USSRの残照～2012ロシア旅行・モスクワ編

2012/04/27 - 2012/05/04

ロシアは手続きが非常に煩雑で、個人旅行はほぼムリとイメージしていましたが
世界中のネットを探せば方法が見つかるもので
招待状＆ビザ＆列車＆フライト＆ホテルも何とか単品でゲットし
ツアーでない旅行を成功させました！！

モスクワの特徴は、随所に残るソ連の建築やオブジェかな。
いまだに「外国人は皆スパイ」な意識があるとかないとかで
地下鉄構内はじめ街の至る所に監視がついていたり、
怖いのかむしろ安全なのか妙な感じでした。

エリア モスクワ(ロシア)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 5.0
• ホテル: 4.0
• グルメ: 4.0
• ショッピング: 4.0
• 交通: 3.0

• 同行者: 友人
• 一人あたり費用: 15万円 - 20万円
• 交通手段: 鉄道 高速・路線バス 徒歩 飛行機
• 航空会社: 中国東方航空
• 旅行の手配内容: 個別手配

モスクワ今回のお宿　グリーンマンゴホステル。
ビルの5階フロアにあって、中はとても綺麗でした。
ホステルなのでドミ中心ですが、今回は個室にして、贅沢しました。
言ってもモスクワホテルは全体的にお値段張るので、
１人3000円程度ならお安いものですけどね。

モスクワ観光はまず、外せない赤の広場から。
北京の天安門広場と赤の広場、どっちが広いかなーと調べてみましたが
赤の広場：7.3万km　北京の天安門広場：40万km とのこと。
圧倒的に天安門の勝ちですが、実際行くと両方とも目がくらむような広さで
そんなに違っただろうか？という感想です。

モスクワのランドマーク、聖ワシリー寺院です。
写真で見る限りでは、ケバケバしくてどうかと思っていましたが
実際見ると華やかで素敵に見えたこの不思議。

クレムリンに入城します。
見えるのはモスクワ川。

クレムリン内サボールナヤ広場には、大聖堂がいくつも並んで壮観。

丁度軍隊のパレードが行われていました。
ちなみに、プーチンさんが居る大統領府はこの奥の建物らしいです。

世界最大の鐘らしい「鐘の皇帝」。
一度も鳴らせたことはないらしい。

トロイツカヤ塔。すらっとして、威厳があります。

クレムリン大会宮殿。
ここだけ現代風でちょっと異質な感じ。

公開時間が限定されているため後であらためて来ましたが、
クレムリン城内「武器庫」は
ロシア皇帝の金銀財宝がざくざくでスゴイです☆
「ダイヤモンド庫」もあわせて必見ですよ！
（残念ながら内部撮影不可です）

にぎやかで明るいクレムリン前のマネージ広場。
4月末のモスクワは、寒いロシアのイメージをくつがえしてＴシャツで良いくらいの暑さでした。

モスクワ随一のお土産マーケット、イズマイロフ公園のベルニサッシに行ってみました。
奥には、パラダイス感漂うロシア風建築が集まったエリアも見えます。

ベルニサッシュには、マトリョーシカや琥珀や共産主義グッズなどなど、定番なロシア土産が並んでいました。
で、つい色々買ってしまう。

夕食はビル屋上のオープンカフェで。
正面のオレンジの建物は旧ＫＧＢ本部。ナイスビュー☆

ホテルの窓より。
奥に2つ見えるタワーは、いわゆる「スターリン・クラシック」と呼ばれる建築で
冷戦時代スターリンがアメリカの高層ビルに対抗して建てた巨大建造物群です。
モスクワ市内に7棟ほど現存していて、今回ほぼ全部見ることができましたが、
いや、どれもすごい存在感でした。

私、プロパガンダアート愛好者で、共産主義的なオブジェをアートとして楽しむタチなのですが
そんな趣味の方におすすめする「現代史博物館」です。
こんな赤い素敵なお部屋が沢山でときめきます♪

革命幹部の執務室ね。とってもリアル。

革命戦士の覚悟が伝わるような展示ですね。

展示にはロシア語の解説もあったのですが、全く読めず、
写真で想像していく感じでしたが、
理想と情熱をもった革命の結末を知る今は
なんだか切なかったです。

ソ連宇宙時代の展示で、今回初めて知ったのですが、
ロケットに最初に乗ったのはワンコだったのね。
それは片道切符の宇宙の旅だったと（涙）。

犠牲の歴史も秘めてなお格好良い、宇宙船。

アンドロポフ＆チェルネンコ書記長！習いました！

ブレジネフ＆ゴルバチョフ書記長あたりは、在位も長かったので
お顔も覚えているんですけどね。

現代史博物館の建物にあった、ちょっと和む広告でほっこり☆

マネージ広場は今回幾度となく通りましたが
向かいのクレムリンや赤の広場のような堅苦しさがなく
洗練されててとても素敵でした。

クレムリン城壁前のアレクサンドロフスキー公園。
花盛りで印象的でした。

クレムリンの西方向にのびる歩行者天国のアルバート通りも、
お土産を買うには良いスポットです。
大道芸人も沢山居ます。

アルバート通りの終点にある外務省の建物は
「スターリン・クラシック」の１つで、これまた大変な迫力！
全体を撮影するのに一苦労でした。

「ククラチョフ猫劇場」は、日本にも時々公演に来ていて、
猫好きとしては一度見てみたかったのですが、
このときは海外公演中ということでお休みで残念でした。
せめて外観だけ撮ってみた。

クトゥーゾフ大通りでオベリスク発見。
この辺りでメトロの駅を目指して延々歩いたのが忘れられません。

しかしモスクワも、地図のワンブロックが非常に大きいというか、
歩いても歩いても目的地にたどり着かなくて切ない思いをしました…。
北京がこんな感じだったな。

夕景のクレムリン。
ちなみに、イベント開催？のため、赤の広場はずっと閉鎖中で、
初日に行っておいて良かったです。

せっかくなのでちょっとエクスカーションをしようと思いつき、
モスクワから最も近い「黄金の環」セルギエフ・ポサードへ行ってみました。
トロイツェ・セルギエフ修道院遠景。絵になりますね〜。

修道院の中央にある「ウスペンスキー大聖堂」。青い葱坊主が印象的。

中も厳かな感じ。お祈りをする方々も多かったです。
修道院内には聖堂・教会がいくつもありましたが、どうも観光客ＮＧ！な雰囲気のところもあり
行かれる方はよくよくお気をつけ下さい。

セルギフ・ポサード駅前。黄色い車はロシアのナショナルドリンク「クヴァス」の販売です。
興味があって試しましたが、味はソフトな黒酢ソーダ、という感じ。
慣れたら飲みやすくておいしい、かも。

モスクワ一望の景観を求め、雀が丘を目指します。
途中、「スターリン・クラシック」の内最大とも言われる、モスクワ大学を通って行きます。
この巨大っぷりも半端なく、ちっとも全体が撮れず。
日本の高層ビルだってこれより大きいような気もしますが、
レトロな雰囲気と周辺の景観とのギャップでより威圧感を感じるような。

雀が丘展望台より。お天気が良くて良かった。
正面のドームは、モスクワ五輪のメインスタジアムだったらしい。

丘のふもとからリバークルーズに乗ってみました。
川沿いにはいろいろオブジェもあり、左奥のは、ピョートル大帝が帆船に乗っていた。
で、カラオケ？？

クレムリン全体ももよく見えます。
時間が無いモスクワ観光にもオススメです。

スターリン・クラシックの「芸術家アパート」も美しく見えました。

今回何度か通ったレストラン「ヨーリキ・パールキ」。
ロシアのチェーン店で、ロシア料理の定番は網羅しています。
ボルシチ・ビーフストロガノフ・ペリメニ他、一通り味わえて
味も良かったですよ。

今回はあまり猫さんに会えませんでしたが、素敵な看板を見つけた☆

ロシア、行く前はどんなに外国人に厳しいんだろう、とハラハラでしたが
行ってみたら他のヨーロッパの街同様、普通に観光できたかと思います。

最後に、数年前トランスファーで降りたときより格段に明るく綺麗になったシェレメチボ空港で。
奥に、くまのキャラクター「ミーシャ」がいますが、
ミーシャは1980年モスクワ五輪のマスコットで、
30年以上経つ今も現役でグッズが売られているすごい人気者なのですよ！
くまモンも頑張れ！