2012/05/30 - 2012/05/30
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Weiwojingさん
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友人たちと春の三島と沼津を歩いてみました。この日のメインは沼津にある「旧三輪善兵衛邸」でのランチ&見学と「旧沼津御用邸」の訪問ですが、この他に「三島測候所」も訪ねました。
前編では、「旧三輪善兵衛邸」(現在は「沼津倶楽部」というイタリアンン・レストラン)でこの日は予約してあったコースをいただき、その後館内を見学することになっていたので、そのレポートをします。
* 「沼津倶楽部」
静岡県沼津市千本郷林1907 TEL(055)954-6611
URL: http://www.numazu-club.com
後編では、かつての皇室の御用邸「旧沼津御用邸」を訪ねた折の、レポートを見ていただきたいと思います。
「旧三輪善兵衛邸」はミッワ石鹸創業者の2代目三輪善兵衛(1871〜1939)が沼津千本桜に建てた別荘で、広大な敷地に和風の別荘が建ち、近代洋風建築写真家の増田彰久氏は「和風モダン」と形容しています。
では、ごゆるりとご覧ください。
- 旅行の満足度
- 5.0
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この日は東京から東海道線を利用して先ずJR三島駅に到着しました。ここで友人と待ち合わせをし、出掛けることになっいて、早速出掛けました。
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ここは三島駅の南口ですが、改札口はどこにでもあるようなごく普通の駅です。
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しかし、外に出て南口駅本舎を見ると、いささか驚きました。駅の造りがまるで神社のような様をしているではないですか。
調べてみると、この南口駅本舎は1934年(昭和9年)に開業開始し、建物は当時からそのままで、現在も使われています。設計者は神保忠良です。屋根の緩やかな曲線は富士山と三島大社の社をイメージしたものだそうです。道理で、今風な建物ではなく、70年間の歴史を持つ駅舎だと分かりました。 -
南口からバスで、千本桜へ。海に近いせいか松の木がたくさん生い茂る閑静な住宅地で降り、すぐ旧三輪善兵衛邸(現沼津倶楽部)に到着です。
茅葺の長屋門を通リ、中に入ります。まるで田舎の豪農の家を訪ねるといった感じです。この門は元々ここにあったのではなく、別な場所にあったものをここに移築したものです。 -
広大な庭園(約3000坪)を通りながら、かつての母屋であった沼津倶楽部のある建物に向かいます。沼津倶楽部は以前はここで料亭を開いていましたが、その後イタリアン・レストランに変えたそうです。
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この玄関から入ります。この先にイタりアン・レストラン( レストランテ・ヴィ―ア・サクラ )があるとは全く想像もできません。
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いくつか廊下を通リ、庭を見ながら係の方に案内されました。旧三輪邸は平屋の建物が3棟から出来ていて、それぞれ渡り廊下でつながっています。どの部屋からも庭が眺められるように造られたそうです。
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案内された部屋を見て驚きました。そこには何と和風のしつらえに重厚な絨毯が敷かれ、その上に洋風のテーブルと椅子が置かれています。
この部屋は元々家族が日常使用していた居室でした。かなり広いです。 -
この日の料理はすでに予約した際に決めて、コ―スでお願いしてありました。テーブルセッティングが美しいですね。
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最初にカボチャのス―プが出されました。見た目は濃厚な味が予想されましたが、ひと口に含むと、何とも言えないさっぱりした感じの味わいです。真ん中にソテーされたエビが置かれています。
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しばらくしてパンも出てきましたが、パンにはバターを付けるのではなく、オリーブ油を付けて食べます。あまりの美味しさに、もう1個お願いしてしまいました。
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この日のコースのメインは「金メダイのポアレ」( 青のりソース添え )です。沼津近海で獲れた金メダイをイタリアン風に生かした一品です。
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もうひとつのメイン料理は「モチブタのロースト」です。こちらは大変柔らかく、付け合わせの野菜と共にまずまずの味でした。
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料理の最後は「水菜とシラスのリングウィ―ナ」で締めくくりました。地元で獲れたシラスと水菜が程良くパスタトからまり、美味しく頂くことが出来ました。
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デザートはアメリカンチェりーとアイスクリームです。どちらも甘すぎず、ちょうどよかったですが、特にアイスクリームは今までの料理の締めくくりとして、小生にはちょうど最適でした。
料理以外にワインとコーヒーも頂きましたが、画像はありません。、撮るのを失念してしまいました。 -
食事の後は、係員の案内で旧別荘を見学させていただきました。普段は館内の見学は出来ないそうです。
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水周りのある部分です。
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どの部屋も隅々まで気が配られ、花が何気なく活けられていたりして、感心させられます。
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この部屋は2面がガラス戸になっていて、部屋から外の景色を十分眺められるように造られています。夏の暑い日にこの部屋でごろんと横になるのも心地よさそうですね。
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別荘内には贅を尽くした唯一の洋間があります。もともとはサンルームでした。全体が数寄屋意匠で統一されています。天井にご注目ください。ドーム状に造られています。
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天井を見ると、とにかくその意匠に驚かされます。
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洋間なのにこのような天井が造られているのには驚きました。3つの部分から成る「網代天井」です。
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大きな窓から外の景色が眺められます。
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廊下はほとんど畳廊下になっています。
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ここは善兵衛の夫人の部屋で、造りつけの文机があります。
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外からの茶室の入口です。
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茶室の脇にある水屋です。
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天井の明り取りに驚きました。昔からあったものなのでしょうか
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お屋敷の内部を十分見させていただいたので、外に出て外回りを見ながら、帰ることにしました。
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三輪善兵衛は、実業家であると共に茶や能をたしなむ風流人で、別荘の造りにも建主の趣味がよく表われています。大変品のよい数寄屋別荘といっても良いでしょう。
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贅を尽くした数寄屋建築のよさが随所に感じられます。
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庭は相当広いです。約3000坪あり、あちこちに松が生い茂り、すぐそばには駿河湾の海が広がつています。
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灯篭も随所に置かれています。
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すっかり堪能出来ました。また来てみたいです。
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■ 引き続き、後編もご覧ください。
「春の三島・沼津を歩く ― 「旧三輪善兵衛邸」と「旧沼津御用邸」を訪問」(後編)」
http://4travel.jp/traveler/srilanka/album/10785608/
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