日本の古い街並みの旅（1）三重県ー 阿漕・一身田 ー

2013/04/09 - 2013/04/20

三重県の阿漕（あこぎ）

津市の南部、阿漕湾の海岸線にある古い街並み。
江戸時代の藤堂高虎が、津藩の藩主になってから築いたのが、この伊勢参宮街道（伊勢別街道）。
時代劇などのヤクザ言葉に「あこぎなまねを〜」という由来は、この阿漕から来ているという。

日本国内の旅をするのは実に45年ぶり。今までは、海外のアジアばかりだったが、国内の旅もしてみようと〜
ただ、観光地へ行っても面白くないので、テーマを古い町並み・古道や、全国の島々を制覇するとか考えています。

エリア 伊勢神宮(三重)

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: JRローカル

三重県の阿漕

JRの阿漕駅。

三重県の阿漕

阿漕駅を真っ直ぐ歩くと、神社らしき建物が〜

三重県の阿漕

市杵島姫神社は北畠一族の守護神と。一族滅亡まで多気の城内に鎮座していたというから、こんな小さな神社も、古い歴史と一族の興亡を眺めていたんだ〜。

三重県の阿漕

なにも知らないと、小さな神社だあ〜、で終わりそう。

三重県の阿漕

神社を過ぎると古い街並みが続く。

三重県の阿漕

これが、伊勢独特の切妻平入りか？

三重県の阿漕

「ウダツ」という飾りを付けているのが、阿漕宿の特徴という。

三重県の阿漕

八幡山　松原寺
小さな寺が！　これも、いわれのあるお寺なのだろうが？

三重県の阿漕

建物の間に身を潜めているかのように神社が〜

三重県の阿漕

?明神社。
天照大神様の御別名〜。いにしえに疫病がはやり、町中が苦しめられていたとき神社を祀りご祈祷したところ、疫病が治まり町の守護神になったとある。

三重県の一身田

津市の市街の北にするJRの一身田駅。

三重県の一身田

駅を出て、歩き始めるとまもなく寺内町の案内看板が〜

三重県の一身田

この安楽橋を渡ると寺内町。河ではなく寺内町を守るお堀のようだ〜

三重県の一身田　ー高田派専修寺ー

ここは、親鸞を開祖とする浄土真宗十派の一つ。浄土真宗高田派はもともと栃木県に本山があったが、戦国時代に焼き討ちされこの地に移したという。
奈良時代にお寺、民家を外堀で囲い寺内町を築いた。

三重県の一身田　　ー高田派専修寺ー

門をくぐると、広い中庭と本堂が〜

三重県の一身田

古い街並みは、宿場町と違い大きな仏具店が〜

三重県の一身田

この古くて広い間口の家は？

三重県の一身田

旅籠（宿）でした！
江戸時代の旅籠です。

三重県の一身田

三重県の一身田

「たけや」という、まんじゅう屋さん

三重県の一身田

薬屋さん
店内には、漢方薬が所狭しとぶら下がっていた。

三重県　津市で松阪牛

一日古い街並みを歩き明日のために体力づくり。
ここに来て、松阪牛を食べないことにはね〜
ホテルで聞いた、美味い店がここだあ。でも、店構えを見てう〜ん？
まあ入ってみよう！

三重県　津市で松阪牛

ロース2,550円 ハラミ2,180円
松阪牛を食べるのは初めてだが、こんなあものかなあ〜という感じ。
もっと美味いところがあるのではと、直ぐ店を出る。

三重県　津市で松阪牛

ブラブラ歩いていると、大好物のホルモン屋に「松阪牛のホルモン」の看板が。
松阪牛は格別の味なのかなあ〜と入る。

三重県　津市で松阪牛

松阪牛だからと言って、特別美味くはなかった。がっか〜り！
店主と松阪牛の話をすると、松阪牛には二種類あるという。
一つは丹後産の仔牛、もう一つは宮崎産の仔牛。そして丹後産が断然美味いという。
「そうたしら、松阪生まれの牛はもっと美味しいのか？」と聞くと
「松阪生まれの牛はいないよ！」
「どうして、そんなことないしよ！」「いるけど、市場には出回らないの？」
何だか分からない松阪牛問答が〜

三重県　津市で松阪牛

美味い丹後産の松阪牛があるというので注文。
特上ロース　160?4,000円。
こ〜れは美味かった。口の中でトロ〜と溶ける〜
松阪牛のハシゴをして、大満足！大満足！