（恐怖の）コロンビアってどんなよ？（ボゴタ／コロンア）

2013/01/03 - 2013/01/05

麻薬戦争・テロだとかマフィアだとか物騒な話題とロクな印象がないコロンビアってどんなとこか.......おっかなビックリ覗いて来たの記。

エリア ボゴタ(コロンビア)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0
• ホテル: 4.0
• グルメ: 4.0
• ショッピング: 3.5
• 交通: 3.5

• 同行者: 友人
• 一人あたり費用: 15万円 - 20万円
• 交通手段: 飛行機
• 旅行の手配内容: 個別手配

コロンビアコーヒー、コロンビア計画、スペースシャトルの名前等...昔から耳には馴染んだ名前ながらも、周りにも余り知っている人がいない国の１つでもあります。

最近は｢コロンビア｣と聞いただけでもビビッテしまうとは一体どういうとこなのか..。

事前のリサーチでも周りには余り有力な情報を持つ者がいない中....。

JICAの知り合いの｢最近は新政府が相当北米からの支援を受け、マフィア撲滅に成功しつつある｣という情報だけにすがりの調査の旅です。

コロンビアの旗ですが、赤は流された血、青はカリブ海のマリンブルー、黄色はゴールドを表すと言う事です。この黄色い部分だけ分厚くアンバランスな感じなんですが、コロンビア人に聞いたところここではゴールドが沢山取れる（取れたからだ）と言っていました..。本当かなあ...。

グランド ハイアット ボゴタ ホテル

飴入れもこの通り、コロンビアカラー。。。我々には余りなじみは無いですが、派手でなかなかいい感じではあります。

Hotel Estelar de la Feria ホテル

時間のせいか観光客がいないせいなのか...割ときれいな空港も客はまばらという印象です。

【入国】
到着後、空港内の税関では所持金に関して異常なほど確認が行われます。税関の品の良さそうなおばちゃんが拙い英語で声を掛けてきますが、鞄を引っ繰り返し中々厳しいチェックをしてきます。簡単には行かせてくれません。

【麻薬】
後で聞いた話ですが。麻薬に関しては、兎も角うるさいようです。私の面構えが悪い奴に見えたのかもしれません...。

【外貨管理】
外貨管理が行われているのか空港内で両替しますと全ての札に判が押されます。何の為でしょうか？幸い現地通貨は使い切りましたので再両替の機会がありませんでしたが、もしかしたら領収書無し或いは判無しの通貨は出国の際に他国通貨に戻す事ができないかもしれません。

【タクシー】
空港から市街地までは一直線の幅広の真新しい高速道路。街の中心（セントロ）までは物凄く簡単でガラガラなので近く感じます。２０分ぐらいです。

タクシーは安全です。メーターも使うので明瞭会計です。

NH ボゴタ アーバン 26 ロイヤル ホテル

最初の印象は.....「空気が薄い....」

私が宿泊したクラウンプラザからの眺めです。

たぶんボゴタセントロ（街の中心）で一番新しい思われる｢IBISホテル｣が見えます。

こぎれいで安いと思いますので、お勧めです。次回はあちらに泊まってみようと思います。

ウィンダム ボゴタ ホテル

写真で見るとかなり古ぼけた小汚い街にも見えますが、実際には、全体的に古い建物が多いながらも、セントロなのにゴミもほとんど落ちていなく、常に人の手により掃除されている街だという印象を受けました。

我々の宿泊したクラウンプラザは、ホテル棟とアパートメント棟に別れており、後者に泊まりました。

部屋は大きく、台所つき　男２人でも十分すぎるぐらい大きく清潔なホテルでした。何故かテレビもトイレも日本製。頑張っています。日本企業。

目の前には闘牛場があるのですがこの時期は残念ながらアイススケートリンクになっていました。

ダブルツリー by ヒルトン ボゴタ サリトレ AR ホテル

レストランの時間帯には注意です。

地元に方々は夜　外食する習慣が無いのか？...１８：００頃になるとセントロのレストランは閑散とし、１９：３０ごろからばたばたと閉まってしまいます。何故さ？！

高級ホテルの中もレストランは常時閉鎖状態（大きなイベントの為だけにあるようです）。マクドナルドまでさっさと閉まってしまいます。一体何なんでしょうか・・・？ラテン国家は、通常夜が遅いものです...。

そんな中でも、セントロからタクシーで２０分ほどのところに　ゾナ・ティ地区があります。ここまで行く間の道は暗くて、他に店も無く実にさびしいことこの上ないのですが、到着すると、ここだけが周りの景色から一線を画しボゴタのお金のある人達が集まる場所として浮き上がっています。遅くまで開いているバールや品の良いレストランがそこにはありました。

写真は、セントロの安い店で食べたコロンビア料理で　非常に不味そうに見えますが、Zona Tにはもっと品のいい料理がたくさんありました。そこに来ている人たちも着飾って上品そうな人ばかりのいる場所です。

ダブルツリー by ヒルトン ボゴタ サリトレ AR ホテル

黄金博物館です。一般的にボゴタの博物館は無料らしいのですが、ここだけは入場料を取られました。１５０円ちょっとですが....。

子供の頃｢アンデス少年ペペロ｣で初めて耳にした黄金の都エルドラドという言葉はこのコロンビアの事を指している事を知り　一人感動。。

ただ期待感の割には黄金は少ない感じです..。でも前回ペルーのリマで見たゴールド博物館よりもず〜っと保存状態も陳列の仕方も良く、いい感じです。

館内は、写真はフラッシュさえたかなければ自由に撮れます。なんかこの辺が日本の感覚と違います...。良い事ですが..。

ボゴタ マリオット ホテル ホテル

一体　これは....子供の作品でしょうか...。でも数千年前のものがここまで磨かれて蘇るとは、全くすばらしい事です。

黄金博物館 博物館・美術館・ギャラリー

写真はレプリカなのですが、博物館の中には　何千年も土の中に眠っていた本物の純金製の置物が神々しく鎮座しています。

本物をおいてある場所は余りにも暗すぎて、私のしょぼいカメラでは撮り切れませんでした。残念！......でも形はこのレプリカにそっくりです。

サンフランシスコ教会 寺院・教会

非常に有名で結構誰もがどこかで目にした事がある絵ですが、モナリザですね。

これはフェルナンド・ポテロというコロンビアを代表する芸術家が　ジョークではなく　真剣に太っちょばかりを描き続けています。

パリに在住していてまだ健在のようですが、骨董等の収集家でもあり、大金持ちの道楽で　有名な絵画も沢山保管してあります。

その金は、もしかしたらマフィアから流れていたりして...。と邪推させてしまうところがコロンビアという地域性です..。

国立博物館 博物館・美術館・ギャラリー

その美術館には　。。。こ。。。これは・・・・！

カサ ビエハ 地元の料理

本物のピカソや...

カレーラ7通り 散歩・街歩き

シャガールやらと...

Courtyard by Marriott Bogota Airport ホテル

有名な絵のオリジナル原画が何点も飾ってあります。もちろん触ろうとするとブザーが鳴り係員ゆっくりと寄って来ますが、本当に３０ｃｍの距離まで近づきまじまじと肉眼で眺める事ができます。

レプリカに違いないと思いますが係員は本物だと言っていました。

Avenida Jimenez 散歩・街歩き

街の中心地広場です。市民の憩いの場になっています。広場の全体像が見せられないのが残念です。凄くいい感じなのですが....。

国立博物館 博物館・美術館・ギャラリー

ボゴタの山側の街並みです。閑散とはしていますが、観光化を進めているのか、あちらこちらで建物の修繕が行なわれておりかなり良い感じになりつつあります。数年後が楽しみです。無事観光都市として羽ばたけます様お祈りしています。

Centro Internacional ホテル

街並みは重厚で沢山の石畳や石材を使い、教会を中心に街が成り立っている感じです。

日差しは高地の為　肌に刺す程痛いです。

街を歩いていて怪しい視線や危険はほとんど感じる事はありません。警察もたくさん歩いています。

アンティークにしゃれた喫茶店（さすがコーヒー生産地）もあります。地元の方の憩いの場にもなっています。

何故か、市内バスは全てズン胴です...。気圧のせいでしょうか,,,,？

NH Collection Royal WTC Bogotá ホテル

ボゴタだけでも標高２６００ｍなのに　更に６００ｍケーブルカーでよじ登ると　一体どれだけの標高になってしまうのでしょうか.....。

モンセラーテの丘と呼ばれるその山の上には教会が建っています。６００ｍでも丘って言うんですね....。ロープウェイは往復１０００円ぐらいですが、登る価値はあります。夜景が凄いと聞いています。

多分世界でもっとも標高が高い場所にある教会のひとつかもしれません。

そこからの眺めは昼間でも絶景です。

モンセラーテ 山・渓谷

６００ｍ下のボゴタの街並みです。東京スカイツリーのテッペンのイメージでしょうか。

上から見るボゴタの街並みは東京都は異なり、高い建物は殆どないですが、整然としていて非常にきれいです。

余りにも高すぎて、空気が薄く、目まいがします。富士山の頂上並みですから。。

バジリカ 寺院・教会

この山の上にコカ茶やコカ酒が山ほど売られており、その場で飲む事もできます。ボゴタに来て　ず〜っと息が苦しい状態でしたので速攻で試飲。

で...効き目は...？。んんんん...わかりません。兎も角　空気が薄く意識盲朦朧です..。

ところで不思議だったのは、コカ茶をお土産にと思い、この山から下りた後、ボゴタの街中で探したのですが....街なかでは、一切コカ系の商品を見つけられませんでした...。どうして？

もしかしたら本当にヤバイ成分とかが入っているのでしょうか・・・

さすると下手に山の上でお土産として買ってもって帰ると....国外の空港で御用になる可能性も...あるやも知れません。

後で聞いた話では、本物のコカの葉が入っていたようです。まあ加工しなければただのハッパではありますが..。

ケーブルカー その他の交通機関

非常に安全で治安も問題なく見えるボゴタ市内ですが、良く見ると、所々に軍人達が群れています。全く怖さは無いのですが、政治や何か見えないもののバランスが崩れると、急にとんでもない事になる匂いはしないでもありません。

ボリーバル邸 博物館・美術館・ギャラリー

なぜかこんなに観光客が少ない国でも　｢すし｣　は大活躍です。頑張れニッポン！

ヒルトン ガーデン イン ボゴタ エアポート ホテル

まとめ）

●国自体これまでの前評判が酷過ぎる為、最初はビクビクしながらの街の散策でありましたが、今のボゴタは全く危険を感じる事はありませんでした。昔有名だった道端のスリやおかしな奴も確認できませんでした。新政権に変わり、治安が非常に安定しているのだと思われます。

●これからの国なので、あまり観光客が多いとはいえませんが、かなりヤル気は感じます。

●石造りの重厚な建物が多く、また古いながらも綺麗に清掃がなされている感じなので、こざっぱりして清潔な感じの街です。

●でも観光客が少ない割には、なぜかお土産屋は多く（国内旅行者が対象でしょうか....？）、購買欲をそそるお土産も山ほどありました。

●道行く人も外国人に対してたどたどしいですが、特別な緊張感は無く純朴でやさしい方ばかりに感じました（ラテン国家は総じてそうですが）。我々が隣の国の日系人に思われていたのかもしれません。

●ボゴタは高地にある為、本当に空気が薄く終始息苦しく感じます。夕方までの日差しも太陽に近いせいか...刺すように痛いです。

●前述のように、ＺＯＮＡ−Ｔという繁華街に行くと、高級なバールがたくさんあり（おしゃれな空間があります）、コロンビアの所得層や若者が集まっており ちょっとした別世界です。

今回の旅で、この国に非常に興味を覚えました。
是非もう一度訪れ徹底的に、調査してみたい国でございます。

ＰＳ）
南米では超有名美人セクシーポップ歌手：シャキーラの出身地でもありますし、もうちょい深追いしたい気分....です...。

ホテル テケンダマ ボゴタ ホテル

この旅行記へのコメント （5）

• わんぱく大将さん 2014/02/24 07:05:25

  こっちにも多いで

  コタ１号さん
  
  こっちにも多いで、コロンビア人。　背が低くて、小太りというイメージが私の中にあるのですが、、、
  
  　大将

• Boa Viagemさん 2014/01/31 06:37:29

  今日はどちらへ？ ちょっとBogotaまで。@コタ1号ワールド

  コタ1号さん
  
  Hola! 新しいトラベラーページ設定になって初日のページは、ドーンとベリーダンスのお腹がズラリでギョッとしましたが、今日は黄金マスクが前面に！ ホッ！
  
  Eih, Bogotaじゃありませんか！
  先月行ってきたばかりのフレッシュな感覚で拝見しました。
  共有！ーーードラム缶・コーヒーアメ玉缶持ってます。
  Omaカフェと同じくお宝！？ どっちもお腹に入ってしまいます。
  
  そうなんですよ。コタ1号さんのおっしゃる通り！海外安全情報って何なんだろ？
  南米と言えば、猫もしゃくしもマチュピチュ、普通ならボゴタには観光ににいかないね〜。
  
  日本で勲章もらって帰国したコロンビア人の教授に会いに行ったのですが、こんなにリマより交通手段も安心して利用できるところ......なのにね〜同感！
  
  マチュピチュのテーマパーク感覚を助長して良いのかという一抹の不安のために今だに旅行記UPしないでいる私どもも、ボゴタならprontoです。
  でも、コタ1号さんのとすごく似てる〜、あああそうですね、同じ場所なんですから。((笑))
  
  当方のページは今日はドイツなんかに寄り道してます。ハハハハ。
  
  では、hasta luego!
  
  Boa Viagem
  

  コタ(Kota)１号さん からの返信 2014/02/01 05:46:56

  あれれ......

  Boa Viagem 様
  
  
  あれれれ....なんにもしてないのにボゴタが....と思いきや、本日見てみるとまたベリーダンスお腹がド〜ン.....と。
  
  これって誰が　どうやって　動かしてんでしょうか...？
  
  旅行記のシートは自分で順番換えられるようですが　メインシートはどうやって？？
  
  むむむむ.....コンピューター操作に乗り遅れた世代には厳しいですな。
  
  過去からの投票数もトラベラーページから消えてしまっているし....むむむ...づかしい....。
  
  ところで、ボゴタですが　
  確かに前情報が怖すぎて、全身緊張感でビビリながらの初訪問でしたので、写真が少ないんです....。
  
  この頃はまだ４Tも知りませんでしたしね...。
  
  でもご指摘の通り、思いのほかのんびりした国でしたね。
  
  もちろんメキシコなんかと同じで危ないところもあるのでしょうが。
  
  という事で、もう一回行って見たい国のひとつです（１位キューバ　２位コロンビア　３位南ア...４位...なんだ行きたい所ばっかじゃん〜！）
  
  ところで、
  マチュピチュとかウユニ....駄目なんです私。
  
  みんな周りのものがこぞって出かけているのですが....どうしても近づけないんです。
  
  ここまでポピュラー化してしまうと　観光化してしまい、人も悪い、料金も高い....ああ、もう駄目だ....行けねぇ.....。
  
  
  ガラパゴスもイースター島も....。
  
  
  すごく近いところにいるんですが........。残念！
  
  
  コタ＠

• ウェンディさん 2013/07/01 06:37:29

  もう一つ、訊いてしまいます。モアイちゃんの中身はどんなお味でしたか。

  コタ１号さん　こんにちは。
  
  フォローをありがとうございます。
  そして、先日は、プロフの写真をお酒の入れ物であるモアイ像をチョコレートと勘違いし、ごめんなさい。
  ごめんなさいついで、ここで、もう一つ聞いてしまいます。
  イースター島の食べモノって、ポリネシアン系のスウィ〜トなものが多かったのですが、このモアイちゃんのお酒もやはり、甘めのお酒だったのでしょか。
  モアイの中身のお酒についてちょっと気になってしまいました。
  
  
  コタ1号さんのコロンビアの旅行記を拝見しました。
  コロンビア、やはり第一印象はマフィアや麻薬ですが、タクシーも明瞭会計とのこと。前よりも国全体に漂う荒廃したダークな印象は減ってきているようですね。そして、フェルナンド・ポテロ氏による素敵な絵画。ダ・ヴィンチのファンの方がご覧になったら怒り出してしまいそうですが、このようなユーモアのセンス、私は結構好きです。
  
  コロンビアの意外な面がコタ１号さんの旅行記から見えてきました。
  
  コロンビア深追い旅行記の第2弾待っています！
  
  ウェンディ
  

  コタ(Kota)１号さん からの返信 2013/07/01 10:19:20

  ご連絡ありがとう御座います。

  ウェンディさん
  
  私の友人にウェンディウォンさんというカナダ国籍の上海人がいるものですからこのウェンディさんのハンドルネームに親近感を覚えてしまうコタです。
  
  またウェンディさんの投稿記事の写真の感性に毎回ビビッと……勝手に感動してもいます。迷惑でしたらゴメンなさい。
  ということで、勝手ながらフォローさせて頂きますね。笑)
  
  ところで、あのモアイ像の中身ですが、実はチリの赤ワインです。ご想像の通りのかなり甘めです。仲間からは評判はイマイチでした。
  
  ご存知かもしれませんが、チリという国は我々日本人の一般的な想像とは違い、南米のスイスと言えるほど綺麗で高度な文化を持つ国です。食事(海鮮)も美味しくワインも最高…。ついでに南極も近いので多くの旅行者はチリ経由で南極大陸に行かれる方が多い様です。ついでにペンギンも沢山います。日本から余りにも遠過ぎてこの国に興味を持つ日本の方は少ない様ですが…。
  
  またコロンビアですが、メキシコと同じで、やっぱり中南米はまだ怖い事もあるそうなので地方都市の旅は用心した方が良さそうです。
  (でもたぶんメキシコもコロンビアもまた時間を見つけて覗きに行ってしまうと思います。笑)
  
  では、この辺で。
  
  また。
  
  コタ@