2013/01/01 - 2013/01/02
3381位(同エリア4523件中)
黒猫ごんたさん
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2012年の年末から2013年年始にかけて,親日国であり『アジアとヨーロッパの交差点』が代名詞となっているトルコ共和国の真実を見極めにイスタンブールに行って来ました。
年越しのトルコは穏やかな天候でさほど寒くも無く,計画通りの観光や食事を楽しむことができました。まあ,どこに行ってもいるしつこい日本語での客引きには辟易しますが,これがトルコ流歓迎なのかもしれませんね。受け入れましょう(^o^)
初日に購入したイスタンブールカードが活躍し,トラム等の交通機関にもすっかり慣れました。
そして,念願の”夕陽”も堪能。良かった!!!
【旅程 6泊7日+機中2泊】
12/29 国内移動して羽田へ
12/30 羽田から01時10分発NH203便でフランクフルトへ
フランクフルトから12時50分発LH1300便でイスタンブールへ
12/31 イスタンブール滞在
★01/01 イスタンブール滞在(この旅行記)
★01/02 イスタンブール滞在(この旅行記)
01/03 イスタンブールからザグレブ乗り継ぎでミュンヘンへ
01/04 ミュンヘン滞在
01/05 ミュンヘンから19時55分発NH208便で帰国
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 4.5
- グルメ
- 3.5
- ショッピング
- 4.0
- 交通
- 4.0
-
おはニァオ。
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2013年1月1日はイスタンブールです。
ただいま朝8時半です。アヤソフィアは元日も開館しているとのことだったので,早めにホテルを出て,昨日と同じルートでここまできました。 -
9時開館と言うことで,まだ正面の門は閉められていますが,30分前から徐々に観光客が集まり始めています。
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8時45分に正面の門が開かれましたが,係員が数名でロープを張って”まだだよ”ってアピールしています。入口右手にチケット売場があります。ここも入場券は「25TL/1人」です。
最前列に並んでいる英語圏から来たと思われるおじさんはおしゃべり好きなようで,我々の足もとを走り抜けて施設内に入っていく野良猫を指さし『係員さん,あの猫はチケット持ってないよ』だってさ。ははは… -
ここはきっちり9時に開館しました。スムーズな入場,やれば出来るじゃん。後ろはさほど並んでいなかったようですね。
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アヤソフィアの正面入口です。入口は2メートルぐらいから上に鳥避け?ネットが張られていました。この程度の防護では効果も薄いようで,結構ハト等が入り込んでいるようでした。
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内部です。
おおっ,ついに来た〜! -
ものすごく広い空間です。開館したばかりで入館者も多くなく,ひそひそ声は聞こえるものの,良い雰囲気を保っています。正面の上方に「聖母子」のモザイクが見えます。素晴らしい!
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うん?クリオネ?湯婆婆?
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直径33メートルあるという大ドームはホント立派です。首が痛い…
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真ん中付近の床に”くつろぐ猫”発見。我々の前に入った奴とは違う猫なので,いろんな所から入り込んでいるようです。人に慣れている様子で,カメラの音にも動じない(-_-)
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寅さんは,何でもしたがり屋さん。聖母マリアの手形と言われる柱の円盤に親指を入れて1周出来たら願い事が叶うらしい。もう少し若ければ出来たかもね,残念。
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2階の回廊から1階を見下ろします。入場者も少し増えてきましたが,まだまだゆったりです。
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アヤソフィアに来てこれを見ないわけにはいかないでしょう。
ディーシスという名前らしいですが,聖母マリアと洗礼者ヨハネに囲まれたイエスキリストを描いたモザイク画で"ビザンチン美術の最高傑作"らしいですよ。たしかに,2〜3組のグループと一緒に眺めていましたが,身動きすることが躊躇われるほどの厳粛な空気が漂っています。下部は地震や盗難で失われたそうですが,ホント惜しいなあ。 -
このモザイク画は2階の一番奥にあります。キリストと女帝ゾエ夫妻と名付けられているものですが,先ほどのディーシスに比べて保存状態は良く,モザイク画の輝きを保っています。手が届くような距離で見られます。
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アヤソフィアを40分ほどで出てきました。次はスルタンアフメット・ジャミイ(ブルーモスク)です。二つの施設の間にある公園を通り抜け,ブルーモスクを目指します。こちらは宗教施設なので年中無休ですが,礼拝があると入れないらしいので事前に確認して下さい。
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さほどの行列も無く,無事入ることが出来ました。
現役の宗教施設だけあって,静謐さ漂うモスクの空気に呑まれそうで緊張します。
ブルーモスクと言われる所以は,イズニックタイルとステンドグラスの色から来ているらしいですが,外の天気も曇天だったせいか”青”の印象は極めて薄く,床一面を覆うチューリップ柄の”赤い”カーペットが印象的でした。
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モスクでは,女性は髪を覆うスカーフ着用が義務づけられているので,ちゃんと持参しました。偉いぞ,寅さん。
観光客は,木製のフェンスの向こうに拡がる礼拝場所には入れません。 -
後方のステンドグラスはとても美しいです。
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外の天気がもっと良かったら,床の赤に負けること無く”青”が輝くのでしょうね。残念です。
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ブルーモスクの出口です。靴はビニール袋に入れて入場したので,ここで靴を履きます。
内部見学時間は10分。言葉を発することも,大きな動作も,普通に呼吸することさえも憚られるモスク内の見学時間としては十分です。 -
ブルーモスク出口の階段には,沢山の猫が観光客のカメラにポーズを決めています。おっ,この猫すごいぞ,人気者だ!
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さて,10時を過ぎた頃ですが,アヤソフィアの入場者の列が長くなってきました。写真右の公園前には観光バスも停車し,これから益々増えてきそうな気配です。
我々はトラムラインに沿ってアヤソフィアの方向に移動し,トラムラインを挟んでアヤソフィアの反対側にある地下宮殿を目指します。 -
街中猫だらけ(^o^)
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地下宮殿の入口です。入場料は1人10TLでした。20人ぐらいの行列だったので,すんなりと入ることが出来ました。
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さほど深くはありません。階段で降りてくるとこのような場所が。”宮殿”と言われますが,要するに地下の貯水施設とのこと。
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広々とした空間に大きな柱が立ち並び,足もとには水面が拡がる。最初からあったのか後世に作られたものかわからないが通路が縦横に通り,しかし暗いが故に奥行きがわからず,迷宮の雰囲気が漂っています。
このような場所は外気温の変化を受けにくいと思われ,真冬であるが少し暖かいと感じます。 -
地下宮殿の一番奥まったところに”メドゥーサの首”が柱の基礎部分に置かれていて,人気スポットになっています。首は2体あり,写真の真っ逆さまともう一つは横向きでした。
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朝8時半から約2時間,3箇所の観光スポットをめぐりちょっとお腹が空いたので屋台でシミットというリング状の胡麻パン(1個1TL)を購入しました。トルコのパンは全般的に美味しいと思いますが,これも美味しかったです。
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アヤソフィアなどがある少し小高い丘の上から徒歩約10分程度で海岸近くまで降りてきました。寅さんの後方は,ヨーロッパ大陸鉄道の終着駅となるスィルケジ駅(イスタンブール駅)です。ヨーロッパの端っこという言葉の響きが何か良いです。
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プラットホームまでは入れませんが,駅構内へは入ることが出来ます。写真左手の建物には,有料でしたが公衆トイレもありますよ。
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駅構内をブラブラしていると,プラットホーム側からゆっくりゆっくりと猫登場。
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駅員さんと思われるおじさんが置いていった朝ご飯を仲良く?頂きます。
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さて,スィルケジ駅で猫見物を終えて,エミノニュ桟橋からいよいよ初めてのボスポラス海峡横断です。カドキョイ行きのフェリーもイスタンブールカードで乗ることが出来ます。1人2TL程度だと思いますが,交通カードを使うと金額が記録に残らないのは欠点ですね。
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船内はガラガラでした。売店でチャイを購入してお茶しつつ約15分のボスポラスクルーズを満喫です。イスタンブールに来たら”絶対乗るべし”(^^)/
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イスタンブールのアジアサイドにあるカドキョイ埠頭に到着し,徒歩で移動。中心部にあるマーケットをブラブラします。レストランと鮮魚店などの市場が混在していて,視覚と嗅覚が食欲を刺激します。
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ウロウロ探したものの本日のランチ候補だったケバブ屋さんが見つけられず,ファストフードのチェーン店らしきHostaという店に入りました。店頭の写真付きメニューにケバブサンド(2.5TLと3.5TL)を見つけたので,これを頂きます。うっ,ちょっとピリ辛だ(>_<)でも美味いよ。
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初めてのカドキョイは約1時間半の散策で終了です。再びエミノニュ行きフェリーでヨーロッパへ戻ります。港は大きな建物が林立していました。
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港を出て1〜2分するとアジア側の鉄道の終着(始発)駅であるハイダルパシャ駅の前を通ります。この駅前にも埠頭がありますね。明日はこの駅舎も訪れてみたいので,エミノニュ側の埠頭はどこから出るのか調べておかなきゃ。
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フェリーに群れるカモメとトルコ国旗。良い感じでしょ(^_^)v
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ボスポラス海峡のアジアサイドに近い小島にある”乙女の塔”です。今はレストランとして利用されているそうですが,今回訪れることは出来ませんでした。ここには悲しい伝説があるそうです。
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エミノニュの桟橋に到着間近です。眼前にガラタ橋が見え,橋の下がレストラン街になっているのがわかります。ちょっど橋の上を赤いトラムが通過していますね。
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ガラタ橋を渡り終える直前の橋上から,橋の北詰にある市場を覗いてみます。魚やエビなど豊富に揃っているようです。ここはトルコ,正月は関係ないようですね。またサバサンド食べたくなってきた(^o^)
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昨日は,新市街まで急な坂を徒歩で登りましたが,今日はテュネルという一区間だけしかない地下鉄に乗ります。わずか3分の乗車ですが観光客目当てで3TLとお高め。
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テュネルで楽々,イスティクラール通りの南端にある観光トラムのテュネル駅まで来ました。これからホテル移動なので急ぎ戻る必要もあり,観光トラムに乗っていきます。勿論イスタンブールカードで乗車します。
乗車して入口近くの席で出発を待っていると乗り口で観光客と運転手が言い争い?。そのうち運転手が僕に近づいてきて『イスタンブールカードを貸してあげてよ』??どうも乗車したい観光客はユーロしか持たず,運転手も両替などできないので,窮余の策で彼らは僕にユーロで運賃相当を支払って,僕がイスタンブールカードで運賃を支払うことになったようです。4ユーロもらったけど損得不明。まあ良いか…。 -
さてさて,2泊したジェイラン・インターコンチネンタルから旧市街のクラウンプラザに移動しました。2013年のIHG系列ホテルズポイント修行がスタートです。かつての高級マンションを改装したホテルとのことですが部屋は狭めです。日本人ツアー客らしき人もいて,日本人率は高そう。
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このホテルは,お風呂が変わっています。洗面所とバスタブ・シャワーブースとの境はカーテンではなくて窓?みたいなアクリル板の引き戸でした。面白いけど使いにくいです(>_<)
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ホテルでゆっくりする間もなくお出かけです。目指すは,トラムで一駅隣にあるグランドバザールです。ここもイスタンブールの観光スポットとしては超有名ですよね。午後4時を過ぎて,少し薄暗くなってきましたが,グランドバザールはまだまだ賑わっているようです。
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アラブの雰囲気がぷんぷんするランプやペルシャ絨毯が所狭しと並べられ,ワクワクします。我々やっぱり日本人とバレバレなので,店先にいるお兄ちゃん方から日本語で声をかけられます。心配したほどしつこくなくて良かった。グランドバザールでトルコのお守りナザルボンジューをお土産に10数個購入しました。”ナザルボンジュー”って言葉の響きが気に入りました(*^_^*)
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今日は一日中ウロウロして疲れたので,早めの夕食をとることにしました。事前に調べたトリップアドバイザーで人気3位のレストラン「Pasazade Restaurant Ottoman Cuisine」と言うお店に。場所はスィルケジ駅に近いイブニ・ケマル通りにあります。
予約はしていませんでしたが,さすがに午後5時半なら入れるだろうと見込んでいたとおり無事入店。ちと早すぎたか? -
まずはビールで乾杯。トルコのエフェスビールはくせも無くて飲みやすいですよ。このグラスで10TL(約500円)はイスラム圏だから高いのかも知れませんね。
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僕は本日のスープ(7.5TL)をチョイス。トルコ料理の定番であるレンズ豆のスープのようです。優しい甘い味で好みが合います。
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寅さんは”Ezo Gelin”という赤レンズ豆のスープ(7.5TL)です。こちらもトルコ料理の定番だそうです。
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僕のメインは鶏肉にしました。Mahmudiye(マフムトの皿/22TL)という名前ですが,スルタンであったマフムートに関する知識は持ち合わせていません。味は,鶏肉だけにさっぱり系ですね。
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寅さんはSeferceliyeというラム肉にカリンの果肉を添えたものです。ピラフの上にのせられており,日本人は口に合うと思いますよ。
その他にサラダを加えて,締めて92TL(約4600円)のディナーは大満足でした。 -
夜の帳が降りたとは言え,まだ19時前ですのでトラムライン沿いに歩いてホテルへ戻ることにしました。ホテルまでは,トラムの駅の数で五つ目のあたりなので約2キロ程度かな。途中ライトアップされたブルーモスクを眺めつつ,賑やかなイスタンブール旧市街を楽しみました。
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ホテルへ戻って近くのコンビニに買い出しです。ホテルの裏手にMARKETというネオンサインを出しているコンビニがあります。ここで水やビールなどを買って,これから部屋で反省会です(-_-)
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1月2日朝8時20分です。おはようございます。
クラウンプラザホテル近くのラーレリ・ユニバーシティというトラム駅からガラタ塔下のカラキョイ駅までトラムで移動します。朝8時半の旧市街は静かです。 -
本日一つ目の目的地はガラタ塔です。高いところ大好きなのですが,31日は行列が出来ていたので断念し,早朝の侵攻と相成りました。天気も上々で楽しみです。
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ガラタ塔下の公園では,通勤途中に野良猫たちに餌をあげる女性がいました。日本だったら”野良猫に餌あげないでって言ってるでしょう(怒)”という近所のおばちゃんが出てきそう。
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6匹で仲良く食べているけど,食べ残しとか新聞紙の片付けとか考えるとホントにこれで良いのでしょうかね。
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ガラタ塔も開館は午前9時なので,8時45分頃に到着した時点で開館待ちのならび1番でした。じっと待つのが嫌いな性分なので,入場待ちの列が無いのを良いことに,周囲をウロウロし,猫公園で朝ご飯猫を観察したりしているうちに結局”1番”を取られて4番手ぐらいになっちゃいました(^^;)
さて,ガラタ塔の入場料は13TL…高いね。 -
エレベーターで地上53メートルの展望テラスまで登ってきました。イスタンブールの街を360度見渡せます。写真は北側の街並みです。遠景は朝靄に霞んでいますが,大都会ですね。
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ポスポラス海峡や旧市街の街並みは朝日が昇ってくる方向にあり,写真撮影には不向きの時間帯でした。夕陽に染まるアジア側の景色など想像すると,ガラタ塔に登るのは夕方が良かったかなと悔やんだりして…。
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さて,ガラタ塔から坂道を下り,ガラタ橋を渡ってサバサンド船の停泊場所近くに来ました。ここでチケットを購入して午前10時出航の”ボスポラス海峡クルーズ”に出掛けます。1人12TL(約600円)でした。
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クルーズ船が停泊している桟橋で胡麻なしドーナツ型のパン(これはスィミットと言わないかも)を購入して乗船し,船内でチャイを買っておやつです。このパンも美味しいです。
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ガラタ橋の下をくぐってボスポラス海峡を北上します。15分ほどで左手にオスマン帝国最後の輝きを伝えるという”ドルマバフチェ宮殿”を見ることが出来ます。内部も豪華らしいですが,宮殿の類いは関心が薄いので今回はパスです。
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約25分で第一ボスポラス大橋の下まで来ました。全長約1000メートルの自動車専用橋らしいです。クルーズ船は橋の真下をくぐり抜けて北進しましたがここらが折り返し地点のようです。
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反転したあとは,でっかい国旗がはためくアナドル・ヒサールと言う城塞などを見つつアジアサイドに沿って南下します。写真は,スルタンの夏の離宮だったベイレルベイ宮殿です。
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我々が乗ったボスポラス海峡クルーズ船は,このユスキュダルというアジア側の港で降りることも出来るようです。ここまで75分。あとは出発した港に戻るだけなので,ここで降りるのも手ですが,ガイドブックによればこの近辺はあまり治安が良いとは言えないそうなのでおとなしく戻ります。
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90分のボスポラス海峡クルーズでした。これで12TLはお勧めでしょう。多少霞んでいましたが,波も静かで天気も上々。楽しかったですよ。
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本日のランチは,2回目のサバサンドです。今回は真ん中の店(船)にしました。お店によって味付けや作り方に違いはありませんね。ここも美味しかったですよ。
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勿論,今回もピクルスを別注しました。ピンク色のジュースも美味しいし,はまっちゃったなあ(*^_^*)
ランチを食べたらホテル移動です。ガラタ橋駅からトラムでクラウンプラザに戻ります。 -
ホテル移動してきました。再びジェイラン・インターコンチネンタルホテルです。フロントでは『WELCOME BACK.Mr○○』等と言われて歓迎されました。今回の部屋は,前回より少し狭いものの,ちょっと海側で景色が変わりました。
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部屋からの眺めです。ちょっとだけボスポラス海峡が見えるんです。でもボスポラス大橋は…チクショウ!目の前のザ・リッツカールトンが邪魔だ(>_<)
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さて,ヨーロッパに沈む夕陽を見に行きます。
ホテルを出てタクシム広場からフニキュレルでカバタシュ駅まで下り,徒歩でカバタシュ埠頭に来ました。ここからはハイダルパシャ駅前の埠頭行きがないので,カドキョイ埠頭からハイダルパシャ駅まで歩くことにしました。 -
出航したカバタシュ埠頭で,その背後は新市街になります。建物が密集しています。あっ,埠頭の上の方向にインターコンチネンタルホテルのマークが見えますね。
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15時45分のハイダルパシャ駅です。駅舎の大時計は現在時刻を示していないようですが,イスタンブールのいろんな所にある9時5分(アタチュルク大統領の亡くなった時刻)を指して止まっている時計とも違うようだし,たんに故障かな?
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カドキョイ埠頭から徒歩10分ほどでハイダルパシャ駅に到着です。建物が大きいと距離的に近そうだと感じますが,約1キロはあったようです。
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ヨーロッパサイドのスィルケジ駅と異なり,この駅はプラットホームに入れました。アジア鉄道の起点ですか?頻繁な往来はありませんが,雰囲気があります。そう言えば,かつてこの地を訪れた旅友で『ハイダルパシャからはテヘラン行きの列車があったよ。良いよなあ。乗りたいなあ…』と溜息をつく御仁がいるのですが,ちょっとだけわかるような気がしました(僕は行きませんが!)。
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ここから始まる…
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午後4時の夕陽が差し込むハイダルパシャ駅の待合室は,落ち着いた装飾とこぢんまりした空間が気持ちを和ませます。しばし休憩です。
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駅舎を出て,駅前の広場には,古い蒸気機関車が飾られています。蒸気機関車越しの夕陽が良い感じです。
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ベンチに座って夕陽を眺めているとトルコ猫が近寄ってきました。決して食べ物で釣っているわけではないのですが,何かを感じて近寄ってくるのでしょうか。とにかくトルコ猫は人慣れしているようです。この後,どんどん近づいてきて,足もとで数回回って去って行きましたよ。
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午後4時18分。
沖堤防越しに沈みゆく太陽を眺める。
我々がいるのはアジア。
太陽が沈む方向はヨーロッパ。 -
駅前の蒸気機関車に注目。この分野に明るくないので,どこで作られたのか,いつ頃のものか,詳細は不明ですが”古い”ことだけは間違いないでしょう。弁慶号??そんなことはないね(^^;)
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トルコ国鉄(TCDD)のマークを象った支柱に夕陽を重ねてみました。どこぞの軍隊をイメージさせませんか?(なお,この写真は,決して「TCDDが沈みゆく…」と言う意味ではありませんので,誤解無く。)
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また来た。さっきのあいつだ(^o^)ちょっと目つき悪いよ。異国の老夫婦が気になるかい?
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16時36分。海鳥が連なって羽を休める沖堤防の彼方に1月2日の夕陽がまもなく沈みます。名残惜しいですが,満足しました。さて,ヨーロッパサイドへの帰還はここ(ハイダルパシャ駅前埠頭)からエミノニュ埠頭(正確にはガラタ橋をくぐった先にあるトゥルヨル埠頭です)行きのモトル(水上バス)に乗船します。
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モトルは,ガラタ橋をくぐってまもなく到着です。左後方には,ネオンサインが華やかなガラタ橋レストラン街とライトアップされたモスク(イェニ・ジャーミィ)が美しいです。
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ガラタ橋の上から,先ほどモトルで到着したトゥルヨル埠頭越しに旧市街の丘の上に建つ「スュレイマニエ・ジャーミィ」というモスクを眺めています。ここもライトアップされ,世界遺産の街を売りにする観光地としては努力しているな,と評価しましょう。ところで,このモスクは内部もとても美しいそうですが,今回の旅では時間不足でした。いくつも宿題を残した街ですが,イスタンブールが落ち着きを取り戻すのはいつのことでしょうかね。
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イスタンブール最後の晩餐は,ガラタ橋の真下にある「ニューガラタ」というシーフードレストランへ。
シーフード料理は,食材が”時価”ということも少なくないので,経験からしてお財布に優しい選択ではありませんが,旅行情報誌でトルコ料理(シーフード)として紹介されていたので,”トルコワイン”と”クロダイのグリル”を目指してきました。 -
メゼ(前菜)の一品。トマトベースでピリ辛。パンに付けて食べると食が進みます。名前はたぶんエズメ・サラタスです。この皿以外にムール貝のピラフ詰め「ミディエ・ドルマス」とイカスミをオリーブオイルに浸した一品など頂きました。味付けは,日本食好きの人なら多分誰でも抵抗なく受け入れられますよ。
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メインはクロダイのグリルです。旅行情報誌では「クロダイのグリル18TL。焼き方が絶妙」と書かれていましたが,我々は,イスタンブール最後の夜と言うこともあって奮発しました。1尾約100TLのクロダイをチョイスして調理してもらい,二人でシェアです。うん,チヌだね…味は,美味しいんだけど,普通だね…。
トルコ最後の夕ご飯は二人で220TL(約11,000円)でした。
−−ドイツ(ミュンヘン)編に続く−−
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