京都府・北丹・2013春（その１／２）★足立音衛門と山村の手打ちうどん

2013/03/16 - 2013/03/16

春らしくなってきた３月の土曜日。自宅から近くに日帰りで出かけようということで、福知山から綾部、そして舞鶴から若狭をドライブしました。その第１弾は福知山の和菓子屋を訪ね、綾部の山村にある手打ちうどんで昼食をした旅記です。

エリア 綾部(京都)

• 旅行の満足度: 3.5

• 交通手段: 自家用車

自宅から北上し、向かったのは京都・福知山。まず訪ねたのが、福知山市街地にある和洋菓子専門店「足立音衛門」。国登録有形文化財を店舗に使ったこの建物が本店で都市圏の百貨店にも出店しています。

軒先にかかる暖簾。

○足立音衛門ＨＰ
http://www.otoemon.com/

何かのテレビ番組でも紹介され、人気スイーツにランキングされたらしいので、名前だけは知っていました。また、多くの雑誌にも登場しています。

旧家を生かした店舗で、随所にいい感じの装飾が施されています。

京都ということで、表札の下には、無病息災のお守りとして、祇園祭の先頭を行く長刀鉾の粽が掲げられていました。

店舗内部に入ります。まだ営業して間もない時間ということもあり、私たちのほかには客がいませんでした。

丹波ということもあり、名産の栗を使ったお菓子もありました。値段はやはりそれなりのものです。ロイヤルフルーツケーキをお土産に買って帰りましたが、紅茶に合う優雅な逸品でした。

さまざまな和洋菓子がディスプレイの中に並んでおり、どれもおいしそうです。

元々は敷地内には京都府指定文化財もあり、外観だけ見学できるようになっています。大正時代に建築された屋敷全体を活用しているようで、このような洋館も敷地に建っています。

福知山に来たので、シンボルのお城にも立ち寄ることにしました。城下の駐車場周辺は「ゆらのガーデン」として再開発され、広場や店舗が整備されていました。

○ゆらのガーデンＨＰ
http://yurano-garden.jp/

芝生広場と人工の水路が設けられ、敷地内にゆったりと配置された７つの店舗があり、カフェやスイーツ、ランチなどが提供されています。訪れた時間が早く、まだ店舗が空いていませんでした。

福知山城に登城します。コンクリート製の立派な太鼓橋を渡っていきます。

登城道の並木はまだ冬の装いの福知山城です。

石垣の上には復元された天守閣が立っています。以前は雪が舞う冬に訪れたことがあります。

急ごしらえの石垣は、近隣の農村から集めた石を積まれたため、墓石なども多く用いられているのがわかります。

天守内部は郷土資料館となっています。福知山は丹波の街道筋の拠点として、戦国時代には明智光秀が入城し、江戸時代には近江出身の朽木氏の居城でした。

天守内部から福知山の市街地を望みます。小山の頂上に天守が築かれているので、眺めがよく、眼下には丹波の大河・由良川が流れ、福知山のまちが形成されているのがわかります。

福知山から綾部へ。市街地から北西、山間の志賀郷町というところに「竹松うどん店」があります。

正直こんなところにお店があるの？というような場所にありますが、昔ながらの民家と土蔵を改造した店舗で、本場讃岐仕込みの純手打ちうどんが味わえます。

ここの御主人は、香川の有名うどん店で修業の後、２年をかけて全国をうどんを打ちながら武者修行した後にふるさとで開店させたお店だそうです、アジのある書体の看板が玄関にかかっています。

多くのメディアにも取り上げられる有名店らしく、休日には混み合います。この日は開店直後だったので、行列に並ぶことなく、店内に入ることができました。
玄関を入ってすぐの所にメニューが掲げられおり、ここで注文をします。

土蔵を改装した店内はお座敷スペースもあり、レトロなインテリアが配置されています。また、天気のいい時には店の外のテーブルでも食べることができます。

かまたまうどんを注文。
うどんはブレンドした３種類の国産小麦を手打ちし、火力の強い薪釜で茹で上げるものです。しこしこした歯ごたえがたまりません。

ちくわの天ぷらも注文。天ぷらはゴボウやコンニャクもあり、その他にはおにぎりも注文できます。

うどん店での早目の昼食を終え、ドライブ途中の休憩箇所で先ほど足立音衛門で購入した手づくりプリンをいただきました。