2013/04/22 - 2013/04/22
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家を出てから家に帰るまでの全行程24泊25日の一人旅日記です。
【4月22日(月)】
関空からANAで北京へ飛び、北京でガイドと落ち合った後
和階号(新幹線)で太原へ、太原から平遥は各駅列車で
ここ中国では、四六時中ガイドと一緒なので本当の意味での一人旅ではありません。
このガイド、私から言わすと固いのよ。
「あなたの身を守るのが私の仕事」
わからん事もないけどさ…
すべてがスムーズ、綺麗な旅じゃつまんねぇじゃん
でもね、言葉がわからない私1人でだったら出来なかったろう事も多々あったのは事実。
4泊5日の中国1日目は移動だけですが、私にとっては移動も立派な旅になります。
そして…
時は尖閣問題で日中間は最悪状態
中国国内で感じた事も、非国民と言われるのを半分覚悟で書きます。
.
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 3.5
- ホテル
- 4.5
- グルメ
- 3.0
- 交通
- 3.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円 - 3万円
- 交通手段
- 鉄道 タクシー 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
4月22日のホテル部屋からの「日の出」…
旅の無事を祈り、手を合わせます。
朝食はバイキングです。
安宿に慣れている私にとっては、種類が豊富です。
チェックアウト前に、部屋に置いてあったアンケート用紙に記入しました。
私にとって否の部分はまったくありませんでしたから、アップグレードのお礼も兼ね普段より丁寧に書きました。
(補足)
ですが、長旅を終えて自宅に帰ると、ホテルからのお礼の手紙が届いていました。
これは少し問題ですねぇ…何故なら、そこに宿泊しただろうという事が家族にバレてしまいますから。
昔は当たり前のようにされていたこれらお礼状、今では様々な理由で温泉宿ですら行われていないはずなのですが…
チェックアウトし、空港へはホテルのバスで向かいます。
このバスは予約制(チェックイン時に申し込む…多分先着順)
満席とまではいかないが、かなり混んでいた記憶があります。 -
オンラインチェックインで私は搭乗手続きを省ける状態だったのですが、国内線のようにANAカードをかざして搭乗できるわけでもなさそうでよくわからなかった事と、帰りのマイル交換したタイ航空は現地でリコンファームが必要なのかを確認したくANAの案内カウンターへ行きました。
eチケットじゃダメみたいで航空券を発行してくれました。
(この旅行記を書きながらANAのHPを改めて確認したところ、この航空券を前もって印刷したもの、もしくは携帯2次元バーコードを持っていけば良いようです…荷物預けをする人にとっては関係ない話でしょうが)
リコンファームも必要ないとの事でした。
滅多に海外に行かないので、私はこのリコンファームって良く分かりません。
今現在、リコンファームの必要な航空会社ってどこなんでしょう?
そもそも、乗ろうが乗らまいが既にカネ払って商取引は完結しているはずなのに、なんで3日前までに再確認しないとキャンセルされてしまうシステムがあるのか不思議でたまりません。
搭乗口では半券のもぎ取りもないので、今もこの状態で航空券は手元にあります。
こんないい紙を使う必要性は全くないので、多分そのうちもっと簡略化されたものになるでしょうが、システムは世界共通にして頂かないと、私のような応用の効かない非国際人は外国の空港で戸惑う事になりそうです。 -
関西空港は、ゲートまでこのような無人の「ウィングシャトル」という乗り物(札幌の地下鉄みたいにタイヤ式)に乗ります。
出国審査を済ませ、法律上はどこの国でもないエリアで旅行中吸うタバコを買いに免税店へ向かいます。
免税店は数あれど、私の利用する免税店は「ANA DUTY FREE SHOP」です。
なぜなら、ANAカード購入で10%OFFになるから…タバコもなるんですよ
いつもはセブンスターのソフトですが、免税店ではソフトが売っていないのでハードを1カートン購入です。
日本では4,400円で売っているものが、ここでは2,800円で手に入ります。
(支払いは10%OFFなので、2,520円)
購入したはいいけれど、計算外の事が起こりました。
ディパック・ウェストポーチは既にパンパンで、タバコが入る余地がないのです。
潰れるの覚悟でバッグに詰め込んでも4つまで、残りはズボンのポケットに4つ、シャツのポケットに2つと入れるしかなく、まぁ格好の悪い姿になりました。
実際はこのエリアで、プロローグでふれた日本の土産…キティと富士山の彫金加工されたような手鏡@\1,050×3個も購入しています。
それから、日本の小銭も暫くの間は邪魔になるので、朝食たらふく食べて腹いっぱいなのに無理してコーヒーとサンドイッチを食べました。 -
ジャンボはここ十何年乗ってません。
この4発エンジンとそのシルエット、見ていて飽きません。
離陸時の轟音も何とも言えません。
気になって調べたら、今のジャンボは機関士が乗っていないんですね。
エアバスのA380(総2階建てのアレ)は未だ実機を見た事ないけれど、でっかい飛行機ってとっても魅力です。 -
上の写真とは対照的な『B737-700』…
私の乗る飛行機です。
北京へ行くのに、中部〜千歳を往復した飛行機より小さいです。
でも実際に乗る場合、飛行機の大小は私にとっては重要ではありません。
私にとって最も重要なのは、その機が混んでいるかどうかです。
列車と違い、身動きままならない機内が混んでいるほど窮屈な時間はありません。
私はビジネスに乗れるほど裕福ではありませんから(笑)
NH159便の出発時間は10:00ですが、搭乗前に
「北京空港航空路混雑の為、待機指示が…」とアナウンスされました。
北京までの飛行時間は3時間15分もあるんですよ…
不思議に思ったのは私だけですかね?
最初のアナウンスは待機時間も未定らしく、その後のアナウンスに注意しろみたいに言ってたけど、最終的に搭乗時間は10:20・出発時間は10:45となりました。
これは中国のささやかな嫌がらせだろと、今でも思ってます。
離陸は06R -
北京空港到着です。
12:45着なので、30分の遅れです。
飛行機の翼って凄いと思いません?
そんな事にイチイチ感心してるの、私だけですかね…
機内食は何が出たのかメモもなく記憶にもありませんが、全部残さず食べた記憶は残っています。
中国の出入国カードは、座席の前ポケットに最初から入っていました。
前回の中国・瀋陽に飛んだ時には、スチュワーデスから必要な人が貰うというスタイルでしたから、ANAのやり方が変わったのか行先によって違うのかは不明です。
細かい事ですが、中国での宿泊場所を記入する欄があります。
出入国カードはすべて英字記入となっているので、宿泊ホテルの英文表記は前もって調べておくのが望ましいと思います。 -
日本人に対する嫌がらせはあるのだろうか…
と多少気にしていましたが、スムーズに入国審査は終了。
北京のターミナル全体像は全く不明ですが、多分ど広いのでしょう…
写真の電車みたいので移動です。
制限エリアからの出口で、ガイドと落ち合います。
どうでもいい話だけど、この日は出口で「東芝」のプラカードがやたら目に付きました。
「東芝」もあれば「toshiba」「TOSHIBA〇〇」とか…
東芝の人が見れば、この違いってわかるのだろうか(笑)
私のガイドも、片隅で私の名前を掲げて立ってました。 -
本来なら北京市内に向かうにはバスが一番安いらしいですが、飛行機到着の遅れもあり、時間短縮という事で北京市内まで地下鉄で移動する事となりました。
これが切符(カード)…自動改札機に入る時はタッチして、出る時は突っ込む
運賃は、25元/人…ガイドが窓口で購入 -
地下鉄車両内…
空いてます
北京空港は、多分とてつもなく広いんだと思います。
空港内に2つの駅がありますが、その駅間は成田とは比較にならないほど走行します。 -
北京駅から北京西駅までは地下鉄で移動です。
理由は不明ですが、ガイドの指示に従います。
地下鉄は、どこまで行っても2元/人だそうです。
ガイドが自動発券機で購入しているのを横から撮りました。
拡大して画面を見てみましたが、私が前回の中国旅行で学んだ発券機の画面とはまた違うので、私一人だったらこの機械で発券して地下鉄に乗るのには1時間の学習時間が必要だったと思われます。
切符の画像はありませんが、2枚前の写真と同じようなカードだったと記憶してます。 -
地下鉄車両内…
混んでます
ガイドから、地下鉄乗る前に混んでいるだろう予測があり、その場合の乗り方(マナー)を教わったので記しておきます。
・ディパックは手に持つ。(背負ったまま乗ると乗客に注意されるそうです)
・降りる駅の1つ前の駅から降りる準備をする。(具体的には、降りる駅に着くまでに扉に近づいているという事です。降りる人に声を掛けられたら、速やかに場所を入れ替わります。だから混んでる時に扉前にいると「次、降りますか?」と声を掛けられる率が高くなる事になります。)
地下鉄車両内の写真を見て気づいた人がいるかもしれませんが、車両に網棚はありません。
それは、この降りる前の立っている人の頻繁な移動が関係しているのかもしれません。
後日のガイドとの会話で知った事を先に書いてしまうと、北京市は中国の他市よりマナー向上に努めているそうです。
それまでは道路にツバを吐く行為が日常茶飯だったのも、この頃は改善されつつあるようです。
子供の道端での用足し(大小問わず)も、市民の間では無くなりつつあるようですが、他市から来た人にはまだまだ浸透していないという事もぼやいていました。注意すると「子供だからしょうがないだろ」と食って掛かられるそうです。
話はそれますが、首相が代わってからは売春にも厳しくなり、北京市内でそれを営んでいた店は全て摘発されたという話も聞きました。 -
新幹線乗車駅は「北京西駅」です。
日本とは駅のシステムが違う関係でしょうが、駅に地下鉄が乗り入れている訳でもないので最寄りの駅で降りて地上を歩いて北京西駅に向かう事になります。
その最寄りの駅で地下鉄を降りて地上に出た所にあった建物です。
ガイドからは○○と説明を受けたのですが、メモしてないのですっかり忘れてしまいました。 -
北京西駅方面に向かって歩きます。
-
露天の本屋を撮ろうとしたら、この人が割り込んできました。
この人を撮ろうとした訳じゃありませんが、いい感じでポーズを決めてくれてます。
これも後日談になりますが、中国ではエロ本は一切売っていないそうです。
改めて後日のどこかで書く予定ですが、私の持参したエロ情報誌(アジアン○○とかいう雑誌)をガイドが見た時には、真面目なガイドがあからさまに興味津々の態度をとりました(笑) -
これは絵売りですかね…
路肩に落ちている石で飛ばないように工夫されてます。
この時点で見ている人が4人いるという事は、割と需要があるんでしょうね。 -
北京西駅が見えてきました。
しかし、地下鉄の駅出てから距離があります。
ひょっとしたらガイド、降りる駅間違えたんじゃないの?
と、当時も今もヒソカに思っています。
ガイドは北京在住と言ってましたがね。 -
この写真はなんだろう…
北京西駅に向かうには左側の歩道しか歩いていないという記憶は残っているので、きっと歩いてきた道を振り返って撮ったものだと思われます。
ガイドの話だと「あの人達はチベットから来ている人」と言ってたような言ってなかったような… -
道中の求人看板です。
各種保安の仕事が、月1,500〜2,250元となっています。
この写真撮ったら、この求人看板を出している会社関係の人と思われる近くに立っていた人に「撮っちゃダメ!」と注意されました。
勿論ガイドの通訳で…(笑)
電話番号が載ってるからダメなんだって。 -
実は、注意をされてる時には次の看板(この写真に写る赤い被写体)に向けてカメラを向けていたんです。
カメラを引っ込める動作と同時にシャッターは押してしまいました。
こちらの看板も保安関係の求人のようですが、給与はこっちのほうが上の写真の会社よりいいです。
学校保安・企業保安が月1,800〜2,400元、保安○○は2,800〜4000元となっています。
しかし、ガイドによると、かなり怪しい求人のようです。
保安と言っても、別の仕事をやらせる公算が大というような事を言っていました…根拠は不明 -
『北京西駅』…デカイです
哈爾賓駅のように道路を強引に横切って駅には行かず、しっかり歩道橋で向こうに渡ります。
さすが北京、他市とは違います。
ガイド曰く、この辺を歩いているのは「おのぼりさん」が多く、地元の人はめったに来ないところとの事。
歩道橋付近でやたらに声掛けしている人がいたので、ガイドに「何言ってるの?」と尋ねた所、「いらん切符を安く買って、地方から来た勝手の分からない人に高く売りつけるんだよ」との回答でした。
北京のモラル…まだまだ微妙です -
確かに歩いている人は大きな荷物を持った人が多い
-
北京西駅の切符売り場入口…
ガイドが中に買いに行っている間、私はここで待ちます。
切符は事前にネットで予約してあって、ここで受け取るらしい。 -
切符売場の前はトイレ…
当然中に入ってみましたが、写真が撮れる状況ではありませんでした。 -
暫く待ってもガイドが来ないので切符売り場を覗いてみます。
哈爾賓駅で以前感じたような雑然さがありません。
さすが北京…洗練された駅に感じます -
残席表示も、いっぺんに10日分見られる巨大版です。
(哈爾賓駅のは2日分) -
10分程待って、ガイドが戻ってきました。
これが切符…
付箋の部分はパスポート?と氏名が記載されています。
前回中国に行った時にはパスポート?だけだったのですが、その後の2枚の切符も同様に氏名も記載されていたのでシステムが変わったのかもしれません。
ちなみにガイドの切符は、氏名とIDカードの?が記載されています。
そして、も一つ違うのは磁気切符という事。
やっぱり北京は違います。
切符右中央に何かの傷跡みたいになっているのは検札時のチェック跡です。 -
駅への入場の仕方は一緒…
まず荷物検査があります。
検査場が1カ所でなく入口も広いので、哈爾賓駅のように一人しか通れない通路を我先にという現象はありません。
哈爾賓駅の検査場は狭いところで人が多く、雑然とした中でザル状態(にならざるを得ない状況)でしたが、ここでは皆が台の上に乗せられ、両手を開いて検知棒を当てられます。
それに引っかかって念入りに調べられている人も何人かいます。
写真は、検査場を通り待合所へ向かうエスカレーター上から振り返って撮ったもの。
こういった建物内部の写真を撮る時は、大っぴら気にカメラ構えて没収となるのが怖いので、コソコソ撮ってます。 -
エスカレーターを上りきったところに、待合室の指示板が出ています。
この空間を見ているだけでも、この駅の巨大さがわかります。
※
ちょっと気になったので、グーグルアースで上空から眺めてみました。
はっきりとは判りませんが、ホームは20位ありそうです。 -
中国内でよく見かける袋状の荷物…
中身は布団なんだそうです。
出稼ぎ者は宿泊場所は用意されるものの、そこには何もない、布団すらもない所なんだそうです。 -
乗車する列車の待合室です。
左手にスタバみたいなコーヒーショップがあります。
購入はしませんでしたが、
コーヒー32元・アメリカン24元
と、メモされています。
でも、その近辺にいる人達が飲んでいるのはコーヒーではなく、アイスみたいのやソフトドリンクの類のものが目に付きました。 -
座る場所はないので、ウロウロしてます。
右手には土産屋が軒を連ねています。
そこに立っている案内看板から、磁気切符だけではなく鋏を入れるタイプの切符もある事がわかります。
ここの待合室の改札は4カ所…磁気の切符持った人が通る自動改札と有人改札と半々です。 -
改札前なのに、気の早い人達はもう並んでいます。
自動改札は、日本のものとやり方は一緒ですが、性能は著しく劣る気がします。
やたらピーピーいって、全然スムーズさがありません。
有人改札のほうが早いくらいです。
何なんだろう…と列に並んでいる間、その改札機を見ていました。
多分、切符の挿入の方向が関係している…そう感じました。
切符の左端を頭に入れた人はスムーズ、逆に入れた人はピーの音と共に5秒位のタイムラグがあって通過。
この機械、両方向からの挿入には対応しているものの、機械が想定している方向とは逆のものは読み取りが遅いんですよ。
私、あえて逆に入れて検証しました。
ピーの音と共に5秒程待ちました(笑)
どこのメーカーが作ったのか知らないけれど、この自動改札機はメイドインジャパンじゃ無い事は確実だね。
日本のなんか、切符重ねようが裏に入れようがチャンと反応しますもんね。 -
ホームに降ります。
上の電光掲示板で、この車両は16両編成である事がわかります。 -
新幹線の場合は、各車両に乗務員は立っていません。
なぜなら、車両担当員がいないからです。
一般列車のように、モップを持って掃除をしにきたり、変わった物売りも来ません。 -
二等車両内部です。
乗車率は、100%に思います。 -
ホームには見送りの人はいません。
参考ながら、中国にも入場券のシステムはあるようです。
だから、ホームで見送りしようと思えばできるはずです。
(と書きましたが、ひょっとしたら入られるのは待合室まででホームには降りられないのかもしれません) -
北京西駅発車後、次の駅までの間に撮ったものです。
とりあえず撮ってみただけで、この建物が何なのかわかりません。 -
一つ目の停車駅です。
少なくとも、私の乗車している車両には誰も乗ってきませんでした。
誰も降りないから席がなく、乗ってこられないのです。 -
この列車の最高スピードです。
『Speed 308 km/h』と表示されています。
瞬間スピードではなく、この速度で巡行していました。
体感速度は、周囲の景色がだだっ広いせいなのか、300km/h越えとは感じませんでした。 -
次の駅までの間の車窓です。
手前にあるのは、建設作業小屋でしょうか…
布団を背負って出稼ぎに来た人は、こういう所で寝泊まりしているのかもしれません。 -
二番目の駅のホームです。
この駅でも、私の乗車している車両からは誰もおりませんでしたので誰も乗ってきません。
車内アナウンスについて…
停車駅の少し前には、日本と全く同じ感じ(母国語と英語)で流れます。
そこで流れた英語の中で、気になった単語があったので記しておきます。
新幹線=超特急…
日本では「スーパー エクスプレス」ですが、
中国では「スペシャルエクスプレス」となります。
日本の新幹線とは違うんだぜ! -
車内には、こんなものが備え付けられています。
何かあった時は、これでガラスを叩き割って脱出せよ…という意味でしょうが、何かあった時には我れ先にという国民性のほうが私には恐怖です -
次の停車駅までの風景…その1
棚田ではないと思いますが不明です -
次の停車駅までの風景…その2
火力発電所と思われます。
写真が靄(もや)って見えるのは、
雨が降っている訳じゃないんですよ…
中国の大気汚染が問題になっていますが、
北京からかなり南下した辺りでも大気汚染は酷いなぁと感じます。
ガイドの話だと、北京では大気汚染の原因は車と考えているようです。
北京市民の懐は著しい経済成長のお蔭でかなり潤っていて車を購入する資金ぐらいは皆持っているそうですが、台数制限が始まって今は買いたくてもすぐに買えないんだよ、との事でした。
ナンバーを発行してもらうのに、ひどければ2年待ちもありうるとの事…そして車が150万だとしても、ナンバー発行手数料?が200万くらいかかるんだよという話
真偽のほどは不明ですが、車を購入するにも今はそんな事情があるようです。 -
次の停車駅までの風景…その3
中国全土の地図を見ると、ここら辺は山岳地帯を走っている事になります。
ところどころに、こうした谷状の地形が現れます。
車中では自然にできた形状に見えてましたが、改めて写真を見ると人工的な谷にも見えます。
良く分かりません。 -
次の停車駅までの風景…その4
辺りの景色はずっとこんな感じです。 -
北京西から3番目の駅
今までの停車駅すべてに言えますが、新幹線停車駅なのに周囲は何も無いんですよ。
「岐阜羽島」駅ができた頃の駅周りの風景より殺伐としています。
荒野の中にポツンと駅がある感じ…
ひょっとしたらモヤで街が見えないだけかもしれませんがね。
ガイドに疑問を投げかけたら、「将来を見越して…」というような返答だった気がします。 -
次の駅までの風景…
ずっと前掲のような山間風景が続きますが、街らしいものが見えたので撮った1枚です。
この写真も霞んで見えるのは、にわかには信じ難いですがスモッグの影響と思います。
街にいると同化(マヒ)しちゃって感じにくい汚染状況も、こうした風景の中ではリアルに感じます。
中国の大気汚染は想像以上に深刻だと思います。 -
『太原駅』に到着です
写真のデータから20時少し前に到着したという事がわかります。
『北京西』と『太原』間の停車駅は3つあったという事になります。
今回の中国旅行を計画する際に、「北京」〜「太原」間の停車都市も観光都市ではない魅力があるに違いない、と訪れてみようかなという気になった時期があり、現地の旅行社に打診しました。
結果、何もない(時間がもったいない)という事なのでの3つの駅は素通りした訳ですが、実際途中下車してたらどうなった事でしょう(汗)
野宿体験ができたかもしれません(笑) -
「太原駅」を出たところで右向いた図です。
-
これは真正面を向いた図
-
これは左
-
さらに90度左に回ると…
そう、駅です(笑) -
駅舎の時計です…
視認性バッチリです -
わりと頻繁に列車が出ている事がわかります
-
見えない人用に拡大
-
ガイドは切符を購入(受取)に窓口へ行ったので、その間
私はここで待機です。
駅には、大きな荷物を担いだ人達が続々とやってきます。 -
袋の中は、前にも触れてますが「布団」です。
中国には寝袋はないの?
という疑問は、ここでは伏せておきます。 -
向こうには中に入る為の行列ができています。
何故でしょう… -
そう、それは…
入ってすぐに手荷物検査があるからですね
ここ「太原駅」は、手荷物検査場が
かな〜り広いです。 -
中国のバイクは基本、電動です。
この電動バイク、なんで日本では普及しないのか不思議です。
隣に停まっている車とあわせ、警察関係の車両です。 -
「DNYAMAHA」って、
日本の『YAMAHA』と関係あるのでしょうか? -
音叉マークは、
どこにも見当たりません -
ガイドが切符を購入して戻ってきました。
磁気切符ですが、左下に入鉄跡があります。
磁気切符を販売しているにも関わらず、「太原駅」改札は自動改札ではありませんでした。
(きっと今がそうしたシステム構築の真っ最中なんでしょう)
なお、普通列車の為なのかどうかは定かではありませんが、この列車に乗車中は一度も検札に来ませんでした。 -
乗車時間まで、まだ時間がありますので
ここ「太原」で晩御飯を食べる事にします。
駅舎横に付随している飲食店に『李先生』があります。
この『李先生』、前回の中国旅行時にも気になっていたお店です。
入ってみる事にしました。 -
ファストフードとファミレスの中間みたいな店ジャンルに感じました。
写真のような頭上メニューの他に、ちゃんとしたメニュー表も用意されています(ただし料理写真はない)
メモによると…
・ラーメンみたいの
・マーボナス丼みたいの
・コーラ
計43元、となっています。 -
店内の様子(雰囲気)です
-
まだ時間があるので、
駅付近を散策です。
駅から伸びる道路脇には、半地下?の店が並んでいます。
写真には撮れませんでしたが、女2人座ってる「とこや」と書かれた売春宿あり…と当日の日記には記されています。 -
『新型旅館』です(笑)
ガイドが言うには、こういった安宿には外国人は泊まれないそうです。
話はそれますが…
前回も今回も中国を旅していて、バックパッカーの姿は中国の私の行ったところと限定なりますが、そこではあまり見ませんでした。
この後訪れる兵馬俑でも、そこに来ている外国人は年配のツアー客団体が主だった記憶があります。
バックパッカーは基本、安宿…こうした安宿に泊まれないというのも影響しているのかもしれません。
まぁそれよりも、英語が通じない地にはバックパッカーは行かない…という理由のほうが大な気がしますがね -
ガイドか言うには、多分この店は無許可営業だよ…との事
付け加えて、こういった店では必ず生のニンニクが置いてあるそうな。
理由は『消毒』…
わかります?
胃の消毒…生ニンニクを食べれば食あたりしないそうな(笑)
街中の道端で開業している店も含め、こういった無許可のお店がなぜ取り締まられないのか…
「彼らにも生活がある」というのが理由だそうです。
中国は寛大な国なんです…冗談抜きで
ガイドと色んな話をする中で、「中国は13億の人の事を考えなければならない」という趣旨の事を何度もガイドが言ったことを覚えています。
法より人の生きる権利…日本が失ったものがまだ中国にはあります
が、
彼らは多少なりとも警察に協力金?を支払っているという話も併せて聞くと、中国の道徳観には疑問も持ちます。
ついでだから…
中国の一人っ子政策はご存知ですね。
この政策の影で、戸籍の無い子供が多数いるという話も聞きました。
無責任な親とその子供、この問題はいずれ表面化して大問題になるはず…ガイドはそう言ってました。
も一つついでに中国の戸籍について…
中国人の戸籍は自由に移動はできないそうです。
言っている意味、わかります?
どっかの田舎に生まれて、北京市民(北京の戸籍)を得ようとしても簡単ではないそうです。
そうした人が北京の戸籍を得る為には、頭が良くて、一流の会社入って、会社から「この人はこれこれこういう理由で北京の為になる人です」みたいな推薦状を貰って、それから審査を経てごく一部の人がやっと得られるそうです。
今は中国も自由化されて都市間の移動も簡単にできるようになったけど、ちょっと前までは自分の住んでる街から出るにも、これこれこういった用でどこそこの街に行きますと自分の住む役所と行く場所の役所にお伺い(書類提出)して、何日もたってやっと許可が出て、そうしないと切符も買えなかったという話も聞きました。
まさに、江戸時代の日本ですね。
ガイドの年齢は、私よりもずっと若い30代半ばです。
あくまでそのガイドから聞いた話ですので、真偽の程は不明です。 -
駅構内のトイレです
-
この写真で私が何を訴えたいのかわかりますか?
写真ではわからないけど、便器の下の白いタイル部は小便の水溜りになってるのですよ(驚)
私が用足しの為このトイレに初めて入った時には一人のおっさんが用を足していました。
ただし、この床の黒と白の境界部分に立ってね…
一応便器の方を向いて用を足しているのですが、当然のごとく放出した液体は便器には届かず、その手前に放物線を描いて落ちる事になります。
その光景に驚き、床に目をやれば白い床部分が小便の溜り(川状態)というわけです。 -
あまりにこの中国式小便の作法に驚き、これは是非カメラに収めたいと客人が入ってくるのを待ってコッソリ撮ったのがこの写真です。
残念ながら、この人達はさっきのオッサンみたいに黒い所からはしませんでしたが、それでも便器から離れてしていると思いませんか?
私なら、もう一歩便器に近づきますが…
私もこの人達も、必然的に小便の溜りの中に立った事になります。
きっと、最初にここで目にしたオッサンは綺麗好きだったのでしょう。 -
まだ出発時間まで1時間あるせいか、待合室も空いています。
-
これは食事後に街中ブラついていた時にコンビニみたいなところで購入したパン…3.8元
中国ではコンビニ袋は1角だそうです。 -
この菓子は15.8元
たしか以前の哈爾賓駅でも、似たような菓子を購入しています。
好きなのよ、こういう菓子(笑)
列車が発車する前に、パンも菓子も食ってしまいました。 -
中国の『お茶』
前の旅行記で、中国の「ペットボトルのお茶」は茶ではないと書きました。 -
「ペットボトル茶」の成分表示です…
白砂糖4%と表示されてます。
甘いわけです。
その他、食品添加物もイッパイ入ってます。
私の調査では、中国の人はこの「緑茶」より「水」を購入して飲んでいる人が多く感じます。 -
出発25分前、
改札の為にできた行列に並びます。
別に座席は指定だから改札終了間際までゆっくり座っていてもいいんだけどね… -
ホームに降りたとこです…
ボケまくっています -
これまたボケまくりの写真…
車内はギッシリ賑やかそうです -
自分の席を探します…
座席指定でも、誰かが座っているのが常です。
でも、その座席の正規の乗客が来たことが分れば速やかにどいてくれます。 -
自分の座席に座ったところです…
ガイドは通路を挟んだ左側に座っています。 -
目の前に座るこのメガネの青年は、分厚い法律書らしきものを読んでいました。
きっと司法の世界を目指す学生さんでしょう。
左に半分欠けて見える青年は、5人の若者グループです。
(車内は3×2の配列・私側が2)
スマホとかをいじりながら雑談しています。
さて、これは平遥のホテルに着いてからガイドに聞いた話…
この時は、4月22日の現地時間23時を少し回った頃(…日本時間23日0時過ぎ)
若者たちの話題は、途中から日中問題になったそうです。
若者の中の一人がスマホから「日本の政治家100何人が靖国に参拝」「日本の右翼が尖閣に上陸」との情報を得たようで、さかんに議論を始めだし、ガイドとしてはすぐ傍に座る私の安全が気になってしょうがなかったと話してました。
これ、その時は「8月15日でもないのに靖国?…さては中国がまた何かをしたかな?」と思ってたのですが、帰国後この事について調べてみると何とも解せないタイミングなんですよ。
帰国後にネットで調べてみると、日本の政治家168人が靖国参拝したのは日本時間の23日午前8時過ぎ…
そうすると、この若者は事前にその情報をスマホで知ったという事になります。
まぁ私の見たネット(産経の速報記事)でも、配信は8時半頃でしたからね、事前に参拝するという情報は一部の人には公だったのかもしれません。
ただ、右翼が同日に尖閣に上陸という記事はいくら探してもありませんでした。
ここら辺は、中国側の報道の仕方(作為)かもしれませんし、考えにくいですが日本では伏せられている事実なのかもしれません。 -
日が変わり、23日の0時45分頃に平遥に到着です…
ここに到着する間いくつかの駅に停まり、それなりに乗客の動きはありました。
平遥で降りたのは10人位です。
写真は、駅出て振り返って撮った『平遥駅』 -
真っ暗で何もわからないので、
ストロボ焚いた写真がコレ -
平遥駅前…
一番明るい場所を撮ってこんな感じ -
夜遅かった為、宿が気をまわして駅前に三輪車を待機させていてくれました…(この料金、宿持ちでした)
この宿の気配りがなかったら、どうなっていたでしょう。
この平遥駅前には、タクシーどころか三輪車もこの時間いません。
同じ列車で降りた他の客は、それぞれ迎えに乗用車が来ていました。
写真に写る人物は、同行しているガイドです。 -
駅前の通り…
-
多分これがメイン通り…
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どの店も閉まっている…
中国の駅前は、年がら年中明るいのかとマジで思ってました。 -
途中から脇道に折れました。
まだ平遥古城には入っていません。
(宿泊先は平遥古城の中にある) -
平遥古城の中です。
真っ暗です。
街灯などありません。 -
ホテルに着き入口の扉をそこそこの力でバンバン叩きます(勿論ガイドが…)
暫くして、宿の夜間管理人?が木戸を開けてくれました。
入った空間がフロント機能も併せた食堂みたいなところで、その食堂の椅子を並べて布団が敷かれていたので、この管理人は寝ていたと思われます。
チェックインを済ませます。
通常なら、パスポートを出して宿側で控えるのですが、もうこんな時間だからいい、との事でそこは割愛されました。
懐中電灯でこの男性が先導してくれる中、私たちの今日泊まる部屋まで案内してくれます。
クネクネ細い路地を何度か曲がるので、写真など撮っていようもんならおいて行かれて迷子になってしまいます。
ここからの写真(これも含め)は、宿内部の敷地内の画像です。 -
写真に写る左側が、今晩の私達の部屋です。
案内された時には真っ暗、ストロボ焚いての写真です。 -
中の電気を点けて同じ角度で撮るとこんな感じになります。
どうです?
いい感じに思いませんか? -
「お月様と宿」を試みたのですが
三脚無いと無理ですわ… -
部屋の扉を開けて外から撮ると
こんな感じ -
部屋の中でストロボ焚くとこう…
ストロボの光は雰囲気を損ないます
実際、部屋の灯りをフル点灯しても
こんな明るくありませんから -
部屋の奥側から入口方向をストロボなしで撮影…
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部屋を照らす照明は
こんだけ -
バスタブは無く、シャワーのみ…
シャワーを使うと、便器は確実にビショビショになります -
トイレの脇にはウンコ紙をいれる籠…
その上にはトイレットペーパー…
でもね、さっきも書いたように
ほぼこの上空にシャワーが備え付けられているんですよ。
シャワー使用の際は、籠に水が溜まらないか、トイレットペーパーが水浸しにならないかと気を使いながらの使用です。
簡単なナイロンカーテンでいいから設置を望む所です。
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「飲用水」と、さも特別な水が出そうなコックですが、
元をたどれば、シャワーの配管と同じだと思います。 -
アメニティ類です
紙コップは使用前からこんな感じです(笑) -
宿泊費は288元、
デポジット112元の預り証です。
朝食付きです。 -
宿泊先の名称は
『平遥聚賢居客桟』…英文名「ju xian ju hotel」
山西省平遥西大街17号にあります。
私はこの雰囲気が気に入りました。
平遥古城の中でも場所が良く、風呂とかアメニティが気になる人には無理ですが、そうでない方にはお勧めします。
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