2013/02/18 - 2013/02/18
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Elliott-7さん
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・・・アルハンブラ宮殿・・・
バレンシアのホテルをチェックアウト、一路南下してグラナダを目指す。アンダルシア地方の中心地はグラナダだが、イベリア半島南部はイスラム文化が色濃く残っていることでもよく知られている。
その理由は、イベリア半島は長いこと(8世紀頃から)イスラムに占領されていたからである。イスラムに占領されていたイベリア半島を何としても奪還しようとキリスト教徒たちが立ち上がって、1492年遂にグラナダを陥落してイスラム勢力を追放してしまったんですなー。
このキリスト教徒たちがイスラム勢力からイベリア半島を奪還することを、“レコンキスタ”と言うのですが、和訳すれば“国土回復運動”とか“再征服運動”と言われています。
まあ端的に言えば、「領土奪還運動」というよりも、「領土奪還戦争」と行った方がいいでしょうね。
従って、イベリア半島はイスラム文化とキリスト教文化が交錯した独特の文化が育まれたんですね。イスパニアを語る上では、この“レコンキスタ”という言葉を覚えておく必要があります。
えらそうなこと言うようですが、添乗員さんが何回も何回も説明するものですから頭から離れなくなってしまったんですよ。
”アルハンブラ宮殿”は、グラナダ市南東の丘の上に位置し、かつてイスラム王朝・ナスル王国が栄えたとき(13世紀~15世紀)の遺産としてよく知られており、イスラム芸術の最高傑作だとも言われています。
“アルハンブラ”とは、アラビア語で「赤い城塞」という意味があるそうですが、どういう訳か建物は白いんですなー。気になったので、調べてみたところ、
この周辺の土地の土壌が赤いためとか、建築に使われたレンガの色だとか、宮殿に赤い漆喰・しっくいが使われていたからなど諸説があるようですな。
・・・フラメンコショー・・・
“アルハンブラ宮殿”を見学した後、一旦ホテルに戻り夕食をすませて一休みしてから二台のマイクロバスに分乗して“洞窟フラメンコショー”へ行きました。
ホテルから市内の高台にある会場までは、曲がりくねった狭い道をぐるぐる走らなければならないので、大型バスは到底無理。
若いドライバー君は、狭い夜道を見事なハンドルさばきで我々を会場のレストランまで運んでくれました。
会場は、“洞窟”とは言うものの、実は普通のレストランで内部が洞窟のような造りになっているんです。
楕円形のフロアを観客が周りを囲み、真ん中でフラメンコダンサーが踊り、歌い手やギター弾きが盛り上げるんです。
フラメンコショーには、大きな会場でたくさんのダンサーやギター弾きや歌い手が出るのもあるようですが、こちらは狭い会場なので、客のすぐ目の前でギターを弾き歌に合わせてダンサーが踊るのですからそりゃあすごく迫力がありますよ。
客には一人ずつフリードリンクがつきますし、2組のメンバーが2ステージたっぷり見せてくれましてね、いやー、迫力がありましたわ。満足々々
正直、あまり期待していなかっただけに、このフラメンコショーは皆さん大満足でした! これぞ、本場のフラメンコだ!
ここグラナダの宿は、”ドン ファン・DON JUN”というホテルでここに2連泊しました。
[この旅行記の出展は次の通り]
・wikipedia ・観光ガイド ・添乗員&現地ガイドの説明
・スペイン公式ガイドブック など
翌日は、グラナダ近辺の観光地、ミハスやロンダを廻ります。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 交通手段
- 観光バス
- 航空会社
- ルフトハンザドイツ航空
- 利用旅行会社
- 阪急交通社
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-
イチオシ
バレンシア郊外のホテル、トリップ・アルムサフェスをチェックアウトして、一路グラナダへ向かう・・
グラナダまでは500km超ある。その途中、雪山が見えてきた。添乗員さん曰く、”あれがシェラネバダ山脈だ”と、
何?なんでこんなところにシェラネバダ山脈があるんや!シェラネバダ山脈言うたらアメリカやないんか!
帰ってから調べてみたら、やっぱり間違いない!
アメリカ合衆国のが有名だが、スペイン、メキシコ、ベネゼラ、コロンビアにもあるんですなー。同じ名前の山脈が・・
スペイン語で「雪のかかった山脈」と言う意味があるんやそうですわ。
皆さんは昼食食べた後で、ええ気持ちで寝てましたがこっちはそうはいきまへん、折角のチャンスを逃してはあかんので、雪を抱いた山並みを撮りまくりました。
バスの中から撮った、そのうちの二枚を・・、
-
この山脈の最高峰は、3,478.6mだとか、 -
”アルハンブラ宮殿”の正面エントランス・・
朝から大勢の観光客が集まってきた・・
各自に、イヤホンガイドが貸し出されるから、説明がよくわかります。 -
先ず、このような手入れの行き届いた庭から見学開始・・
かなり歩くことを覚悟しなければいけませんぞ・・ -
歩いて行くと、向こうの方にこれから行くことになる・・”宮殿”が見えてきました、
ここからグラナダ市街も見渡せます・・ -
よく手入れされてるなー・・ -
この庭園は、「ヘネラリフェ」庭園といいます、
宮殿の北側の太陽の丘にある庭園です。 -
「ヘネラリフェ」とは、アラビア語で
「全てを知るものの住むところ」と、いう意味があるそうだ。 -
とにかく手入れが行き届いていて、いつも専属の庭師が管理していることは素人にもわかる。 -
イスラム・ナスル朝時代の“夏の別荘”だったそうですわ、 -
-
細長い池の周囲には、花壇・噴水が設けられており、イスラム様式の建物とよくマッチしている。 -
イスラム様式のアーチが・・ -
この庭園を一回りした後、橋を渡って目指す宮殿に向かう。 -
植え込みの間からチャペルが見える・・ -
いよいよ、目指す”宮殿”へ -
重厚な石造りの建物が目に入る・・ -
宮殿の管理人も一休み・・ -
いよいよ宮殿の中へ入ってみましょうか、
ここから入場・・ -
-
四角い建物の内部に、円形のドームがありました。 -
28mmレンズでは全体が入りませんなー -
アラベスク模様で飾られた壁面は見ごたえありますなー、
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皆さん感動した様子・・ -
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コーナーの柱まで緻密な彫刻が施されています、 -
天井に目をやると、見事な彫刻が・・
アップしたら精巧さがよくわかります。 -
アラベスク模様が壁面に施されている。
アップしてみましょう・・
きめ細かい緻密な仕事に感服です、 -
ここの天井も・・ -
唐草模様の天井も -
熟練した職人の手による、唐草模様のモザイクが見事である! -
写真撮影が自由にできるのが嬉しい! -
明かり取りの窓もキリスト教会のような派手さがないのは、イスラムの特徴である。
偶像崇拝を禁止するイスラムの思想がわかる、 -
中からしか見られない窓も、
外からほかの男が中を覗くことができないようにしてあるそうだ、やれやれ・・ -
宮殿の中に、このような銘板(プレート)があった。
これは、”ワシントン・アーヴィング”という米国の作家の名を留めているものです・・
彼は1832年に、アルハンブラ宮殿に関する旅行記・伝説集「アルハンブラ物語」を書いて発表した。
これにより、それほど知られていなかった「アルハンブラ宮殿」が、一躍欧米諸国で脚光を浴びるようになったそうだ。
”ワシントン・アーヴィング”の名を留めるために、ここに銘板を掛けているのだ。
1829年となっているのは、物語を書いた年で、発表したのが1832年ということ。 -
見事なアラベスクの天井・・
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「アベンセラーへの間」
いまでも血のしみが見えると言われている噴泉、嫉妬・怨念・反感・疑念の渦が隠されているのかも・・ -
ここにもアラベスク模様が・・ -
「アルベールカの中庭」 -
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自然の光を上手に取り入れている、 -
コーランの一節がアラビア語で・・
「唯一、アッラーの神のみが勝利者なり」と、
解説されたようだったが??
間違っていたらご容赦を、 -
youtube 動画をどうぞ!
https://youtu.be/lotR622wQCk -
こちらの天井にも、あそこにも・・ -
「アラヤネスの中庭」
アルハンブラ宮殿で最も有名な場所である・・ -
イスラム独特の幾何学模様(アラベスク模様)が、
この椅子はラクダの背に乗せるとか、 -
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現地ガイドさんを
身長は? 196cmあるそうだ! -
「ライオンの中庭」
12頭のライオンの口から噴水のように、水を吐き出すのが特徴で1頭なら1時、2頭なら2時・・・という仕掛けだったとか、 -
アップしてみよう、
ライオンは、こんな形をしている?
何やら羊か犬のようにしか見えませんけどなー
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この天井もすごい! -
このような模様があらゆるところに見られる・・
アラベスク模様、モザイク模様またはイスラム模様とも言われ、抽象的で平面的な装飾模様が多く見られる。
大きく分けて、幾何学模様、植物模様、組み紐模様、文字模様の四種だそうだ。(モザイクアルバムより) -
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鍾乳石装飾の丸天井で、
細かい細工が施されていますなー。 -
寄木細工のような天井、 -
アルハンブラ宮殿から見たアルバイシン地区です。
ここからの眺めが良く、皆さんバックにして写真を撮ろうとするのですが、逆行なので上の写真のように真っ黒になってしまいます。
「強制発光しなければ撮れませんよ」と、現地ガイドさんが説明していましたわ、
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結婚式を終えたばかりの新婚さんが・・
いやでも皆から注目される、それが狙いか?
側の子が引き立ててくれますなー、そこを狙って、 -
いよいよ出口へ・・
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これにて宮殿観光はおわり・・
あちこちの宮殿を見た人にとっては、物足りなさを感じるかも知れないが、イスラム文化を学ぶには良いのでは・・
キリスト教はイコン(聖画)、イスラム教はアラベスク模様(もざいく)中心だということが良くわかった。 -
フラメンコショーを見学する・・
中央に歌い手さんが、右にギター弾き、左にはダンサー、これでチームを組む・・ -
もう一組は、歌い手が女性で男女二人のダンサーが情熱的な踊りを披露してくれた・・
-
男女のカップルが情熱的な踊りを見せてくれる・・
日本人はすぐ手拍子したがるが、これは厳禁ですぞ!
リズムが崩れるで、決して手拍子しないようにと念をおされる。
関心ある方は、Youtubeの動画をどうぞ!
Elliott315 制作 2分48秒
https://www.youtube.com/watch?v=XB0zrcOvF2I
次回は、ミハス&ロンダへ
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