2013/06/18 - 2013/06/22
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norisaさん
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宮古島本島とそれに隣接する幾つかの小島を巡りました。
宮古島には東西に突き出た岬や、橋でつながった来間島や池間島があります。
また本島には植物園や博物館、あるいは歴史的記念館などもあります。
それぞれが独特の表情で我々を楽しませてくれました。
- 同行者
- カップル・夫婦
- 交通手段
- レンタカー JALグループ 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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-
まずは宮古島の西に隣接する来間島向かいます。
美しい海中に長い橋が続いています。
全長は1690mで中央が高くなっていますが、これは大きな船の航行のためでしょうかーー。 -
海の色は相変わらず美しい。
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こちらは橋を右側から。
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橋を渡り切り、小高い山の上の展望台に立ちます。
橋の優雅なフォルムと宮古ブルーの海が素晴らしいーー。 -
そして、右手のアウトリーフ、即ちサンゴ礁の外側の外海では白い波が押し寄せています。
今晩に再接近する台風の兆候でしょうか。 -
宮古島から来間大橋で渡ることができるのが来間で、宮古島と来間島を結ぶ来間大橋は1995年に開通し車で簡単に行き来できるようになりました。
来間島は素朴な離島で全く観光化されておらず、のどかな景色が広がっている離島、いや元離島です。
さて、来間島の橋のたもとに車を停めて森の中を歩きます。
目指すはタコ公園とタコ下ビーチです。 -
薄暗いジャングル?に分け入ります!
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いかにもトロピカルな花ーーー。
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何かが出てきそうな気配ーーー?
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これは大木の根がむき出しになっています。
とにかく台風からわが身を守らねばなりませんーー。 -
そして開けた断崖の下へと出ます。
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広場には何故か巨大なタコが!
ここまで遊びに来る子供は1年に数人では??と失笑します。 -
ハイビスカスとおぼしき黄色い花が無人の中で咲いていますーーー。
-
そこから下に歩くとーーー。
簡単に言いますが、両側の葉が結構痛いです(苦笑) -
可愛いビーチがありました。
波もなくプールのようです。
さすがに干潮で泳ぐのは止めました。
しかし、透明度も良く、小さなお子さんと水遊びやシュノーケルごっこをするには最適ののんびりした入江です。 -
帰り道、赤いハイビスカスが隠れています。
なんとなく乙女の風情ーーー。 -
こちらは存在感を主張する熟女!?(笑)
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来間島を離れ、今度は池間島に向かいます。
その前に西平安名崎を通ります。
風力発電所が異音を立てて回転しています。 -
この花は?
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そこここに咲いています。
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西平安名崎はやや曇っています。
それでも海は美しいーー。 -
付き出た岬にはたどり着ける道がありません。
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もうじき台風がやってくるとは思えません。
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そして遊歩道には美しい花が咲いています。
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あくまで宮古ブルーが美しい西平安名崎ーーー。
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この岬の下の海に入りたいのですが道が全くない断崖です。
東尋坊ではありませんが身投げと間違われても困るので断念(笑) -
さて、橋を渡り池間島に到着します。
(橋を撮影したかったのですが、車を停めるスペースなく断念(涙)
池間島灯台を経て、そこからほど近い「池間ロープ下」という通のみぞ知るビーチでシュノーケリングを楽しみました。
しかし、通はいるもので先客が3組もいました。
でも浜はとても広いため殆ど誰とも会いません(笑)
そのビーチも透明度も良くキレイでしたーーー。 -
ホテルに戻りシャワーを浴びてから夕食。
同じ「海鮮悟空」さんです。
ゴーヤーの天ぷらや宮古牛サイコロステーキなどーー。 -
そして夜から雨が降り、風も強くなります。
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明日の好天を祈りながら眠りにつきます。
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さて、日ごろの信心の効果か、悪運の強さか翌日には雨は殆ど降っていません。
風があるので海に入るのは止めましたが、訪問先はたくさんあります。 -
まずは宮古島市熱帯植物園にお邪魔します。
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あまりひとけがないようですーー。
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園内には多くの花々や木々があるそうです。
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花や木に名前が書いていないものが多いのが残念です。
これは珍しい八重のハイビスカスのようです。 -
迫力あるシーサー君がお出迎え。
狛犬とシーサー、どちらも同じ目的でしょうが、シーサーのほうがどことなくユーモラスですねーー。 -
ブーゲンビリアの赤は二種類あります。
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メチャ大きいクロトンのような葉です。
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これ以下、いかにも熱帯と思える花々や木々が続きます。
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これも熱帯ならではの生育状況です。
木にも名前が書いていないのがこの植物園の泣き所ですーー。 -
これは見たことのない花ですが、強烈な赤です。
-
植物園を後にして、少し離れた博物館に向かいます。
先ほど以上にひとけのない施設ですが、どうしてどうして立派な造りの建物です。 -
これは貝殻が集まったもの。
玄関に展示されています。 -
この写真は沖縄戦で廃墟と化した那覇です。
沖縄に来るたびに戦没者の無念さを再認識しますーーーーー。 -
そしてーーー、これは骨壷!
だいぶ本土と違いますね。 -
これは宮古独特の地層の模型です。
宮古島自体は高い山もなく比較的平坦な離島で、1周100km前後あります。
主として石灰岩からなる台地の島で、とにかく平坦です。
そうはいっても一応高低差はあり、最高地点の旧城辺町砂川小学校付近と旧城辺町比嘉集落付近では標高115mほどあります。
そして、地層はほとんど隆起サンゴ礁の琉球石灰岩からなり、砂岩と泥板岩が重なりあったブロックで形成されているそうですから大地震の影響は大きいだろうな、などと3.11以来習慣になった思考が頭をよぎります(汗)。
最終氷期には120mも海水面が低下していた為現在宮古島のある場所は、アジア大陸と陸続きであったそうなので、その時に中国が今の政権のようでしたら早速占領されているところですね(苦笑)。
おおよそ1万5千年に氷河期が終わると、現在宮古島がある場所の大半は海に沈んでしまったそうです。
現在の宮古島は、地質学的に比較的新しい島であり、約1万5千年前から4千年前にでき上がった隆起珊瑚礁の島ということですから、ロマンチックな半面不安定な島かもしれません。
ちなみに沖縄本島や慶良間諸島、あるいは石垣島、西表島などは高島といって宮古島などの低島と区別されるそうです。
そして高島は火山や古代岩石が主体になった島々であり、サンゴは島の形成には無関係だそうです。
ところで、この宮古島、他の沖縄の各島とは異なり猛毒を持つハブがいません。
その理由のひとつに先ほど御紹介した氷河期の海進による水没が挙げられます。
即ち、氷河期が終わり海水面が上昇した際に、この宮古島は全て水没しハブも死に絶えたそうです。
一方沖縄本島や石垣島などの高い山のある島はハブが高所に避難でき、全滅を免れたーーー。
どこまで真実か定かではありませんが、現在では主流の学説だそうです。ただ、詳細はもっと複雑なようで御興味ある方は御研究ください(笑) -
さて、博物館を後にして昼食をとり、さらに南に車を走らせて上野ドイツ村にむかいます。
ここでは日本と、いや宮古島とドイツの素晴らしい交流の歴史がありました。 -
敷地の中央に立つ建物はドイツのライン川沿いに立つマルクスブルグ城を模したものです。
何故、ここにこのお城があるのか。
それはーー。 -
この美しい海が知っています。
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こちらはお子様向けの施設のようです。
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日独友好の碑が立っています。
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今から140年前にドイツの商船「ロベルトソン」号がこの宮古島上野村付近で座礁しました。
この時村民が総出で救出にあたり多くの人命が救われました。
また貧しい村民、島民が衣服や食糧、宿泊所を無料提供したため船員、船長はいたく感激し、帰国後政府に報告しました。
この美談に感動したドイツ皇帝ウイルヘルム1生は記念碑を宮古島に建立し、以後交流が深まります。
というのもこの時代、難破した船は略奪し放題というのが世界の常識でしたが、それどころか大変なもてなしを受けたからです。
そして、この事件だけでなく和歌山沖で難破したトルコ海軍船はじめ多くの日本近海座礁船は略奪どころか献身的な救出と衣食の提供を当たり前に行った日本人に感激した人々は多くの国にいたそうです。
(人々の危機に団結する精神は先の東日本大震災でも発揮されました、大多数の方々の場合ですがーーー) -
昨日も台風が過ぎましたから、この海は年の三分の一は台風の危険性がある海といえますーーー。
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さて、お城の塔の最上階から見たものは!
受付のお嬢さんの解説どおり「運のいい人のみが見れるハート型に穴の開いた岩」!!
我々は悪運?でそれを見、撮影することができました(笑) -
すこしズームを引いてみます。
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お城の内部はドイツの調度品その他が展示されています。
ベルリンの壁の一部もありました。 -
中世の部屋。
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こちらはダイニングのようです。
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2000年の九州沖縄サミットでは当時大統領のシュレーダーさんがここを訪問してサインをしていきました。
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難破したロベルトソン号の模型です。
これで上海ー日本ードイツと往復していたのですね!? -
昨日、今日と宮古島の自然や歴史を見てきました。
なによりも幸運だったのは小規模(996hPa)とはいえ台風が通り過ぎたのに問題なく海遊びや観光、あるいは学習ができたことです。
今後も訪問した先々での礼拝、祈願を欠かすまいと決心したnorisa夫妻でしたーーーー(笑)
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この旅行記へのコメント (10)
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- わんぱく大将さん 2013/07/04 08:14:11
- 八重山諸島
- norisaさん
沖縄本島、戦争時もすさまじい物があったと本で読んだのですが、離島も少なからず大変なおもいがあったんでしょうね。
海がきれいすぎるのは余計、悲しさをつのらせます。どれくらいの人が自害していったか、あのハイビスカスの赤の鮮やかさは、流した血の量でしょうか、と。 100年も経ってないんですよね。
大将
- norisaさん からの返信 2013/07/04 09:25:34
- RE: 八重山諸島
- 大将閣下、
おはようございます。
そのとおりで、かなりの方々が亡くなられたようです。
もちろん沖縄本島が最もすさまじいようでしたが、昨年訪問した慶良間諸島も多くの方が自害や殺害されたそうです。
ひめゆりの塔のみが有名ですが、沖縄全域の無名の民間戦没者の方々の無念さは常に心にかけておりますーーーー。
norisa
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- pedaruさん 2013/06/30 06:45:06
- 花の名前
- norisaさん お早うございます。
たくさんの自然の写真がpedaruの枯れかけた脳に潤いというか水分を与えてくれました。
不明の花の名前はrinnmamaさんの言うとおり極楽鳥花の一種だと思います。
こちらではあんなに鮮やかな赤ではなく、むしろオレンジ色に近い色です。
なぜ、私が知っているのか? それは生け花の素材としてはポピュラーだからです。楕円形の餃子の皮のようなところから花弁が出てきます。その花が枯れたら取り除き、もひとつ予備?の花を引っぱり出します。
トルコ船の座礁の話は聞いたことはありますが、沖縄でも・・日本人の誇りを感じます。第一次大戦の時のドイツ軍の捕虜との交流も有名ですね。
norisaさんのお話には、いつも教えられます。有難うございました。
pedaru
- norisaさん からの返信 2013/06/30 07:13:34
- RE: 花の名前
- pedaruさん、
おはようございます。
いつもありがとうございます。
そうそう、生け花もされるのでしたね。
宝石アクセサリー造りも趣味のご様子ですし、スケッチもお上手ですから趣味がたくさんで素晴らしいですね。
ドイツの難破船の話はトルコのエルトゥールル号の話ほど大規模ではありませんがやはり美談ですね。
日本人に生まれて良かったですーーー。
norisa
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- aoitomoさん 2013/06/29 21:49:46
- カラフル宮古にトリップ〜
- norisaさん
norisaさんにもわからない花があるとは・・
私もわかりませんから、花をネットで調べながら寄り道して旅行記拝見しておりました。
「この花は?」は「グンバイヒルガオ」かもしれません。
「遊歩道の美しい花」は「ランタナ」だと思います。
美しい鮮やかな色の花がたくさんですね〜
南国リゾートはカラフルで楽しいです。
池間ロープ下のシュノーケルの写真は無しですか〜
宮古島にも「ドイツ・・」があるのを初めて知りました。
和歌山の「トルコ・・」と同様な経緯があったんですね。
改めて日本人の国民性のよさにホッとしました。
宮古にトリップできて楽しいです〜
aoitomo
- norisaさん からの返信 2013/06/30 07:09:47
- RE: カラフル宮古にトリップ〜
- aoitomoさん
おはようございます。
花の名前、教えて頂いてありがとうございます。
(アップする前に相談すればよかった(笑))
しかし、名前の展示していない植物園は初めてでした。
なにしろ無料!なので文句は一切言えません!?
池間ロープ下の写真一杯ありますよ。
しかし、経験上魚の写真の旅行記は人気がないようなので、次回に今回訪れた3つのビーチの写真をまとめて、しかも数十分の一のダイジェストで載せさせていただきます。
時間がなくて当分先になりますが(苦笑)
norisa
-
- bingoさん 2013/06/29 18:50:05
- フォロー ありがとうございます。
- norisaさん
こんにちは。
宮古の海は、素晴らしいですね。
私は、ケラマより西に行った事が無いので、
何時かは、足を伸ばしてみたいと思ってます。
私事ですが、明日からグアムへ行ってきます。
理由は、宮古より安いから。。。笑
何時もの行動パターンのツアーで,、刺激が少ないですが、
マッタリして来る予定です。
bingo
- norisaさん からの返信 2013/06/29 19:28:58
- RE: フォロー ありがとうございます。
- bingoさん、
こんばんわ!
ことらこそフォロー頂きありがとうございました。
グアムですか!!
いいですね。
我々もグアムが好きで3回行きましたが、また行きたいです。
でも宮古島より安いとはーー。
ますます行きたくなりました。
norisa
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- rinnmamaさん 2013/06/29 18:03:28
- 宮古ブルーに癒されました
- norisaさま、こんにちは
コメント入れたい写真ばかりで、行ったりきたりです。
今、ブログ作りで疲れがピークですので、この色に
癒されました〜。
そして、この花は?の海岸に咲いていた花は、昼顔みたいですが
本土のとは、少し違いますので,他の種類かしら?
あと、表紙の花はストレリチア(和名・極楽鳥花)と同種かしら?
色とりどりの花も咲き,素敵ですね。
離島を結ぶ来間大橋も地元民にとっては、命の端であってほしいですね
観光で荒らされる事の、無いように祈りたいです。
タコもいいな〜。だれが考えて設置したのかしら?その方に興味が
沸いてきて、笑えました。ドイツの難破船の話は、和歌山だけでは
無かったんですね。わが、故郷近くの海でも、以前はよく難破しました
本当に大勢の方が救助に行き、手助けするんですよね。
人道って大切ですね。rinnmama
- norisaさん からの返信 2013/06/29 19:26:41
- RE: 宮古ブルーに癒されました
- rinnmamaさん、
こんばんわ!
いつもありがとうございます。
ブログつくりで大変なご様子、わかります!
焦らずやるしかありませんね(笑)
さて、表紙の花、全く表示がないので困ったものです。
しかし、目移りするほど多くの花が咲き乱れていますのでよしとしましょう。
宮古の海の記憶はしばらく忘れられませんーーーー。
norisa
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