2013/06/03 - 2013/06/03
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ベームさん
12日目、6/3(月)。
雨のバイロイトを後にしてフォルヒハイム、ノイブルクに向かいます。
フォルヒハイム:バンベルクとニュルンベルクのほぼ中間、ドナウ・マイン運河沿いの古い町。人口3万人。8世紀にはフランク王国の宮廷が置かれていたこともある。805年のカール大帝の勅書に現われていて2005年には都市1200年祭を催している。
フォルヒハイムはドイツ史で重要な位置を占めています。
911年東フランク王国、カロリング朝のルートヴィヒ幼童王が夭折しカロリング朝は途絶えた。そこで東フランクの豪族たちはここフォルヒハイムに集まり、フランケンの部族大公であったコンラートを次の東フランク王国国王に選出した、という故事です。
1007年、神聖ローマ帝国皇帝はこの地をバンベルク司教に寄進し、以後1803年バイエルン王国に併合されるまでバンベルク司教領だった。
市庁舎の窓を利用したアドヴェントカレンダーは世界一美しいアドヴェントカレンダーとして有名。
写真はフォルヒハイムに行く車中にあった子供専用ボックス。
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 30万円 - 50万円
- 交通手段
- 鉄道 高速・路線バス タクシー
- 航空会社
- ルフトハンザドイツ航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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バンベルク、バイロイト、フォルヒハイム、エアランゲンを結ぶ地域をフレンキッシェ・シュヴァイツ、フランケンのスイスと呼びます。
スイスには及びもつかないですが標高400~600mの山が連なり、起伏にとんだ地形が幾分スイスに似ているところか名づけられたそうです。 -
車窓。
バイロイト11:01発のREでリヒテンフェルス乗換えフォルヒハイム12:46着。今日はバスに乗らずに済みました。
今回のオーバーフランケン地方の旅ではリヒテンフェルスやクルムバッハ駅には乗換えやらロッカー利用やらで何回もお世話になりました。 -
車窓は相変わらずの水浸し。
この時はまだ2002年以来の大洪水になっているとは知りませんでした。 -
この車両には面白い席がありました。
キンダー・シュピール・エッケ。子供の遊びコーナーというものです。初めて見ました。 -
フォルヒハイム駅。
12:46着。
途中下車なので荷物をロッカーに預けました。 -
フォルヒハイム駅。
なかなか堂々たる駅です。
ようやく雨は上がりました。 -
駅前から延びるクロスター通りを行きます。
聖ヨハニス教会。 -
聖ヨハニス教会。
1896年。 -
公衆トイレ。
無料でした。そういえば今回駅でも町中でも無料トイレが結構ありました。トイレ事情好転? トイレが壊れていて、50セント入れてもドアが開かず、硬貨も戻ってこないなんて、悔しいですね。 -
クロスター・フォルヒハイム、フォルヒハイム修道院。
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クロスター通りとフォルヒハイム修道院/クロスター教会聖アントン。。
17世紀。 -
フォルヒハイム修道院付属教会。
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フォルヒハイム修道院。
ドイツも南に行くにしたがってカトリックの教会が増えていき、内部の装飾も華麗になっていきます。 -
フォルヒハイム修道院。
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フォルヒハイム修道院。
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クロスター通りを水路が横切っていたので水路沿いに歩いてみました。
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ひたひたと水が床下に迫っています。水が溢れているといった様子は有りません。
この辺り一帯少ベニスというようです。。 -
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家の前に鉢植えを沢山並べています。でも日本の下町あたりで路地の軒下に鉢植えを並べている風情とは違います。
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水路沿いに建つシナゴーゲ記念碑。
ドイツ中どこに行ってもシナゴーゲの跡があります。いずれも悲惨な歴史を物語っています。 -
小ベニス、と名のつくところはドイツ中あちこちにあります。バンベルクとかエスリンゲンとか。
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フィッシュカステン。
生け簀みたいなものです。昔はこんな小さな小川でも魚を獲っていたのですね。 -
カンメラース・ミューレ。
通称シーフェスハウス。傾いていますか? 1698年。
現ホテル・レストラン。 -
水路の先のバンベルガー通り。
聖カタリーネン・シュピタール教会。 -
聖カタリーネン・シュピタール教会。
1450年。 -
聖カタリーネン・シュピタール教会。
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聖カタリーネン・シュピタール教会。
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聖カタリーナ。
車輪に縛り付けられて処刑されようとするが、不思議なことに何度やっても車輪が壊れてしまうので最後には斬首される。 -
聖マルガリータ?
竜を踏みつけています。 -
聖セバスティアヌス。
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ピエタ。
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カタリーネンシュピタール・アルテンハイム(老人ホーム)。
1611年。 -
ハウプト通り。
由緒ある建物のようですがドナーケバブ4つ10ユーロなんて看板が出ています。
こんな建物にケバブ屋さんなんて勿体ない。 -
昔の税関。
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市庁舎広場に来ました。
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市庁舎広場です。
塔は聖マルティン教会。 -
市庁舎と聖マルティン教会。
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左が市庁舎、1490年。市庁舎に引っ付いているのがマジシュトラーツバオ、1535年。
これが有名なんです。 -
何が有名かって、
この二つの建物の窓の一つ一つがアドヴェントカレンダー/Advent Kalenderになるのです。世界で一番美しいアドヴェントカレンダーと言われています。 -
アドヴェントとはキリストの誕生を待つ期間の待降節のことで、12月25日の直前の日曜日から4週間前の日曜日から始まります。12月25日(クリスマス)に向けて毎日カレンダーの窓を開けていく(カウントダウン)のがアドヴェントカレンダーです。通常は12月1日から始まり12月24日までの24日間です。
窓が全部開くと待ちに待ったクリスマスです。
カレンダーの窓を開けると中にお菓子や物語の絵などが入っていて子供たちは喜びます。 -
実際の様子をフォルヒハイム市のホームページから持ってきました。
市庁舎前の賑わい。 -
窓に日付が入っています。日付の順番はばらばらです。
上の窓の左から2番目の窓が開いていて絵のようなものが現れていますね。 -
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ラートハウス、市役所。
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広場のクリーゲンブルンネン/兵士の泉。
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広場から散策を続けます。
一階が石造りで二階以上が木組みになっています。建物の持ちをよくするためでしょう。 -
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1914~1918年とあるから第1次世界大戦の犠牲者の碑です。
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昼食をとったアジア料理屋。
とにかくドイツの料理は食べたくないので中華とかこういった食べ物屋を探します。焼きそばと緑茶、6.5ユーロ。 -
カイザー・プファルツ/司教領主の館。
バンベルク司教のレジデンツとして14世紀に建設。現博物館。
フォルヒハイムのシンボルです。 -
今は博物館になっています。
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カイザープファルツ。
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司教領主館の裏にザルトーア塔。
14世紀。 -
その奥には地区裁判所。
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領主館の前にマリエンカペレ。
フォルヒハイムで一番古い建物。12世紀。 -
マリエンカペレ。
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マリエンカペレ。
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シュッツシュパイヒャー。
1782年。当初穀物倉庫、1857~1952年は刑務所として使われました。 -
シュッツシュパイヒャー。
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ヴァル通り。
城壁の跡です。 -
市庁舎広場のほうに戻ってきました。
聖マルティン教会の塔。
57m。 -
聖マルティン教会。
12~15世紀。 -
聖マルティン教会。
マルティンとはフランス、トゥールの聖マルタンのことでフランケンの守護聖人です。 -
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聖マルティン教会。
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以下聖マルティン教会です。
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主祭壇。
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ピエタ。
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祭壇。
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ピエタ。
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ピエタ。
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教会の外壁にも彫刻があります。
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ゲッセマネ(オリーブ山)の祈り。
死を覚悟したキリストが弟子のペテロ、ヨハネ、ヤコブを連れてオリーブ山の麓ゲッセマネで神に祈りを捧げる。キリストは3人に目を覚ましてるようにと命じるが3人はキリストの苦しみをよそにぐっすり寝込んでしまう。3回も起きるように注意されたという。人間の弱さを表しているといいます。
新約聖書の名場面です。 -
聖マルティン教会の裏に建つコンラートの泉。
911年11月10日、フォルヒハイムにおいて東フランク国国王に選出されたフランケン大公コンラート1世。 -
コンラート1世。
左手に持っている王権の象徴である宝珠を右手で示しています。 -
ハウプト通り。
町の目抜きです。 -
ハウプト通り。
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少しは人出が見られました。
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ハウプト通り。
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パラーデ広場。
昔軍隊のパレード広場。 -
パラーデ広場のマリアと二人の天使像。
1747年。 -
マルクト広場。
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マルクト広場の幸運の豚を連れた農夫。
1935年。 -
駅に向かう歩道。
しっとりした良い町でした。アドヴェント期間中に来てみたいです。 -
フォルヒハイム15:47発RE、ニュルンベルク、インゴルシュタットと乗換えノイブルク17:23着。
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ニュルンベルク中央駅。
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ニュルンベルク駅で見かけた寝台車。
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ノイブルク駅。
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ノイブルクのホテルベルクバオアー。
駅から歩いて10分ほど。田舎のガストホーフ/居酒屋兼旅籠です。 -
その夜のテレビニュース。
洪水注意。洪水との戦い。 -
2002年来の洪水と繰り返していました。
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この旅行記へのコメント (2)
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- frau.himmelさん 2013/09/01 10:38:05
- フォルヒハイム、素敵な街ですね。
- ベームさん こんにちは。
未読の旅行記、順番に見せていただいています。
フォルヒハイムって素敵な街なのですね。
地図で調べたら、私も何度か通っている線でした。
市庁舎のアドヴェントカレンダーも面白い。
アウクスブルクのアドヴェトカレンダーは有名ですが、フォルヒハイムの方が建物に風情があって素敵です。
クリスマスの時期に訪れると素敵でしょうね。
himmel
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- ベームさん からの返信 2013/09/01 20:30:16
- RE: フォルヒハイム、素敵な街ですね。
- himmelさん、こんばんは。
私の旅行記、こつこつと訪ねて頂き有難うございます。
フォルヒハイムはバンベルクとかニュルンベルクを訪ねるとき大抵通過しているのですね。以前ドイツ語クラスでアドヴェントを調べたときと、ドイツの歴史書を読んだとき東フランク王が選出された町と記されていたので興味がわき今回の訪問地に加えたのでした。駅にはコインロッカーも有りますのでちょっと途中下車して数時間見て回るのに格好の町です。
himmelさんのヴェルニゲローデ、表紙の差し替えはGenau!だと思います。最初のは少しギョッとしました。今度のは美魔女が嫣然と私の方をを見ていて
ぞくっとします。
ヴェルニゲローデにもゲーテの痕跡があったのですか、全く気が付きませんでした。「ファウスト」にヴァルプルギスのことを書いているのですから当然ですね。たしか以前ゴスラーでもゲーテの痕跡を見つけられていますね。
ブライテ通りの写真、私も何枚か撮っています。懐かしいです。あの通りの土産屋でぶら下がっていた小さな魔女人形を幾つかお土産に買いました。たしか一個4〜5ユーロくらいで、ドイツ語クラスの仲間に喜ばれました。
あの日に合わせて往かれたのだと思いますが年に一度のお祭りを経験なさってグッドでしたね。
次はライプチヒですか。ヴェルニゲローデからライプチヒですとクヴェトリンブルクとかハレを通るのですかね。お互いの訪問地が重なっているので楽しいですね。
ベーム
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