仏教の里・パガン前編・神聖なるボッパ山、そして出家の祭り　～2012年冬:台北＆ミャンマー旅行記３～

2012/12/28 - 2012/12/29

2012年年末　12月26日～31日
台北＆ミャンマー・ヤンゴン＆バガン旅行

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12月28日　朝便にてバガンへ、バガン遺跡観光、バガン泊。
12月29日　午前バガン遺跡観光、午後便にてヤンゴンへ、ヤンゴン泊。
12月30日　午前便にてヤンゴン→バンコク→台北へ。台北泊。
12月31日　帰国
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12月28日
ヤンゴンから朝一のプロペラ機!でパガンへと移動。
ハイシーズンのパガン、行けば何とかなるさ～と車の手配とかすっ飛ばしていくと、なんとどこにもタクシーや客引きの影がない。
ありゃりゃ、どうするかなーと思っていると、
一人の自称ガイドが声をかけてきた。
彼の名は【チョウチョ】さん。
出たとこ勝負で、彼に着いていくことに。

まずはパガンのホテルに向かう前にボッパ山に行き、それからパガン中心部へ向かうことで話がまとまった。
彼の知り合いが運転する車に乗り、まずはボッパ山へ。
ナッ信仰の総本山の神聖なこの山は、サルと人形であふれる、ちょっと不思議なところだった。詳しくはウィキ参照。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9D%E3%83%83%E3%83%91%E5%B1%B1

そしてその道すがら、ミャンマーならではの色々な光景に出会うことが出来た。
ガイドをつける旅も悪くないなと思った。
そんな満月のパガン旅行記前編、はじまりー。

エリア その他の観光地(ミャンマー)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 5.0
• グルメ: 3.5
• ショッピング: 2.0
• 交通: 2.5

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 10万円 - 15万円
• 交通手段: タクシー 徒歩 飛行機
• 航空会社: チャイナエアライン
• 旅行の手配内容: 個別手配

ヤンゴン空港の国内線。
国際線とは違ってカオスだー。

航空会社はエア・カンボーザ(KBZ)。
ミャンマーでは国営のミャンマー・エアウェイズ(MAI)と、民営の航空会社が数社あります。
MAIはしょっちゅう遅れるみたいで評判が良くない。
旅行代理店に頼んでKBZを押さえる。

Ｋ7-222便、6;20発の7:40着
片道121ドルでした。

服にシールをぺたっと張られる。
準備が出来ると呼ばれるので、呼びはぐれ防止みたいです。

定刻を過ぎること15分ほど。

おー看板があがったよ！
さあ、ゲートへGOだ！

ゲートを抜けると、送迎のバスが待っている。

バスが飛行機のそばで止まる。

おおおお、なんとプロペラ機！！！
アエロフロートの、ヴェネツィア→モスクワ便に乗って以来、
7年ぶりの搭乗です！

中は意外にまともです。

さあ、出発だーーー！

1時間程度の短いフライトだけど、
なんと機内食が出ました。
味は･･･うぅ残そう･･･

8:00
バガンの空港に到着。
正確には、ニャウンウー空港と言います。

旅行者はここで入域税を払う。
確か10ドル。

ここでも両替できます。
100ドルの高額紙幣の方が、レートが良い。

外へ出ると・・・
アレ？？？アレ？？？
アジアに良くある客引きが一切いない･･･。
どうしましょ･･･。

とウロウロしていた自分を見かねた一人の男性が登場。
それが自称ガイドの【チョウチョ】さん。
彼はハイシーズンだからタクシーなどはないといい、
自分の知り合いの車に乗らないかと言ってきた。

近くの掘っ立て小屋みたいなカフェに移動
今後のプランを話す。

バガン中心部へ行く前に、ポッパ山という観光地に行って、
その後ホテルに送ってもらうプランで話がつく。
1日車をチャーターして、大体130ドルくらい。
チョウチョさんのガイド代含む。

後姿しか撮れなかったけど、

今回のガイド、チョウチョさんです。

一路ボッパ山へGO！

その道中、彼はいろいろな所を案内してくれました。
まずはココナッツファーム。
アジア各地でおなじみの、ココヤシ加工所です。

職人がココヤシの木に登り、
実を裁断します。

スルスル上っているようですが、
実はとっても高くて難しい･･･。
何より、超怖い･･･。

職人が取ってきたココヤシを切り、
ココナツジュースを煮詰めて、
砂糖を作ります。

こういう施設はタイでもヴェトナムでも見ました。
東南アジア共通の生きる術。

ココヤシの葉っぱなどで入れ物を着く足り、
かごを編んだりして売り物にします。

葉っぱで作ったの。
凄く細かい！

そばではピーナツオイル絞り。
牛さんがぐるぐる回ることで、臼の中のピーナツが潰されていく。

ここからはミャンマーならではの光景。

この木はタナカの木。
ミャンマー人がほっぺたに塗っている、
日焼け止め兼化粧品かわりのアレ。
木を水で濡らし、硬いところにこすってつけます。

手に塗ってみたよ！
･･･あんましわからん。

このあと、たくさんのミャンマー人の写真が出てきますが、老若男女問わずに皆さん顔に塗っています。
乞うご期待。

お茶をご馳走になりました。
ココナツの実の繊維をお茶請けに。

それからミャンマーのお茶請けと言えばコレ！
食べるお茶、【ラペットゥ】。

真ん中の緑茶の葉っぱと、
周りにあるナッツや豆類を混ぜて食べます。
これが止まらない！ヤミツキになりそう。
イイネイイネ！

さて、ココナツファームをあとに。
いざポッパ山へGO！
農村地帯を駆け抜けていきます。

この立派な道路、日本の経済協力で作られたそう。
私まで感謝されてしまいました。

･･･と、とある集落の前で車が止まる。

『あっ！外を見てみて！！！』
･･･ん？
　なんかお祭りのようなものが見えるけど･･･。
『子供の出家のお祭りをやっているよ！
　見にいこう！』

おおおーーー、良い展開ですね！
二つ返事で車を降りる。

人だかりのほうを見ると、美しい衣装と化粧をまとった子供たちがいました。
彼らが出家するみたいです。
こんな小さな子が･･･。

許可を得て動画を撮ってみました。
http://youtu.be/OF8Xb5grajo

やや不安そうな表情にも見える。

みんなで座って、お祈りを捧げる。

お祈りを捧げる子供のアップ。

気が散っちゃったかな･･･
ごめんね。

礼をした拍子に、帽子が転げ落ちたー。
かわいい。

近くには、お祝いの花を手に持つ子供が。

大人たちはトランス状態で、太鼓をたたいたり踊って歌ったりと、お祭りに欠かせない音楽を奏でている。
ドンドンジャンジャン！
http://youtu.be/HRxsaFPKpvM

お祈りが終わると、馬に乗りました。

まだあどけない子供の顔に、
きりりとした表情。

これから集落中を馬に乗って回り、
出家の報告とお祝いをします。

さあ、大人たちに引かれて出発だ。
さよなら、小さな僧侶たち。。。

自分ひとりではなかなか躊躇してしまう光景だったので、ガイドと同行していて良かったなあと思った瞬間でした。

さて、さらに車は進み･･･。

いよいよボッパ山近くの集落にやってきた。

麓のお寺では、またお祭りのような催し物が行われていた。
見学していくことに。

わわ、すごい騒ぎ！なんだなんだ。
http://youtu.be/3VqcnzT9pBM

男女２人が、祈りを捧げています。

祭壇には、ポッパ山に祭られている神様、
ナッ神の像などが。

おじさんの剣の舞。

流れるような動き。
是非とも動画でご覧ください★
http://youtu.be/QeVzVly59v8

２人とも踊る踊る。

端のほうでは、謎の歌を歌うおねいさんが。
すっごいカオスな空間。

動画を撮ってきたのでお楽しみください。

さて、そんなこんなでようやくポッパ山が見えてきたよ！

おおお、大きいなあ！

入り口が見えてきました。
さっそく上ります。

階段を上る。
てくてく。

山の上にあるお寺なので、結構な急勾配です。

入り口近くの両脇に並ぶ屋台。
わー、美味しそう！

入り口に着きました。
ここからは裸足で行くことになります。
靴預け代５００チャットくらいでした。

さらに上へ上へと階段を上ります。

そしてここポッパ山を仕切ってるのは、
なんとサル！
しかも一匹じゃなくて凄いいっぱいいるのね。

水とか狙ってくるので要注意。
そして奴等が喰い散らかした果物とかを裸足で踏むと、
えらいブルーになるのでこれまた要注意。

上っていくと、途中途中で建物があり、
中にはナッ神の像があります。

これがナッ神。
女性の神様で、元々は人間だったそうです。

ナッ神とその子供たちの絵。

なかなか面白い物語なので、
興味がわいたら調べてみてください。

そのほか仏像がいっぱい。
そしてまたバックにはネオンのピカピカ･･･
右側の坊さんの模型にも注目。

ミャンマー、超脱力系だな・・・

さらに上にあがり、最上部へ。

おおお、仏塔大きい！

頂上には、展望台件休めるスペースがありました。

たくさんのお坊さんが見学に来ています。

傍らでは、寝そべる坊さんが･･･。
ああ、ゆるい。ゆるいよ。

総本山と言ってもお堅い雰囲気はなく、
みんなのんびりとお参りしています。
この空気の流れ、心地よい。
せかせかしてない。心に余裕と隙間がある。

このひとたちものびのびと生きておられます。
うん、このゆるさ、大事。

あるお部屋に並べられていた花。
きれいー！

どうもこの部屋でご飯を食べるみたいです。

･･･と思いきや、、、
いきなり豆まきみたいな行事が始まった！
ぎゃーわーなんかとんでくるー！

掃除してる人たち笑

しかしこのイベントの読めなさはなんだなんだ。
楽しいぞー！

帰りはお土産物屋の参道を通って下ります。

下界に降りてきました。
なんだか不思議な空間で、
ゆるい空気が漂うステキな場所でした。

麓の村の住人の方の写真を何枚か撮らせてもらいました。

小さい子を抱く姿が良い。

顔にタナカを塗った家族。
やっぱ小さい子はかわゆいですな！

ばーーーー！

そのまま麓の村の食堂でご飯を頂きました。

ミャンマーの料理は結構油っこい。
おかずの油煮、見たいなのが多い。
そして辛め。

茄子とか魚とか鶏肉とか、
とにかく野菜も主食も油で煮るの。
それに生野菜、スープ、米。
好き嫌いは分かれると思います。

食堂のそばにあったバイク。

HONDAのバイクかと思いきや、
おもいっきしパクリ。。。

さて、ボッパ山を後にして、
これよりバガン中心部へと向かいます。

ボッパ山はバガンから少し時間がかかるので、なかなかいけない場所だと思いますが、のんびりとした空気が流れているいいところです。
ゆるい気持ちになりたかったら是非！

では次はパガンのお寺を回った記録を。

この旅行記へのコメント （2）

• ホワちゃんさん 2014/02/28 14:38:02

  ピーナツオイルですね。

  ぱんスキュさん
  
  確かに脂っこかったですが、私、はまりました。（笑）
  豚の脳みそのラーメンは食べましたか？
  現地ガイドさんに薦められ食べましたが、ヤコブ病の心配があるからあまり食べない方がいいと聞きました。（汗）
  
  地元の素敵なレストランに連れて行かれたのですが、御座の敷いてあるレストランで、怪しげなペットボトルに入った蒸留酒にたくさん虫やごみが浮いていましたが、迷わず頂きました。
  
  ミャンマーの方は本当に親切で、いろんなことを断りにくい感じでしたので。。。
  
  ホワちゃん

  ぱんスキュさん からの返信 2014/03/05 00:02:52

  RE: ピーナツオイルですね。

  ホワちゃんさま
  
  書き込みありがとうございました！
  
  ＞豚の脳みそのラーメン
  うわぁ、すごいインパクトのある響きですね！
  初めて聞きました･･･現地でかすりもせず･･･残念。
  でもトライしてみたかったなあ！
  次回、探してみます^^
  
  確かにミャンマーの方は人がよく、悪気が無いので色々と断りづらく･･･。
  でもとても魅力的な国民性でもあると思いました。
  
  こうやって思い出していくと、私もまた行きたくなってきました。。。
  
  ぱんスキュ