2012/10/27 - 2012/10/27
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JOECOOLさん
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日本の滝百選の中でも、アプローチルートが最も過酷だと言われる滝の一つ『早戸大滝』に、滝めぐり仲間のGOTOCHANさんとご一緒してチャレンジします。
何が過酷なのかというと、ルートが一部不明瞭なことに加えて、渡渉箇所が異常に多いことです。
場所によっては飛び石づたいに渡渉することは不可能で、靴を脱いで急流の中を歩いて渡ったりしなくてはいけません。また、ロープづたいに崖や岩場を登ったり下りたりする箇所も多く、通常の登山やハイキング気分で行ける場所ではないのです。
そんな『早戸大滝』ですが、到達した時の達成感も大きかったし、“秘境”的な雰囲気を持つ滝も素晴らしいものでした!
JOECOOLがこれまでにチャレンジした滝へのアプローチの中でも、奈良県天川村にある『双門の滝』に次いで過酷なルートでした。
wifeは『双門の滝』には行っていないので、ココがダントツの難関ルートだったようです。
※これで日本の滝百選は86ヶ所めとなりました!
ここよりも過酷な『双門の滝』ってどんなの?…という興味のある方は『双門の滝』の旅行記もご覧下さいね。
★前半→http://4travel.jp/traveler/joecool/album/10397929/
★後半→http://4travel.jp/traveler/joecool/album/10397941/
末文になりましたが...
今回の『早戸大滝』チャレンジでは、登山経験が豊富なGOTOCHANさんとご一緒していなかったら途中で挫折していたかもしれません。
私たちを手助けして励ましながら同行していただいたGOTOCHANさんにはとても感謝しています。
本当にありがとうございました!
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- 同行者
- 友人
- 交通手段
- 自家用車 徒歩
-
小田原で前泊した私たちは、車で国道255号線・246号線・県道64号線等を経て「宮ヶ瀬湖」に向かいます。
「宮ヶ瀬湖」から林道に入り、狭くてカーブの多い林道をひた走り、小田原から2時間弱でやっと滝入口に着きました! -
駐車場は無いので、入口から少し離れた場所の道路脇に車を置きます。
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こちらが滝へのアプローチ入口にある「魚止橋」です。
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橋からは人口堰が見えています。
-
『早戸大滝』は、宮ヶ瀬湖に流れ込む「早戸川」の最深部にかかる滝なので、「早戸川」の川に沿ってさかのぼらなければなりません。
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初めはごく普通の遊歩道を歩きます。
この程度なら楽勝なのですが... -
遊歩道脇から流れ落ちる無名滝の風景も癒されますね。
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本格的な登山道の入口へとさしかかりました。
「早戸大滝までは厳しい道のりです。危険な箇所も多く細心の注意が必要です。」と書かれていますね〜。
覚悟して入山しましょう! -
10月下旬ですが、山々も色付き始めています♪
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ところどころに道しるべがあるのですが、肝心のところに無かったりすることもありました。
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最初の渡渉箇所です。
でもこれはヒョイと楽勝でクリアできました。 -
かと思ったら、ロープをつたっての崖登り...
-
廃墟になった小屋がありました。
滝へのルート案内図にあった“造林小屋”ですね。 -
なんだか危なっかしい橋ですね。
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色付き始めた木々
こういう風景には癒されますよね。 -
垣間見える渓流の風景にも癒されます。
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そうかと思ったら、またまた崖をロープづたいに下りたりしないといけません。
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川原に出ました。
枯れ木に赤いテープが巻かれているのが目印なのですが、次の目印は川の向こう岸にあります。
ということは、この急流を渡渉しないといけないということですね。 -
えっ!?
どこを渡るの??
これはジャンプして届く距離ではなさそうです。
仕方がないので、渡りやすそうな箇所を見つけて、靴を脱いでジャブジャブと渡りました。
このように幅が狭くなっている箇所は深くて流れも急なので、途中で滑ったり流されたりする危険性があります。 -
歩いて渡るなら、幅が広い箇所の方が安全です。
JOECOOLは無事に渡り切り、足を乾かせています。
wifeは今から渡ろうとしています。 -
最初の難関渡渉箇所をクリアしたと思ったら、今度はロープに掴まって岩場のわずかな突起を足がかりに進んで行きます。
まるで「ファイト、いっぱ〜つ!」の世界ですね(笑)。 -
道しるべがありました。
ルートは間違っていないようです。 -
お次はまたまたロープづたいに崖を下ります。
-
隊列はGOTOCHANさん→wifeという順に崖を下りて行きます。
最後はJOECOOLの番です。 -
崖を下りると少し広くなった川原を遡行することになります。
渡渉箇所は数え切れないほどありました(汗)。
全箇所を写真に撮っている余裕が段々となくなってきました。 -
川原歩きと渡渉を何度か繰り返すと、川原が一段と広くなったところに出ました。
ここが「雷平」と呼ばれるところのようです。 -
周りの山々の風景は、俳句の季語で言う「山装う」という状態です。
-
「雷平」は、幾つかの沢の合流地点でもあります。
右の方に行くと「雷滝」という滝もあるようですが、帰りに時間があったら寄ることにして、進路を左手にとって『早戸大滝』を目指します。 -
道しるべもちゃんとありました!
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おっ!
滝らしきものを発見! -
ズームしてみましたが、やはり滝でした。
名前は付いていないようです。 -
滝から下りてきたグループと、ちょうど渡渉箇所ですれ違いました。
彼らは靴のままジャブジャブと入っていきました。
往路で靴に水が入った状態で歩くのは辛いですが、帰路ならそれもアリですよね。 -
あちこちでミニ滝を見ることができます。
-
ここにも糸状の水流があります。
-
川原をさらにズンズンと遡行して行きます。
GOTOCHANさんとwifeのツーショットです。
登山経験の豊富なGOTOCHANさんには随分お世話になりました。 -
またまた渡渉箇所です。
どこをどのように渡ろうかと思案中のwife。 -
いよいよ難関アプローチも終盤に近付いたようです。
この崖は木の根を足場にして鎖づたいで登ります。 -
あと少しだ、頑張れ!
-
イチオシ
最後の崖を登りきったところに待っていたのは『早戸大滝』の雄姿でした!
ついにたどり着きました!!
バンザ〜イ!!!
色付いた木々の間から見える『早戸大滝』の姿はとても美しい♪!
ここまで苦労して登って来たカイがありましたね〜! -
『早戸大滝』は、二段になって落ちる総落差50mの段瀑で、日本の滝百選にも選ばれています。
その百選滝の中でもアプローチの難易度は5本の指に入るでしょう。
まさに“秘瀑”ですね〜!
Photo by wife -
上段部分をズーム。
色付きかけた木々と滝水の白のコントラストが非常に美しい! -
下段の滝壷に行けるルートがあったので、行ってみることにしましょう。
またまた急な崖をロープづたいに下りて行きます。
Photo by wife -
GOTOCHANさんも続きます。
wifeはかなり疲れたのでしょう、下りずに待っているとのことでした。
Photo by wife -
イチオシ
崖を下りきった場所で見上げた『早戸大滝』。
この写真では三段のように見えますが、真ん中部分は上段部の下半分です。 -
上段部の流身はとび出た岩に遮られて半分は隠れています。
写真左下に人が立っているのが見えますでしょうか?
滝の大きさに比べると米粒くらいにしか見えません。 -
そのとび出た岩が、かえって神秘的な雰囲気をつくり出しているように感じます。
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上段の流身下部をズーム。
-
下段の滝。
では今度は、先ほど人が立っているのが見えたあの箇所にも行ってみることにしましょう。 -
元の場所に戻って、もう少し上に歩いて行きます。
-
アプローチ途中では、スヌ君たちをリュックから出して記念写真を撮っている余裕がありませんでした。
この日最初の記念写真です♪! -
上段部の滝壷&下段部の滝口のところにやって来ました。
おおっ!
さっきの人はここに立っていたんだ〜! -
上段部を直下から見上げます。
滝口ははっきりと見えますが、流身は完全に岩に隠れてしまっています。 -
こんな位置から撮影しています。
Photo by wife -
この岩が『早戸大滝』の特徴でもあるんですよね。
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上段部の流身下部。
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上段部の落下部分。
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滝壷は以外にも小さめでした。
途中の岩で、水勢が弱まるので大きな滝壷にならないのでしょうね。 -
この部分だけ見ると、上に大きな滝があることは想像できませんね。
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イチオシ
左岸側へ移動して撮影します。
ここから見ると、岩がどんな風に重なり合っているのかがよくわかります。 -
-
左岸側ギリギリのところ(岩にくっつくような位置)から見上げると...
自然の造形って本当に不思議だなあ... -
写真はGOTOCHANさんですが、こんな位置から撮影しています。
Photo by wife -
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Photo by wife
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『早戸大滝』を堪能し、そろそろ帰途に着くことにしましょう。
往路では崖を登ることが多かったのですが、今度は同じ箇所を下りなくてはなりません。
登るよりも下りる方が危険性が高いので、細心の注意が必要となります。 -
「雷平」でスヌ君たちの記念写真!
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写真は撮っていませんが、帰路の渡渉箇所では私たちも靴のままジャブジャブと入って渡りました。
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今日一日で、何度ロープづたいに登ったり下りたりしたことでしょう...
-
案内板があった滝入口まで無事に戻ってきました。
JOECOOL夫婦は、かなり疲れました〜!
でもこの難関滝を克服したことには大満足!! -
車止めのある「魚止橋」に戻って来た頃には既に辺りは暗くなりつつありました。
入山〜下山までおよそ6時間を要したことになります。 -
濡れた靴を履きかえたり、汗まみれのシャツを着替えたりして車に乗り込む頃には既に暗くなっていました。
ご一緒して下さったGOTOCHANさん、本当にありがとうございました♪ -
帰路途中で見つけた神奈川県清川村のマンホールです。
往路と同じルートで小田原駅に戻り、新幹線で帰るGOTOCHANさんをお送りしました。
"to be continued"
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この旅行記へのコメント (4)
-
- aoitomoさん 2013/03/17 17:27:21
- 早戸大滝クリアおめでとうございます。
- JOECOOLさま こんにちは
幻の滝 早戸大滝クリアおめでとうございます。
GOTOCHANさまはベテランですからともかく奥様も凄いですね。
私だったら危なっかしい木の橋で引きかえしてます。(笑)
早戸大滝の旅行記は、これ楽しみにしてました。
難関滝の旅行記はそそられますねー。
昨年の後半は雪の八ツ淵の滝などハードな滝めぐり満載でしたね。
めぐる方は大変ですが、見る方はハードなほど面白い。(笑)
完全に渡渉登山ですね。
10月末あたりだと、もうヤマビルはいないのでしょうか?
なかなか見れない滝は感動します。
人物を入れた写真もあり大きさがわかりやすいです。
日本の滝百選めぐりいよいよ今年クリアでしょうか。
また、楽しく拝見させていただきます。
aoitomo
- JOECOOLさん からの返信 2013/03/17 23:11:59
- RE: 早戸大滝クリアおめでとうございます。
- aoitomoさん、こんばんは!
コメントをいただき、ありがとうございました♪
> 幻の滝 早戸大滝クリアおめでとうございます。
> GOTOCHANさまはベテランですからともかく奥様も凄いですね。
> 私だったら危なっかしい木の橋で引きかえしてます。(笑)
「ここまで来て引き返すのは…」という思いで、最後まで頑張りました。
でも頑張ったカイがあって素晴らしい滝の雄姿を見ることができて感激でした!!
> 早戸大滝の旅行記は、これ楽しみにしてました。
>
> 難関滝の旅行記はそそられますねー。
>
> 昨年の後半は雪の八ツ淵の滝などハードな滝めぐり満載でしたね。
>
> めぐる方は大変ですが、見る方はハードなほど面白い。(笑)
>
> 完全に渡渉登山ですね。
私も難関登山の様子等を旅行記で読むのは好きです(笑)。
自分が行くとなると、それなりのご褒美(素晴らしい滝)が待っていないと頑張れませんが...
> 10月末あたりだと、もうヤマビルはいないのでしょうか?
ヒルの心配は無さそうでした。
でも、これから暖かくなると奴らが出てくる季節になりますよね。
最近ではマダニも心配だし...
でも、素晴らしい滝へのチャレンジは止めるつもりはありません。
> 日本の滝百選めぐりいよいよ今年クリアでしょうか。
> また、楽しく拝見させていただきます。
残っているのが難関系が多くなってきてしまったので、1年に数ヶ所ずつしか増えて行かないかも...
でも頑張ります!
by JOECOOL
-
- はな♪さん 2013/03/16 19:46:13
- すばらしい!!!
- JOECOOLさん☆
こんばんは♪
超難関を制して辿り着いた先には、、、
おぉ〜ですよね^^ 思わず私も叫んでしまいましたよ^^
すばらしい!!!って思いました。
周りの景色もいぃ感じで、私も見てみたいと思いましたよ☆
しかし、その道に精通した方とご一緒じゃないと無理なようですね^^
ロープづたいにって、道中凄い映像を幾つか拝見しましたが、
奥さん手に豆ができなかったのか、心配です^^;
細い方ですが、頑張り屋さんなのですね。
JOECOOLさんとご一緒だから、苦にはならないのかしら。。。
な〜んて、ご馳走様でした^^
では、はな♪
- JOECOOLさん からの返信 2013/03/17 00:53:38
- RE: すばらしい!!!
- はな♪さん、こんばんは!
コメント&投票ありがとうございました♪
> 超難関を制して辿り着いた先には、、、
> おぉ〜ですよね^^ 思わず私も叫んでしまいましたよ^^
> すばらしい!!!って思いました。
滝を目指して艱難辛苦...
行き着いたところの素晴らしい風景を思い浮かべながら過酷な道中を乗り越えた終着点では、本当に素晴らしい滝が待っていてくれました。
> 周りの景色もいぃ感じで、私も見てみたいと思いましたよ☆
完全な紅葉とまではいきませんでしたが、色付いた木々に映える白い滝の流れが美しかったです!!
> ロープづたいにって、道中凄い映像を幾つか拝見しましたが、
> 奥さん手に豆ができなかったのか、心配です^^;
> 細い方ですが、頑張り屋さんなのですね。
ロープづたいは写真で見る程には大変ではないのですが、渡渉(川や沢を渡ること)の回数が半端じゃない多さだったことの方が大変でした。
手にマメはできなかったようですが、脚だけじゃなく腕も筋肉痛だったようです。
by JOECOOL
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