2013フランスの旅第5回　アヴィニヨン　その2　Travel in Provence vol.5/Avignon 2

2013/05/13 - 2013/05/24

アヴィニヨン市庁舎とアヴィニヨンの橋（サン・ベネゼ橋）
2013.5.17 7：31/7：04
Hotel de Ville and Pont St.Benezet in Avignon

2013フランスの旅　第5回　アヴィニヨン　その2

☆隔週公開の予定でしたが「お盆休み特別企画」で急遽今週も編集しました。

初めての試みとして海外旅行の準備段階からブログに公開した2013フランスの旅（5.13−5.24）を無事に終え、6月19日に旅行の概要をまとめてハイライト編http://4travel.jp/traveler/810766/album/10784450/を公開しました。
今回は各都市毎の詳細な旅行記の第5回です。

5月17日（金）
未明にテラスの窓を開けて空を見ると星が見えて天気が良さそうなので早起きした。
朝天気が良いので前日と同じコース、すなわちアヴィニヨン旧市街の中心を南北に通るレピュブリック大通りから教皇宮殿の裏（東）を歩いて城壁を通り抜けた。
日の出直後の時間帯で、観光客はおろか一般市民の姿もほとんど見かけない静かな雰囲気の中を歩くのは気分がいい。
今までにパリ、ストラスブルグ、ベネチア、ミュンヘン、ニースなどでも経験済みだか、朝の光の風景の撮影には最適で貴重な時間帯だ。

城壁を抜けた目の前は水嵩が増して悠々と流れるローヌ川の水面が低い朝日を反射して眩しい。

下流に向かって歩き始めると目の前に朝日に輝くアヴィニヨンの橋が鏡のように静かなローヌ川に映って眼鏡橋を見せていた。
あまりの美しさに感動して、思わず「すげー！」と声にしてしまった。
48年の時を隔てて2回訪れたアヴィニヨンの橋の別れ際に思った。
この歳では「また来るね」とは気安く言えない。
Peutetre non. たぶんないね。
1965、2013と二度訪れたので思い残すことはありません。

Merci bien le pont d'Avignon. Vivez longtemps !?
アヴィニヨンの橋よ、ありがとう。長生きしてね。o(^▽^)o

帰りは市庁舎前を通ってホテルへ向かったが、陽が高くなり、庁舎の時計塔も朝日に輝いていた。
外気温はまだ10°を表示しており、とても5月とは思えない寒さ・涼しさだった。
城壁前のバラも朝日に清々しい。

撮影CANON EOS40D EF-S17/85,EF-S10/22

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エリア アヴィニヨン(フランス)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5
• ホテル: 5.0
• グルメ: 4.5
• 交通: 4.5

• 同行者: 社員・団体旅行
• 一人あたり費用: 30万円 - 50万円
• 交通手段: 鉄道 タクシー 徒歩
• 航空会社: エールフランス
• 旅行の手配内容: 個別手配
• 利用旅行会社: JTB

2013.5.17　　6：13
レピュブリック通りに面した商工会議所の入り口

立派なデザインのガラス扉は普通の店ではないことが感じられたので調べてみました。
Chambre de commerce et d'industrie (CCI) d'Avignon
http://lannuaire.service-public.fr/services_locaux/provence-alpes-cote-d-azur/vaucluse/cci-84007-01.html

裏通りのホテルの街灯　　6：15

実際はもっと暗く、夜道を照らす一条の光のようでした。（明るさ補正）

四ツ星の立派なホテルのようですが、それらしい雰囲気はありません。
他にも入口があるのかは知りません。

HOTEL CLOITRE SAINT-LOUIS 4★
http://www.booking.com/hotel/fr/clarioncloitrestlouis.ja.html

いわゆるATMです。6：17

あちらこちらにあって便利そうですが、私は海外でキャッシング（現金引き出し）の経験はありません。
最近は手数料の安さと利便性で人気のようですが、シニアの機械系エンジニアである私は「機械は故障するものである」という信念で無人の機械はあてにしません。尤も故障の多くはカード自体の電子回路（IC)や磁気トラックです。
やむなき事態に陥れば使いますが、そうならないように心がけています。

故障時の対応が容易な金融機関の店内のATMを営業時間内に利用するようお奨めします。

最近は治安の理由などでカード利用の信奉者が増えているように感じますが、カードのトラブルで旅行が続けられなかったり、食事に不自由したりしないのか気になります。
1人1日50ユーロ（ポンド）程度の現金は常に身につけることをお奨めします。スリの対策はしっかりご案内していますので実行すれば大丈夫です。
http://4travel.jp/overseas/area/europe/france-ile_de_france/paris/tips/10176840/

6：30の気温は10°です。時刻と気温が交互に表示されます。
天気は快晴です。 さむー！

この立派な建物は貯蓄銀行ですが、ここにもATMが複数設置されています。

サン・マルティアル修道院とHOTEL CENTRAL 6:21

日の出時刻は5：57ですが未だここには陽当りはありません。

ショーウィンドーは昔から24時間稼働のようです。6：23

48年前1965年に学生工業視察団でフランス各地を巡った時に印象に残ったのもの一つがショーウィンドーの美しさで、まさにカルチャーショックでした。
1965年旅日記
http://4travel.jp/traveler/810766/album/10753546/
3月27日（土）
アンジェーに着いたのは7時近くで、ホテルは駅前の"HOTEL de la FRANCE"
夕食後S君とアンジェーの城を見に行く。城の周囲には街灯があまりなく、すぐ近くまで気がつかなかった。
よく晴れていたので星が実にきれいで、北斗七星、北極星などがよく見えた。星空にそびえる古城、遠くには教会の尖塔、まるでオトギの国に来たようである。
こんな町でも商店のショーウィンドーは全く美しく飾られており、古い家具店の照明の美しさはしばし立ち止まって眺めずにはいられなかった。
これこそショーウィンドーの効果があるのだろう。

この時に体験したフランスの夜のショーウィンドーの美しさは私の心に深く刻まれ、パリなどに滞在した時に夕方から夜にかけての街歩きの原動力になっています。

Societe Marseillaise de Credit
マルセイユ信用金庫

人通りはありませんが鳩は集まってきます。6：24
残りのパンがポケットにあれば鳩にとってはラッキー！

しばらく解説はありません。

静寂に包まれた早朝の街の様子を想像しながらご覧ください。

時を告げる市庁舎の時計塔のからくり人形　6：30

カーン？
音色は忘れました。

レストランのメニューと歌劇ドン・ジョヴァンニのポスター　6：32

市庁舎全景

市庁舎前広場は「時計台広場Place de l'Horlogue」と呼ばれるが、後方のからくり人形を備えた時計台に由来する。
周囲にはレストランやカフェが並び、アヴィニヨンで最も賑わいのあるスポット。

路地裏の騙し絵窓

見学無料の屋外ギャラリーです。

レトロな雰囲気が気に入りました。

「建物にガラス窓を設置するのは費用がかり断熱性も悪いので、窓の代わりに殺風景を無くす工夫で窓絵が描かれるようになった」という説があります。
6：37

ようやく市庁舎の時計塔にわずかに朝日を感じるようになりました。6：37

教皇宮殿の裏には強い朝日があたってきました。6：40

超広角レンズによって肉眼では得られない広い視野が得られます。

撮影条件
EOS40D　EF-S10/22
ISO-800,f/13, 1/350秒,焦点距離10mm、部分測光、
露出補正 0 WB（ﾎﾜｲﾄﾊﾞﾗﾝｽ）:AUTO

低い位置の太陽の強い光が作り出すコントラスト極大の画像ですが、よく見ると陰（シャドー）の部分（城壁）も完全に潰れてはいません。
カメラの性能はこんなところでも判ります

高さ30mほどのドン岸壁周辺はきつい坂です。

HONDAのダックスDaxのコピーですがそっくりに見えます。

ホンダダックス画像集
http://www.google.co.jp/search?q=%E3%83%9B%E3%83%B3%E3%83%80%E3%83%80%E3%83%83%E3%82%AF%E3%82%B9&tbm=isch&tbo=u&source=univ&sa=X&ei=CuX9UabuCcHvkQXO6IGoCg&ved=0CCkQsAQ&biw=1250&bih=624

まだ街の人々の気配はありません。6：47

城門を出ると正面に朝日が眩しく、樹木で太陽を遮って写しました。
6：50

城壁の内側にはノートルダム・デ・ドン大聖堂の聖母像が見えます。

静かに流れるローヌ川と船（種類はわかりません）
6：52

まだ太陽が低く、私の影も5m以上もあります。

突然現れたアヴィニヨンの橋にびっくり！です。6：55
静かなローヌ川の水面に映って出来た眼鏡橋の美しさに感動してしまいました。
日の出時刻の1時間後です。

このような予期せぬ感動を体験すると早起きが苦になりません。
パッケージツアーでも団体行動前の時間でできます。

アヴィニヨンの橋（サン・ベネゼ橋）の基部はドン岸壁につながっており、下は城壁に沿って旧市街を一周する環状道路です。

RHONE 241.5が何を表すのかはわかりません。7：03

表紙写真の下半分です。
表紙は拡大できないので再度掲載します。

この橋が前回http://4travel.jp/traveler/810766/album/10796041/の表紙に掲げたドン岸壁公園から見たアヴィニヨンの橋と同じとは誰も気づかないでしょう。　ヘンシーン（変身）ですね。

残った橋の中央には小さな礼拝堂があります。7：06

フランス民謡「アヴィニョンの橋の上で」
歌詞　その１

アビニョンの橋で　踊るよ　踊るよ
アビニョンの橋で　輪になって　組んで
子どもが通る　おとなも通る

アビニョンの橋で　踊るよ　踊るよ
アビニョンの橋で　輪になって　組んで
兵隊さんが通る　職工さんも通る

アビニョンの橋で　踊るよ　踊るよ
アビニョンの橋で　輪になって　組んで
坊さんが通る　小僧さんも通る

アビニョンの橋で　踊るよ　踊るよ
アビニョンの橋で　輪になって　組んで
花屋さんが通る　八百屋さんも通る

アビニョンの橋で　踊るよ　踊るよ
アビニョンの橋で　輪になって　組んで 　　

歌詞　その２

橋の上で　踊るよ　踊るよ
橋の上で　輪になって踊る
男も通る　女も通る

橋の上で　踊るよ　踊るよ
橋の上で　輪になって踊る
坊さんも通る　兵隊も通る

橋の上で　踊るよ　踊るよ
橋の上で　輪になって踊る
酔っぱらいも通る　小僧も通る

橋の上で　踊るよ　踊るよ
橋の上で　輪になって踊る
　*　*　*　*　*　*　*　*　*　*　*　*　*　

橋への入口は夜間閉鎖されています。

橋に近づき、水面近くに下りるとアーチの内側が見え、橋の幅が分かります。
7：07

橋の上の礼拝堂　7：09

橋の基部のアーチの裏側の幅は約4m

向こうに見えるのは新アヴィニヨンの橋

水面に映った礼拝堂　7：11

こちらからはローヌ川の上流が見えます。

橋の幅は小型車の長さとほぼ同じです。

下流側から見る橋は日陰で、全く違った印象を受けます。7：12

アヴィニヨンの橋の上で
http://www.youtube.com/watch?v=da8So9pjTFw

http://www.youtube.com/watch?v=BHsER0a7MGA

残ったパンを撒いたらこんなに多くのハトが集まってしまいました。
7：15

ローヌ川のバイカモ（梅花藻）かもしれません。
そうカモ。

ラヴェンダーは5月の異常低温のためか、未だ開花していません。7：19

アヴィニヨンの橋の見納めです。7：21

この歳では「また来るね」とは気安く言えません。
Peutetre non. たぶんないね。

1965、2013と二度訪れたので思い残すことはありません。

Merci bien le pont d'Avignon. Vivez longtemps !
アヴィニヨンの橋よ、ありがとう。長生きしてね。o(^▽^)o　

1965旅行記の後半にアヴィニヨンの橋が載っています。
http://4travel.jp/traveler/810766/album/10753546/

アヴィニョンの橋の上で Sur le pont d'Avignon
http://blogs.yahoo.co.jp/matmi48/27133884.html
http://www.youtube.com/watch?v=3dN_EDbqgHY

フランスの消火栓

ベルギー、フランスの消火栓
http://www.page.sannet.ne.jp/matsuda-k/fire/fire-a2.html

城壁の北の門であるこのローヌ門から再び旧市街へ入ります。7：22

城壁の外ですごい光景を見て感動し、薄暗い城内へ戻ってほっとした気分です。昼間同じコースを歩いても全く異なる印象を持ったことでしょう。

旧市街のシンボルであるノートルダム・デ・ドン大聖堂の聖母像が見えます。

住宅の集合郵便受けには「出版物・刊行物お断り」の表示も見られます。
"PAS DE PUBLICITE & JOURNAUX SVP"

この小さい郵便受けの事情でしょうね。

通りに面した1回の窓には鉄格子・金網の防犯対策が施されています。
7：23

アヴィニヨン橋メルキュールホテル

今回の旅行ではアヴィニヨングランドホテルでしたが、カルカソンヌではメルキュールに泊まりました。

旧市街はまさに石造りの街です。7：24

教皇宮殿前に通じる石畳の路地

アヴィニヨン教皇宮殿前にも人の姿はありません。
7：26

ノートルダム・デ・ドン大聖堂の聖母像

市庁舎の時計塔（鐘楼）

教皇宮殿前地下駐車場の歩行者入り口　7：28

街で最初に動き出すのはどこでも清掃車と配送車です。

市庁舎にも朝日が当たり、眩しいほどです。

今朝ここを通ったのは6：33なので1時間が経ちました。7：32

ようやく街に人が見られるようになりました。7：32

後ろからでごめんなさい。マダム！

街中にもようやく陽差しが見られるようになりました。

私の影はまだこんなに長いです。

この時刻になってもまだ気温10℃は変わっていません。

イギリスの電話ボックス

パン屋でぶどうパンとカフェオレ（3.3ﾕｰﾛ）を買ってこの洒落たデザインのベンチで朝食です。
7：54

城壁の内側にある郵便局　7：57

アヴィニヨンTGV駅からのシャトルバスはこの郵便局前が停留所です。

城門（レピュブリック門）の中はタクシー事務所になっています。7：58

6：10にここから入り、2時間弱の早朝散策を終えて戻ってきました。
グループ行動前のこの時間は私にとって貴重な街歩き撮影の時間です。
ニースに次いで2回目です。

グループでのアヴィニヨン周辺観光は9時出発です。

アヴィニヨン　セントレ駅 7:59
GARE D'AVIGNON CENTRE

GRAND HOTEL

ここにホテルの入口があれば駅、バス停からの利便性はかなり向上します。

大きなリュックの少年はキックボードで何処へ行く？

城壁沿いに満開のバラ

ホテル入口は駅から最も遠い建物の隅にあるので探すのに苦労しました。

ホテル内の安全・火災対応用配置図（1階）

私の部屋は1号室でした。
居間とベッドルームが別で、合わせて40m2の広い部屋です。

中庭にはバラが満開でした。8：09

アヴィニヨン　その2でした。

9時からプライベート・ツアーに出かけます。
レボー、アルル、ニーム、ガール橋などです。

この旅行記へのコメント （1）

• ひゅうひゅうさん 2013/08/23 16:22:49

  ありがとうございました

  yamada423さん、こんにちは
  
  ７月に南仏に行ってきました。
  以前、yamada423さんの早朝のアビニョン橋の写真を見せていただき、書き込みをしたところ、メッセージもいただきました。
  
  そしてアビニョン滞在の早朝、アビニョン橋の見える、公園まで行き写真を撮ってきました。
  朝食の時間の予定がありましたので、城壁の外には行きませんでしたが、この公園からの眺めも素晴らしかったです。（アビニョンは２度目なので、前回アビニョン橋は歩いています）
  
  演劇祭の最中で夜中まで騒がしいアビニョンでしたが、早朝は静かでゆっくり眺めることができました。
  
  ありがとうございました。
  
  　　　　ひゅうひゅう