アナトリア大地の歴史と自然

2012/09/23 - 2012/09/30

初めての中近東、初めてのトルコ、初めてのイスラム圏の旅。トロイ遺跡を除いた王道コース。効率的にツアーで回りました。
きっとまた行くだろうな・・・。はや、そんな感想です。

エリア カッパドキア(トルコ)

• 旅行の満足度: 4.0
• ホテル: 4.0
• グルメ: 4.0
• ショッピング: 4.0
• 交通: 4.0

• 航空会社: ターキッシュ エアラインズ

イスタンブールアタチュルク空港からイズミールアドメンデレス空港へ、観光のスタートはエフェソスの遺跡から。
太陽が眩しい！

古代遺跡の基本、まずは足下から。ローマ劇場の座席の足の部分。見事な獅子の足の装飾、力入っています。

三本の柱。柱頭に注目、スッキリのドーリア式、渦巻きのイオニア式、アカンサスの文様のコリント式。

勝利の女神、ニケのレリーフ。形状からアーチの一部の装飾であった事が伺える。

クレテスストリートのモザイク装飾。現代でも見られるような文様やマークに驚きと衝撃。古代人って・・・。

ハドリアヌスの神殿のファザードのメドゥーサの装飾。やっぱり存在感抜群！

セルシウスの図書館。圧倒的な存在感！古代ローマ帝国アジア総督セルシウスが亡くなった際、息子のティベリウスが建設。知恵、知識、知性、徳を表す四体の像はレプリカ、本物はウィーンのエフェソス博物館。
地下にはセルシウスの柩、セルシウスの霊廟とも呼ばれる。

紀元前５世紀ヘレニズム期に建設された円形大劇場。25000人収容可能。という事はその１０倍位は町の人口は居たって事、大きく重要な町だったという事がよく分かる。

円形大劇場から南北に伸びるアルカディアン通り、当時は港に続いていたのであろう。アントニウスとクレオパトラも肩を寄せ合いながら歩いていたと伝えられているが。嘘とは言い切れない、古代の史跡を巡りながらの歴史の想像は面白い！

エフェソス博物館へ。エフェソスの遺跡の発掘は1895年から続いているそうです。多くの乳房をもつ豊穣の神偉大なるアルテミア像と美しきアルテミア像は対峙するように置いてあります。必見！

紀元前６世紀、月の女神アルテミスの為に統治者リディア王クロエサスが建てたアルテミス神殿。縦115m、横55m、高さ18m、イオニア式の柱１２７本という神殿内部は総大理石だったそうです。紀元125年にゴート族によって破壊され、現在はその跡地が見られる。残っている柱の上には行の鳥の巣があった。
アルテミス神殿はアテネのパルテノン神殿よりも大きく、古代世界七不思議の一つに選ばれている。

トルコでの初トルコ料理。おいしい前菜、おいしいパン、そして名物料理の牛肉のシシ・チョップ。デザートにはヘルバというセモリナ粉で蒸したお菓子。

世界自然遺産・世界自然遺産の両方に選ばれている複合遺産。パムッカレ・ヒエラポリスへ到着。石灰岩の棚田。バスで近づくと、おそ広さに驚く。

９月２５日
朝の日差しを浴びたパムッカレの石灰棚。下から湖越しに。

シルクロード！
当時の人が見たらびっくりだろうなぁ！真っ直ぐ、そして舗装道路ですもの。

ディナールで食べたトルコヨーグルト。たっぷりの蜂蜜と芥子の実が掛かっている。

エギュルダー湖で遊ぶトルコの女の子。水の上で石を跳ねさせているのです。この遊び、世界共通ですね。

コンヤ到着。カラタイ神学校の青を基調とした細かいタイルの装飾。生命の象徴の六角形の亀甲タイル、そして天井を形作っている八角形の美しいドームには目を奪われます。奥には絵が焼き付けてある状態の良いタイルや、ここの建設者カラタイ１世の柩もある。

１６に区切られた先の尖ったアンティークトルコブルーの円錐形の霊廟は、コンヤのシンボルであるメヴラーナの霊廟。

内部は絨毯敷なので、ここも靴を脱ぐ、いや、靴にビニールを被せ、入場。メヴラーナ親子の柩を始め、当時の衣服や絨毯、カリグラフィーで書かれた教本が飾られている。
奥の広い部屋はサマーハーネと呼ばれ、旋回舞踊の稽古場として使われていた。

噴水。

近くのお土産店。

９月２６日
スルタン・ハーンのキャラバン・サライ。1229年セルジューク朝スルタン・アラーウッディーン・カイクバート１世の時代に建設。高く丈夫な外壁で守られ、人も家畜も養生が出来た。また、独立したルールで商いが行われ、活気に満ちていた。

お昼をいただいた洞窟レストラン。おいしい前菜の盛り合わせと鱒のソテー。

ウチヒサールの風景。とにかく雄大、壮大、寛大。驚く眺望。

カイマクル地下都市。約700年忘れ去られた存在だったらしい。３世紀頃からキリスト教入信者が増え、８世紀には８万人もの教徒と修道士がいたそうだ。セルジュークトルコが支配する時代に入るとイスラム教徒からの迫害が激しくなり、地下へ隠れる生活となったのです。カッパドキアには約30もの岩窟教会と３６もの地下都市が存在しているそうです。

ウルギュップの三美人の岩。母は三本のエリンギだと言うが、私は三本のシメジに見える。どちらにしてもキノコ岩だ。

トルコ絨毯屋さん。説明の日本語も、織り手さんの手さばも、そしてセールスの為のパフォーマンスもすべて完璧。

洞窟ホテルへ到着。ウエルカムドリンクのアプリコットジュースが美味しかった。

９月２７日
カッパドキアで」大人気の日の出を見る気球ツアーへ。御来光！自分の強運を信じちゃいます。

トルコの国旗のバルーン、何かうれしい！

岩石の層がよく分かる。

もっとたくさん飛んでいました。

すごい音なの・・・。

ゼルベの谷。トトロ岩。

デブレント。ラクダ岩。

ギョレメ野外博物館。

ギョレメ野外博物館の見学にラクダに乗って・・・、というものがあるのだろう。

私事、一番感動のスィーツでした。

９月２８日
イスタンブール。ホテルからの眺望に感動。ブルー・モスクとアヤソフィア、そしてドルマバフチェ・モスクと12本のミナレットを一望。

スルタン・アフメット・ジャーミーの絨毯。

高さ43m、直径23,5mの中央の巨大なドーム。

象の足と言われている直径５mの柱。

トプカプ宮殿の古い教会アヤ・エレーネ教会。イスラム教時代は武器庫として使われていた。
偶然の黒猫に運命を感じるわ・・・。

トプカプ宮殿挨拶の門。

トプカプ宮殿の中から見られたボスポラス大橋。

ハーレムのイズニックタイル。

紀元5,6世紀、ビサンチン時代に使われていた貯水池跡。近くに広場もあった。

オスマン家のサイン。

町のしミット屋さん。表面に胡麻が付いている。美味しいそうだ。

町のジューススタンド。基本的にイスタンブールのジュースはすべてフレッシュ。

ヒッポドローム。元は古代ローマ帝国の名残の競馬場。手前はエジプトのオベリスク。

アヤ・ソフィアの入口。大混雑だ。現在は博物館、だから有料だ。

内部の入り口、頑丈な銅の扉。

メッカに向かって正面にあるはずのミブラーナはちょっとだけ右へ寄っている。それは、最初はキリスト教の教会として建てられたからである。

高さ55m直径31,５mの大ドームの横に描かれている。ちょっとづつ異なるものが４つあるが、不思議な癒し系。

柱は１階部分に40本、２階部分には67本、４０もの窓をもつ。壁には様々な所から持ち寄らせた大理石。どこかにエフェソスの遺跡のアルテミス神殿のものもあるそうだ。

神秘的な地下宮殿。大きな魚を発見。奥にはエフェソスの遺跡で見たメドゥーサの頭が柱の下敷きになっていた。それも横向きと逆さ向き、理由は目が合うと石にされるという迷信が有力なのかな。実際はいろいろな所から運び込まれた円柱なので、文様や様式、高さが異なり、それを合わせる為だとか。

フレッシュミントジュース。

グランド・バザール。

行く事は叶わなかったガラタ塔。

ベリーダンスを鑑賞。イスタンブールのナンバーワンダンサー、アセナさん。

９月２９日
ボスポラス海峡クルーズ。ドルマバフチェ宮殿。

ボスポラス教会の最も狭くなる所、660mにあるヨーロッパ側のルメリ・ヒサール。

ボスポラウ第二大橋。第一大橋はイギリス人が、そしてこの第二は日本人が建設した。

アジア側のアナドル・ヒサール。

エジプシャン・バザール。通称スパイス市場、この名の通り、このようにスパイスがうっていた。

トルコのたび、最後のご飯、念願のドネル・ケバブ。経験が大切。

ガラタ橋。そして名物の釣り人達。

自分へのご褒美。