二度目のイタリア縦断‐９；旅の終わりは永遠の都ローマ

2013/08/16 - 2013/08/18

9日間のお盆休暇に向けてイタリア行のチケットを早々に抑え、この機に訪問したいイタリアの街を列記した結果、北はヴェネチアから南はマテーラ・アルベロベッロとなりました。
12年年末のイタリア訪問（ミラノ/フィレンツェ/ナポリ/シチリア島）に続き、今回もまたもや縦断に。前回と今回の非効率さを悔やまれますが、無事に行きたかった街を訪れることができました。

8月10日（土）出国→ヴェネチア
8月11日（日）ヴェネチア
8月12日（月）ヴェネチア→（飛行機）→バーリ→（電車）→アルベロベッロ→（タクシー）→マテーラ
8月13日（火）マテーラ→（バス）→バーリ→（飛行機）→ローマ→（車）→オルヴィエート
8月14日（水）オルヴィエート→（車）→チヴィタ→（車）→ポテンツァ→（車）→モンテプルチアーノ
8月15日（木）モンテプルチアーノ→（車）→シエナ→（車）→アッシジ
8月16日（金）アッシジ→（車）→ローマ
8月17日（土）ローマ
8月18日（日）ローマ→帰国

読んで頂いた方の参考になるよう、かかった時間や費用（当時）も覚えている限り書きたいと思います。

エリア ローマ(イタリア)

• 旅行の満足度: 5.0

• 同行者: カップル・夫婦
• 交通手段: 鉄道 高速・路線バス 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

フィウミチーノ空港でレンタカーを返却し、ローマ市内行きのバスに乗りテルミニ駅に到着。
歩いて3分のホテル「Titi」にチェックインし、さっそく地下鉄B線でコロッセオへ。

夕日で赤みがかったコロッセオとうっすら見える月。

二千年も前に作られたとは思えない巨大建築物です。

コロッセオのお隣はフォロ・ロマーノ（逆光）。
時間も遅かったので、コロッセオもフォロ・ロマーノも入場せず。かわりにホテルがあるテルミニ駅方向に向けて、徒歩で夜のレストランを探しながら帰りました。

メルラナ通りを歩いていてたまたま見つけたレストラン「Tempio di Mecenate」。人気店だったので、少し待って外席に案内されました。

アッシジからの運転で疲れていたので、ニンニクが食欲をそそるピッツァマリナーラと白ワインを注文。

妻はエビのリゾットを注文。
このレストラン、値段はそこそこに味はよかったのでアタリでした。

さらにテルミニ駅に向けて歩き見えてきた夜のサンタマリアマッジョーレ大聖堂。

綺麗にライトアップされていました。主に大通りを気をつけて歩いたので、危ないこともなく、無事にホテルに到着。

翌日は本格的にローマ観光。
地下鉄とバスの乗り放題券をテルミニ駅の地下鉄自販機で買おうとしたところ、無理やり教えて駄賃を取ろうとするおばさんが現れたが、断りを入れて購入。

A線スパーニャ駅で下車し、やってきたのはスペイン広場。朝方は逆光のため、また後ほど来ることにして、徒歩でトレビの泉へ。

スペイン広場からだらだら歩くこと15分、本物のトレビの泉とご対面、本物の精巧さに感動。（それまではラスベガスのレプリカで見た気になっていた）

願い事をかけられた小銭が飛び交っていました。

トレビの泉の近くのバス停から乗車しバチカンを目指します。

どうしても歩いてバチカンに入国したかったため、バチカンの手前の橋の前で下車。
どうみても観光客向けなレストランでツーリストセットをオーダー。案の定、味はよろしくなかったです。

昼食後、ローマの河川テヴェレ川を歩いて渡ります。

橋の真ん前には、数々の歴史の舞台となったサンタンジェロ城。

ローマに来たと思えた時間でした。

サンタンジェロ城から西へ向き、すぐに見えたサンピエトロ大聖堂。
14時からバチカン博物館の入場券を予約しています。

すごい行列ができていました。さすがバケーションシーズン。
入場予約時間に遅れそうです。。。

目の前にサンピエトロ大聖堂！

バチカンを守る有名なスイス兵がいました。

アップ。
ここで気がついたのですが、今並んでいたのはサンピエトロ大聖堂の入場で、バチカン博物館の入口はまったく別のところにあり、ここから10分ほどかかるとのこと。焦って戻りました。

博物館へ向かう道ではチケット待ちですごい行列でしたが、事前予約の甲斐があって、なんとか時間とおりに博物館に入れました。

壁・天井にもびっしりの絵。

こちらは地図のエリア。昔のイタリアの地図が両サイドに展示されています。

アップ。

何の絵か忘れました。

コンスタンティヌスの間？だったかと。

有名なラファエロのアテネの学堂。

カール大帝の戴冠。

イスラム軍に勝利したオスティアの戦い。

幽遊白書で土をまとったこんなキャラがいた記憶が。。。

かわいい教皇。

システィーナ礼拝堂で最後の審判を拝み（写真撮影厳禁）、終わりが近づいてきたところ、よくみると昔教科書にでてきた名前と人物画を見つけました。

有名人その１・キケロ

有名人その２・アリストテレス

有名人その３・プラトン

有名人その４・セネカ

有名人その５・ソクラテス（のはず）

最後は螺旋階段をぐるっと下りていきます。

見上げて一枚。

バチカンに最も近い地下鉄オッタヴィアーノ駅からフラミニオ駅へ。
地下鉄を出るとすぐにポポロ門。

むこう側にはポポロ教会が見えます。

実は双子の教会。中央のオベリスクを対象にそっくりな教会が二つあります。

ポポロ広場でしばし休憩。あちこちに石像が見れます。

さらに一駅南下し、もう一度スペイン広場へ。
午後は逆光もなく、綺麗に写真が取れます。

船の噴水。

さらに二駅南下し、レパブリカ駅へ。サンタマリアデッリアンジェリ教会が見えます。

近くにはオペラもあり。

土産物を買いにローマ唯一の日本のデパート・三越へ。
特に買いたいものに出会わず。

次はバスでヴェネチア広場へ。
そこから見えるヴィットーリオエマヌエーレ2世記念館、巨大です。

周りには教会らしき建物も。夕日がいい感じになってきました。

記念館の裏にはフォロ・ロマーノの出口から続く階段（左側の階段）。真正面はローマ市庁舎。

再びバスでテルミニ駅へ戻ってきました。

評判の店でカルボナーラを食べたかったのですが、ちょうどこの時期は休み伊入っているレストランも多く、調べていたテルミニ駅付近のレストランは休みの看板が続出。
夜も更け、ホテル近くの旅行者用レストランに入りました。

日本語訳も適当なメニュー、この旅で一番よろしくないレストランでした。

ローマ最後の夜なので、もう一度有名どころを見に出かけます。

まずはスペイン広場（本日3回目）。夜でも人が多く賑やかな雰囲気です。

階段に座り、観光客の仲間入り。

再び船の噴水。

近くには警察官が何人も歩いていて、スリなどの危険な感じはなかったです。

続び徒歩でトレビの泉まで。こちらもすごい人です。

こちらも警察官が見回っており、安心して泉を撮影できました。

最終日もテルミニ駅から観光に出発します。
テルミニ駅が唯一地下鉄A線とB線が交わっているため、付近に宿を取ると大変便利です。

B線でチルコマッシモ駅へ向かいます。一番のスリポイントなので気を引き締めて。

チルコマッシモとは古代の競技場のようです。陸上のトラックのように楕円の形をしたコースが見えました。

向こうにパラティーノの丘を見ながらテヴェレ川方面へ歩きます。

20分ほど歩いて、真実の口があるサンタマリアインコスメディン教会に着きました。すでに行列ができています。

自分たちの番まで1時間はかかりそうでした。
ただ順番待ちの間も真実の口をフェンス越しに見ることができ、先頭と次の撮影者が交代する合間の、誰も周りにいないタイミングに、横からですが写真は取れます。（これで満足）

北上し、コロンナ広場へやってきました。
マルクス・アウレリウスの記念柱。

その向かいにはイタリアのデパート・リナシャンテも入っているガレリア・アルベルト・ソルディがありました。

イタリア議会の下院。この日は日曜日でクローズの模様。

パンテオンを目指す途中、ここにある複数の鐘が鳴りだしました。

パンテオンに到着。

ラファエロがここに眠っているとのこと。

中も満員御礼。静かにという放送が繰り返し流れていました。

天井からの光を取り入れ、

一エリアを差します。

パンテオンからさらに西に歩き、ナヴォーナ広場へ。

有名なムーア人の噴水。

教会をバックに一枚。

ナヴォーナ広場から、最後の食事にちゃんとしたレストランで取りたくて見つけた「Locanda del Pellegrino」。評価も悪くなかったです。

魚介のコースと肉のコースをそれぞれオーダー。
まずは魚介コースの前菜。

プリモピアットは味付けが違う二種類のパスタとニョッキ。

セコンドピアットはマグロのステーキでした。

締めのフルーツ。

肉コースの前菜はミートボール。

プリモはローマ名物アマトリチャーナ。

セコンドはラムステーキ。

最後はパンナコッタ。
全体的に魚介コースのほうがよかったです。
ワインのカラフェと水が付いて、29ユーロ/人でした。

最後に買い出しに向かいます。B線のPiramide駅で下車。

早歩きで歩くこと10分、ローマのEatalyに到着。
イタリア中の名産・食材がここで一気に手に入ります。

今回購入したワイン、6本中2本はEatalyで購入。

お土産も買い、フィウミチーノ空港へのシャトルバスに乗ります。

途中、同じく空港へ向かうレオナルドエクスプレスに抜かれます。
バスだと確か4ユーロ/人、時間はかかりますが、かなり経済的。

フィウミチーノ空港での最後の写真。
特に危ないこともなく、旅を無事に終了しました。