2013/02/14 - 2013/02/15
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ペコちゃんさん
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1日目の信州観光を終えて、夕方、下呂温泉に着きました。
源泉かけ流しの温泉にゆっくり入って、ノンビリ出来ました。
2日目は豪雪地帯の飛騨高山と白川郷へ・・・冬ならではの雪景色を楽しめました。
写真は、墨絵の世界のような雪の白川郷。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 4.5
- グルメ
- 4.5
- ショッピング
- 4.0
- 交通
- 4.5
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 一人あたり費用
- 1万円 - 3万円
- 交通手段
- 観光バス
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行あり)
- 利用旅行会社
- 阪急交通社
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今日の宿泊は、下呂温泉です。
下呂温泉は、平安時代に近くの山中で発見され、鎌倉時代に温泉が突然出なくなりましたが、温泉街の中央を流れる益田川(飛騨川)の河原で再び発見されました。
温泉の再発見にまつわる話は「白鷺伝説」として今に伝わっています。
(かつて薬師如来が、傷ついた一羽の白鷺に姿を変え、益田川で傷を癒していたと言われています。いつも同じ場所に舞い降りるのを不思議に思った村人が、その場所に近づくと、温泉が湧き出ていたのだとか。)
日本の3大名湯として、有馬・草津とともに、良質の温泉が楽しめます。 -
今日のお泊りは「観光ホテル湯本館」。
下呂は3大名湯とはいえ、源泉かけ流しの宿は数軒しかありません。
湯本館は、その1つで、源泉そのままのおもてなし。 -
ここの温泉はアルカリ性単純温泉で、お湯に濁りはなく、入浴後はすべすべの肌触りに・・・これまで行った温泉の中で、一番のお気に入りは、秋田の乳頭温泉「鶴の湯」ですが、2番目は「湯本館」で決まり!
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夕食も美味しく頂きました。
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翌朝6時半頃、下呂温泉のシンボル「噴泉池」まで行ってみました。
町の中央を流れる益田川の河原にある露天風呂で、下呂大橋のすぐ近にあります。
記念に入ろうかなと思っていると、雪がパラついてきたので止めましたが、近くまで行ってみると、ボランティアで風呂の清掃をしている地元の男性が入浴中でした。
「どこに泊まったんだい?」「湯本館です。」「あそこの温泉は、いいよ。」
写真を撮ったら、「観光協会宛に送ると届く」とのことなので、送ってあげたら後日、礼状が届きました。 -
湯本館の上階から見た下呂の街並みです。(川側)
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(山側)
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2日目の観光は、最初に飛騨高山へ・・・雪深いこの地方は、街中が真っ白です。
でも、雪景色も趣があり、これが冬の高山なんだなー、と感じました。
今から40数年前の女子大生だった頃、夏休みでここ高山を訪れたことがありますが、駅舎は、その頃と同じで、変わっていませんでした。
しばし、思い出に浸りました。 -
自由行動なので、先ず「高山祭屋台会館」に行ってみました。
高山祭は、春(4月14・15日)と秋(10月9・10日)の年二回ありますが、春と秋では、お祭を行う神社も地域も屋台も全く違い、春は日枝神社、秋は桜山八幡宮の例祭です。
秋の八幡祭の屋台は、交代で桜山八幡宮の境内にある屋台会館に移され、祭の期間以外は一般公開しています。 -
鳳凰台。
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鳩峯車。
祭の時は大勢の見物客で大混雑のようですが、一度は見てみたいものです。 -
「宮川朝市」に行ってみました。
江戸の初期から続いている朝市は。朝6時30分から12時まで毎日開かれています。 -
雪が降ると、こんな感じで、人出もあまり多くありません。
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「古い街並み」も、観光客があまりいませんでした。
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高山の後は「白川郷」。
バスは、庄川(しょうがわ)を挟んで萩町集落の対岸にある駐車場に到着しました。 -
白川郷にはお土産売店が沢山あります。
これは駐車場の右側にあるお土産・食事の店「合掌」。
その奥には「合掌造り民家園」・・・9棟の合掌造りの家があります。 -
庄川に架かる『であい橋』を渡って、雪の白川郷の観光に向かいます。
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標高2,702mの白山の東に広がる険しい山岳地帯の山並みを縫うように、南から北に流れる川が「庄川」です。
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その川沿いの僅かな平地や丘面に立地する白川郷(岐阜県大野郡白川村)は、家々が雪の重みや強い風に耐えるよう急勾配の屋根を持った茅葺の合掌造りになっています。
113棟の合掌造りが点在する荻町は、1995年に富山県五箇山と共に『白川郷・五箇山の合掌造り集落』として世界遺産に登録されました。 -
合掌造りの萱葺き屋根は、30~40年に一度、葺き替えます。
時に二日以上もかかるという葺き替えは、その家屋に住んでいる住人だけではとても出来ず、村人総出で行います。
標準的な大きさの合掌家屋の屋根の片面を葺き替えるだけで、人数にして一日あたり100人~200人、人件費やその他の費用を現金に換算すると数百万円以上にもなる大作業・・・それらは無償で行われ、次には誰かのために無償で同じように働く相互扶助の精神・・・「情けは人のためならず」・・・白川郷には、まさにその精神が脈々と生きています。(写真はHPより) -
街の中心地からシャトルバスに乗り、荻町が見渡せる荻町城祉(展望台)へ。
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展望台シャトルバスは、片道200円です。
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展望台から望む萩町集落の遠景・・・一番手前の大きな家屋が和田家合掌造り。
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左上部分のアップ。
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合掌造りの家は、雪風を避けるため、みんな同じ方向を向いて建てられているのが分かります。
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昼食後に行った和田家近くの「白水園」で昼食をとりました。
合掌造りで郷土料理を出す食事処です。 -
「飛騨牛付の朴葉みそ和膳」(1,650円)・・・朴葉の上に、サイコロ状にカットされたお肉が4切れあり、その上にタップリの味噌とネギを乗せています・・・お肉は甘味がありとても柔らか。
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名物の女将特製『にじますの甘露煮』は、臭みが全く無く、味が染み込んでいる絶品で、骨まで丸ごと頂きました。
揚げ玉がたっぷり入った『そば』はコシがあり、季節によって内容が変わる煮物も、田舎ならではという山の幸。
赤かぶの漬物やお味噌汁(名産である固い豆腐入り)も付いた充実の内容でした。 -
昼食後、「和田家住宅」に入ってみました。
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この合掌造り家屋は、国の重要文化財に指定されています。
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和田家は1573年(天正元年)より続く家柄で、江戸期に名主や番所役人を務めるとともに、白川郷の重要な現金収入源であった焔硝の取引によって栄えました。
荻町合掌集落で最大規模を誇る合掌造りの和田家住宅は、江戸時代末期の建築といわれています。 -
現在も住居として活用しつつ、1階と2階部分を公開しています。
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2階では主に養蚕が行われていました。
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ワンフロアのように広々としていますが、天井は少し低めで屋根裏部屋のような雰囲気。
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仏壇の所に「恩徳讃」の置物がありました。
90歳で亡くなった親鸞聖人の生涯を一貫している精神が、「身を粉に、骨砕きても足りない」の恩徳讃でした。 -
私は仏教系の大学に行きましたので、仏教の時間にこれを歌っていたことを思い出しました。
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和田家の勝手口側。
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一度見たかった、この景色!
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冬場の平均積雪量は、約2m。
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いつまでも、この遺産を受け継いで欲しいと願います。
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平屋のように見える合掌造り。
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合掌造り民宿「幸ヱ門」・・・江戸時代後期の建築という大変歴史ある建物。
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再び橋を渡ってバスに乗り、帰路に向かいます。
ところが、帰りも中央高速の予定が、諏訪湖あたりで雪のため高速が閉鎖の情報が入り、北陸道・長野道経由で帰りました。
妻籠宿・白川氷柱群・下呂温泉・高山・白川郷と、冬の信州・飛騨を巡る、印象に残る旅でした。
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