2013/04/07 - 2013/04/10
99位(同エリア176件中)
ケロケロマニアさん
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先日まで長々と記させて頂いたJR最後の周遊きっぷの旅が完全に終了したのは4月6日のことでした。4月10日まで有効の18きっぷが二枚残っていたので、7・8日は函館で過ごし、9日は江差線の旅、そして10日は最後の18きっぷで和寒町まで戻るという行程となりました。江差線に残された日々もあと少し。今回は一部区間のみの乗車となりましたが、廃線間際になると混雑すると思い、日常の江差線沿線の風景を求めて旅をしました。色々な意味で寂しさばかりが募った悲壮感の漂う旅になりました。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 4.5
- 交通
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円 - 3万円
- 交通手段
- JR特急 JRローカル 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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前夜は函館駅に到着後、駅前のホテルに投宿。チェックアウトぎりぎりまでホテルでうだうだ過ごします。その後、ベイエリアを散策してみました。
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そしてぐ○なびポイント使用のために、某レストランへ。函館市内にはまだまだこのポイントが使える店が少ない…。
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そして2013年の大河ドラマ「八重の桜」で、注目されつつある新島襄の海外渡航地の碑を見に行きます。
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今度は中華会館へ。残念ながら中には入れませんでした。
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元町のお洒落なエリアは、自分にはあまり相応しくない場所なので(汗)、ちょっとだけかすめて立ち去ることにしました。こちらはペリーさんですね。
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途中、こんなものも発見。函館市内には、まだまだマニアックな名所が沢山ありますね。
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海辺にはこんなのも展示されています。青函トンネル開通時の博覧会で目玉となっていたそうですが、今は訪れる人も稀で、とてもひっそりとした風情が逆に味わい深かったです。
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大町電停から函館市電に乗車します。
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函館駅前を乗り過ごして、向かった先は五稜郭エリアです。地下道には何故かペリーさんの名前が付されていました。
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この日は五稜郭近くの安宿に早めにチェックインして、旅の疲れを取るためにゆっくり休むことにしました。
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さて翌日は五稜郭のメインを探訪します。道民でありながら、実は五稜郭自体に立ち入るのは今回が初めてでした。
五稜郭タワーが近づいてきました。 -
タワーにやって来ましたが、上に登ると高い(800円)ので、私は1F部分のみの見学です。戊辰戦争関係の展示が色々とありますので、歴史好きな方は是非タワーに登る目的がなくても、見に行ってみて下さいね。
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五稜郭の正面入口にやって来ました。
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五稜郭内では、”郭内”という表現になるのですね。
当たり前なのでしょうが、ちょっと感動しました。 -
五稜郭内には、箱館奉行所など沢山の見所がありますが、再建されたこの奉行所を除いては、観光客はあまり足を運んでいない印象があります。緻密に見てみると色々と面白い展示があるだけに残念な限りです。
これは戊辰戦争の時代に使用されたとされる、ブラッケリー砲とクルップ砲で、郭内から発掘されたものだそうです。 -
再建された箱館奉行所の建物の周囲では、かつての奉行所の部屋毎の区画が、このように地面に再現されていました。
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郭内では、このような詳細な案内板が沢山設置されていますので、これらを真剣に見て回るなら、一日かかる観光スポットになるかと思います。
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五稜郭の星型の先っちょ、って結構気になるものですが、こんな感じです。星の先端部は、大砲が設置された場所としても有名で、実際に大砲を運んだ際の轍などが残っていたりします。
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五稜郭には、正面出入口の他に、裏側の出入口もあり、ここに架かった橋は裏門橋と呼ばれています。
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裏門橋からの風景はこんな感じです。ここまで来ると、完全に地元民のための散歩コース、という印象で、観光地的な色合いは全くありませんでした。
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さて、五稜郭のすぐ傍には、数年前に新しくなったばかりの函館市立図書館があります。ここはなかなか立派な図書館なので、休憩がてら是非訪れてみて下さい。
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函館市立図書館の中には、PCが使えるテーブルなども用意されていました。資料を見ながら、写真整理をしたりするのにとても重宝しました。結局この日は図書館に長居した後、ここの近くにある、前日とは別の安宿へと向かいました。
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6〜8日にかけて、結局函館で3泊した後、9日はいよいよ江差線への旅へと向かいます。出発地は函館駅ではなく、敢えて五稜郭駅からです。(18きっぷの「五稜郭」という日付印が欲しかったので…(笑)。)
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江差線にもあと何回乗れることやら…。
でも木古内〜江差が廃止された後は、ここは名称が変わるのかな? -
臥牛山とも呼ばれる函館山の雰囲気は、この辺りから見るとよく味わえますね。
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途中、泉沢駅にて寝台特急「北斗星」をお見送りです。
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こうして木古内に到着。江差線のこの先の区間がもうすぐ廃止となってしまいます。先に江差から来た40系が、ホームに待機していました。
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乗り継ぎ時間は十分過ぎる位ありますが、まずは跨線橋からスーパー白鳥をお見送りします。
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そして再び40系に乗り込んで、江差方面を目指します。江差までは行かないですが…。
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江差線の代表的な風景といえば、やはり滔々と流れる川の景観でしょうか…。これももうすぐ見られなくなってしまうんですね…。
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さて今回は、江差までは行かずに途中湯ノ岱駅で下車します。江差線の木古内〜江差間で列車交換が行われる唯一の駅です。
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この風景も間もなく見られなくなってしまいますね…。
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ホーム側から見た湯ノ岱駅の駅舎はこんな感じです。
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窓口付近の様子はこんな感じ…。
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そして待合所の様子はこんな感じです。廃線後、この駅舎はどうなってしまうのだろう…。
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駅のスタンプも用意されていました。この駅は上ノ国町域内にありますが、市街地からはかなり離れています。
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正面から見た湯ノ岱駅舎はこんな感じです。割と新しい感じの建物なので、廃線になるのが信じられませんでした。
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さて、この駅からは徒歩圏内に湯ノ岱温泉がありますので、そこを目指します。途中、車窓からも眺めていた川を渡ります。
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その名も、天の川です。星が散りばめられた河川名称標識が味わい深い…。
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そして、上ノ国町の保養センターへ。9時過ぎに到着しましたが、営業時間は10時からとのこと、うーん、まだ1時間近くある・・・。
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保養センターの付近には、他にめぼしき見所もないので、取り敢えず目の前に続いていた林道を登ってみます。4月上旬の道南、通常は雪ももっと少ないのでしょうが、この年はご覧のような有様で、とても4月の道南とは思えない風情でした。
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時々雪中にズボッと踏み抜きながら、堅雪の積もる林道を歩き続けます。
得に何もない中、結構歩いて疲れましたが、一面雪に覆われているため、なかなか腰掛けて休む場所が見つかりません。
しばらく行くと、雪中に埋もれた古軽トラを発見。ここに腰掛けて休むことにしました。 -
別に観光地でも何でもないですが、”軽トラ展望台”からの眺めはこんな感じです。
さて、そろそろオープン時間が近づいてきたので、林道を折り返して保養センターへの帰路につきます。 -
保養センター大浴場内部の様子はこんな感じです。入浴料金も350円と安いのが良かったですが、昔ながらの風情の浴場で、シャンプー類の設置は一切ありませんでした。逆にこれ位の飾り気なさが、個人的には好感が持てました。
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脱衣場に関してもいたってシンプルな雰囲気です。
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保養センター内には食堂もありました。
愛くるしいカエルさんに後ろ髪を引かれる思いでしたが、江差線の本数は少ないので、先を急がなくてはなりませんので、ここでの食事は諦めます…(涙)。 -
そして湯ノ岱駅に戻ります。駅の遠景も今のうちに撮影しておかないと…。
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ホームはこんな感じです。
列車がやって来ました。 -
先ほどと同じ車両ですが、サボが反対方向になっていました。
当たり前ですが…。 -
そして木古内に到着。
さて、今回の旅は、長々と続いた「周遊きっぷの旅」のエピローグ的な要素もありましたので、道内を走行している特急にあと二種類乗らなくてはなりません。
それが「白鳥」と「スーパー白鳥」です。
津軽海峡線の往復にて、それぞれ18きっぷで利用できる区間のみ乗車させて頂きます。 -
「白鳥」がやって来ました。ここから日帰り本州旅行(?)が始まります。
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春休み期間も終わり、車内は自由席でもがらがらでした。
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さて、「白鳥」は青森側の蟹田まで乗車できるのですが、今回は、それより貴重な津軽今別駅に停車する列車でしたので、ここで下車します。
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津軽今別駅は、本州側に存在する唯一のJR北海道駅ですが、ここも新幹線開通後は大きく様変わりしてしまうことでしょう。このように”どうせ撤収されるのだから”的に、風雪に晒されたままの状態で置き去りにされている駅標識は、かつての新青森駅を髣髴とさせてくれました。
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ここから僅かの間、JR東日本路線に乗車します。津軽今別駅から降りてすぐの所にあるのがこの津軽二股駅(津軽線)です。
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津軽線で津軽二股〜蟹田を移動する際の普通運賃は320円となっています。
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因みに津軽海峡線で津軽今別〜蟹田を移動する際の普通運賃は350円となります(笑)。
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同じ40系でもJR東日本側の車両に乗るのは久しぶりかな・・・。
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途中、新幹線の工事現場傍も通過しました。
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そしてJR北海道とJR東日本との境界駅、中小国に到着します。
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そして蟹田に到着。今乗車してきたのはこちらの車両となります。
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蟹田駅では改札を出る時間もなく、折り返しの「スーパー白鳥」に乗り込みます。これで、今回の旅における道内定期運行特急(急行はまなすを含み、寝台特急を除く)は全て乗車したことになります。(車両タイプ的には乗っていないのもありますけどね…(汗)。)
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「スーパー白鳥」の座席テーブル裏側には、このように青函トンネルの仕様が記されていますね。これを見るのがちょっと楽しみだったりします。
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そして木古内で特急を下車し、後は普通列車で函館に向かい、9日の18きっぷの行程は終了となります。
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さて翌日。この日が春休み期間の18きっぷが使用できる最後の日付となります。函館発長万部行きの朝の普通列車。これまでに何度お世話になったことか…。
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この列車は、大沼から本線経由ですので、周遊きっぷの旅の最後において通過することが出来なかった駒ヶ岳駅に立ち寄ることが出来ました。
3月下旬にこの駅から周遊きっぷの旅を始めた頃と比較して、殆ど雪が解けていました。 -
この日の駒ヶ岳駅から望む駒ケ岳はこんな感じでした。
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そして長万部からは、こちらも幾度となくお世話になっている小樽行きに乗り込みます。
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小樽で快速エアポートに乗り換え、札幌に到着。
またぐ○なびポイントを使って、駅傍の韓国料理店にてビビンバを頂きます。 -
そして札幌から岩見沢に向かい、岩見沢からは滝川行きの普通列車へと乗り込みます。
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尚、札幌を16時過ぎに出発する場合、旭川までは同日中に普通列車のみで函館本線経由で行けるのですが、私の住む和寒まで向かう場合は、最終のの宗谷本線名寄行きに普通列車のみでは間に合わなくなります。
しかし、何故か滝川から富良野経由で最後に富良野線で旭川に向かうと、最終の宗谷本線に間に合うので、いつも函館発18きっぷの旅で和寒に一日で戻る場合には、富良野経由、という遠回りをすることになります(笑)。 -
そして富良野に到着です。
この時間帯は富良野駅には駅員がいませんので、駅到着時には下車の際、きっぷを見せる必要があります。 -
そして帯広からやって来た快速狩勝にて旭川を目指します。
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そして何とか22時1分発の名寄行き最終の普通列車に乗り込みます。
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こうして3月28日に一回分の18きっぷから始まった周遊きっぷの旅は、最後の二回分の18きっぷの旅の使用で、漸く4月10日にフィナーレを迎えることとなりました。
本旅行記と共に、これまでの周遊きっぷの旅に関する旅行記もご覧下さった方々へ、最後までお付き合い下さり、本当に有難うございました。
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