大分/ 別府　なんという温泉パラダイス！

2012/11/26 - 2012/11/27

成田 - 福岡間、なんと5円という驚愕のお値段のAir Asia様の航空券をゲットして巡って来た九州。
由布院に続いては世界有数の温泉地、別府へ。

源泉数も、湧出量も日本一。
日本にある源泉のうち10本に1本はこの別府にある、というくらいすごい割合で密集していて、これは世界一でもあるようです。

温泉というのは、その泉質によって11種類に分類されていて、そのうち10種類がこの別府に湧いているそうです。
ものすごい充実度。
温泉と言えば別府！、じゃないですか？？？？？


そんな温泉天国別府で、一番楽しみにしていたのは、地獄めぐり、そして日本にほんの数か所しか存在しない泥湯が楽しめる別府温泉保養ランドに行くことです♪




由布院編はこちら。
http://4travel.jp/traveler/lonelyvagrant/album/10743596/

エリア 別府温泉(大分)

• 旅行の満足度: 4.5

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: バニラエア

由布院から別府までの車窓からの眺めも黄色一色。
ほんと九州の秋は、黄色いんだねぇ。

別府駅前。

今日はここに泊まるよん！
駅前高等温泉。

古い建物が好き。
古ければ古いほど好きなのだ！
かーーーっこいいわぁ(*^_^*)

荷物預かってもらうついでに内部を見学。

ああ素敵。
超レトロ。

一階のフロント。
たまらない。

身軽になって別府の街の探索開始！

おお、宿だけでなく、商店街もレトロ♪

そして、ワタクシの大好物の路地の宝庫。

もーね、闇雲にあっちもこっちも入ってみるよ！
ワックワク。

うふふ、大好きこの街。

別府タワー。
割と小ぶり。



バスに乗って、地獄めぐりに行くよ！

まずは坊主地獄へ。

お客様、ワタクシのみ。

静寂。

敷地内のあちこちに地面から泥の噴出している部分が・・・。

静かに、ボコッ！ボコッ！と音をたてながら噴き出してる。

噴き出した泥が溜まって、ちょっとした盛り泥の山に。

めっちゃ熱いらしい。



すごい・・・・・・・・・・・・・・。
大地のパワー、地球のエネルギー、ヒシヒシと感じるわぁ〜。

そこらじゅうにボコボコと噴き出している。

こんもり♪

ぽこっ、とこういう綺麗なまんまるに浮き出た瞬間を撮りたいんだけど、なかなかタイミングが合わず苦労した。

平成になってから熱泥を噴き上げ始めたところもあるらしい。
まだまだバリバリ現役。

こんなものや、もっとすごい灼熱のマグマなんかが地下深くに存在している星に普通に暮らす私たち〜。

なんかすごいね。

ここは岩の隙間から、ゴォォォーーー！シュボォォオー！！ともの凄い音を立てて蒸気が噴き出してる。

地獄の入り口のようだ。



いやーーー、珍しいもの見たねぇ。

続きまして、海地獄へ。

すっごい、蒸気がモクモクと！！！


それが風でクリアされると現れるのは・・・・・・・・・・・・

なーーーーーーーんと綺麗なコバルトブルー！！！！！

すごい！！
これが自然の色だなんて！！！！


こんな涼しげな色なのに、温度はなんと98℃らしい。
深さもこれまたビックリの200mもあるらしい。


すご過ぎる。

この色は、温泉中の成分である硫酸鉄が溶解しているからなんだって。







そして同じ敷地内に、これまたびっくりのこんな温泉が・・・・・・・・・・・

なんなの？？
おんなじ敷地内なのに、なんだってこんなに色が違うの？？？？
こっちは真っ赤っ赤！！！！！！

これは酸化鉄が含まれているせいらしい。


こんなに鮮やかな赤の温泉、見たこと無いよ〜。

鳥居の赤に黄葉が映える。

いや〜、ほんとうになんてすごいところなんだ！
感激。

地獄はこの辺にして、山をさらに登りまして明礬温泉まで。

そこらじゅうの地面からモクモクと蒸気があがってる。

そして、この光景がみたかったのよおぉおおおおお♪

かっこいいーーーーー。




これは、蒸気から湯ノ花を取り出す、湯ノ花小屋。

明礬温泉のホームページの解説によると、

「湯の花」とはアルミニウムと鉄の硫酸化合物である鉄明礬石の結晶のことで、江戸時代から続くその独自の製法は、別府市無形文化財(昭和42年)、国の重要無形民俗文化財(平成18年)に指定されています。

とのこと。

湯ノ花小屋の中へ入ってみる。

地面から、こんなものが噴き出しているなんて・・・。

そっかー、湯ノ花ってこんなふうに集められているんだ〜。

あっちにも・・・・・・・・・・

こっちにも湯ノ花小屋。

こんなにそこらじゅうから蒸気噴き出してるのに、普通に民家が建ち、ホテルがあり、お土産屋さんがある。

この辺の地面全部が温かそうなのに・・・という気持ちになる。

あら、ここにも地獄が・・・・。

入ってみる。

地面からゴーゴーと音を立てて湯気が出てきてる。
周り一面、なんかすごい色の岩。

いやーーーーー、ほんとすごい。
見たこと無い光景がいっぱい。

湯ノ花小屋を満喫して、お次は楽しみにしていた別府温泉保養ランドへ来ました！

ここも、とても珍しい温泉が湧いているところ。
鉱泥の温泉です。

オフィシャルHPさんのご説明によると・・・
「適度な噴気、腐食粘土層、ミネラル水という三大条件のもとにのみ産出される鉱泥は他に類を見ない稀少且つ貴重な地獄から直結した温泉です。

地球の中心から遥かな時を経て湧き上がってきた、この泥は乾くと霧のようなパウダー状になるほど細かいものです。

普通の温泉より比重が重く浮力が大きいので浸かると不思議な浮遊感が楽しめます。」

とのこと。
写真もそちらからお借りしました。

この泥が凄かった！
足元に溜まっているのだけど、あまりにもキメが細かくてツルツル。
歩こうにも足にねと〜っとまとわりついてきて、離してくれない感じ。

なんか今までに触ったどんなものとも違う感触で、とろ〜っとしていて、サラサラで、それはそれは気持ちいいです。
いつまでも触っていたい感じ。

木が渡してあっていちおう仕切りがあるのですが、混浴。
でも白濁していて全く見えないので、女性用の更衣室から出る時に肩まで浸かって、そのままズリズリと移動して行けば見られることはありません。

私はたまたま、福岡から営業で来てるんだけどサボって温泉に来たという若くて可愛いお兄ちゃんが声をかけてくれたので、延々その子と泥をすくってはプニプニ触りながら、のんびりお話してました。

持って帰っちゃう人もいて、どんどん泥が減っているみたい・・・。
ダメ！持って帰っては！
上がるときもよく泥を身体から落として、ちゃんと残してきてあげてください！
貴重なものですよ。

もう一つ、入ってみたかった温泉にも行きました。

街中にある竹瓦温泉。

メッチャメチャかっこいいよ！！

正真正銘のレトロ。

うっとり・・・・・・・・・・・・・・・。



そして実際に見るまで知らなかったんだけど、ここにも砂湯があるのですよ♪

海岸にあるのは知ってたんだけど、そこに行く時間的余裕が無くなってガッカリしてたの・・・。

よかったーーーー！体験できる〜！とすごく嬉しかった。

夜遅めに行ったら、私の他にお客様がいらっしゃらなかったんで、お願いして写真を撮らせていただいた。

仕組みとしては、こうしてならしたけっこう深めの砂に温泉を流し込んで、砂自体を温める。

そして適温になったところで水を抜くと完成。

予約したお時間に行くと、浴衣を渡され、それに着替えて砂湯ルームに行くと、お姉さまが砂に鍬のようなものでシャクッ、シャクッっと、ちょうど人がすっぽり入れるくらいのサイズの穴を掘ってくれる。

そしてそこに寝かされ、その上から温か〜い砂を、またシャクッ、シャクッっと乗せていってくれる。

まずは足から。
ほんわ〜り温い砂がとても気持ちいい。

が、どんどん、どんどん、「え？そんなに乗せるの？」というくらいかけてくれる。
お腹とか胸のほうにくると結構ずっしりとした重み。

すっかり埋められると、全身がホクホクと温かくなって、トロンと夢み心地^^

一定のお時間、その極楽気分でウトウトしてて、お時間が来たらまたお姉さんが掘り起こしてくれます。

最高に気持ち良かった。

昔から、地元の皆様に愛されてきた公衆浴場。

古くても綺麗で、とても素敵な場所でした。




温泉好きなら、絶対に満足できる、それが別府だ！
素晴らしいポテンシャルをお持ちだ！と実感しました。