2013/06/28 - 2013/06/30
47位(同エリア96件中)
ロク69さん
6/29朝、カンデルシュテークへ向け出発、現地は雨模様の中、予約したアパートへチェックインする。
6/30(日)、最初の目的地はフリュンデンヒュッテだ。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- 鉄道 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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翌日(6/30)の朝は、昨夜の雨がうその様な好天気、気持ちも軽くハイキング初日に出発した(7:35)。今日は、エッシネン湖周辺にある3つの山小屋のうちフリュンデンヒュッテ(Fruendenhuette、2562m)を目指す。8時から運転開始のゴンドラに乗ってまずはエッシネン湖へ向かう。ゴンドラ乗り場までの道途中で、見上げるフィシシュトック(Fisistock、2946m)が見事に聳えているのに感動する。
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フィシストックの拡大、大きな岩の塊が集まって巨大な岩峰を形作っている。地図で確認すると、フィシシュトックは、内(Innere Fisistock、2787m)と外(Uessere Fisistock、2946m)の2つある。見えているのは後者のほうだ。
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5年前に来たときは、簡素な横座りのチェアリフトであったが、現在は立派なゴンドラに変わっている。どんどん高度を上げて出発駅が見る間に遠ざかっていく。
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ゴンドラから眺める左の大きなドルデンホルン(Doldenhorn、3638m)と右のフィシシュトック。びっしりと雪を纏った山と岩肌むき出しの対比が素晴らしい。ドルデンホルンのピークは白い左端、鞍部を経て右がクライン・ドルデンホルン(Kleindordenhorn、3475m)、右端がドルデンシュトック(Doldenstock、3266m)、ピークの手前の鋭い岩の突起は、ビム・シュピッツェ・シュテイ(Bim Spitze Stei2973m)だ。
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ドルデンホルンだけのズームアップ、しっかりと根を這った巨大な山塊の偉容が感じられる。
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ゴンドラの上駅(エッシネン駅)を降りた地点からの眺め。薄くたなびく雲上に聳え立つ山々と手前ののどかな草地が対照的である。
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20分ほどでエッシネン湖が見てて来る。8時30分ごろなので前方のブリュムリス連峰は逆光のなかだ。コースを右に取って湖畔沿いに進む。
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朝が早いためレストランは開店前の様子、朝日を浴びて輝いている。
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湖面には山の影が長く伸びていて、これからそろそろ目を覚まそうとしているようだ。
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最初は緩やかな登りが続く、やがて橋が現れて来る。周りの残雪が多いようで少し気にかかる。
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2つ目の橋、まだまだ高度は稼げていない、湖面の高さがあまり変わらないためによく認識できる。
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3つ目の橋、このあたりから斜面の勾配がややきつくなってきたようだ。
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やがて正面にロートホルン(BluemlisalpRothorn、3297m)が逆光のなかに見えてくる。
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エッシネン湖が大分下に見えるようになった。湖面の山影もずいぶん短くなっている。
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ロートホルンが近づいてくる。ゴルジュを流れた雪の跡が幾条にも見える。こうしている間にも大きな音とともに雪崩状の雪流がある。
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ロートホルンの右には、主峰のブリュムリスアルプホルン(Bluemlisalphorn、3661m)が白く見えてくる。
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見上げる大きな岩棚のさらに上方の岩稜上にヒュッテの旗が見える。この高度さはとてつもなく大きく感じられて、この先が思いやられる。
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目の前の岩棚は垂直に立ちはだかっているので、コースは左へ迂回して行く。
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左へトラバースするようになると、残雪が多く出現してくる。一歩一歩ステップを確かめながら進む、滑れば10〜20mは落下しそうだ。
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一旦、残雪が切れて鉄ロープの細いコースを歩く。道はしっかりしているが、左側が大きく切れ落ちているので緊張する。
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ロートホルン、ブリュムリスアルプホルンについで、右にエッシネンホルン(Oeshinenhorn、3486m)が現れる。目指すヒュッテはまだ遠い。
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大きな岩棚を左に回りこんでヒュッテ直下の斜面には、1本のロープがあってこれを掴んで雪上を直登する。素手では冷たいが我慢して身体を引き上げる。非力な女性には辛い場面だろう。下方にはエッシネン湖と先にロープを使って降りて行く人たちが見える。
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ロープ場を登りきると残りはジズザグの岩場で残雪は少ないが、息遣いは荒くなる。ヒュッテ直前はまた雪面でこれはどうやら昨夜降った新雪のようだ。
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11:25にヒュッテに到着、ゴンドラを降りてから3時間15分(うち休憩15分)だった。アイゼンは装着しなかったが、岩と雪の連続だったので正解だったと思われる。
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晴れ上がった空とヒュッテの全景、屋根の雪はほとんど融けて壁際のべンチを濡らしている。
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ヒュッテからのロートホルン。
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その右のブリュムリスアルプホルンとエッシネンホルン。
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さらに右は、フリュンデンホルン(Fruendenhorn、3369m)は象の頭のような形状が印象的だ。
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小さなコル(フリュンデンヨッホ Fruendenyoch、2984m)を経てドルデンホルンへと続く。
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ヒュッテの裏側まで迫るフリュンデン氷河(Fruendengletscher)には、登山者が歩いた跡がうっすらと見える。
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ヒュッテでは温かい野菜スープを頼んで、持参のおにぎりで昼食とする。赤ワインも飲むことにした。
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約1時間の休憩を、下山を開始(12:22)、小屋を振り返って名残を惜しむ。周りは昨夜の新雪が柔らかく残っている。
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小屋前から見下ろすエッシネン湖、見事なロケーションだ。高度差は約1000m、神秘の湖と周りを囲む絶壁の山々が息を呑む美しさを創っている。
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もう一度振り返ってフリュンデンホルンを見る。
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降りのロープ場は登りに比べると余裕(?)で降りる。
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岩棚の下まで降りてきた、ヒュッテの旗が見えている。良くあそこまで登れたものだと我ながらうれしく思う。
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かなり降った地点からのブリュムリスアルプの3山、雲が沸き始めている。
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エッシネン湖まで降ってきた(14:27)。湖畔のレストランでビールと赤ワインで乾杯、初日の無事をお祝いした。
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ゴンドラを降りて周辺の案内板を見ると、ホーチュルリ方面は赤ランプでクローズらしい。カンデルシュテークのアパートへ向けて歩く、途中の教会は絵になる光景だ。
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お世話になっているアパート、全部で3グループが泊まれる。駅から徒歩5分、教会のすぐ横でとても便利。我が家は最下階(白壁の半地下)で、時々上階の宿泊者の足音がミシミシと聞こえるのがご愛嬌だ。
本日の全行動時間7:05、休憩1:35、実動5:30で、標高差は1058mの登り降りだった。
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