2012/12/06 - 2012/12/06
473位(同エリア854件中)
覇王樹さん
チェンマイからの14番列車は約1時間半ほど遅れて走っている。本日は会議が明日に延期で休日となってしまったため、急遽メークロンへ行くことにした。そこは線路上に不法市場が開かれることで有名となった国鉄メークロン線が通っているところである。が、元々予定していなかった旅程なので、下調べはなし。完全に見切り発車である。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- 交通
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 15万円 - 20万円
- 交通手段
- 鉄道 高速・路線バス 船 徒歩 飛行機
- 航空会社
- JAL
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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A個室から眺める日の出。今日も良い天気のようである。今日はフアランポーン駅で一時預かりで荷物を預けると、地下鉄とスカイトレインを乗り継いでメークロン行きのミニバス(ロットゥー)の出ている戦勝記念塔まで移動する予定である。
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スカイトレイン戦勝記念塔駅で降りると、バス乗り場があるとされる高速道の料金所前広場目指して延々と歩く。
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バス乗り場は高速道高架下の雑然としたところであった。数多くのバンが停まっているが、メークロン行きのロットゥー乗り場にはアルファベット表記があったため迷うことはなかった。
バスにはダイヤはなく、満員になったら料金の徴収(70バーツ)が始まり、それが終わると出発である。 -
バンは道路をひたすら飛ばしまくり、1時間ちょっとでメークロンに到着である。が、バンを降りた後、どういったら国鉄メークロン線にたどり着くのか分からない。地図もないのである。自分の鉄分に反応する嗅覚を頼りに、とある市場の路地へ分け入り、そこを抜けると、ビンゴ!いきなり線路市場にぶち当たった。
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今まで良くテレビ等で見ていた風景が目の前にある。
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果物屋
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椰子の実と猫とレールの図。
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こりゃ誰もここに現役の線路があるとは思わんだろう。
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メーターゲージの内側だけが通行可能領域。
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メーターゲージの内側だけが通行可能領域。
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レンズの圧縮効果で混雑しているように見えるが、実際に混んでいる。
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観光地ではあるがやはり一番多いのは地元客。
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狭い・・・。
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線路とパイナップルという何の脈絡もない組み合わせ。
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もうすぐ市場出口。
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この駅側踏切が市場の分かり易い出入り口。
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市場を抜けると踏切を挟んでいきなり駅。
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メークロン駅。
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振り返ると、駅のアーケードの先には線路市場。
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出札口。
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待合室(表記は何故か「駅長」となっている)の壁にはイモリ。
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駅の先はメークロン川が。にしても、機回しが不可能な位置にポイント。昔はもう少し先まで線路があった?
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ともかく、ここがメークロン線の終点。
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この川の先には微妙なカーブを描く道路がある。かつては路線延長用の土地として確保したのかも。
後日調べてみたら、確かに橋を渡し、線路を延長して国鉄南本線と接続する計画があったとのこと。 -
現在は側線は全く使われておらず、その上は屋台や駐車場と化している。
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駅銘板。ちゃんと列車を待っている人もいます。なんせ地元民はタダなので。
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線路の先に市場
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駅には時刻表はあるが、完全にダイヤは無視されている模様。列車到着予定から一時間が経ってもまだ来ない。
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暫くすると、構内に警報音が。すると突如として屋台の天幕が片付けられ始める。
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観光客は写真を撮ろうと踏切の内側にも入ってくる。
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駅員も出てきて交通整理を始める(警官ではありません)。何しろ平気で線路内に立ち入って写真を撮る観光客が後を絶たないので。
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引っ込められた天幕の向こうからディーゼルカーがやってきた。
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前照灯を点滅させながら進入。
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商店主の撤収ぶりは見事です。
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列車が通過するのを皆待っている。
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正に屋台をかき分け、といった感じである。
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もうすぐ市場出口。
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この踏切を通るともう駅です。
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旗を持った駅員に見送られて。
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市場を列車通過中。
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列車が通り過ぎたあとにはすかさず天幕が戻される。
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メークロン駅に到着したディーゼルカー。ちなみに「電車」ではありません。いろんな旅行記に電車と間違って書いている人がいますが、この路線は非電化なので電車は走っていません。
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日本製ディーゼルカーの車内。この系列は急行列車の二等車で東北線のウドンタニーに行ったときに乗ったことはあるが三等車は初めて。
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非冷房の上、シートはFRPである。
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入線後10分もすると発車。
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天幕すれすれを徐行してすり抜ける。
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車窓から市場の人々の顔がよく見える
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本当は後方で市場が再開する風景を見たかったのだが、日本人団体客が車掌室を占拠していて見ることは出来なかった。
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市場を抜けるとあとはずっと塩田地帯を走る。途中で日本人の団体を降ろすと急に車内は静かに。
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気がつくと、列車はあろうことか水の中を走っている。
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水しぶきを上げながら。船の窓からの風景ではありませんから。
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にしても、日本では絶対あり得ない光景。劣悪な保線状態であることが容易に想像つく。
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車掌さんが親切にも車掌室に招き入れてくれた。後方を見るとこの有様。
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タイの洪水の影響なのであろうか。
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一時間ほどで終点のバーンラエム到着。この駅も側線はあるが、古い無蓋貨車が水に浸かった線路に放置されているワンダーランド状態である。
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バーンラエムの駅。ここから渡し船に乗って対岸へ渡らねばならない。
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列車はこのあとすぐ折り返し出発。
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線路の先には増結用と思われるディーゼルカーが2両留置。
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何とも南国的な駅。
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ここが駅の末端。
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駅の時刻表。1日4往復なり。但しダイヤ通りには運行されず。
この時刻表を見れば分かるように、一本の列車がただひたすら往復するだけの路線である。従って、列車運行を管理する信号もないらしい。 -
単純往復なことが良く分かる。
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1日4本なのに駅構内に屋台。客は乗客以外ということか。
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車止めも何もない線路の終わり方。
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バーンラエム(バーンレーム)駅全景。
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駅の先の船着き場。今回ここからは船は出ておらず、歩いて10分ほどのところの渡船乗り場に行かねばならない。こちらは地図がないので、本能のままに歩く。
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すると、やっぱり見つけた。バイクが次々入っていく路地。ここが渡船乗り場であろう。
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案の定。乗り場で3バーツ払うと船に乗り込む。
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下船客を待って、その後乗船。
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対岸までは5分も掛からない。
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