2011/10/11 - 2011/10/17
2296位(同エリア6057件中)
地中海人さん
ウイーン5泊の旅。
主な日程
2011年10月8日仙台→ミュンヘン1泊(ホテルエクセルシオール)
10月9日ミュンヘン→ザルツブルグ2泊(ホテルザッハーザルツブルグ)
10月11日ザルツブルグ→ウイーン5泊(ホテルザッハーウイーン)
10月16日ウイーン→ミュンヘン→成田(機内泊)
10月17日成田→仙台
ANAWEBフリープラン(現「旅作」)で仙台ミュンヘンANA便Cクラス往復、ネットでANAからホテル全泊予約(本来はミュンヘン2泊以上のところ、このときはシステム異常とか。電話でその旨連絡があった。)
以下ウイーン最終日、ハイリゲンシュタット、ベートーベンの散歩道。
コンサート3夜。
- 旅行の満足度
- 5.0
- ホテル
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 一人あたり費用
- 30万円 - 50万円
- 交通手段
- 鉄道 飛行機
- 航空会社
- ANA
- 旅行の手配内容
- その他
- 利用旅行会社
- ANAセールス
PR
-
ANAWEBフリープランにより,ミュンヘンに1泊、次いでザルツブルグに2泊。
2011年10月11日ウイーン西駅にやってきました。 -
プレミアムクラスはコンパートメントですが、ガラス張りなので気分は出ません。
ジャーマンオーストリーパス1等を利用しました。 -
ウイーン第一日目の夜
最古のレストラン グリーヒェンバイスル
1500年頃から営業しているバイスル
2011年10月11日(火) ウイーン西駅に午後6時頃到着、ANA手配のオペラ座近くのホテルに荷物を解き、着替えせずに直ちにグリーヒェンバイスルへ向いました。
カフェザッハーから始まるケルントナー通りを北へ、シュテファン寺院を通り過ぎ、歩行者専用から車道歩道のローテントゥルム通りをさらに進み、右へ曲がるとまもなく店の案内。古いレストランは往々にして通りから店の入り口までアプローチが長いことがありますね。
二人だけどあいてるかねと勢いよくドアボーイに挨拶し、さらにどんどん歩いていくと、マダムが出てきた。あなたは幸運だと笑顔で迎える。マダムは同行者を年長者と見たのか、手を差し伸べ、案内。
いくつかの部屋があり、招じ入れられた部屋は、天井にモーツアルトなどの落書きがあるマーク・トゥエィンの部屋だった。先客はドイツ語を話す男4人。赤ワインを注文したところでフランス人4人が入室。
日本語メニューがあり、
ハンガリー風グラーシュスープ、
野菜スープ、
ターフェル(ゆでた牛肉が三枚に折れて重ねてある。ポテトと二種のソース)、
仔牛のフィレ肉ステーキ
を注文したところで、またフランス人5人が入室。
同行者以外はすべて男性で、通称サインの部屋は満員。8時前に入店したことが効を奏した。通常は予約でいっぱいのようだ。
ときどき客が部屋を覗き、天井の写真を撮っていく。
スープとメインディッシュを同行者と各二皿シェアーしてなんとか平らげる。
同行者は、もう、肉はたくさんと言う。日本人年配者には肉料理は二人で一皿で十分だ。
帰りは、9時過ぎであったが、シュテファン寺院が開いていたので立ち寄り、ろうそくを灯した。
http://www.griechenbeisl.at
U4,1 Schwedenplatz駅から徒歩3分
営業時間: 11.00?翌1.00 -
10月中旬、ケルントナー通りは、夜、歩道上のベンチに座っている観光客は少ないながら、カフェ ザッハーや同ホテルの西側で、アルベルティーナと対面するカフェ モーツアルトはいつもながら満員です。
ネット[http://classicworld.at/]から国立オペラ劇場とコンツェルトハウスのチケットを予約しました。
楽友協会のチケットは、[http://www.musikverein.at/]右上のところの「日本語」をクリック
手数料無しの正価で、メールの問い合わせにも英語ですが、SAN付けで親切丁寧な返信が来ます。
*******
受け取り方法
オペラ座とコンチェルトハウスのチケットは、オペラ座の西向かいあるボックスオフィスで受け取ります。 2ヶ所分厳封されています。直ちに開封して確認してください。コンチェルトハウス分はコンチェルトハウスで受け取るよう指示する担当者がおりますが注意してください。
楽友協会の分はその建物の北側にあるボックスオフィスで受け取ります。
2ヶ所あるが向かって右側のオフィス、左側はジュネス用です。
以上それぞれ、手数料がかかりますが、ホテルで受け取ることも可能です。
「正価分は売りきれ、倍の価格なら若干あります」などということは絶対にありません。安心して購入できます。 -
カフェザッハー隣のホテルザッハーから、肩を出した白のドレスを着た花嫁、モーニング姿の花婿が手に手を取って、駆け出していく。
二人だけで後に続く者がいない。
映画の一シーンのようだ。
おめでとうと声をかける。
国立オペラ座の南側と東側の歩道には、もうチケット売りの男達も姿を消し、盛装したカップルが、オペラ座の正面玄関へと歩いている。 -
ウイーン二日目の夜
ウイーン国立オペラ座 カテゴリー V 110EUR
休まず、3演目を交代で公演しており、椿姫を選んだ。
六時には入場し、白ワインを時間をかけ楽しむ。
オペラグラスを忘れてきて、クロークで借りる(2EUR)。
午後七時開演。 現代に置き換えた演出。
オーケストラは、ときどきほんのわずかな時間であるが、一部のパートで休む。
座席の裏側にドイツ語の字幕が出る。
隣の貴婦人は、肩を出したワンピースにショール姿。最後のシーンではヒロインに感情移入したのか、目頭を押さえていた。
席に着いた直後は、日本人と接点が無かったヨーロッパの大人にありがちな態度であったが、帰りに席を立つ頃には、同行者の黙礼に、笑顔で返すまでに変わったのは、やはり、すばらしい音楽を一緒に浸った直後の心情の変化というべきか。 -
10月13日(木)ウイーン三日目の夜
楽友協会 グロッサーザール
Cat.-Parterre Rechts-Row:14. Seat 1 74EUR
午後七時半開演。満員。
ウイーン シンフォニー オーケストラ
モーツアルトのピアノ協奏曲とマーラーの交響曲第7番であった。
若い女性ピアニストはアンコールに応え、超絶技巧で聴衆にため息をもたらした。
オーケストラは、ウイーンフィルハーモニーオーケストラではないが、すばらしい。これだけの音が出せるとは。奏法、技量というべきか、力強く、響きが圧倒的である。
5番のアダージョはどのように演奏するのか、是非とも聞きたいと思った。 -
10月14日(金)ウイーン四日目の夜
コンチェルトハウス 大広間 カテゴリー ? 106EUR
ホセ カレーラスとシルヴィア シュワルツ。
カレーラスのウイーン到着が地元テレビニュースで報じられていたほどの人気で、満員。
バックはフォルクスオーパー・オーケストラであった。
ホセカレーラスは、東京は国立競技場でのスリーテノール以来である。
ドミンゴの2011年四月来日に続き、11月末に東京に来てくれるという。
カレーラスのプログラム最後の曲は、カタリ カタリ。(別名 薄情け)
カタリに冷く恋の終わりを告げられ、捨てられた男性は深い悲しみを切々と 歌い込む悲哀の歌である。大喝采。
全員総立ち、拍手なりやまず。
プログラム終了と同時にファン数十人が真ん中の通路壇上近くまで殺到。
アンコール中は、真ん中の通路に立って聞くことが許されているようである。
シルヴィア シュワルツのアンコール第一曲は、ジャンニスキッキ。
同行者がイタリア語で歌える唯一の曲で、非常に喜ぶ。
ホセカレーラスが選んだのであろう、シルヴィア シュワルツはすばらしい。
ここで、不覚にも涙を流してしまい、周囲の注目を浴びてしまう。
娘が父親に結婚の許しを請い、許されぬなら川に身を投げてしまう、という歌であるが。地震後感動するとスイッチが入ってしまう。
アンコール最後の第五曲。
二人で 乾杯の歌で締めくくった。 -
10月15日(土)明日は帰国するという昼、シェーブルン宮殿はグロリエッテのカフェで、ウイーンの森、市街、宮殿、庭園を眺めながら、ビール、白ワインで休む。
晴れ、外は寒い。最高7度最低3度の天気予報。冬の装い。
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リスが飛び跳ねるのを眺めながら、動物園の入り口の前、迷路庭園を下る。
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ウイーンカード3日目なので、地下鉄、トラム、バスを乗り継ぐ街歩きとして、ハイリゲンシュタット散歩と決め、マイドリンク門から退出する。
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コンサート会場となっているオランジュリー前を通り、焼き栗の屋台、土産物屋台を覗きながらシェーンブルン駅まで歩く。
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シェーブルン駅(U4)
シェーブルン駅からハイリゲンシュタット駅までU4で乗り換え無しで行ける。
U4は、途中、
国立オペラ座まで地下道で結ぶカールスプラッツ駅、
コンツェルトハウス近くのシュタットパーク駅、
空港への直行便がでるウイーンミッテ駅、
ドナウ運河リンク沿いのシュヴェーデンプラッツ駅、
国鉄フランツヨーゼフ駅
の近くを通るので旅行者に便利。
リンク沿いに、トラムで1番とシュヴェーデンプラッツ近辺で2番を乗り継ぎ一周できますが、同様に地下鉄でも、U2とカールスプラッツ駅でU4で乗り継ぎ一周可能ですね。
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車中、親子と同席する。
始めドイツ語でなにやら娘が盛んに母親に話していたら、突然フランス語で頭が痛いと言い出す。
フランス人ですか、何歳ですかと問うと、ハイ 8歳ですという。+++++に住んでいますというが聞き取れず。
電車を降りてから、母親が娘に、日本人・・・と話している。
ハイリゲンシュタット駅はU4と国鉄のホームが並んでいて、構内の売店には巻き寿司もある。
駅を出ると右側にバス停があり、38Aに乗り、Sandgasse通りのホイりゲ・バッハヘングル近辺で降りる。 -
ベートーベンハウス 1
バス通りのSandgasseを東へ戻り、ホイりゲ・フィグルミュラーを過ぎたあたり右側にベートーベンハウスがあり、玄関の上にその表示がある。 -
写真を撮っていたら、隣の開店前のホイりゲから出てきた老人が、「二つ目を右へ行くとアインシュタインのモニュメントがあるよ」と教えてくれる。
同行者が日本語で「ありがとうございます」というと「アリガト」と返す。帰国後調べたがウイーンにおけるアインシュタインの足跡は判明しない。
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ハイリゲンシュタット教会の交差点を北へすぐのところに日本語の広告表示があるレストランがあり、右のProbusgasseの通りへ曲がると、「ハイリゲンシュタット遺書の家」がある。
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ハイリゲンシュタット遺書の家
聴覚が戻らなくなって、1802年のちょうど今の10月に、弟に遺書を書いたというハイリゲンシュタット遺書の家。
小さな記念館になっているが、中庭から階段を上がると閉まっていた。
ちょうど3組の観光客が居合わせ、皆さんで通り側入り口にある化粧室を使わせていただいた。 -
旧市街の中にも、ベートーベンが通った地下蔵ワイン酒場があったはずですが。
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ベートーベンハウス案内図
何度引越ししたんでしょうかね。 -
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ホイりゲ マイヤー
遺書の家を出て、Probusgasseを東へ行くと、また左にベートーベンハウスの表示のある家がある。
向かい側に教会があり、その隣がホイりゲ マイヤー -
ベートーベンハウスでもあり、1817年夏に第九を作曲したといわれている。
写真を撮っていたら、5年前の夏に、夜ホテルからタクシーで来て、中庭でおいしい白ワインで食事したところと気がつく。 -
ベートーベンの散歩道
ホイリゲ マイヤーから北へゆるやかなEroicagasse通りをしばらく上ると、Beethovengangの表示がある。 -
ベートーベンの散歩道
Beethovengangの表示から、やや下る。 -
東西に伸びる車1台通れる小道で、北側は緩やかな傾斜に住宅が立ち並び、南側は木々に覆われた小さな涸沢。
西へ緩やかなのぼりを進むと、小公園がある。
さらに上るとベートーベンの胸像があるという。 -
トラムD線終点 Beethovengang
東へ下ると、トラムD線の終点・Beethovengangに出る。
付近にはホイリゲがたくさんあり、休日はランチ後も閉じない。 -
トラムで、ゆっくり、旧市内まで、途中、
ゴミ焼却場を左に眺め、
証券取引所から右に折れリンク沿いに、
ウイーン大学、
ブルク劇場、
市庁舎前のマーケット、
国会議事堂、
フォルクス庭園、
自然史博物館、
美術史美術館、
新王宮、
造形美術アカデミー絵画館、
国立オペラ座
を車窓として、Operで降りた。
*******************
旧市街の街歩きについては、
「ウイーン旧市街 とっておきの散歩道」(ダイアモンド社 2008年)がすばらしい。 -
街のあちらこちらで、巻きずし。
-
ホテル・ザッハー・ウイーンに5泊
同行者のため奮発。
国立オペラ劇場裏通りに面し、ケルンストナー通り角にはカフェ・ザッハーを併設する、中規模な老舗名門ホテルで、旧市街の街歩きに便利。コンサート3会場まで徒歩で行けます。メトロやトラムの駅がすぐで、郊外の観光にも便利ですね。近くに和食の店が2店舗あるし、疲れるとホテルに帰って休憩できるのは助かりますね。
玄関、キーカウンター、ロビー、バーと続くが皆狭く、フロント専用室もこじんまりしています。ロビーに面したエレベーターは一つで数人がいいところ。
しかし、内部は皆全て、本物の伝統に基づく豪華さがあります。外からは窺えませんが、けばけばしくなく、しっとりしたオーナーの歴史を感じさせる落ち着いた色調。BARはシックですね。
朝食会場は1階ロビー奥、朝食受付カウンターがある中廊下の左側。右側はサロンとなっており、左側が満員の場合使用されているようです。
曇りガラスで外の眺望はないが、かえって落ち着くことができますね。
ANA予約5泊による当初からのグレードか判明しないが、案内された部屋は、名前がついたスイートルーム8部屋と同階のエレベーター近くの部屋。1ランクアップされたかもしれない。直前に2泊したANA手配のザッハーザルツブルグの部屋より上のランク。
部屋内部の廊下まで大理石。床暖房がきいており、洗面所の鏡の一部に
テレビが組み込まれていて、NHKの衛星放送が見られる。
果物、チョコレートがサーヴィスされていた。ANA手配なので朝食付きだが、WiFi 1デバイスにつき1日19ユーロ。
(朝食付きと同様、ANA手配の場合、WiFi無料に統一してもらいたいものです。料金は当然改定することとなるでしょう。リーダーズクラブHPからの予約の場合は朝食つきWiFi無料となる。)
最後の朝、朝食会場受付で、大変満足した、帰国する旨伝えると、朝食を食べ終わったころを見計らった主任が来て、デザートを食していくよう皿フォークを自ら整えて挨拶していった。同行者のみ毎朝ザッハートルテなどのデザートを楽しみ、私がデザートには全く手をつけなかったのを見ていた。
ここは団体は見当たらない。
三日目の朝、ドイツから来た少数の学者グループがおり、そのうち一人が私に「オハヨウゴザイマス」と挨拶する。八年前日本人妻を亡くした、今はハンブルグに住んでいるが、以前東京と横浜に住んでいた、4年前には今の妻と日本を訪れた、などなど、最初は日本語でたどたどしく、途中からは一気に英語で話した。奥様は教授博士の肩書きが書かれたネームプレートを付け、本人はつけていないところを見ると引退したのかもしれない。久しぶりに日本人と話し、うれしかったのであろう。
地震の話は出さず。出せばどちらも涙するほかないと思ったのであろう、遠慮の人であった。
日本人の感覚にあう、或いは日本人大好きといったヨーロッパ人、特にフランス人やドイツ人にまれにではあるが出会うことがあります。
1つしかない狭い玄関に、常に2,3人いるドアボーイはいつもニコニコし、キーカウンタースタッフはきびきびして気持ちよく、ロビーでコーヒーをサービスするバースタッフは鄭重な物腰し、謹厳なフロントスタッフはロビーの陰で見えないため気楽。
近くの日本人寿司職人がいる和食店
天満屋(コンサート帰りの時間はラストオーダー後となる。寿司、鉄板コーナーあり。)、
雲海(表通り角1階にもある。)
中華の店 天満屋の向かいにあり、寿司のテイクアウト可能、
(陽気な中国人経営、果物飲み物のサーヴィスがあるかも。)
2011年10月11日(火)から5泊、気持ちよくゆったり過ごすことができました。
***********
ベートーベン関連で「https://ssl.4travel.jp/tcs/t/editalbum/edit/10770582/ボン街歩き(ベートーベンハウス、シューマンの墓参り)」
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この旅行記へのコメント (1)
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- チェロ爺さん 2018/05/25 08:42:01
- ウイーンのホイリゲは楽しい
- ツアーで行ったのでベートーベンハウスには行かなかったのが残念ですが、
近くのホイリゲで楽しい食事をしました。チーズフォンジュースを食べたかったけど
同行者でチーズ嫌いの方がいるという事でビーフフォンジューを食べた。
当然ながら肉は硬かった。もう一度行きたいです。
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