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ラカンもゴンパもお寺を意味しますが、ラカンのほうが小規模で地区のお寺という感じに対して、ゴンパは山手にあって幾つかのお堂をあわせ持ち、瞑想のための小さなお堂もあるようです。<br /><br />私が訪れたのは、ティンプーのチャンガンガ・ラカン、パロのキチュ・ラカン、ポプジカのガンティー・ゴンパ、ロベサのチミ・ラカン、標高約4000mのチェレラ峠の下にあるケラ・ラカン、パロのタクツアンです。<br /><br />*チャンガンカ・ラカン(ティンプー)<br />チャンガンカ・ラカンはチャンガンカ地区にあるお寺で、仕事帰りにちょっと参拝という雰囲気で多くの人がお参りしていました。16世紀にできたという古刹で歴史もあるのですが、皆さんに愛されているお寺という感じを受けました。チャンガンガ・ラカンは、子どもの成長にご利益があるらしく、タシも2人目の子どもの夜泣きが治らないときにお参りして良くなったのだと話していました。<br /><br />ブータンの人たちは、お参りだけでなく家に僧を呼んで特別に祈祷してもらうといっていましたから、日本で法事にお坊さんに来てもらうのと同じだなと思いました。ただ、家には仏間がありここはお祈り以外には殆ど使わないとのことでした。僧を呼んだときに僧に座ってもらうのだと話していました。<br /><br />*チミ・ラカン(プナカの近く ロべサ)<br /><br />チミ・ラカンまでは車を降りて約20分歩きます。田んぼが広がるあぜ道を村落の中を抜けて歩きます。村の子どもたちや石臼に入れた米を棒でたたいて粉にする女性たち、畑仕事をする女性を横目で見ながら歩きます。そういえば男性はあまり見かけなかったなあ。生活が見える道でもありました。狭いあぜ道を牛が占領していますが、その側をすり抜けるように歩くのはスリリングで面白いものです。<br /><br />黒ずんだ家々があるので、「あの家は火事で焼けたの?」と尋ねると、「あれは焼けていません。住んでいる家です」と返事が返ってきました。よく見ると古くあばら家のようですが、3階建てです。たいてい1階が家畜小屋で居室は2階以上なのです。屋根の横が空いていて強風や豪雨の時はどうするのかと尋ねると、「側面にフックがついているでしょう。そこにカバーをかけるのだと思います」と説明してくれました。手作りの日干し煉瓦とレンガで作った土塀の脇を抜けて歩いていきました。<br /><br />田んぼをつっきって最後の丘を登ろうとした時に、ガイドが「ちょっとストップ」と制しました。「アーチェリーの練習をしていますから」というと、大きな声で「ホッホー!」と言いました。私の前方左手100mくらい先に弓矢を構える中年男性がいて、的は何と私の右手後方、築山が作られているのです。ガイドは、男性に合図を送ったのです。矢は道を横切って飛んでいきました。的まで150mくらいあるでしょうか?見事築山に命中しました。それから、男性が私たちに合図したので、また歩くことができました。日本の常識ではありえないシチュエイションを体験し面白かったです。<br /><br />アーチェリーはブータンの国技で、アジア大会で優勝したことは多くの人から語られました。あちこちで大会が開かれるそうです。パロの空港に勤めているタシの叔父さんウゲンさんも選手で、平日でも休みを取って大会に出るといっていました。タシによると、アーチェリーはゴルフのようなもので、しながらビジネストークをしたりするということでした。<br /><br />チミ・ラカンは、子授けのご利益があると説明を受けました。丘の上に立つ小ぢんまりとしたお寺で、外では小坊主さんたちがお経の自主学習をしていましたが、いたって不真面目。側転や逆立ちをして遊んでいます。私が見つめると、慌てて勉強に戻っていました。お経をほっぽりだしていましたので、見せてもらいました。ガイドは慌てて取りに来た小坊主に「お経を大事にしないといかんじゃないか」と諭していました。その会話だけは理解できました。寺の内部でもお経の自主学習があっていましたが、あまり集中していない様子。お客をちらちらみてにっこり笑ったり、私の手振りを真似したり、10代の普通の男の子たちでした。<br /><br />本堂にいるお坊さんは6年生くらいの男の子です。男性には弓の矢で、女性には男性のシンボルの棒で参拝した人の頭をなでると本で読んでいたので、聖水はいただきましたが、頭をなでるのはお断りしました。<br /><br />チミ・ラカンからは、ワンディ・ポダン方面が川に沿って見えました。お堂の向こう側は川を挟んで山また山です。その向こうにも集落があり、とても狭い道なので小さい車しか通れないとのこと。ドライバーでもあるガイドさんでも運転しないということでした。ラフロードなのでしょう。その村には彼の妻と3歳になる娘が暮らしているとのこと。どうも妻問婚のようです。プナカから15kmあるのですと話していました。それでもタクシーはあるそうで、彼の妻はタクシーでバスの通る道まで出てティンプーまで来ると話していました。<br />

ブータン~プナカ チミラカン

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2009/05/21 - 2009/05/22

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scomitcheese

scomitcheeseさん

ラカンもゴンパもお寺を意味しますが、ラカンのほうが小規模で地区のお寺という感じに対して、ゴンパは山手にあって幾つかのお堂をあわせ持ち、瞑想のための小さなお堂もあるようです。

私が訪れたのは、ティンプーのチャンガンガ・ラカン、パロのキチュ・ラカン、ポプジカのガンティー・ゴンパ、ロベサのチミ・ラカン、標高約4000mのチェレラ峠の下にあるケラ・ラカン、パロのタクツアンです。

*チャンガンカ・ラカン(ティンプー)
チャンガンカ・ラカンはチャンガンカ地区にあるお寺で、仕事帰りにちょっと参拝という雰囲気で多くの人がお参りしていました。16世紀にできたという古刹で歴史もあるのですが、皆さんに愛されているお寺という感じを受けました。チャンガンガ・ラカンは、子どもの成長にご利益があるらしく、タシも2人目の子どもの夜泣きが治らないときにお参りして良くなったのだと話していました。

ブータンの人たちは、お参りだけでなく家に僧を呼んで特別に祈祷してもらうといっていましたから、日本で法事にお坊さんに来てもらうのと同じだなと思いました。ただ、家には仏間がありここはお祈り以外には殆ど使わないとのことでした。僧を呼んだときに僧に座ってもらうのだと話していました。

*チミ・ラカン(プナカの近く ロべサ)

チミ・ラカンまでは車を降りて約20分歩きます。田んぼが広がるあぜ道を村落の中を抜けて歩きます。村の子どもたちや石臼に入れた米を棒でたたいて粉にする女性たち、畑仕事をする女性を横目で見ながら歩きます。そういえば男性はあまり見かけなかったなあ。生活が見える道でもありました。狭いあぜ道を牛が占領していますが、その側をすり抜けるように歩くのはスリリングで面白いものです。

黒ずんだ家々があるので、「あの家は火事で焼けたの?」と尋ねると、「あれは焼けていません。住んでいる家です」と返事が返ってきました。よく見ると古くあばら家のようですが、3階建てです。たいてい1階が家畜小屋で居室は2階以上なのです。屋根の横が空いていて強風や豪雨の時はどうするのかと尋ねると、「側面にフックがついているでしょう。そこにカバーをかけるのだと思います」と説明してくれました。手作りの日干し煉瓦とレンガで作った土塀の脇を抜けて歩いていきました。

田んぼをつっきって最後の丘を登ろうとした時に、ガイドが「ちょっとストップ」と制しました。「アーチェリーの練習をしていますから」というと、大きな声で「ホッホー!」と言いました。私の前方左手100mくらい先に弓矢を構える中年男性がいて、的は何と私の右手後方、築山が作られているのです。ガイドは、男性に合図を送ったのです。矢は道を横切って飛んでいきました。的まで150mくらいあるでしょうか?見事築山に命中しました。それから、男性が私たちに合図したので、また歩くことができました。日本の常識ではありえないシチュエイションを体験し面白かったです。

アーチェリーはブータンの国技で、アジア大会で優勝したことは多くの人から語られました。あちこちで大会が開かれるそうです。パロの空港に勤めているタシの叔父さんウゲンさんも選手で、平日でも休みを取って大会に出るといっていました。タシによると、アーチェリーはゴルフのようなもので、しながらビジネストークをしたりするということでした。

チミ・ラカンは、子授けのご利益があると説明を受けました。丘の上に立つ小ぢんまりとしたお寺で、外では小坊主さんたちがお経の自主学習をしていましたが、いたって不真面目。側転や逆立ちをして遊んでいます。私が見つめると、慌てて勉強に戻っていました。お経をほっぽりだしていましたので、見せてもらいました。ガイドは慌てて取りに来た小坊主に「お経を大事にしないといかんじゃないか」と諭していました。その会話だけは理解できました。寺の内部でもお経の自主学習があっていましたが、あまり集中していない様子。お客をちらちらみてにっこり笑ったり、私の手振りを真似したり、10代の普通の男の子たちでした。

本堂にいるお坊さんは6年生くらいの男の子です。男性には弓の矢で、女性には男性のシンボルの棒で参拝した人の頭をなでると本で読んでいたので、聖水はいただきましたが、頭をなでるのはお断りしました。

チミ・ラカンからは、ワンディ・ポダン方面が川に沿って見えました。お堂の向こう側は川を挟んで山また山です。その向こうにも集落があり、とても狭い道なので小さい車しか通れないとのこと。ドライバーでもあるガイドさんでも運転しないということでした。ラフロードなのでしょう。その村には彼の妻と3歳になる娘が暮らしているとのこと。どうも妻問婚のようです。プナカから15kmあるのですと話していました。それでもタクシーはあるそうで、彼の妻はタクシーでバスの通る道まで出てティンプーまで来ると話していました。

旅行の満足度
5.0
同行者
一人旅
交通手段
タクシー
旅行の手配内容
個別手配
  • チミラカンからの眺め。

    チミラカンからの眺め。

  • ●ティンプーに戻り、パロのケララカンをたずねます<br /><br />http://4travel.jp/traveler/scomitcheese/album/10767630/

    ●ティンプーに戻り、パロのケララカンをたずねます

    http://4travel.jp/traveler/scomitcheese/album/10767630/

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