2013/01/30 - 2013/01/31
772位(同エリア1412件中)
風 魔さん
本日は、三島市郊外の箱根山系西麓にある日蓮宗本山・玉澤妙法華寺を訪ねる。当寺は「経王山妙法華寺」として日蓮大上人の一の弟子・六老僧第一である大成日昭上人により、およそ700年前鎌倉に建立されその後、越後、伊豆加殿を経て、今から350余年前に三島市・玉澤に移転大成されました。
この移転に尽力されたのは、徳川家康公正妻で水戸黄門光圀公の祖母にあたる有名な養珠院お万の方、英勝院お勝の方及び江戸城を築かれた太田道灌公のご子孫と全国末寺80余ヶ所寺並びに徳川幕府の協力によるものです。
江戸幕府より、十万石の領地を賜り高い松老杉に囲まれたおよそ2万坪の境内は、菩提樹、沙羅双樹などの四季折々の花が絶えず「京都の寺院の風情」のある清雅な環境にあります。
当寺の寺宝としては、「日蓮上人説法図」(鎌倉時代)ほか国重要文化財4点、寺宝9点などが所蔵されています。
- 同行者
- 友人
- 交通手段
- 自家用車
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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車は国道1号線を箱根方面から山道に入り、妙法華寺の山門に至る。
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山門の高い階段を上がる。
今回、この御寺を訪問することの動機は、12月の衆議院選挙において静岡県・第一選挙区から立候補して、初出馬で初当選した小池政就氏(みんなの党)を選挙期間中に支援したため、彼の実家である当寺を訪問して、生まれ育った環境ならびにその歴史、所蔵品、境内の風景などを見学することとなりました。 -
長い歴史を感じる御寺の塀。
見事な百間塀で有名な妙法華寺は、塀越しに見る春の桜、秋の紅葉は素晴らしく、多くの写真愛好家が訪れます。 -
山門の背景に本堂が見える。
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日蓮ご上人の彫像をうしろから拝見する。
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箱根の西麓にある、当寺(敷地面積・2万坪)の広い境内へ入場する。
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庭園内には、多くの書院が点在します。
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日蓮宗の「南無妙法蓮華経」の経文の記念碑。
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鎌倉時代の「唱導師院」の文字板。
ここは、かって若いお坊さんの「教導の場」として利用されました。 -
左右の金剛力士像。
< 三島市指定有形文化財 > … 当寺所蔵のもの。
金剛力士像
妙法華寺の庫裡
妙法華寺の鐘楼 -
製作後400年余の経過する長い歳月を想う。
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鎌倉時代には、一対の金剛力士像が寺院建造物・山門などに設置されてありました。
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大きな太鼓。
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本堂の大伽藍。
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三島地区・宗教者懇話会の発足(2012.12.17)。
2013年3月には、三島市内のすべての宗教者懇話会(会長:当妙法華寺貫主・小池日恩氏=前三島市長:小池政臣氏)の主催により、「東日本大震災犠牲者並びに復興祈願祭」が開催され、3月11日祈願祭・体験発表(於:三嶋大社)、東日本物産即売会、さらに3月末には被災地の子供達(50名)の招待などの社会活動行事が行われます。 -
奥の方に徳川家・「葵のご紋」が見えます。
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御寺と徳川家のつながりを示す数々のお品。
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養珠院お万の方の絵図。
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徳川(水戸)光圀公の木像。
水戸・黄門光圀公は常陸国水戸藩の第ニ代藩主であり、「水戸黄門さま」としても知られています。 -
徳川光圀公は、水戸藩初代藩主・徳川頼房公の三男として生まれ、母は側室・谷氏で家康公の孫に当たります。
藩主時代には寺社改革や殉死の禁止、遠い蝦夷地(後の石狩国)の探検などを行ったほか、後に『大日本史』と呼ばれる歴史編纂事業に着手し、古典研究や文化財の保存活動など数々の文化事業を行いました。 -
古代中国の仏教の高僧の像です。
左右の侍女は、どういう役目なのか…? -
幸せをよぶひき蛙。
どうも、当寺の守護神の蛙のようです。 -
霊蛙(天せん)の説明文。
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木像の親蛙と背中には子蛙たち。
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廊下には大きな灯篭。
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境内の絵図。
建立当時の境内の寺院配置図。
安政年間の豆刈田方郡・玉澤経王山妙法華寺境内之絵図。 -
当時徳川幕府より、寺社領として拝領した十万石は大名級の禄高です。
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作家・松本清張氏・「日蓮再発見」の一文。
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広いお寺の部屋を見学する。
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さらに、奥の院に寺宝を見学する。
宝物殿に所蔵の「国重要文化財」 (4点)。
土佐大蔵卿筆 「日蓮上人説法図」 鎌倉時代。
土佐大蔵卿筆 「絵マンダラ」 鎌倉時代。
宗祖御真筆註書 「註法華経十巻」
宗祖御真筆 「撰時抄五巻」 -
小池貫主から特別の許可をいただき、寺宝の品々が保管されている部屋を見学する。
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お万の方の若い頃の絵図。
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当寺の寺宝として、国重要文化財・鎌倉時代の「日蓮上人説法図」がありました。
正式名称:絹本著色日蓮上人像。
この絵図は、教科書または美術本や歴史本に掲載されているので有名です。 -
2羽の鶏の図。
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帰途、南無妙法蓮経の御塔に祈念する。
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その後「伊豆中央道」を南下して、本日宿泊する大仁ホテルへ向う。
高架道路が、伊豆中央部を縦断する高速道の「伊豆中央道」( 三島 ⇒ 修善寺 )です。 -
遠くに富士山を望む。
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ホテルのバルコニーより庭園を眺める。
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冬枯れの芝生庭園。
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箱根外輪山の山頂には、うっすらと白い積雪が見えました。
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翌日早朝、静かな大気のなか朝日を浴びた積雪の富士山。
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やがて、次第に明るい朝日に輝く富士山。
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昔から変わらぬ中伊豆の風景。
眼下には、伊豆箱根鉄道・駿豆線( 三島 ⇒ 修善寺 )の3両編成の電車が走る。
遠くに、狩野川のゆるやかな流れが見えます。 -
同じ部屋のバルコニーから撮った富士山も、さまざまな姿を見せる。
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葛城山(452m)の彼方に富士山の眺望。
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