古寺散策～古都奈良にて～

2009/06/02 - 2009/06/02

奈良の古寺・かくれ寺を紹介します。

近鉄奈良線沿線の生駒・富雄・西大寺のお寺を巡ってみたいと思います。

エリア 奈良

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 1万円未満
• 交通手段: 高速・路線バス 私鉄
• 旅行の手配内容: 個別手配

近鉄生駒駅から生駒ケーブルで宝山寺駅へ向かいます。

近鉄生駒ケーブル 乗り物

鳥居の前には燈篭がずらり。

鳥居も大きくて立派です。

惣門をくぐると境内です。

生駒山に「生駒の聖天さん」として親しまれている宝山寺があります。

本堂、聖天堂、多宝塔、奥の院と、伽藍は山の斜面にへばりつくように建っています。

宝山寺(生駒聖天) 寺・神社・教会

この屋根には圧倒されました。

見事ですね〜

般若窟は役行者がここに般若経を納めたと伝えられています。

空海もここで修行したとの伝承もあります。

険しい崖の上にあります。

本堂から石段を上がると、多宝塔が建っています。

愛染明王坐像を安置します。

霊山寺は、奈良市中町の富雄川沿いに位置します。

鎌倉時代建立の本堂（国宝）、三重塔（重文）などの建物が建ちます。

霊山寺本堂 寺・神社・教会

霊山寺：本堂（国宝）

厨子内には秘仏本尊の薬師三尊像（重文）を安置します。

霊山寺：鐘楼（重文）

均斉がとれた優美な姿です。
　

行者堂

霊山寺：三重塔（重文）

総高17メートルの小塔です。

朱色の整った塔、華麗ですね。

薬師湯殿

小野妹子の息子小野富人が、薬師如来を祀って薬草風呂を施湯したのが始まりです。

２００種類２０００株のバラが５月中旬から１ヶ月間と、１０月中旬から１ヶ月間美しく咲き誇ります。

園内はあま〜い香りが漂って、癒されました。

珍しいバラもいっぱいあって、目の保養です。

霊山寺本堂 寺・神社・教会

ホントに美しいお寺でした。

佐紀路の奥に位置する秋篠寺は、細い道が続く住宅地に建つ清楚なお寺です。

秋篠寺本堂 寺・神社・教会

秋篠寺：本堂（国宝）

優美な立ち姿の伎芸天のファンも多いです。

本堂の隣にある大元堂には、わが国最古の大元帥明王像が安置されています。
　

東塔の跡

法華寺南門（重文）は通用門ではありません。

奥に見えているのが本堂です。

こちらが通用門で、赤く塗られていることから赤門とも呼ばれています。

法華寺：本堂（重文）

法華寺は大和三門跡に数えられる、品格ある尼寺です。

法華寺 寺・神社・教会

法華寺：鐘楼（重文）

どっしりと堂々とした姿ですね、素晴らしいです。

横笛堂

滝口入道との悲恋物語が平家物語に記されている横笛が出家して仏道に励んだという横笛堂です。

海龍王寺

法華寺のすぐ近くにありながら、法華寺ほど有名ではなく、つい見過ごしてしまいそうなお寺です。

表門をくぐると築地塀が続きます。

今にも崩れそうな土塀、古い佇まいが古寺の雰囲気を盛り上げています。

山門から一直線の参道を歩くと、中門に至ります。

海龍王寺：本堂

本尊は木造十一面観音立像（重文）、鎌倉時代の像です。

優しいお顔の観音様でした、間近で拝見できます。

海龍王寺 寺・神社・教会

西金堂（重文）には、高さ4mの国宝の五重小塔があります。

この五重の塔は創建当時から残る遺構で、当初から屋内に安置されていたものです。

模型や試作として作られたものではなく、通常の塔と同じ機能を果たしていました。

経蔵

境内の南東隅に建っている建物で国重要文化財です。

不退寺

南大門は、壮大な門です。

鎌倉時代末期の建築で、重要文化財です。

不退寺：本堂（重文）

在原業平が開基したとの由緒から 「業平寺」とも呼ばれています。

本尊は聖観世音菩薩（業平観音とも呼ばれる）（重文）、業平の作という説もあります。

不退寺 寺・神社・教会

不退寺：多宝塔下重（重文）

不退寺最古の建造物で、５月２８日の業平忌のみ開扉しています。

現在は第一層のみが残っています。

奈良大和路には、まだまだ訪れていない小さなお寺があります。

歴史の道も数々あって、趣き深い散策ができます。

奈良は奥が深いですね、また訪れたいと思います。

歴史の道 名所・史跡