2012/09/11 - 2012/09/15
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2012年7月〜10月までの、3か月のヨーロッパ周遊記録(Vol.50)です。
現在、9カ国目イタリアを周遊中です。
Vol.50はナポリ市内を訪れたときの記録です。
ここでは、★印のナポリ市内とカプリ島をピックアップしています。(下記参照)
青の洞窟に行きたかったので、日程調整できるようナポリには4泊取りました。結局は運悪く、行かれなかったのですが・・・(=_=)
≪旅程≫
・9/11(火)★夜ナポリ到着。
・9/12(水)アマルフィ海岸、ポジターノ海岸。
・9/13(木)ポンペイ遺跡。
・9/14(金)★カプリ島観光、★ナポリ市内観光。
・9/15(土)★ナポリ市内観光、バーリへ移動。
写真はヴォメロの丘から見た市街です。ちょうどきれいな虹がかかりました。
※1ユーロ=100〜104円
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 鉄道 船
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-
◆9月11日(火)第69日目
20:00、ナポリに到着です・・・
治安がよくないので明るいうちに到着するつもりでしたが、完全に暗くなってしまいました。
さて、外はどんなだろう・・・
ナポリに関しては、あまりよくない情報ばかり。
ローマの人さえ、“なんでそんな危ないところに行くの?!”と言いました。
とにかく、不安でいっぱいです。
もたもたしないように宿までの地図を頭に叩き込み、バッグのチャックには鍵をかけて駅を出ます。
宿は、歩き方に載っていた徒歩5分のところを予約していました。
黙々と歩きます。
ローマと比べて、アフリカ系の人が多いようです。
絡んではきませんが、定職のなさそうな男性がうろついていて、あまりいい雰囲気はしません。
彼らが扱う、偽物商品のような露店も多いです。 -
“Hostel Mancini”
Via P.S. Mancini 33
ホステルの前に無事到着。
一刻も早く入りたいところですが、ドアは開いていません。
宿の人に、鍵を解除してもらわないとならないのです。
怖いってばーー早く〜。
すぐにロックは解除され、エレベーターで2階へ上がります。
8人部屋を予約していたはずですが、行ってみたら6人部屋でした。
ちょうどチェックインしたばかりのケニアの女の子がいました。
“怖かったよね〜私タクシーに乗ろうとしたの!近すぎて断られたんだけど・・・”
と彼女。
“そうそう、私も怖くってー!”
盛り上がっていると、ブラジル人の女性が部屋に入ってきて言いました。
“ねぇ、今から一緒に出かけない?”
思わず2人、顔を見合わせました。 -
外はもう真っ暗です。
“みんな一緒だから大丈夫だよ!”
まだ荷解きもしていないしどうしようかと思いましたが、強引に誘われ外出することに。
レセプションのお姉さん、ブラジル人女性、ケニアの女性、アメリカン人男性、私の5人で夜のナポリの町を歩きます。
これも、地元のイタリア人(レセプションのお姉さん)がいればこそです!
彼女にいろいろ案内してもらいました。
みんなでおしゃべりしながら、ナポリ湾の浜辺に沿った道路を歩きます。
写真は、海岸通りからの夜景です。 -
バーで軽く飲んでから、ウンベルト1世のガッレリアを通って、レセプションのお姉さんおすすめのジェラテリアにやってきました。
“おいしいでしょ?”
ジェラートのおいしいまずいって、味音痴の私には正直わからないのですが、イタリア人が言うならまちがいないのでしょう(*^^*)
ともあれ、ナポリの夜の町に出ることになるとはまさか思っていなかったので、なかなかエキサイティングな夜になりました。
≪出費≫
・電車代 23ユーロ;ローマ→ナポリ
・ジェラート 2.5ユーロ
・バーの飲み代 4.5ユーロ
・宿代 18ユーロ -
◆9月14日(金)第72日目
今日こそは、青の洞窟へ行けますように・・・
前日は1日雨だったので今日こそはと思いましたが、祈りもむなしく、この日は朝から高潮に見舞われました。
“たぶん洞窟はダメだよ。”
宿の主人は確信をもっていました。
カプリ島までのフェリーは出ているようですが、高潮で青の洞窟には入れないだろうと言うのです。
諦めきれない私。
明日にはナポリを出てしまうので、今日が青の洞窟へ行けるラストチャンスだったのです。 -
宿の主人はカプリ島のボート会社に電話してくれましたが、あいにく通じず、運行状況が確認できません。
もう少し待つか、現地に行ってみないとわからないと言われました。
どうするべきか・・・
悩みましたが、じっともしていられないので宿を出発しました。
同室の子と一緒に、Molo Beverello(ベヴェレッロ埠頭)のフェリー乗り場へ向かいます。 -
カプリ島へは何社か乗り入れがあるようでしたが、時間的にちょうどよかった10:10発のSNAV社のフェリーに乗ります。
こちらはチケット売場。
片道分のチケットを購入しました。(20.2ユーロ) -
乗り場と時間は、掲示板に出ているのですぐ見つかります。
フェリーに乗り込み、いよいよカプリ島へ向けて出発です! -
高潮というだけあって、船は大揺れでした。
右に左に、上に下に揺られ、気分が悪くなります(*_*) -
11:10カプリ島に到着。
1時間の船旅でしたが、船酔いですっかりやられました。
限界です・・・ -
青の洞窟行きのボート乗り場に行ってみると、親切にも看板が出ていました。
あぁ、やっぱりダメだったのかと・・・
念のため白の洞窟はどうかと聞いてみましたが、こちらも案の定ダメでした。 -
同室の子は、青の洞窟を見るためここに何泊かするそうです。
荷物を持ってホテルへ向かっていきました。
どうしたものか・・・。
カプリ島の見どころがよくわかりません。
ゆっくり過ごすにはよさそうですが、1日すごすのももったいないような・・・
天気もどんよりで、景色も期待するほどではなさそうです。
ナポリ市内も観光したかったので、結局何もせず帰ることにしました。 -
帰りのチケットを購入し、行きとは別のフェリーで帰ります。(18.7ユーロ)
12:15カプリ島→13:10ナポリ
カプリ島滞在わずか1時間でした。
何のために行ったんだ?と思いますが、やるだけやったという満足感と雰囲気を少しでも味わったということで、よしとしました(-_-;) -
一人でナポリの街を歩くのも、だいぶ慣れてきました。
来る前は、ツアーを申し込もうかどうしようかと悩みましたが、何とか大丈夫そうです。
小さな商店でピザを買い、急いで食べてから街歩きを開始します。
今日は雨が降ったりやんだり・・・
夏の盛りですが、肌寒いくらいです。 -
“ヌオーヴォ城”です。
13世紀のアンジュー家の城を、15世紀にアラゴン家が再建したものです。 -
こちらは中庭です。
内部は市立博物館になっています。 -
“ウンベルト1世のガッレリア”
この入口そばにツーリストインフォメーションもあります。 -
3日前の夜にみんなで来たときは人もまばらでしたが、今日は買物客も多くにぎわっています。
記念写真を撮るウエディングドレスのカップルがいて、注目の的でした。
こんな風景をバックにしたら、すてきな写真が撮れるんでしょうね♪ -
こちらが、この前も訪れたジェラテリア。
“CASA INFANTE”
Via Toredo(トレド通り)にある、宿の人おすすめのジェラート屋さんです。 -
せっかくなので、もう一度買ってみました♪♪ -
“Piazza Trieste e Trent(トリエステ・エ・トレント広場)”
左手にあるのはイタリア3大歌劇場のひとつ、“サン・カルロ劇場”です。 -
そのすぐ先にあるのが“Piazza del Plebiscito(プレビシート広場)”
列柱が並ぶ美しい建物は、サン・フランチェスコ・ディ・パオラ聖堂です。 -
聖堂の向かいには王宮が建っています。
17世紀のスペイン統治時代につくられたもので、内部には美術品が展示されているそうです。 -
海岸通りに沿って歩きます。
港の向こうに見えるのは、かつてポンペイの町を飲み込んだヴェスーヴィオ山。 -
“卵城”
海に張り出すようにして建っている12世紀の古城です。 -
中には何もないと聞いていましたが、少しだけ覘いてみることにしました。 -
坂道が続きます。
思ったより上へ上がるようです。 -
確かにこれといって見るものはありませんでしたが、砲台と広い展望スペースがありました。 -
卵城から見たナポリの街。
海から見る景色はなかなかです。 -
見上げると、ヴァメロの丘の上に建つサンテルモ城と修道院の美術館が見えます。
そこは、とても見晴らしがよくておすすめとのこと。
早速向かいます! -
Via Toledo(トレド通り)を少し入ったところに、Funicolare di Centrale(チェントラーレ線)のケーブルカー乗り場があります。
こちらは、Augusteo駅。 -
一気に上がるのかと思いきや、何カ所かで止まりました。
一体どこまで行ったらいいのか?
よくわからないまま、終点まで上りました。
降りたところは住宅地。
右も左もわかりません。
看板を頼りに、サンテルモ城の方へ向かいます。 -
しかし一向に、その姿が見えてきません。
かなり歩きました。
曇って太陽も見えないので、方向さえよくわかりません。
人に尋ねながら、何とかサンテルモ城に到着しました。
強固な城塞。
ここはかつて刑務所としても使われていたようです。 -
城の隣は、修道院の美術館です。
“プレゼーピオ”というキリスト生誕を物語風に摸したクリスマスの飾りの一大コレクションがあるそうです。 -
美術館前のテラス(歩道?)からの景色が最高でした↓↓
大型観光バスも来ていたので、名物スポットのようです。 -
独特の色彩の街。
遠くの方には高層ビルも見えました。 -
歩道から下る道を見つけたので、ここから丘を下ってみることにしました。
ケーブルカーの駅まではどうせ遠いし、旅先で出会った子がこの道を通ったと言っていたので・・・
なにか独特の、古い映画に出てきそうな通り。 -
誰も通らないので、この景色を独り占めです♪♪ -
しばらく下って、大きな通り(Corso Vittorio Emanuele)に出ました。
ここからサンタ・キアーラ教会へ行くべく、Scuba通りを探します。
しかしそのScuba通りが、やっかいでした(@_@;)
大きな通りときれいに交わっていないので、とてもわかりづらいのです。
犬の散歩中の女性に尋ね、あっちかしら?と言われた方へしばらく歩きましたがどうも逆らしいと気づき、また反対方向へ長いこと歩きました。
でもやはり、通りが見つかりません。
困ってキオスクの若いお兄ちゃんに(英語が通じると期待して)尋ねてみると、返ってきたのはふつうにイタリア語。
ここからは英語とイタリア語の、魂の会話です(*^^)
地図を指さしてここに行きたいと言うと、お兄ちゃんはイタリア語で何か必死に返してくれるのです。
そのうち、奥から一人のおじさんを連れてきました。
おじさんは自分のバイクにエンジンをかけ、そこに乗れと指さします。
え??それは悪いと思いましたがもう準備は万端。
申し訳ないと思いましたが、バイクの後ろに乗せていただきました。 -
車で渋滞して動かないので、バイクは道のど真ん中をすいすい走ります。
ノーヘルで爽快・・・今まで歩いてきた道をだいぶ戻りました。
“ここだよ”
下ろされた場所は、最初に女性に道を尋ねたところでした。
ここだったのか・・・(-_-;)
ともかくおじさんに感謝の気持ちを伝えると、おじさんはいいんだ、という感じで去っていきました。とても親切でした。
ナポリが危ないからとへんな偏見を持って、いけなかったと思いました。
きっと地元の人は、あんなふうに温かいのだと思います。
さて、ようやく見つけたSucuba通りですが、おそろしく暗く、陰の空気で昼間でも一人で歩くのがこわかったです。
落ち着かなかったのでここは走り抜けました。(写真を撮る余裕もナシです)
なんとか、ジェズ・ヌオーヴォ広場に到着。 -
中央は“サンタ・キアーラ教会”です。
ナポリの王族や貴族が埋葬されている、14世紀の教会です。 -
修道院回廊の美しさで有名と書かれていましたが、その回廊がどこなのかわかりませんでした。
どうやら、裏側にあったようです。
見逃してしまいましたが、タイルで装飾された美しい回廊のようです。 -
同じ広場に建つ、“ジェズ・ヌオーヴォ教会”
一見、教会には見えない立派なファサードですが、もともとは宮殿の建物だったそうです。 -
Via Benedetto Croceを通って、次はドゥオーモへ向かいます。
このあたりは暗いですが、ちらほら観光客も増えて安心です。 -
下町っぽい風情も漂っています。 -
ドゥオーモに到着。
ナポリの守護聖人サン・ジェンナーロを祀っています。
礼拝堂に保存されている聖人の血が、年2回の祭りの日に液化する奇跡があることで知られています。
訪れたときはミサの最中だったので、遠目にしか見られませんでした。
≪出費≫
・トラムチケット 1.2ユーロ
・ケーブルカーチケット 1.2ユーロ
・カプリ島フェリー代 行き20.2ユーロ、帰り18.7ユーロ
・ジェラート 3ユーロ
・昼食ピザ 2ユーロ
・その他食費 3.28ユーロ;パスタ、ヨーグルト
・トイレ代 0.5ユーロ
・宿代 20ユーロ -
◆9月15日(土)第73日目
ナポリ最終日になりました。
今日も念のため、宿の主人に海の状態を尋ねてみます。
時間はあまりありませんが、青の洞窟だけなら急げば行けるかもしれません。
ボート会社が8:30にオープンするのを待って電話しましたが、結果的にダメでした。
波が高いそうです。
まさかでした・・・ナポリには4日間確保したので行けるだろうと軽く考えていましたが、とうとう行けずじまいでした(:_;)
宿の主人にはさんざん言われました。
“だから言ったろう、初日に行けって。昨日だって洞窟は無理だって教えたのに、なんでわざわざ行ったんだ。40ユーロくらい無駄にしたんだろう?”
まったくうんざりだ、という様子。
私だけではありません。
ここではみんな青の洞窟、青の洞窟と騒ぎすぎるので嫌気がさしているようです。 -
仕方がない・・・あきらめて午前中は宿でwifiをつなぎ、そろそろ切羽詰まっていた次の宿さがしに費やしました。
昼過ぎ、次の目的地バーリまでの切符を買いに行きます。
これでだいぶ時間が押してしまい、最後に行きたかったマルゲリータの老舗、ダ・ミケーレにも行けずに終わりました。
カゼルタ経由でバーリへ向かいます。
14:20 Napoli Centrale→15:03 Caserta
16:03 Caserta→18:57 Bari Centrale -
バーリに到着しました。
バーリに用はありませんが、ここを拠点にアルベロベッロとマテーラに行くつもりです。
問題は宿でした。
予約は入れたのですが、チェックインするところと実際宿泊するところが違うようなのです。
地図には2か所の住所が書かれており、どちらに行くべきかメールで問い合わせたのですが、地図を見てください”という答えにならない返事が返ってきたのであきらめました。
はじめから2か所行くつもりで地図を書き写し、それでもだめだったときに困らないよう、予備のホテルもいくつかピックアップしておきました。 -
チェックポイントはなんとか見つかりました。
チェックインを済ませると、受付のお姉さんが一緒について、3ブロックくらい先の宿泊先まで案内してくれました。
周辺のスーパーやお店が書かれた簡単な地図ももらえます。
こちらが宿です。
“Bari Serene Globerunners”
Via Imbriani 69
(↑こちらは宿泊先で、チェックインポイントは別の場所です。)
今回はなかなか安宿が見つからず、男女mixの8人部屋に泊まりました。
すると、“こんにちは。”
え?こんなところに日本人がいました。
“ナポリでも一緒でしたね”
え?知らないけど・・・?
話してみると、ナポリの宿泊先で一緒だったものの、私がいつも怖い形相で宿探しをしているため話しかけられなかったとのこと(-_-;)
偶然にも、バーリまでの電車も一緒だったようです。
・・・心の余裕がなかったんです。。。
翌日からの予定も大体一緒だったので、アルベロベッロとマテーラは彼にちゃっかり同行させてもらいました。
※Vol.53マテーラ編、Vol.54アルベロベッロ編へ続きます。
≪出費≫
・昼食マック 6.5ユーロ
・電車代 42.4ユーロ;ナポリ→バーリ
・その他食費 7.5ユーロ;サラダ、飲料、ヨーグルト、菓子類
・宿代 16.67ユーロ
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