2013/08/24 - 2013/08/25
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アルデバランさん
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8月の終わりの週末に家族みんなの都合がついたので天城湯ヶ島の落合楼村上に1泊しました。
年老いた母親と妹の家族、我輩の家族の合計9名。
伊豆には幾多の文人墨客が逗留した歴史ある旅館が点在し、
湯ヶ島といえば川端康成の湯本館でしょうが、落合楼もなかなかです。
とはいえ、世の移ろい。
経営は苦しくなり、10年ほど前にここを引き継いだ村上氏とおかみにより見事なまでに立ち直りました。
細部にこだわった純和風の建物とスタッフの気持ちの良い対応に心が洗われました。
-
駿豆線の修善寺駅で電車で来る妻と姪を待ちます。
少し早く着いたので車を停めて駅の周りをウロウロ
何年ぶりでしょう、修善寺駅… -
修善寺駅前
高校時代のポン友が修善寺だったので、数十年前はよく来ましたが
その頃とほとんど変わっていません。
土曜日の夕方にしては人がいなくて寂しいかぎりです… -
横瀬の交差点方面に行って見ました。
かつて、夏はこの交差点がボトルネックになって渋滞の名所だったけど…
修善寺橋です。 -
修善寺橋から狩野川の上流
この後、電車で来た妻と姪が加わり5人で狩野川の右岸を湯ヶ島めざします。
40年前にポン友の原君に教えてもらった雲金経由の狩野川の右岸を通る抜け道は狭いながらも、まだ有効のようです。
20分で目指す… -
湯ヶ島の落合楼に着きました!
小さい車に4人も同乗者がおり、やれ運転が下手だ、カーブの曲がり方が乱暴だとか顰蹙をかいながらも急いだのは
明るいうちに落合楼に着くためです。 -
これこれ!
この純和風建物がここ落合楼のウリです。 -
入母屋風の玄関では落合楼村上のおかみさんが迎えてくれました…
-
先行して2時間ほど前にすでにチェックインしている母と妹夫婦、姪っ子の4人と合流します。
-
合計9人なので本館1階の全く異なったタイプの2部屋が我々の部屋です。
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しばし部屋をチェック
お、窓の外には足湯まであります。 -
間取りがとても変わっていて
入り口の広い上がり框を抜けて中に入ると書斎です。 -
その横には…
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この部屋は通るだけで使いませんでした。
-
廊下がぐるっと巡っており、廊下を歩くときに中庭を見ることが出来ます。
左側の建物は図書室(書斎)です。
行って見ましょう -
図書室(書斎)はとても洗練された洋室でした。
-
地元が生んだ作家にして郷土の大先輩、井上靖関連の資料が数点ありました。
蓄音機でクラシック音楽を流せば効果あるのにとか思いました。
曲はショパンのマズルカ
ルービンシュタインで(古すぎるか…)
こんな感じです
http://www.youtube.com/watch?v=nKgM1SkMiqY -
もう少し館内巡りをします。
ロビーです
正面が後から改築したラウンジで、中庭は右側です。
ここ落合楼は大きなカウンターのフロントはありません。
バックオフィスも目立ちません -
ロビーの玄関方面
格子戸の向こうに小さく見えるカウンターがフロントです -
ラウンジ
狩野川台風の時ここまで水が来たそうで、その後東北の民家、1軒分の躯体を使用して改築したそうです。 -
この空間でも音楽流せば雰囲気出るのに。
ショパンのバラードなんて合いそう。
スヴャトスラフ・リヒテルで
ではいってみましょうか
http://www.youtube.com/watch?v=LOmEqLLCvlY -
ラウンジの横の廊下は対岸に行ける、狩野川を渡る空中廊下ですが今は使ってません。
対岸は経営が違うので…
その廊下から下に降りる階段がありました。 -
下に降りると地下室でここから川に出ることができます。
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下駄をはいて出て見ます。
狩野川です -
ここにも庭がありました。
建物、正面に見えるのがロビーでラウンジは左側です。 -
吊り橋を渡ります
-
吊り橋から狩野川の上流方面
空中廊下が見えます -
吊り橋から落合楼方面
-
河原にも降りてみました。
上流に本谷川と猫越川が合流するいわゆる落合
宿の名前の由来となった場所が見えます -
そして対岸の眠雲閣落合
旧落合楼から分離され、今は別経営です -
地下室の入り口まで戻ってきました。
-
先程の吊り橋は
地元では大きな評判になった井上靖の「わが母の記」で撮影場所となったようです。 -
まだ夕食まで時間があります
今度は庭を散歩してみます。
まずは廊下の趣のあるガラス戸を通して見えるロビー、本館にぐるっと取り囲まれた中庭 -
ガラス戸を開けて中に降りようとしますが、履物が対面に一つあるだけ…
-
妹夫婦たち5人の部屋から外側の庭に出てみます。
なお、我々の部屋は狩野川に面しているため庭には出れません。 -
不可思議な屋根が…
あとで、地下の岩風呂、半露天風呂の天井屋根と判明しました。 -
苔むした巨岩が何とも言えません。
-
庭は奥に行くにつれ小高く上っており、散策にはいいのですが季節柄、蚊が…
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やはり苔むした日本庭園はいいですね。
-
そして和風建築
みんな風呂に行っており、いません。
貸し切り風呂もあって9時からと10時からと2回分予約していたようですが寝てしまいました… -
ということで、我輩も岩風呂の温泉につかります。
まるで洞窟風呂です -
こちらは外側
露天風呂です
この他に貸し切り風呂もあって、年老いて体の不自由な母用に9時からと10時からの2回分予約していたようですが、我輩は寝てしまいました… -
で、6時半からはお食事タイム
食べきれないほど次から次に料理が出てきて大満足 -
廊下などのさりげない装飾も洒落てます。
-
さてと、雨戸を閉めて寝ますか…
-
明けて翌朝
風呂は24時間入れますが、夜中の12時に男風呂と女風呂が交替します。
ということでもう一つの風呂に入りに行きます。
和風だけどそこかしこにモダンが… -
マッサージもタダでできます。
-
そして浴室
銭湯や共同湯のようだとみんな言いますが個人的には岩風呂よりこっちのが明るくて好きです。 -
横の半露天風呂
いかんいかん…
温泉旅館やホテルも担当しているのでついつい仕事のことを思い出してしまいます。。 -
早朝風呂から上がって、朝食まで時間がありますので
昨日同様に館内巡りをします。
中庭に面した窓ガラスが特徴の書斎部屋 -
二階に上がって同じく書斎部屋棟
赤い屋根瓦に特徴があります
鋳物製、すなわち鉄瓦。
薄いので瓦とほぼ同じ重さだそうで、オリジナルだそうです。
戦争時にもなんとか供出を免れたとのこと
あとで参加したご主人の建物見学ツアーで仕入れたネタです。 -
一階の中宴会場、3室あります。
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中宴会場、梅一の付書院にはコウモリ型の窓…
-
さらに二階に…
?に交差する、この階段がまた凄い -
しかも屋久杉を使った天井板の年輪紋は鳥の羽紋がくっきりと美しい
-
二階から住居棟、本館の甍を望みます。
一番左にちょこっと玄関の入母屋が…
洒落た窓桟も見えます。 -
8時半
朝食時間です。
ご飯2杯も食べsてしまいました。量が半端じゃありません。
アジの開きが美味過ぎる! -
朝から腹いっぱいで動けません…
でも、またまた建物探訪
玄関からロビーに向かう廊下の左右対称、シンメトリ、互い違いの組子とガラス窓
見事です -
庭側は手作りの透きガラスですが、リネン室側はすりガラス風
-
シンメトリは同じですが中が見えないように工夫
-
実はすりガラスではなく、大正、昭和に流行したすりガラスの上に膠を流してはぎ取る膠ガラス(グルーチップガラス)
よく見ると結霜のようなきれいな文様です。 -
仲居さんをおだてたら住居棟の1階の展示室を見せてくれました。
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前回、2005年に親戚の法事で来た時は村上氏が受け継いですぐの時で建物の細部は悲惨な状態でした。
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古くからのおなじみさんや村上氏の人柄、スタッフのおもてなしに牽かれた人たちに支えられて見事に復活…
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住居棟は村上氏の居住棟ですが1階を展示室として公開しているようです
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建物内をウロウロして、10時からの建物見学会に遅れてしまいました…
先ほど一人でウロウロして見た、2階の紫檀宴会場の廊下で追いつきました。
大きな手づくり板ガラスは表面が歪んでます -
廊下の桟にはこの建物を建てた足立家の家紋
桔梗紋がくり抜かれており、この紋は建物のあちこちで見受けられます。 -
この棟門にも…
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廊下の軒桁
杉でしょうね
よく磨かれてます -
そして…
紫檀宴会場を紫檀宴会場たらしめる
見事な紫檀の床柱 -
床框は花梨
床板はご存じケヤキの無垢材… -
障子の桟は手のかかる面取り障子です
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数々の文人墨客が滞在した格調高い和室というのはわかりますが、この108畳の大宴会場の必要性は?
思わずご主人に聞いてしまいました。 -
組子細工模様を分かり易く説明してくれる村上氏
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菊紋を並べるとあ〜ら不思議、星紋が…
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館内のいたるところに組子が施されてます。
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あちこちの組子細工を紹介します
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客室の中も見せてもらいました
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松1の客室の付書院
富士山と網干
見事な組子です。 -
木が織り成す伝統の装飾美
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そして住居棟の展示室の欄間にクモの巣が!
一匹は縦糸に、一匹は横糸に
しかも横糸は螺旋と同心円の2種類… -
女郎蜘蛛の目が…
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まさに組子の博物館です
-
川端康成は旧制第一高等学校を卒業した年から湯ヶ島通いが始まります。
ここ落合楼は宿泊費が高かくて手が出ず、近くの湯本館に逗留してそこに居た踊り子をモデルにして「伊豆の踊子」を執筆したと言われます。 -
でも、この落合楼にも頻繁に出入りして、つり橋から「私の宿ではまあ見られない都会の若い女性客が廊下を行き来するのをみて心安らぐ」と書いています
-
ご主人からは建物だけでなく組子の説明もありました
-
材は米ヒバ
ミクロ単位で切り込みを入れてはめ込みます -
こ、これも組子…
-
落合楼を後にして、
真っ直ぐ帰るのはもったいない
さてどこに?
湯ヶ島と言ったらこれでしょう
息子も娘もまだ行ったことがないというので行きました
ワサビ味のソフトクリームに惹かれて「浄蓮の滝」です -
落合楼の組子細工にいた女郎蜘蛛はここから来たのね…
-
車のトランクには
いつもテンカラ竿2本と仕掛けがあるので…
と思いましたが、エサ釣りだけのようです -
♪九十九折り 浄蓮の滝
舞い上がり〜 揺れおち〜る 肩の向こうに
あなたあ〜 ヤマがあ〜燃え〜る
何があっても もういいの
くらくら燃える 火をくぐり
あなたと〜お、越えたい 天城〜ごおえ〜♪ -
マス釣りの様子を見に行きます…
-
天城と言ったら
もう一つ
コレですね。
ワサビ田 -
ニジマスやヤマメが沢山放流されていて腕がうずきましたが
ガマンガマン…
写真撮りすぎて電池切れになってしまいました。
以下はタブレット端末で。 -
結局天城越えはせずに引き返しました。
で、寄ったのは… -
東京ラスク
なぜか長蛇の列… -
これでした。
ラスクパン -
ガラス越しに製造現場も見れます
-
わさびラスクが安いずら〜
-
おっ、試食!
-
ジュースで咽喉も潤せます
ちなみにただでした。
(東京ラスク、太っ腹です) -
ラスクパンの行列が短くなりました。
何故かというと限定50個販売だから。
家族は車に戻ったみたいだけど並んでみました。 -
前に数人、パンは数個、足りるか微妙です…
ラッキー!我輩が最後の1個でした。
後ろに並んでいた3人様
ゴメンナサイ… -
どこ行ってたの!と顰蹙買いましたが、手に入れたラスクパン
家に着くまで車の中で半分以上食べてしまいました…
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この旅行記へのコメント (5)
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- わんぱく大将さん 2013/09/16 00:18:08
- お見事 !
- アルデバランさん
お見事、久美子! いや、組子。
ラスクって、おいしいんですかね ? 大将
- アルデバランさん からの返信 2013/09/16 20:13:13
- RE: お見事 !
- 大将様、今ラオスは、世界遺産の街ルアンパバーンにいます。
100ccののバイクを借りて郊外の観光スポットを巡ってます。
ということでマトモにご返事できません。
お許しを.......
ラスクって名前は初めて知りました。
これだったのねって感じです。
> アルデバランさん
>
> お見事、久美子! いや、組子。
>
> ラスクって、おいしいんですかね ? 大将
- わんぱく大将さん からの返信 2013/09/17 09:21:43
- RE: RE: お見事 !
- > 大将様、今ラオスは、世界遺産の街ルアンパバーンにいます。
> 100ccののバイクを借りて郊外の観光スポットを巡ってます。
> ということでマトモにご返事できません。
> お許しを.......
> ラスクって名前は初めて知りました。
> これだったのねって感じです。
アルデバランさん
旅先からわざわざ返信せんでも。 時間は有効に使ってくだされ。大将
>
>
> > アルデバランさん
> >
> > お見事、久美子! いや、組子。
> >
> > ラスクって、おいしいんですかね ? 大将
-
- ムロろ~んさん 2013/09/10 13:38:23
- 和風と洋風がブレンドされている!
- アルデバランさん
ご無沙汰しております、ムロろ〜んです。
まだまだ暑さが続きますが、いかがお過ごしでしょうか?
伊豆の旅行記を拝見しました。
古い木造建築なのにきれいに手入れされていて、和と洋とがそれぞれうまく溶け込んでいるように思えました。値段も高そうですが、温泉に入りながらゆっくりくつろげられる素敵な宿だと思いました。
ラスクパン、無事に購入できてよかったですね。もし並んでも購入できなかったら家族は・・・?
美味しいラスクパンで皆様ご満悦ですね。
ムロろ〜ん(-人-)
- アルデバランさん からの返信 2013/09/10 21:12:47
- RE: 和風と洋風がブレンドされている!
- ムロろ〜ん様
書き込みありがとうございます
湯ヶ島の老舗旅館
職人さんの細部までのこだわりが残っておりそのデザイン感覚にしびれました。
そして、おかみさんや従業員のさりげないおもてなしに癒されました。
ムロろ〜んさんの経験された桃岩荘ユースホステルの人達のもてなしと対極にあると思われます。
それにしてもあの連中、毎日あのテンションですか?
利尻島は100名山を目指していた時、避けて通れないと思っていましたが、
10年ほど前に山から遠ざかってしまい、最近は体力の衰えが追い打ちをかけて遥か彼方に遠のいてしまいました。
利尻島の報告を楽しみにしてたのですが、
明日から11日間、ラオスです(^^;
ビエンチャン、ルアンパバーン、そのあとどこに行こうかまだ決めてません…
ということでムロろ〜んさんの報告は当面拝見できず残念です。
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