花供養2013☆船宿寺☆関西花の寺第２２番霊場

2013/05/03 - 2013/05/03

花供養法要が行われる船宿寺へ。
船宿寺は、真言宗のお寺で、関西花の寺２５カ所の第２２番霊場です。
神亀年間（724年〜28年）に行基が、薬師瑠璃光如来を祀ったことから始まると寺伝には書かれていると言います。
平安時代からは、弘法大師の教えを守っていると言います。
一年でこの花供養の日だけ、薬師如来を開帳され、檀家の人もこの日にお参りされ、塔婆回向されます。

法要は、午前１１時から始まりました。
お寺の山門から、船宿寺のご住職のお孫さんが先導し、山伏さんが、ほら貝を吹き鳴らし、その後に、ご住職の息子さん、近隣の真言宗のご住職様方、そして、船宿寺のご住職がお経を唱えながら、散華を撒き、境内へ、そして本堂へと上がってこられます。

本堂の中へ、お坊様方が入道され、山伏さんたちが、本堂前で、般若心経を唱えられます。

本堂内で、読経が行われ、境内では、山伏さんたちにより、護摩焚きが始まります。
読経と山伏の口上と儀式が進められ、護摩の煙が、境内を　そして、観光客を包み込み、なんとも幻想的な雰囲気になります。

エリア 御所・葛城(奈良)

船路の里
　美しい花と
　　温かい触れ合い
大手毬の里船路
　ようこそ
　お越しくださいました。

船宿寺菅原正光住職の御手によるもの

船宿寺への道

大手毬と「花まつり」という幟が立っています。

途中のお地蔵様と大手毬

左の坂を上ります。

坂を上ったところ
左へ曲がると船宿寺です。

振り返ると、霧島の赤がきれいです。

船宿寺下のお地蔵様

船宿寺下の石垣

船宿寺

山門をくぐります。

紅い平戸が満開です。

大手毬と本堂

白い平戸と本堂

階段と鐘楼

階段から見た前栽の池

庫裡の裏山

鐘楼

鐘楼の屋根の上の鬼瓦（？）

境内には、弘法大師像

修業途中のお姿だそうです。

菩薩像
如来像
１２体が並びます。

本堂

境内には、護摩焚きの準備が整っています。
四角く結界が張られています。

結界内には、御供物が供えられています。

結界の四隅に立てられたお札

結界の四隅に立てられたお札

お釈迦様が飾られています。

お釈迦様と甘茶

甘茶をかけます。

本堂内のご本尊　薬師如来様

年に１度、花供養の時だけ、本堂の扉が開き、本堂に上がって、拝むことができます。

真言宗では、南無大師遍照金剛と唱えます。

本堂脇から見た庫裡の裏山
裏山には、登ることができませんが、ココのツツジも満開です。

吹き流し

本堂脇でお祭りが始まるのを待ちます。

吹き流しを撮るタイミングって難しいです。

お祭りが始まりました。

山門から、お坊さんと山伏さんが歩いて上ってこられます。

本堂に入堂される前に、読経されます。

本堂内ではお坊さん方が、読経しておられます。
本堂前では、山伏さん方が、読経しておられます。

今日ばかりは、静かな山寺もたくさんの観光客や檀家さんたちがおられます。

いよいよ、護摩焚きが、始まります。

結界内に、祭壇が組まれています。

結界を貫く矢が放たれます。

堂内から、僧侶の皆様が出てこられました。

何やら口上を言っておられます。

蝋燭から火が点けられます。

祈りがささげられ・・・

いよいよ点火！

護摩木に点火されると、モクモクと白い煙が出ます。

煙が境内に立ち上ります。

煙がグルっと回ってきます。

目の前に煙が・・・

また、グルっと回っていきます。

お客さんは、煙を浴びています。

足に掛ける人、腰をさする人、頭に浴びる人・・・

さらに、モクモク・・・

境内中が、煙に包まれました。
この後、視界０センチ！

結局全身に煙を浴びました。

火が、燃え盛ります。

火と煙

煙い・・・

塔婆や護摩木に、たくさんの願い事が書かれています。

護摩木や塔婆が焚かれます。

護摩木が投げ込まれます。

ますます、燃え上がります。

じっと火を見守ります。

ちょっと、動いてみよう。
大手毬の陰から・・・

正面は、本堂です。

鐘楼の下から・・・

階段から・・・

まだまだ、燃え盛ります。

煙は、天高く昇っていきます。

モクモクと・・・

また、何やら祈りがささげられ・・・

太鼓や鐘が鳴り響きます。

いつもは、静かな船宿寺に、山伏さんの声が響きます。

牡丹

花の精・・・
ではなく、お寺の娘さん
今日は、撮影班でした。

階段

山門脇の平戸ツツジ

前栽の平戸の向こうには、金剛山が見えます。

金剛山には、高天原の伝説が残ります。

山門

山門と向こうに見える金剛山

山門前の平戸ツツジ

帰り道
木蓮にまだ蕾が残ります。

桜も・・・サクランボのなる八重の桜です。

参道脇のシャガと竹

参道のピンクの平戸

参道の山ツツジは、少し薄い紫がかったピンクです。

田んぼの中にレンゲ草

タンポポの綿毛

オオイヌノフグリ

雑草という名の花はないそうですが・・・
名前は知らない・・・

お祭りで撒かれた散華

　
　　この後、思わぬ人も同じ場所を訪れられたそうです。。。
　　どこかで、ブログアップされていることでしょう。

この旅行記へのコメント （7）

• ガブリエラさん 2013/08/18 09:28:24

  煙、すごいですね(*^_^*)

  HIROさん☆
  
  おはようございます♪
  ご無沙汰しちゃっております(*^_^*)
  
  「花供養」素敵なイベントですね！
  船宿寺、初めて知りましたヽ(^o^)丿
  まだまだ、県民なのに、知らないお寺がたくさんです♪
  
  煙、すごい勢いですね！
  全身に浴びられたから、きっとものすごく健康になられたのでは(^_^)v
  ご利益、ありそうですね♪
  
  ガブ(^_^)v

  HIROさん からの返信 2013/08/18 20:14:45

  RE: 煙、すごすぎでした。(>_<)

  ガブちゃん様☆
  
  今日も暑かったですねぇ；^_^;
  
  あんなに煙がすごいとは思っていませんでした。
  山伏さんが、その煙を操って、全体を煙煙にするんじゃなくて、
  グルッと境内を一周させるんですよ。
  って書いてもわかりにくいですね(^^ゞ
  
  視界は、数センチという空間は、なんとも言えませんでした。
  
  お越しの際はご一報ください！
  
  HIRO☆

• churros　さん 2013/05/21 08:48:52

  御無沙汰しています

  ＨＩＲＯさん、ご無沙汰しています、投票もありがとうございます。
  
  私も先日長谷寺までお花見（牡丹）に行ってきました、今年２月にスペインまでお花見（アーモンド）に行ったのですが、時期が遅くて消化不良で長谷寺でリベンジしました。
  
  関西花の寺霊場巡りって有るんですね初めて知りました、私の趣味ではないのですが元妻に連れられ、西国３３ヵ所霊場巡りを始め出しました、昨年のエル・カミノ・デ・サンティアゴの続きと思って？、ちょっと違うかな？。
  
  　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ｃｈｕｒｒｏｓ

• rokoさん 2013/05/06 09:39:14

  船宿寺

  HIROさん　
  おはようございます。
  
  王子さまのところから寄らせていただきました。
  
  関西花の寺　船宿寺のご紹介ありがとうございます。
  
  この画像　大手毬と本堂
  いいですね〜　この季節を表す素敵なお写真に惚れました。

  HIROさん からの返信 2013/05/06 20:47:55

  RE: 船宿寺

  roko様
  
  ありがとうございます。
  
  船宿寺の地元に巣くっております。
  
  機会があれば、是非お尋ねください。
  
  サプライズがあるかも・・・＾＾です！
  
  HIRO☆

• はなかみno王子さん 2013/05/04 23:35:04

  天上天下唯我独尊

  御釈迦様は生まれて直ぐに七歩かれた後にこう仰ったそうです。
  「私は苦しむ皆さんを救うために選ばれた只一人の人間です」
  ご住職は花祭りの後の法話で檀家のみなさんを前にそう話されていました。。
  
  おうじ

  HIROさん からの返信 2013/05/06 20:52:33

  RE: 天上天下唯我独尊

  87王子様
  
  いつもありがとうございます。
  
  菅原住職は、教師をされていたので、説法がお上手です。
  
  > 御釈迦様は生まれて直ぐに七歩かれた後にこう仰ったそうです。
  > 「私は苦しむ皆さんを救うために選ばれた只一人の人間です」
  > ご住職は花祭りの後の法話で檀家のみなさんを前にそう話されていました。。
  
  うちは、檀家なので、法事の時にいつも色々教えていただいています。
  
  HIRO☆