◆2013年3月◆ハンガリー女ひとり旅（プダペスト＋α） ～ホテル編～

2013/03/06 - 2013/03/26

約2週間のハンガリー旅行で泊まったホテルを、自分への覚書を兼ねてまとめてみました。

回ったのはブダペストを中心に、ショプロン、ケーセグ、ヴェスプレーム、ペーチなど。

だいたい日本円にして一泊5千円程度を目安にさがし、ブダペスト以外はすべて2泊、ブダペストのみ3泊＋5泊しました。
（全てbooking.comからのネット予約）

　※宿泊料も記載しましたが、税込と税別が混ざってます。

エリア ブダペスト(ハンガリー)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5
• ホテル: 4.5
• グルメ: 3.0
• ショッピング: 3.0
• 交通: 4.5

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 30万円 - 50万円
• 交通手段: 鉄道 高速・路線バス 徒歩
• 航空会社: エールフランス
• 旅行の手配内容: 個別手配

【ブダペスト】
「Cotton House Hotel」

西駅近くの便利な場所にあり、到着から3泊しました。

「3連泊で1泊タダ！（朝食なし）」というキャンペーンプランを利用したので、3泊で103ユーロちょっと。
この旅行中でも1、2を争う割安な宿泊となりました。

なお、バーへの入口とホテルへの入口があるので、ご注意を。

上の写真がバー入口で、こちらがホテルの入口。

このホテルは、古き良き時代のハリウッドシネマやミュージシャンにちなんだお部屋というのがウリ。

さあ、私の部屋はモンローかな？それともヘップバーン？グレースケリー？とわくわくしていたら…

マ、マーロンブランド…
ゴッドファーザーですか！

死んだ馬の生首をベッドに投げ込んだか、投げ込まれたかっていうアレですよね…

それなりに古そうなホテルですが、部屋はもちろんのこと、水まわりもピカピカでとっても清潔。
レトロなつくりの蛇口がいい感じでした。

このホテル、チェックインからチェックアウトまで、ずーっと同じ女の子が担当してくれたのですが、その子がいつフロントを通ってもいるんですよ…

いちど夜遅くなったときフロントに誰もいなくて「あれ？」ときょろきょろしてたら、バーのほうからバーテンのコスチュームの彼女が「お待たせ！」とあわてて走ってきました。

日本人に言われたかないと思いますが、娘さん、アナタ働キスギデース…

花が安かったので、ちょっと窓辺に飾ってみました。

あとで知ったのですが、ちょうど「女の子の日」という記念日で、その日は女性に花を贈るならわしだそうです。

「Cotton House Hotel」そばには、モノトーンで統一されたおしゃれな回転寿司屋があり、毎晩にぎわってました。
ハンガリーでも、スシは大人気なんですねぇ。

デリバリーも積極的にやっているらしく、こんな車が何台も路駐。

この女性画像を見る限り、日本人経営ではない予感…（笑）

【ショプロン】
「ベストウエスタン パンノニア ホテル」

ベストウエスタン系列のホテルには、チェコに行った時もお世話になりました。

2泊66ユーロという安さながら、駅から一本道で徒歩10分という便利な立地。

部屋の広さと設備、清潔さなどなど、どれも文句ナシ！

お風呂ももちろんバスタブつき。

この旅行中、いちばんコストパフォーマンスの高いホテルで大満足です！

朝食のバイキングも種類が豊富で、ついつい食べ過ぎ。
（このあと夕方近くまでお腹が減らなかった…）

チェックアウト時に担当してくれた女性がとても感じが良く、「ショプロンの滞在を楽しんでくれた？ そう、それは良かったわ！」とニコニコ話しかけてくれて、こちらも思わず笑顔に。

「元共産圏の国ではサービスが今いち」と聞いてましたが、ハンガリーを旅した限りではそんなことはなく、日本と同じく気持ちいい応対をしてくれる人とそうでもない人がいる、という印象でした。

【ケーセグ】
「Hotel Portre」

ショプロンからウィーンへ足をのばしたあと、いったんショプロンへ戻り、向かったのがケーセグ。

私の大好きな小説『悪童日記』の舞台となった町なので、どうしても行ってみたかった。

ケーセグ到着は粉雪が舞う寒い日で、宿泊客も私だけだった模様。

部屋は広くて清潔だったのですが、うーん、これはホテルじゃなくペンションでは？

しかし宿泊費はホテル相場で、2泊で104ユーロ…

バスタブがありますが、栓が外されてるので使用は不可。

ドライヤーや洗面用コップもなく、これでハンガリー旅行中いちばん高い宿泊費というのは、なんか納得いかず…

このホテルの一階はレストランで、朝食はそこで一般客同様、好きなメニューが選べました。

この朝食が二日ともとっても美味しく、なおかつ見た目が美しかった！

このボリューム感あふれる美しい野菜サラダも、もちろんまるっと完食。

【ヴェスプレーム】
「Tapo Fogado es Kiralyi Etterem」

ヴェスプレームは、列車で行くと中心地までが遠ーい…

「移動で座りっぱだったし、3キロくらいなら歩くか！」と思ったら、雪の残る道を1時間ちょっと歩くはめになりました。

なんとか到着したホテルは、ドアを開けたら一歩でベッドという狭さで、ちょっとぴっくり。

ケーセグと同じく、ここもホテルというよりはペンションかな。

そして、なぜかバスルームが居室と同じくらいの広さ。
この無駄なまでの真っ白な空間が、なんともまぶしい。

ここは2泊で86ユーロと、これまたケーセグに次ぐ高さ。

観光に特化した町では、シーズンオフでも宿泊費のディスカウントはないってことを学びました。

入口近くにおかれた熊の置物。
一瞬ぎょっとしました。

シーズンオフの悲しさで、このホテルでも宿泊客は私ひとりだけだったらしく、朝食時はレストランの電気をつけてもらえませんでした。しどい。

暗がりでの食事って、あまり味がしないことを発見しました…

【ペーチ】
「Aranyhajo Fogado」

ペーチの中心街ど真ん中に位置するホテル。

なのに私は入口に気づかず前を素通りしてしまい、ずいぶんそこらをウロウロするはめになりました。

フロントが2階にあるので、入口の階段に気づきにくいんです。

なにしろ2泊朝食付きで58ユーロという安さだったので、「いったいどんな部屋が待ってるのか？！」と戦々恐々だったのですが、アラ意外。

広くてなかなかいい部屋ではありませんか！

床が寄木で、歩くたびに浮いた部分がカチャカチャ音をたてるのには閉口しましたが、他はほぼ文句なし。

なお、チェックアウト時にこのホテルは税別価格なことが判明し、税金がついたらそれなりの値段になりました（それでもやっぱり安いほうですが）。

ちなみに、こちらは朝食ルーム。
これまた意外に、ちゃんとした朝食でした（重ね重ね失礼！）。

【再びブダペスト】
「K9 レジデンス」

ペーチからブダペストに戻り、今度はアパートメントホテルに5泊しました。
いやー、いっぺん泊まってみたかったんですよ、アパートメント！

価格は5泊で190ユーロ（もちろん朝食はナシ）。
これまでどのホテルもカード払いOKでしたが、ここだけは現金決済のみ。

3線すべての地下鉄が唯一クロスするDeak Ferenc ter駅から、徒歩5分足らずという素晴らしい立地！

鍋3つ、フライパン、サラダ用水切りボウル、食器ひとそろい、電気ケトル、トースター、レンジ、IHコンロなどなど、調理に必要なものはほぼそろってます。

ある日の朝ごはん。

右下はクノールのグヤーシュの素に、あまったペンネや冷凍のミックス野菜を放り込んだスープ。
さらに中央市場で買い込んだパプリカ入りサラミも投入し、もはやグヤーシュとは呼べない闇鍋的な何かに…

左奥は洋ナシにヨーグルトをかけたもの。
洋ナシ大好きなので、日本よりずっと安い値段で売られてるのをみて大喜びで買ったのですが、なんか固くてすっぱく、私の知ってる洋ナシと違う。

日本の果物は品種改良でお菓子並みに甘い、と聞いたことがありますが、どうやらその通りらしいです。

こちらはある日の夕食。食いすぎだろ、自分。

オイルや塩などの調味料を買い込むつもりはなかったので、レトルトのパスタソースにはお世話になりました。

なお、サラダの中でごろごろしてるのは、パプリカ入りチーズをサイコロ状に切ったもの。

ひとり旅の悲しさゆえ、夕食はテイクアウトやスーパーの惣菜ですませることが多かったので、野菜や果物がたくさん取れるのはありがたかったですね。

CDラジカセやアイロン＋アイロン台もあり、その気になれば一か月でも過ごせそう。

なお、宿泊中はタオル等のリネン類の取り換え、ベッドメイク、部屋の掃除などはありません。

ほぼ満点といえるアパートメントでしたが、唯一キツかったのが外の騒音！

ここは4車線＋トラムが通る道路に面しており、車も大型バスもトラムもびゅんびゅん走り、ようわからんストリートミュージシャンも毎日出没。

交通量が減る深夜は深夜で、いきなり耳をつんざく警笛を鳴らしながらパトカーだか救急車だかが駆け抜けるありさまで、たまらず2日目からは耳栓して寝ました。

飛行機用に持参したものの出番がなかった耳栓ですが、まさかこんなところで役立つとは…