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奈良が切れてきてました、私。なので、久しぶりのアイラブ仏像めぐりは、本気の奈良へ。<br /><br />浄瑠璃寺では妖しく白い肌の仏を、不退寺では愛らしく白い肌の仏を拝観。<br />南円堂・北円堂の同時公開が行われてる興福寺では、天才仏師運慶とその父、康慶の渾身の男仏を堪能。<br /><br />濃密な内容に、奈良パワーチャージ完了だ。<br /><br />この旅行記は、その1、浄瑠璃寺編(写真は、浄瑠璃寺本堂の縁側でまどろんでいたネコ)

アイラブ仏像めぐり 浄瑠璃寺

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2013/05/14 - 2013/05/14

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ゆうこママ

ゆうこママさん

奈良が切れてきてました、私。なので、久しぶりのアイラブ仏像めぐりは、本気の奈良へ。

浄瑠璃寺では妖しく白い肌の仏を、不退寺では愛らしく白い肌の仏を拝観。
南円堂・北円堂の同時公開が行われてる興福寺では、天才仏師運慶とその父、康慶の渾身の男仏を堪能。

濃密な内容に、奈良パワーチャージ完了だ。

この旅行記は、その1、浄瑠璃寺編(写真は、浄瑠璃寺本堂の縁側でまどろんでいたネコ)

旅行の満足度
4.0
同行者
一人旅
一人あたり費用
1万円未満
交通手段
高速・路線バス 私鉄
旅行の手配内容
個別手配
  • 初夏というよりも、夏を思わせる陽気のこの日、久しぶりのアイラブ仏像めぐりだ。<br />GWに長野県白馬村で早朝石仏散歩をしたが、それでは物足りない。<br />やっぱり私には奈良が必要。<br /><br />という訳で、この日は「本気の奈良」。<br />好みの美仏に会うためだけに、訪れる場所を厳選しての奈良だ。<br /><br />名古屋から近鉄特急で2時間半。緑の山々が途切れ、大和八木駅が近づいてくると、彼方に耳成山が見えてくる。その向こうに霞んで見えるのは、二上山。<br />奈良に来たんだ。なんだかもう胸が一杯になってくる。

    初夏というよりも、夏を思わせる陽気のこの日、久しぶりのアイラブ仏像めぐりだ。
    GWに長野県白馬村で早朝石仏散歩をしたが、それでは物足りない。
    やっぱり私には奈良が必要。

    という訳で、この日は「本気の奈良」。
    好みの美仏に会うためだけに、訪れる場所を厳選しての奈良だ。

    名古屋から近鉄特急で2時間半。緑の山々が途切れ、大和八木駅が近づいてくると、彼方に耳成山が見えてくる。その向こうに霞んで見えるのは、二上山。
    奈良に来たんだ。なんだかもう胸が一杯になってくる。

  • 近鉄奈良駅で11時10分発のバスに乗って訪れたのは、浄瑠璃寺。<br />30分ほどの路線バスの旅は、奈良市街から徐々に田畑の拡がる田舎風景へ。曲がりくねった山道に入り、しばらく走ると到着だ。

    近鉄奈良駅で11時10分発のバスに乗って訪れたのは、浄瑠璃寺。
    30分ほどの路線バスの旅は、奈良市街から徐々に田畑の拡がる田舎風景へ。曲がりくねった山道に入り、しばらく走ると到着だ。

  • 浄瑠璃寺は、緑爽やかなの山懐にたたずみ、初夏に訪れるのにぴったりの寺だと思う。

    浄瑠璃寺は、緑爽やかなの山懐にたたずみ、初夏に訪れるのにぴったりの寺だと思う。

  • 山門をくぐり境内に入ると、鶯の声が響き、街の喧騒を忘れる。

    山門をくぐり境内に入ると、鶯の声が響き、街の喧騒を忘れる。

  • 浄瑠璃寺は、池を中央に鐘楼、三重塔、本堂が配され、それらを深い緑が包んでいる。

    浄瑠璃寺は、池を中央に鐘楼、三重塔、本堂が配され、それらを深い緑が包んでいる。

  • まずは、三重塔(国宝)を拝観。<br />薬師如来が安置されている。公開は、毎月8日、春分の日、秋分の日のみ。<br />

    まずは、三重塔(国宝)を拝観。
    薬師如来が安置されている。公開は、毎月8日、春分の日、秋分の日のみ。

  • 大き過ぎず、小さ過ぎず、重過ぎず、軽過ぎず、ちょうど良い塔。<br />今の時期は、早緑に朱の色が映える。

    大き過ぎず、小さ過ぎず、重過ぎず、軽過ぎず、ちょうど良い塔。
    今の時期は、早緑に朱の色が映える。

  • 三重塔は、境内の高台に建てられているため、塔の前からは、境内全体や池越しの本堂を見渡せる。

    三重塔は、境内の高台に建てられているため、塔の前からは、境内全体や池越しの本堂を見渡せる。

  • 浄瑠璃寺の本堂は、横に長い。堂内に入ると分かるのだが、九体もの木造阿弥陀如来像が、横一列に並んでいるからだ。別名「九体寺」とも呼ばれるそうだ。<br /><br />では、本堂へ。<br />建物右側の受付で拝観料を納めて、背面へ廻り込むと

    浄瑠璃寺の本堂は、横に長い。堂内に入ると分かるのだが、九体もの木造阿弥陀如来像が、横一列に並んでいるからだ。別名「九体寺」とも呼ばれるそうだ。

    では、本堂へ。
    建物右側の受付で拝観料を納めて、背面へ廻り込むと

  • 本堂裏の斜面に石仏群。

    本堂裏の斜面に石仏群。

  • 額縁タイプのほとけさま。<br />池のほとりにも同様のほとけさまがいらっしゃった。<br />お地蔵様が多いように見える。

    額縁タイプのほとけさま。
    池のほとりにも同様のほとけさまがいらっしゃった。
    お地蔵様が多いように見える。

  • では、今度こそ本堂へ。<br /><br />浄瑠璃寺では、本堂入口の障子を開けたとたん、息を呑むことになる。幾度訪れても、だ。<br />量感たっぷりの阿弥陀如来坐像が横一列にずらりと並ぶ様は、なんと表現したらよいのだろう。数のパワーはスゴイ。<br /><br />左側に並ぶ4人の阿弥陀に「ごめんね」と声を掛けながら、まずは、センターの阿弥陀さまの前へ。御香を上げ、ご挨拶。そのあとゆっくり他の阿弥陀さまへ。

    では、今度こそ本堂へ。

    浄瑠璃寺では、本堂入口の障子を開けたとたん、息を呑むことになる。幾度訪れても、だ。
    量感たっぷりの阿弥陀如来坐像が横一列にずらりと並ぶ様は、なんと表現したらよいのだろう。数のパワーはスゴイ。

    左側に並ぶ4人の阿弥陀に「ごめんね」と声を掛けながら、まずは、センターの阿弥陀さまの前へ。御香を上げ、ご挨拶。そのあとゆっくり他の阿弥陀さまへ。

  • 9人全員、少しずつ顔が異なる。阿弥陀ナインの左から3人目の彼は、目元口元が可愛らしい童顔アミダ。右から3人目の彼は、きりりと涼しい眼がカッコイイ。<br /><br />9人の阿弥陀の外側、お堂の右端に控えるのは、小ぶりな不動明王と制咤迦(せいたか)童子、矜羯羅(こんがら)童子の3人。<br />鎌倉時代の重文で、素晴らしいトリオ。こんがら童子なんて、フィギュアスケートの浅田真央ちゃんみたいな顔で、癒し系の可愛らしさ。<br />衣装を彩る截金模様は、深い光を放ち美しい。こんがら真央ちゃんの衣装は、ゴージャスだ。だってスポンサーがすごいもんね。トヨタじゃないよ、平安貴族だよ〜。

    9人全員、少しずつ顔が異なる。阿弥陀ナインの左から3人目の彼は、目元口元が可愛らしい童顔アミダ。右から3人目の彼は、きりりと涼しい眼がカッコイイ。

    9人の阿弥陀の外側、お堂の右端に控えるのは、小ぶりな不動明王と制咤迦(せいたか)童子、矜羯羅(こんがら)童子の3人。
    鎌倉時代の重文で、素晴らしいトリオ。こんがら童子なんて、フィギュアスケートの浅田真央ちゃんみたいな顔で、癒し系の可愛らしさ。
    衣装を彩る截金模様は、深い光を放ち美しい。こんがら真央ちゃんの衣装は、ゴージャスだ。だってスポンサーがすごいもんね。トヨタじゃないよ、平安貴族だよ〜。

  • お堂の左端には、持国天立像と増長天立像が。こちらは、平安後期の国宝。<br />二人とも、ものすごくスタイルがよい。バランス抜群。<br />鍛えられ、引き締まった肉体に惚れぼれする。その身体がまとう衣装には、いまだ彩色が残り、お洒落にも手を抜かない男だったことが窺われる。<br /><br />足元の邪鬼もいい味を出している。<br /><br />浄瑠璃寺では、真ん中の9人の阿弥陀さまより、脇の不動明王たちや四天王の方が、好きかも。ごめんね、アミダさま。<br /><br />なお、四天王の残りふたり、多聞天と広目天は、国立博物館にお住まいとのこと。

    お堂の左端には、持国天立像と増長天立像が。こちらは、平安後期の国宝。
    二人とも、ものすごくスタイルがよい。バランス抜群。
    鍛えられ、引き締まった肉体に惚れぼれする。その身体がまとう衣装には、いまだ彩色が残り、お洒落にも手を抜かない男だったことが窺われる。

    足元の邪鬼もいい味を出している。

    浄瑠璃寺では、真ん中の9人の阿弥陀さまより、脇の不動明王たちや四天王の方が、好きかも。ごめんね、アミダさま。

    なお、四天王の残りふたり、多聞天と広目天は、国立博物館にお住まいとのこと。

  • この日、浄瑠璃寺で一番会いたかったのは、この娘。<br />吉祥天女像だ。<br />みうらじゅんの想い人。<br /><br />かわいいのに、色っぽい。妖しいのに、あどけない。なんて魅力的な人なんだろ。<br /><br />小柄な身体にまとうのは、高価な布を惜しげもなく使ったドレス。<br />頭に載せた冠は、貴重な宝石を好きなだけ使ったもの。相当な重量だろうに、けっして重たそうに見せない。高貴な生まれの方だからね。<br /><br />(写真は、ポスターから。3/21〜5/20特別公開)

    この日、浄瑠璃寺で一番会いたかったのは、この娘。
    吉祥天女像だ。
    みうらじゅんの想い人。

    かわいいのに、色っぽい。妖しいのに、あどけない。なんて魅力的な人なんだろ。

    小柄な身体にまとうのは、高価な布を惜しげもなく使ったドレス。
    頭に載せた冠は、貴重な宝石を好きなだけ使ったもの。相当な重量だろうに、けっして重たそうに見せない。高貴な生まれの方だからね。

    (写真は、ポスターから。3/21〜5/20特別公開)

  • 拝観後は、門前の蕎麦屋で昼食。とろろ蕎麦。<br /><br />このあと、また浄瑠璃寺本堂へ。<br />というのも、行きのバスは、自宅で事前に時刻を調べて訪れたのだが、帰りのバスのことを失念。運転手さんの昼休みのためか、奈良駅行きのバスは13時46分まで無し。<br /><br />なので、また本堂に舞い戻り、「あの〜、次のバスまで時間があるので、もう一度お参りさせていただけますか〜?」「どうぞ、どうぞ」。<br /><br />というわけで、2時間近く浄瑠璃寺で過ごしてしまいました。<br />好きな場所だから、幸せなひとときでありました。

    拝観後は、門前の蕎麦屋で昼食。とろろ蕎麦。

    このあと、また浄瑠璃寺本堂へ。
    というのも、行きのバスは、自宅で事前に時刻を調べて訪れたのだが、帰りのバスのことを失念。運転手さんの昼休みのためか、奈良駅行きのバスは13時46分まで無し。

    なので、また本堂に舞い戻り、「あの〜、次のバスまで時間があるので、もう一度お参りさせていただけますか〜?」「どうぞ、どうぞ」。

    というわけで、2時間近く浄瑠璃寺で過ごしてしまいました。
    好きな場所だから、幸せなひとときでありました。

  • 次は、奈良市街に戻って、不退寺を訪れます。<br />つづく。<br />

    次は、奈良市街に戻って、不退寺を訪れます。
    つづく。

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この旅行記へのコメント (4)

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  • rokoさん 2013/05/18 15:41:09
    浄瑠璃寺
    ゆうこママさん


    まず最初に行かれたのは浄瑠璃寺だったんですね、
    ここはバス便が少ないですよね。

    >本堂入口の障子を開けたとたん、息を呑むことになる。幾度訪れても、

    まだ一度しか訪れてないのですが、ドキッと胸が圧迫されるほど興奮しました。
    ゆうこママさんは何度も訪問ですか。

    紫陽花の咲くころに行きましたが、またいきたくなりました。
    縁側でまどろむ猫ちゃん、なんとも気持よさげ
    こんなことでお昼寝できるなんて、幸せですね。

    ゆうこママ

    ゆうこママさん からの返信 2013/05/19 10:05:05
    RE: 浄瑠璃寺
    おはようございます。
    >
    > まず最初に行かれたのは浄瑠璃寺だったんですね、
    > ここはバス便が少ないですよね。

    ⇒少ないですね。でも、1時間に1本もあるのは、田舎にしては多いといえるかも。車内は、以外にも満席で、皆、浄瑠璃寺で下車。
    車窓から沿線を見ると、人家はわずかしか見えません。浄瑠璃寺のお陰で存続している路線ですよね。
    >
    > >本堂入口の障子を開けたとたん、息を呑むことになる。幾度訪れても、
    >
    > まだ一度しか訪れてないのですが、ドキッと胸が圧迫されるほど興奮しました。
    > ゆうこママさんは何度も訪問ですか。
    >
    ⇒何度もといっても、数度ですよ。
    気軽に行ける場所ではないです、やはり。
    堂内の様子を知っていても、ドキッ。だから面白いです。

    > 紫陽花の咲くころに行きましたが、またいきたくなりました。
    > 縁側でまどろむ猫ちゃん、なんとも気持よさげ
    > こんなことでお昼寝できるなんて、幸せですね。

    ⇒本当に幸せですね。
    できることならば、私も枕を持ち込んでお昼寝したかったです。
    木立の中から鶯の声、池からはときおり魚の跳ねる水音。
    紫陽花の時期も、さぞや美しいでしょうね。
    私はまだ見たことがないのですが、浄瑠璃寺に紫陽花。似合いますよね。
  • morino296さん 2013/05/18 08:37:58
    阿弥陀ナイン+色白美女
    ゆうこママさん

    おはようございます。
    浄瑠璃寺の阿弥陀ナイン、壮観ですよね。
    お堂の中で、吉祥天女の白い顔も魅力的ですね。

    奈良のバスは本数が少ないので、時間を調べて行かないと動きにくいですが、
    帰りのバスの待ち時間も、かえって良かったのではないでしょうか。

    morino296ゆうこママさん

    おはようございます。
    浄瑠璃寺の阿弥陀ナイン、壮観ですよね。
    お堂の中で、吉祥天女の白い顔も魅力的ですね。

    奈良のバスは本数が少ないので、時間を調べて行かないと動きにくいですが、
    帰りのバスの待ち時間も、かえって良かったのではないでしょうか。

    morino296

    ゆうこママ

    ゆうこママさん からの返信 2013/05/18 09:05:45
    RE: 阿弥陀ナイン+色白美女
    morino296さん、いつもありがとうございます。

    浄瑠璃寺の色白美女、吉祥天女に会えてよかったです。
    公開期間限定なので、いつでもというわけに行かず、久しぶりの拝観になりました。

    >
    > 奈良のバスは本数が少ないので、時間を調べて行かないと動きにくいですが、
    > 帰りのバスの待ち時間も、かえって良かったのではないでしょうか。
    >

    そうなんです。中心部は、本数が多いのでさほど不便を感じませんが、少し離れたところに行こうとすると大変です。
    でも、それもまた良し。
    日常と違った時間感覚を楽しむのもアイラブ仏像めぐりの楽しみですから。

    浄瑠璃寺では、ゆったり存分に、仏像拝観。というか、多くの時間は、仏像の前でボーッとしていたのですが。

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