2013/08/19 - 2013/08/19
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mistralさん
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NHKテレビ「美の壺」という番組でたまたま東京駅についての放送(再放送?)を見る機会があった。
いままで何度か改装後の駅舎を訪れていたが、改めて見てみたくなり、夏の昼下がり、カメラを肩に出かけた。
(尚、旅行記のコメントは番組中での説明を元にさせていただきました。)
- 旅行の満足度
- 4.5
-
駅舎を見るには
まずは丸の内ビルディングの5Fテラスへ。
ここからは駅舎が右斜めの方向から
見渡せる。
(新丸の内ビルディング7Fテラスからは
ほぼ正面の駅舎が見られる。) -
駅舎の全長は335m。
広角レンズでなければ全体像を
おさめるのは難しい。
設計は
日本近代建築の父と称される
辰野金吾氏。
彼の代表作。 -
設計者の
辰野金吾氏。 -
今回の改修工事で
100年前の開業当時の姿に蘇った駅舎。
明治・大正期の華やかな建築様式。
東京大空襲で焼かれる前の姿に復元されている。 -
両サイドにあるドーム屋根は
八角形から丸い形へ。 -
ドームの間は
二階建てから
総3階建てへと戻された。 -
復元される前の
2階建だった駅舎。
第二次世界大戦の戦禍で
屋根と3階部分が被災、
1947年2階建に変更されて
いた。 -
もとは降車口だった
北ドーム内部。 -
乗車口だった
南ドーム。
(夕方となり、ライティングされている。) -
北ドームの内部。
八つの角には緑色の
レリーフが見られる。
中にはそれぞれの方向を示す
干支が描かれている。 -
レリーフ内部の干支。
丑・寅は北東を -
-
辰・巳は南東を
-
他に
未・申は南西を
戌・亥は北西方向を
示している。 -
足に稲穂をつかんでいる
鷲。
すべてが
100年前と同じ技法で
復元されている。 -
伊勢神宮の
剣を現わしているとのこと。 -
-
ステーション・ギャラリーへ
入ってみた。
当日の展示は
日本画家である
「大野麥風」
大日本魚類画集のもととなった
魚の画の数々の展示。 -
階段室の照明。
-
階段室にある
レンガ壁は
重要文化財のようだ。 -
空襲時の火災で
木部が黒く焼かれている。 -
-
-
二階展示室からは
ドーム部分の内部にある回廊へ
出ていける。 -
ドームの下で
仰ぎ見る人々に対して
見下ろしているのは
ちょっとしたいい気分。 -
次の写真で見られる
中央部の屋根に葺かれているスレートは
100年前の開業時と同じ
石巻市雄勝(おかつ)町産の天然スレート。
2011年5月、大震災後
出荷するはずだったスレートの束を
生産工場の瓦礫の中から奇跡的に見つけ出した。
可能な限り回収し、蘇った15000枚のスレート。
当初の予定の7割を無事東京へ送り出したそうだ。 -
屋根周辺部に使われている
銅板の厚さは0.4ミリ。
約100トンの銅板が使われた。
時とともに
緑青色に変わっていくはず。 -
普段はお寺の屋根などを葺いている
腕利きの職人さんが
日本全国から結集。 -
ドームの時計の下にある
リボンに注目!
2メートルの銅板4枚をついでいるとのこと。
木の型に合わせて手で叩きだされ、
叩き続けること約1か月で
完成したものということを知った。 -
車寄せのある中央部は
貴賓客専用だった。
バルコニーや窓のデザインから
格式が感じさせられる。 -
ドームと中央部の間にあるのは、
物の出入りの為の専用口。 -
ディテールに注目してみると、
花崗岩のように見えるが
大量の細かい石をセメントで固めて
一つの石のように見せる擬石という技法。 -
色の濃い部分がオリジナル、
明るいところが今回復元されたもの。
職人さんの腕次第でどのような形にも
できるが、
それを成し得るのは
ベテランの左官職人にのみ
許される高度な技。 -
目地についても、
覆輪目地という
かまぼこ型に盛り上げる
日本独自の技法。 -
由来はなまこ壁にあるが
この技法は大正時代に廃れてしまっていた。
職人さんたちは3ヶ月前から練習を始め
本番に臨んだ。
レンガの間を目地で埋めた後、
丸いコテを横の目地にあててかまぼこ型に。
縦の目地の整形は
横の目地と交差する所を綺麗に
整えることが腕の見せ所となる。 -
覆輪目地によって整えられた
赤いレンガと
白い擬石とのコントラストが
見事。 -
Station Hotel のエントランス。
いつの日にか
泊まってみたい! -
JPタワー、KITTEへと
向かう。 -
-
内部に広がる
吹き抜けの巨大空間。 -
屋上庭園へ出てみると
-
東京駅の間近なのに
こんな
空間が広がる。 -
各地へと向う
新幹線が
並んで見える。 -
東京駅を真横から
眺める。 -
-
-
旧東京郵便局長室。
-
-
東京駅をすぐ真下に見下ろせる
素晴らしい景観の部屋。 -
-
夕暮れとともに
駅舎もライティングが
始まった。
完成後時間がたっても
ひっきりなしに
人々が訪れるのは
数々の匠の技を駆使し
関わった人たちの
魂がこもっているからこそと
思った。 -
交番の灯りも
さりげなく
かわいらしい。 -
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この旅行記へのコメント (5)
-
- わんぱく大将さん 2014/12/26 09:29:34
- 職人の業
- mistralさん
今回は東京駅、見せていただきました。日本の職人さんの手の細かさ、器用さはずば抜けているように思いますが、それも海外から学んだ物も多いはず。しかし流石は日本人、学んだ所を超える業をやり遂げてしまうのが、凄い。
東京駅のドームの下のデザイン、NYのセントラルパークのジョン・レノンの”イマジン”の所、そっくりです。
大将
- mistralさん からの返信 2014/12/26 21:44:55
- RE: 職人の業
- 大将さん
こんばんわ。
今年も残すところ、あと数日となりました。
> 今回は東京駅、見せていただきました。日本の職人さんの手の細かさ、器用さはずば抜けているように思いますが、それも海外から学んだ物も多いはず。しかし流石は日本人、学んだ所を超える業をやり遂げてしまうのが、凄い。
>
古いブログですのに、有難うございました。
昔の職人さんの技に負けじと、現代の職人さんが挑む・・・
そして後世の職人さんに恥ずかしくないような技でもって仕上げる・・・
そういった職人さんの世界に惹かれます。
> 東京駅のドームの下のデザイン、NYのセントラルパークのジョン・レノンの”イマジン”の所、そっくりです。
その後も、東京駅は人気ものです。
たびたびテレビなどでも取り上げられています。
セントラルパークに東京駅のドーム下のデザインがそっくりなところが
あるのですね。
辰野金吾さんのデザインが海を渡ったのでしょうか?
それとも辰野さんが設計時にどこかの海外の建築物からインスパイア
されていたのでしょうか?
興味深いですね。
大将さん
来年も興味ある旅行記をアップされるのを楽しみにしています。
そしていつか、私自身、ほんの一部でも大将さんの足跡をたどって
みたいと思っています。
来年もよろしくお願いいたします。
mistral
- わんぱく大将さん からの返信 2014/12/31 08:46:01
- RE: RE: 職人の業
- > 大将さん
>
> こんばんわ。
> 今年も残すところ、あと数日となりました。
>
> > 今回は東京駅、見せていただきました。日本の職人さんの手の細かさ、器用さはずば抜けているように思いますが、それも海外から学んだ物も多いはず。しかし流石は日本人、学んだ所を超える業をやり遂げてしまうのが、凄い。
> >
> 古いブログですのに、有難うございました。
> 昔の職人さんの技に負けじと、現代の職人さんが挑む・・・
> そして後世の職人さんに恥ずかしくないような技でもって仕上げる・・・
> そういった職人さんの世界に惹かれます。
>
> > 東京駅のドームの下のデザイン、NYのセントラルパークのジョン・レノンの”イマジン”の所、そっくりです。
>
> その後も、東京駅は人気ものです。
> たびたびテレビなどでも取り上げられています。
> セントラルパークに東京駅のドーム下のデザインがそっくりなところが
> あるのですね。
> 辰野金吾さんのデザインが海を渡ったのでしょうか?
> それとも辰野さんが設計時にどこかの海外の建築物からインスパイア
> されていたのでしょうか?
> 興味深いですね。
>
> 大将さん
> 来年も興味ある旅行記をアップされるのを楽しみにしています。
> そしていつか、私自身、ほんの一部でも大将さんの足跡をたどって
> みたいと思っています。
> 来年もよろしくお願いいたします。
>
> mistral
mistralさん
この紙面をお借りして申しわけありません。 マルタ島の旅行記であれ? このトラベラーさんの、なかなかいい旅行記だな、と言うのから始まって、今年はいろいろ拝見させていただき有難うございました。来年もまた、お付き合い願います。 よいお年をお迎えください。 大将
>
-
- yunさん 2013/09/16 20:51:51
- かまぼこ型目地に惚れる
- mistralさん
NHK番組見逃してしまった〜 私も見たかった〜
東京駅、こんなにいろいろな眺望ポイントが存在するのですね。
一番興味深く拝見したのが「煉瓦の目地」です。
かまぼこ型と云うのですね。単に平らに目地を埋めるだけでなく、コテひとつでかまぼこの丸みを付ける技法なのですね。
こんな、隠れた日本の小技が世界に誇れる「日本の器用さ」ですね。
実は私は勤務:最寄駅が東京駅(八重洲側ですが)
かれこれ15年通勤していますが、日々は通勤ラッシュでクタクタ。
金曜日に会社へカメラを持参し、帰り道に駅周辺を撮影してみようと数回チャレンジしましたが上手く行かず…。
眺望ポイント全然知りませんでした。学ばせていただきました♪
会社帰りに再び、チャレンジしてみようと思います。
yun
- mistralさん からの返信 2013/09/16 22:35:20
- RE: かまぼこ型目地に惚れる
- yunさん
投票とコメントをありがとうございました。
かまぼこ型目地!
私もすごい!!!と思いました。
100年前の職人さんもそうですが、
復元にあたった職人さんが、それを再現するために
練習を重ねて、本番にあたったというくだりは
感動しました。
東京駅、日々通っていらっしゃるんですね〜
今度は是非、レンガの目地にも注目ください。
アーカンサスといい、目地といい
ピンとくる「ツボ」が
とってもmistralと似ているな〜
と感じています。
mistral
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