世が225点の絵画を購入、小エルミタージュを建設した1764年とするのが一般的なようです。
写真でいうと、ちょうどアレクサンドルの円柱の後ろあたりに中庭があって、その先が美術館入口。
中庭には、無料のWi-Fiが使えるカフェもあり。
インターネットで予約しないと随分並ぶ、とガイドブックには書いてあったけど、すんなり入場。
入場料 400P。 -
大使の階段(ヨルダン階段)。
興味のある作家と時間との兼ね合いを考えて、見学は2階だけ。
コートとリュックをクラークで預けて、大使の階段を上がることからスタート。
冬宮、小エルミタージュ、旧エルミタージュ、新エルミタージュ、エルミタージュ劇場の5つの建物から成る美術館の内部は迷路のよう。
階段が見つからなくてウロウロしたり、建物間の移動が改修中で分かりにくかったり、はヨーロッパの広い美術館ではお約束。
基本、部屋番号がすべての部屋に打たれているので、地図で確認しながら迷路を進む。 -
1812年祖国戦争の画廊。
約300万点のコレクションが収納されているとも言われるエルミタージュ美術館。
エカテリーナ2世の時代を中心に、収集には相当の年月と税金が投入されたらしい。
広大な敷地、豪華な内部装飾に多くの有名画家の作品…常に国の財政を圧迫し、収集に難色を示す人も多かったという話にも納得。 -
聖ゲオルギー(大玉座)の間。
ピョートル大帝(小玉座)の間は工事中。
ダ・ヴィンチの絵画の前には人だかり。
「受胎告知か “マリアとキリスト” ばっかり」という理由でイタリア美術があまり好きではない私。
明るい色彩も苦手。
これは、かなりの偏見でイタリア美術について何も分かっていないことは十二分に理解していますが、まぁそこは好みの問題なので仕方ありません。
でも、緻密で計算尽くされたダ・ヴィンチの「人」を描く力は、やっぱりすごい。
目の前にすると「すごい」なんて陳腐な言葉しか思い浮かばないくらい、すごい。 -
パヴィリオンの間。
エカテリーナ2世の愛人たちが暮らした部屋。
レンブラントの絵画「ダナエ」は、1985年に入場者から硫酸を掛けられた作品。
当然大掛かりな修復作業が行われたそうですが、現在でも元の状態とは程遠いものなのだそう。
同じくアムステルダム国立美術館にある彼の大作「夜警」は市庁舎に展示される際、入口の壁のサイズに合わない、という理由で壁のサイズに合わせるべく上下左右切り取られたといいます。
レンブラントの絵画、なかなか災難続きのようです。 -
とにかく広いので、有名どころだけをさらっと見るだけでも2〜3時間なんてあっという間。
ツアーだと添乗員の方が迷うことなく連れていって下さるので、私みたいに無駄にウロウロすることはないでしょうが…。
カフェやミュージアムショップは1階。
帰り際、カフェのショーウインドウに見えたケーキがとっても甘そうで、でもとっても美味しそうだったので注文。
歩き疲れた体に糖分が染み渡る〜♪ -
美術館を出ると…
いました、西日が差し込む中庭で微睡む猫が!。
近づいても、ポカポカの芝生の上でお昼寝を続行。
現在では、普段は猫好きな職員が世話をし、ある一定数を超えると里親になってくれる人を探して人数調整ならぬ猫数調整を行うというエルミタージュ美術館。
ちゃんと躾けもされているそうです(笑)。 -
出会ったもう1匹はモデルばりの美しい立ち(座り?)姿。
このあと、慣れた様子で私の足にスリスリ。
私、結構猫には逃げられる人間なんですけど……戸惑う日本人。
モデルになるのもスリスリするのも飽きたら「はい、おしまい!」とさっさとロープで囲まれた立入禁止区域に入ってゴロンとお休み。 -
運河では多くの観光客がクルーズを楽しんでいました。
ピョートル大帝の時代、沼沢地で地盤が弱かったこの地に新都市を建設、「聖ペトロの街」を意味するサンクトペテルスブルクと名付け、1712年に遷都。
その後、ペトログラード、レニングラードの2度の名称変更を経て、ソ連崩壊後の1991年から再び現名称。 -
みやげ物市場をひやかしながら見た血の上の救世主教会(何度聞いても物騒だ…)。
市場で猫の置物を発見。
何とも愛嬌のある猫。猫好きな同僚へのお土産にしようか…と迷っていると「500Pよ」と店子さん。
「で、いくらにして欲しいの?」
と言われても、全く見当が付かない日本人。
無理だろうなと思いつつ「200P」と言ってみた。
「それは無理。300Pでどう?。これ以上は無理だわ」。
もっと交渉すれば250Pくらいまで下がったんだろうけど、まあいいか、ということで300Pで購入。
小さな市場ですが、楽しい市場です。 -
ミハイロフスキー公園から見た血の上の救世主教会(う〜ん、物騒…)。
芝生の上にはどんぐりがたくさん落ちていました。
こちらはもうどっぷり秋、冬ももうすぐそこ。 -
公園内には子供達が描いたであろう可愛いベンチが置いてありました。
ロンドンでも思ったけど、ヨーロッパの人は公園好き。
友人同士で話し込んだり、本を読んだり、街行く人をただただ眺めたり、それぞれがそれぞれの方法でそれぞれの時間を楽しんでいる様子。
天気さえよければ湿度が低くて気持ちのいい季節。
長くて凍る冬だからこそ、短い春・夏・秋は太陽を!という事情があるのかも。 -
お母さんに手を引かれた女の子。
運河を行くクルーズ船が気になって仕方ない様子。
じーっと見て、指差して、あーだこーだ言ってました(笑)。 -
出発までに時間があったので、駅横のガレリアへ。
ロンドンで見た「marks and Spencer」(モスクワにもありますが、少し離れたところにあるので見つけられませんでした…。残念)「COSTA」があってびっくり。
ロシアでは「COSTA」はここと空港の出発ロビーで見かけたくらい。
グム百貨店やツム百貨店は開店休業状態だったのとは対照的に、ガレリアは人でごった返してました。
観光客だけじゃなくて、地元の人も多いのかな…やっぱりモスクワとは違う街。 -
サンクトペテルスブルク 19:25 → モスクワ 23:24
その前は15時台しかなかったので、仕方なくこの便をチョイス。
モスクワ着が遅いのがかなり不安。
ホテルまでは地下鉄利用。
まさに「脇目もふらず」にホテルを目指し、無事部屋についたときは久しぶりに本当に安堵しました。
決して褒められた計画ではありません、深く反省。
体調も大分良くなってきた。明日はいよいよ最終日…雨が降らなきゃいいけど。
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