2009/05/21 - 2009/05/22
16位(同エリア25件中)
scomitcheeseさん
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ガンティー・ゴンパはブータンでは少ないニンマ派のお寺。ポプジカの平原が見下ろせる高台に建っていて、参道には家々が立ち並んでいます。とういか、それ以外には平原にぽつりぽつりと家があるだけ。ここの僧たちはゴムチェンといって在家で、家族をもち経済活動もできる僧たちなのです。中庭に入るとボタンのような白い大きな花が目に付きました。
イタリアから来た観光客と話しましたが、だいだい同じようなルートを辿っていると分かりました。この人たちとは後にキチュ・リゾートでも再会しましたが、1日早く出国しましたので、足止めを食わないで済んだと思います。
お互いのツアールートなど話している間、私のガイドは僧院の事務局長に私が内部に入れるように一生懸命交渉してくれたようでした。こんなとき形だけでも仏教徒の家に生まれたというのは強身なのでしょうか?イタリアの人には悪いけれど、事務局長とガイドは私を手招いて遺体安置の寺内部を案内してくれました。
幅5~60cmくらいの厚さがありそうな白いしっくいの壁にかこまれた建物で、厚い扉の敷居をまたぐと、すっと汗が引くような涼しい空気に触れます。この一瞬で俗と聖(この言葉が正しいかどうかはわかりませんが)を分ける境界みたいなものを感じます。またもや暗くて急な木の階段を上がると、2階は3階までの繋ぎの間みたいなもので、1回からの吹き抜けになっているだけです。他の3階建てのお寺も同じようなつくりでした。3階まで上がり靴を脱いで安置してある部屋に入りました。
瞑想のあと亡くなったからでしょうか、遺体はたぶん座った形で安置されていて、釣鐘のような形の金ぱくを施したきらびやかな装飾の入れ物に入っています。その背後をこれまた金、赤、黒、緑などでいろどられた何体もの仏像が取り囲んでいます。質素に見えるブータンの生活とはかけ離れたゴージャスな空間です。寄進されたもので作るといいますから、エンゲル係数ならぬ宗教係数は相当高いのではないかと思います。いくつもお寺を廻り、友だちもガイドも1つの寺につき何回もお布施をおいていました。
側面には、カーテンのかかっているものがあって、事務局長がはらりとカーテンを上げると、曼荼羅でした。お祭りのときに外に飾る巨大なものとは全然別で、5~60cmくらいの小さなものでした。16世紀のものとは思えないほど色が鮮やかで緻密に描かれており、古さを感じさせません。曼荼羅を2つ見せてもらいましたが、ガンティー・ゴンパが初めてでそれ以後はありませんでした。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- 交通
- 3.0
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- タクシー
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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標高3000メートルのドチェラ峠は霧の中。残念ながら雪を頂く7000m級のヒマラヤの山々は見えませんでした。
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峠を一気に下ると、空気も暖かく、サボテンの花も見られます。植生豊かな国です。
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ワンディポダンゾン たしか昨年火事で焼けてしまいました。
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ワンディの下には、旅行時のチェックポイントが。事前に許可を取ってもらった旅程を出してチェックされます。
これはガイドがしてくれるから、待ってればいいんです。
基本運転手と車つきでの旅ですから。 -
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あられもない恰好でわんちゃんがねてます
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深い谷の向こう側にも人が住んでる。橋はないからこっちに来るのには大変だろうなあ。
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山また山!
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道端にきいちご、いただきました。
でもやたらと草むらに入ってはいけません。ヒルがいるからです。 -
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お花の写真を撮りたいというと、すぐに車を止めてくれます。全く贅沢な旅です。
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このあたりは、また高度があがり、高山植物です。きれい!
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首都以外の地域の産業は殆ど農業。傾斜地に畑を開墾しています。収穫物を運ぶのに、谷間まで下りて、川を渡って、車の通る道まで運ぶ。気の遠くなる労働でしょう。
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ガンティーゴンパ〜内部は写真撮影できません
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オグロヅルの越冬地ポプジカ平原へは私がお願いしてアレンジしてもらったところです。ティンプーからアップダウンの道を越えて半日かかります。夏ですからツルがいないのはわかっていました。
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標高3000mの広大な緑色の湿原には家が点在していますが、牛、馬、ヤクも自由に放牧されていました。はるか見渡せる湿原のど真ん中には、小学校まであり人と自然の共生の場所でもありました。ツルを観察できるケベタン自然環境センターのスタッフが望遠鏡をセットしてくれました。羽を痛めてシベリアへ戻れなかったツルが水場のほとりにいました。
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平原と1羽のツル以外は、何もない平原でした。様々な種類の鳥の鳴き声がBGMです。つるとの共生を図るために村の人たちは、電線を引かずにソーラーシステムを選んだと聞きます。家の屋根には小さなソーラーがついていました。これだけでは電気は足りないでしょう。
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お昼ご飯を食べたGakiling Guest House
ここは宿泊もできます -
食事をしたホテルでも昼は電気をつけておらず、厚い土壁の内側は結構暗いのです。
そういえば、首都ティンプーでも昼レストランに入ろうとして、私は「閉まっているんじゃない?」とタシに言いました。夜でも昼でも赤々と電気をつける日本の習慣で判断したのです。ブータンでは電気は昼はつけないのです。電気や水道が通ってからまだそう年数が経っていないのです。CO2削減、エコ、環境問題・・色々議論しますが、日本ではいつも赤々と電気を使っているんだなと改めて思います。
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ごはん、じゃがいものチーズ煮込み、蕨の煮物、キャベツのスープ
全て、辛さ控えめにしてもらいました。
だってお客は私だけなんだもの。 -
ゲストハウスのベランダから
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ポプジカで1泊すればよかったと思いました。食事を頼んで1時間待つ間、平原に出ました。石に腰掛けてその中に座っているだけでめちゃくちゃ幸せなのでした。心地良い風に吹かれているだけの贅沢な時間でした。ぼおっとするためにこの国に来たかのようです。
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道端にヤク発見!
●今日の宿泊はプナカです
http://4travel.jp/traveler/scomitcheese/album/10766978/
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