仏蘭西紀行　３　モナコ編　（グレース王妃の墓参り）

2013/08/18 - 2013/08/27

　今年大学に入学した孫娘とジッチャン、バッチャンの3人旅です。
ツアーに紛れ込んでいます。
エズに続いてモナコに来ました。
　モナコは面積２K平方程の小国でバチカンに次ぐ世界2番目に小さい国、国連加盟では最少の国になります。
人口は37200人ほどですが、大半は、滞在許可を取った外国人だそうです。
観光立国を目指し、世界のセレブの集う街です。
　エズから15分ほどで到着、地下7階の駐車場、満車に近い込み方で、エレベーター、エスカレーターを乗り継いで地上に上がります。
今日はクルーズ船も入港しており、街中の込み方は尋常ではありません。
レシーバーを掛け、グループに遅ない様に必死に付いて行きます。
　これだけモナコが有名になったのも、先代の王様がアメリカの美人女優グレースケリーと結婚したからだそうです。
それでは、グループに遅れないよう、しっかり付いて廻りましょう。

エリア その他の都市(モナコ)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5

• 同行者: 家族旅行
• 交通手段: 観光バス
• 航空会社: エールフランス
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行あり）

　地上に上がり最初に見えて来るのは、海洋博物館です。
1910年にに建てられました、海洋王国を宣言するモナコが国の威信をかけて設立しました。
　海洋の研究、資料の収集を行います、地下には水族館もあります。入場者が並んでいました。

モナコ大聖堂、ここでグレースケリーは結婚式を挙げ、又眠っています。

　中に入ります。
正面の祭壇です

ドームに描かれた天井画

　祭壇の脇に有るマリア像。
蝋燭が供えられて居ました。

脇廊の聖像。

墓所に来ました、モナコ歴代の王様が眠っています。

　グレース王妃の墓所。
供花の大きさが違います。キリスト教徒ではありませんが、敬虔に祈りを捧げて来ました。

グレース王妃の夫、レイニエ三世の墓所。

墓所を去るに当たり、振返りますと、大勢の人がお参りの順番を待って居ました。

　鎮魂の気持ちを込めて、グレース王妃の写真を掲載します。（ポストカード）
1982年9月13日、南仏の別荘よりの帰途、自ら運転する車で山道より転落事故死、52歳でした。

　大聖堂を出て人数を確認、大公宮殿に向います。
正面の道路は狭く、人で混雑して団体では通れないと新しい脇道を行きます。
脇道の割には広く歩き易いですが、風情には欠けます。

宮殿側から見た正面旧市街の道路です。

　大公宮殿。11時55分からの衛兵交代を見る人が集まっています。
ここで集合時間と場所を確認して解散、各自適当な場所を見付けて見学です。

こんな外れにも、既に見物人が来ています。

写真の撮りやすい場所を求めてウロチョロ。

正面に近い場所、前から４番目ぐらいで、人の隙間を見付けました。

　しかし実際に交代式が始まると、隙間が無くなります、その上皆背の高い人ばかりなのでカメラを高く掲げて写さねば成りません。
こんな写真しか撮れませんでした。

悪しからず。

僅か6分のセレモニーでした。

　交代式が終り、観客が去った後の宮殿を写します。
大砲が睨みを利かせます。

衛兵がゆっくり巡回です。

　現在の宮殿は昔の城址で、一部城の塔部分が残されて居ました。
塔の上には旗がひらめきます、大公在城の印でしょうか。

　大公宮殿の裏は岩山が聳え、海に向っては大砲です。
難攻不落の要害だけあって、見晴らしは最高です。

眼下のヨットハーバーを望みます。

宮殿前の砲丸。

こちらの砲丸の前では記念写真です。

反対側の港を望みます、今日は大型クルーズ船が入港しています。

アップで写します。

新市街には、高層マンションが並びます。

手前の内港には、ヨットと自家用クルーザーでしょうか。

　宮殿前に有るこの像は、モナコ建国の主フランソワ・グルマルヂーの像です。
彼は1297年修道士に変装してジェノバ人からこの地を奪いました。
それ以来種々変遷を経て、今日のモナコが有ります。

　宮殿前、旧市街のメインの通りは、まだ人で溢れて居ます。
帰りも脇の大通りを通って駐車場に向い、モナコの観光は終了となりました。
昼食を取ってニースに戻ります。