2013/04/25 - 2013/05/06
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giantpandaloverさん
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オーストリア=ハンガリー二重帝国の雰囲気の遺るトリエステに3泊しながら、世界遺産のアクイレイア、チヴィダーレ・デル・フリウリなどフリウリ・ヴェネツィア・ジュリア(FVG)州の各地を巡りました。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 5.0
- グルメ
- 4.5
- 同行者
- カップル・夫婦
- 一人あたり費用
- 30万円 - 50万円
- 交通手段
- 鉄道 高速・路線バス 徒歩 飛行機
- 航空会社
- ターキッシュ エアラインズ
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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ヴェネツィアからトリエステに列車で移動。今日からここStarhotel Savoia Excelsior****に3泊。
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ホテルの部屋。海に面したテラスのある部屋。
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テラスはこんな感じ。
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ホテルから市バスでミラマーレ城へ。事前に調べていたバスの終点で降りてみると、入口が閉鎖されていることが分かり、地元の人に訪ねた結果、一駅バス停を戻り(歩けません、バスで)、そこから言われた通りに急な階段を降りて海岸に出た後、海岸縁を歩くこと約20分で漸く到着。
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ミラマーレ城の城主は、ハプスブルク=ロートリンゲン家出身でオーストリア皇帝フランツ・ヨーゼフ1世の弟のマクシミリアン1世。妻のベルギー国王レオポルド1世の王女シャルロッテ・フォン・ベルギエンとの束の間の甘いひと時を過ごした。後にマクシミリアン1世はメキシコ皇帝(在位:1864年 - 1867年)に転じたが、共和派軍の反乱に遭い処刑され時代に翻弄された悲劇の一生を終える。残されたシャルロッテは、その後もこのミラマーレ城に住んだ。
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ミラマーレ城の観光を終え、トリエステの中心にあるリベルタへ。正面にあるのは市庁舎。周囲を立派な公共施設が取り囲んでいる。
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夕食はホテルのお薦めのCitta di Cherso。地元のシーフード料理。
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前菜は海の幸の盛り合わせ。
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Primoは海の幸のリゾット。エビと貝のエキスを吸ってアルデンテに仕上がったお米が胃に優しく美味。
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Secondoはエビのグリル。大振りで半生にグリルしたエビは甘く、ミソも新鮮。
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4日目は朝からローカル列車で世界遺産の街アクイレイアへ。床一面ローマ時代のモザイクで覆われたBasilica(聖堂)へ。
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魚・動物・植物・人物と様々なモチーフが色とりどりのモザイクで表現されている。
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鶏と亀が睨みあったモザイク。キリスト教と異教との対決を象徴。
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アクイレイア聖堂の全景。
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ローマ時代にアクイレイアに引かれた運河の跡。今は散歩道になっている。
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アクイレイア観光を終えて、トリエステに戻り市内観光へ。先ずは、丘の上に建つS.Giusto教会へ。
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S.Giusto教会は13世紀の創建。初め6世紀にかつてのローマ神殿の上に建てられた。その後、ロンゴバルド族の侵攻で破壊され再建された。写真は内陣にあったモザイク。
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S.Giusto内陣脇にあったテンペラ。
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トリエステの一段高い丘に聳えるカステッロ。城塞と云いながら、実際に戦闘に使われたことはなかったとのこと。城塞内はどこかのどかな雰囲気。
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城塞を降りて、街中にあるリヴォルテッラ美術館(Museo Revoltella)へ。19世紀に海運で財をなしたリヴォルテッラ男爵の邸宅を美術館にしたもの。
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邸宅内部は豪華な彫刻に彩られている。
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Karl Frithjof Smithの「Dopo la prima Comunione(1892年)」。少女が今にも飛び出しそうなリアルさ。
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トリエステに来たらお約束の「サバ書店」。鯖じゃありません。ユダヤ人でトリエステの詩人Umberto Sabaです。
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4日目の夕食は、トリエステ名物ビュッフェ料理の老舗Da Pepiへ。日本語メニューもあって、かなり観光客にも有名な模様。
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肉の盛り合わせ(牛タン以外は豚肉)とザワークラウト(キャベツの酢漬け)とアーティチョーク。ドイツ・オーストリア料理の香りが一杯。
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5日目の朝。ホテル正面のコンベンションセンターでは、トリエステに本拠のある保険会社Generaliの株主総会が開かれていました。
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5日目。今日はウーディネを経由して最近世界遺産となったチヴィダーレ・デル・フリウリへ。先ずは、朝トリエステからウーディネに移動。
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ウーディネの街の中心にあるリベルタ広場。時計台とポルティコ(柱廊)が美しい広場。
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丘の上に建つMuseo Civico(市立美術館)。館内はコンパクトでなかなか見易くなっています。
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ウーディネのドゥオーモ。
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ドゥオーモ内部にはティエポロのだまし絵風のフレスコ画とスタッコ装飾が。
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ウーディネの遠景。ウーディネは午前中の観光で早々に切り上げて、チヴィダーレ・デル・フリウリへ向かいます。
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チヴィダーレ・デル・フリウリには国鉄のウーディネの駅を借りて出ている私鉄に乗ります。なかなか味のある電車。切符は国鉄の切符売り場では買えません。取り敢えず乗ってから車内で検札に回ってくる車掌さんから買えば良いようです。我々はFVGカードを買っていたので、無料で乗れました。
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チヴィダーレ・デル・フリウリは、ローマ時代シーザーが創建し、その後ロンゴバルド族が押し寄せ、次いでカロリング朝のフランク王国が支配した街で、所謂「暗黒時代」を知る貴重な遺産の残る街。写真はサンタ・マリア・イン・バレ寺院。
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サンタ・マリア・イン・バレ寺院にあるロンバルド小礼拝堂。世界遺産。この中にロンゴバルド時代のスタッコの傑作が残る。
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スタッコ(部分)。文字を残すことが少なかったため暗黒時代と言われるロンゴバルド族の支配時代を知るうえで貴重な文化遺産。
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昼食はAntica Leon D'Oroへ。レストランの多いCividaleの街にあって、ちょっとメインストリートから外れた場所にあったレストラン。
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PrimoのサルシッチャのラグーのSpagettone(太めのスパゲッティ)。手打ちでコシがあり、サルシッチャがパンチがあって味付けも絶妙。
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白アスパラのタリアッテレ。旬の白アスパラの甘さと生クリームの優しいコクとが手打ちのタリアッテレに絡まり合って美味。
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メインにはチヴィダーレ・デル・フリウリの伝統料理の盛り合わせ。どれも、熱々で郷土色を感じさせる丁寧な作り。
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ワゴン・サービスのジェラート。イチゴの甘ーいソースとねっとりコクのあるミルクのジェラート。
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チヴィダーレ・デル・フリウリで有名な悪魔橋。ナティゾーネ川に架けられた15世紀の橋(20世紀に再建)。「悪魔の(仕業)」というのは一種のほめ言葉。
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ナティゾーネ川は水量豊富で透き通った水の川でした。
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悪魔橋の袂にあるカフェの地下にあるIpogeo Celtico。カフェの私有地の地下にあるため、カフェのオーナーにカギを借りて中にはいる。ローマ以前のケルト人が岩盤を穿って作ったホールが地下に広がる。用途については、埋葬用、祭祀用など諸説あり。
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チヴィダーレ・デル・フリウリのローマ時代そしてロンゴバルド時代の発掘品を集めた国立考古学博物館。
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ロンゴバルドの遺物。金で出来た十字架に宝石が散りばめられている。
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金細工のネックレス。
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ロンゴバルト族の遺物で良く目にしたモチーフの魔よけ。このデザインはロンゴバルト族の支配地で広範に見かけた。
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こちらはローマ時代のモザイク。
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チヴィダーレ・デル・フリウリからトリエステに帰って夕方そのまま郊外のムッジアの港街へ。
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夕食はムッジアのイティツリズモという漁協のような人気のレストランで。写真はイワシの南蛮漬け。
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ムール貝(Cozze)。イタリアではムール貝はアサリより安く、これだけあっても原価は5ユーロ程度。明日はヴィチェンツァに移動します。
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