2013/05/22 - 2013/05/24
83位(同エリア313件中)
ひらしまさん
南のシチリア島から北はアルプスの麓まで、約1ヶ月のイタリア縦断紀行の第3回は、シチリア東部の美しい海岸線が人気のリゾート、タオルミーナでのんびり楽しみます。
主な行程と宿泊先
アグリジェント→カターニア→タオルミーナ(プルマン)
13ユーロ+5ユーロ/人
Villa Astoria スタンダード 75ユーロ/泊 2泊
- 旅行の満足度
- 4.5
- 同行者
- カップル・夫婦
- 一人あたり費用
- 50万円 - 100万円
- 交通手段
- 鉄道 高速・路線バス
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
アグリジェントを出たバスは約3時間でカターニア駅近くに着きました。
カターニアはシチリア東部の中心都市で見所もいろいろあるみたいですが、ぼくたちはバスの乗り換えだけですみません。 -
まずはアグリジェントで買えなかったタオルミーナから先の鉄道切符に、ここカターニアで再挑戦します。
駅はアグリジェント駅と違って活気があり、切符窓口もすぐわかりましたが、自販機で買えと追い返されてしまいました。それで自販機の列に並び順番がくると、そこに立っていた係員にローカル線以外は窓口へ行けと言われてしまいました。
どうなってるんだと腹は立つもののそれを表現するすべもなく、ふたたび窓口へ。
窓口のおじさん、今度は対応してくれました。でも、ここでも明後日ではなく明日の切符を出され、発券し直してもらいます。
言葉の通じない客の相手はしたくないっていうオーラに負けて、シッラまでの切符だけでいったん引き下がることにしました。
次は、これから乗るタオルミーナ行きのバスです。
アグリジェントからのバスとは会社が違うので、バスターミナルも別でわかりにくい所にあり、何人もの人に尋ねながら何とかたどり着きました。
日本と違って案内表示というものがおよそないのは、わからなければ人に尋ねればいいという、人と人のコミュニケーションを重視するイタリアの流儀なのかも。
スクーズィとグラツィエ、この旅で何百回使ったことか。
で、バスの発車時刻の4時まで余裕があったので、またまた駅の窓口へ。
さっきの偉そうな中年男性係員、こちらを無視して同僚とおしゃべりを続けていましたが、ぼくも気持ちに余裕ができて気にせず待つこと30秒、彼もあきらめて顔を向けてきて、ようやく6日後のローマまでの切符を手に入れることができました。
ついでにホームのトイレを借りた帰り、ニーハオとよびかけられました。中国人らしい3人組で、日本語でこんにちはと答えるとがっかりした様子。
何か役に立てればと英語で聞くと、サンジョバンニまでの普通列車の切符を見せ、今度のメッシーナ行きの列車に乗った方がいいかということらしい。
メッシーナはサンジョバンニへの途中だし、パレルモ方面からの列車が来るかもしれないからそれがいいよと助言し、日中友好にちょっと貢献。
ぼくも旅先で中国人に親切にしてもらったことあるし。 -
さて、切符購入というミッションを達成し、カターニアを発ちました。
バスの右手にきれいな海岸が見えると、そこはタオルミーナでした。
つづら折りの坂では、写真でおなじみのイゾラベッラの絶景が左右の窓に交互に現れ、目を楽しませてくれました。
タオルミーナでの宿はヴィッラ・アストリア。
バスターミナルの目の前にあり、交通の便は最高です。 -
小さなバルコニーに出ると、海もちらっと見えます。
道路側がバスルームになっているのは騒音対策でしょう。バスルームの窓はクラシックな二重窓ですがよくできていて、静かなものでした。
1泊75ユーロはこの旅で最安です。
シチリアのホテルは本土よりかなり安いように感じました。 -
夕食は宿で勧められたAl Giardinoへ行ってみました。
人気があるらしく1卓だけがあいていました。給仕が生き生きとしているのがいい感じ。片言の日本語も披露してくれます。ムール貝のスープがおいしくて満足でした。 -
旅の5日目。
山の城塞カステッロにバスで行こうと思ったのですが、ターミナルの窓口で「別の会社!」とはねつけられ、イタリアってなぜか窓口の人は威張ってるなあと不思議に思いつつ、海に進路変更。
近くのロープウェイ乗り場に向かいます。 -
マッツァーロ海岸に下りるロープウェイは片道3ユーロもしました。下りは歩いてもよかったかな。
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海岸はレストランやホテルに占められていて近寄りにくいのですが、ところどころからのぞく景色はさすが高級保養地です。
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ブーゲンビレアの花も似合っています。
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北側に細い道を見つけて下りてみると、きれいな海です。
でも、ホテルのプライベートビーチのようで落ち着かず、すぐに引き上げました。 -
南に戻り、イゾラベッラの手前の小道を下りてみると、小石の浜に出られました。きっとまたプライベートビーチで近寄れないだろうと思っていましたが、そうでもありません。
裸足になって、のんびり地中海の波とたわむれます。小石が足裏をマッサージしてくれ、疲れがすっかりとれました。 -
次はタオルミーナの街歩き。
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店頭を見て歩くだけでも楽しい。
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シチリア名物カンノーロがおいしいとホテルで聞いた菓子屋を探して買いました。
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シチリアのあちこちで見かけた女性の顔のまわりを三つどもえの足が囲んでいるデザインも気になっていました。
トリナクリアとかトリスケルとよばれるシチリアの象徴らしい。 -
トリナクリアの壁飾りをいくつかの店で見比べて、素焼き粘土の小ぶりのものを選びました。
ホテルに帰って、さっき買ったカンノーロを昼食代わりに食べてみましたが、名物にうまいものなし、でした。 -
ゆっくり昼寝し夕方ギリシア劇場へ。
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ローマ劇場は地中海・ヨーロッパのあちこちにありますが、ギリシア劇場となると少ないでしょう。
ここは紀元前3世紀につくられたといいます。 -
海を見下ろす高台にあり、ここでの観劇はさぞかし解放された気分だろうな。
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大通りに戻り、西端のカターニア門まで散歩します。
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広場から見下ろす南の岬。
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昨夜と同じAl Giardinoへ夕食に行きました。写真は流しの楽団です。
隣のテーブルが頼んだスズキを給仕がワゴンで取り分けているのを見ていたYが、近頃身につけたオバサン力を発揮してなにか口を挟んだらしく、隣席の米国から来たご夫婦と英語でおしゃべりが始まりました。
日本では魚の調理法こんなふうにもするとか、アグリジェントはどうだったとか、この先の予定とか、二、三十分も話が弾みました。
一昨年、旅先のB&Bの朝食で会話の輪から脱落したほろ苦い思い出からすれば、信じられないほどの画期的な出来事。ぼくには半分しかわかりませんでしたが。英語漬けに打ち込んできたYの「努力は人を裏切らない」。
それに、旅行者の心を開かせるシチリアのゆったりした空気も作用していたような、楽しい夜でした。 -
旅の6日目。今日は楽しかったシチリアを出て、イタリア本土にはいります。
朝、バスを降りタオルミーナ・ジャルディーニ駅にはいって驚きました。その華やかなこと、瀟洒なこと。さすが高級保養地の駅です。
写真は駅舎の天井。 -
待合室のシャンデリア
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通路の床タイル
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ホームもなんだか上品です。
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予定時刻を過ぎても列車は来ませんが、この時計を見ていると楽しい気持ちで待てます。
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目の前の海を船が横切っていきます。
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列車は30分遅れで来ました。
ステップがとても高いので、お年寄りの荷物上げを手伝います。ぼく自身にもけっこうきつい段差でした。
こういう点は鉄道よりバスの方がありがたいですね。
この列車で、メッシーナからサンジョヴァンニへ、船で海峡を渡ることになります。
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この旅行記へのコメント (2)
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- mistralさん 2024/09/02 13:54:16
- 旅がつながって、、、
- ひらしまさん
その後、イタリア旅の続きを拝見しておりました。
1ヶ月もの長期イタリア旅のスタートがシチリア島から始まっていたこと、
そして、なんと、以前ひらしまさんとシチリアにまつわることがらで、やりとりさせていただいておりましたことに驚いたしだいです。
その続きのヴェネツィアで、今回コメントさせて頂いた折りには
まだそれらの旅が一連のものだったことには気づいておりませんでした。
1ヶ月もの長旅ですから、途中体調を悪くされたり、様々なハプニングもおありだった
ことでしょう。
シチリアのタオルミーナは未訪問に終わりました。
列車ごと乗り込んで海を渡る体験に憧れたのですが、残念ながら滞在時間が足らずに
断念しました。
それでシチリアだけに絞ったんでしたが、それでも周れたのは半分ていど、
海の青さとシーフードの美味しかったこと、ワイン豊かな味わいなど
思い出しております。
mistral
- ひらしまさん からの返信 2024/09/02 22:33:09
- Re: 旅がつながって、、、
- mistralさん、こんばんは。
長々と続くイタリア旅行記をたくさんお読みいただき、ありがとうございます。
そうなんです。このタオルミーナやシッラのずっと先がヴェネツィアだったんです。
適当につまみ食いしてくださいね。
人生最初で最後の長旅は、真ん中のローマあたりで日本が恋しくなったりもしましたが、やはりどの街も魅力的で、その魅力に引っ張られて1ヶ月を歩ききったような気がします。
イタリア、中でもシチリアに我々が強く惹かれるのはなぜだろうと今あらためて考えてみて、すべてをお金に置き換える資本主義に骨の髄まで漬かりきった日本人には、資本主義が貫徹しきっていない彼の地を恋しく思う感情が働くのかも、なんて思ったりしました。
ひらしま
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