2012/12/19 - 2012/12/19
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アルプ・グリュムさん
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島田宿の旧跡、蓬莱橋、大井川のマラソンコースを歩いて島田宿大井川川越遺跡に到着しました。
「箱根八里は馬でも越すが 越すに越されぬ大井川」と詠われた大井川を渡るには、川札を川会所で購入し、川越人足に手渡してから、人の肩や連台に乗って川越していました。
江戸幕府では江戸を防衛するために敢えて、架橋、渡し舟、馬による渡しを禁じて、川越人足による川の横断をしていました。
当時の川越の街並みが復元(昭和40年台に復元)されていましたが、雰囲気的には江戸時代ではなく昭和の風景でした。
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蓬莱橋から大井川のマラソンコースを歩いてきた私は「ここが島田の川越広場」を見つけ、やっと島田宿大井川川越遺跡に着きました。
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土手の上には島田宿大井川川越遺跡の案内標識が見え、すぐ下に島田市博物館と島田宿大井川川越遺跡があります。
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島田市博物館
時間があったら寄る予定でしたが結局入館しませんでした。 -
土手の下には「朝顔の松」があります。
盲目の娘が大井川の川止めにより恋人に会うことができませんでした。朝顔は悲観するあまり自殺を試みますが宿の主人に助けられ一命を取り留めました。すると不思議なことに目が見えるようになり、目を開けて初めて見たのがこの松だったと云われています。現在の松は5代目で麓には朝顔堂が建立されています。 -
島田市博物館の横の案内板には川越の街並みの地図と人足による肩車、蓮台に乗っている風景が絵で説明されています。
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島田宿大井川川越遺跡に入ります。
塀に横の石垣が川の流れるを堰き止めていたそうです。
この道は観光客、地元の方々が通り抜ける道路のため車には十分に注意が必要です。
カメラを構える前に車の通行がないか前後の確認しながらの遺跡の見学です。 -
せき跡
高さが1mほどしかないため、本当にここで水をせき止めたのでしょうか?
大井川の普段の水面はもっと低いのですが。 -
芭蕉の句碑「馬方は しらじ時雨の 大井川」
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川会所
川越しの料金を決めたり、川札を売ったりしたところです。 -
川会所の案内板
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川会所の中には二人の役人さんがいて川札を売っているのだと思います。
左側には「年行事」、左側には「川庄屋」と記されているのが見えます。 -
この説明板には「川留めと川明け」、「川越しの時刻」と「年行事」「川庄屋」の説明されています。
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川会所には蓮台が置いてあります。
これは特別に地位の高い役人用だと察します。 -
これは普通の蓮台ですが、一般の旅人用ではないようです。
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これは平蓮台と呼ばれるものです。
一般の旅人は肩車です。 -
川札の値段が説明されています。
値段は川の水位によて決められているのです。 -
島田宿大井川川越遺跡から少し外れた場所にあった川原町公会堂には数々の木札がありました。
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左から「朝顔会」、「島田宿大井川 蓮台越保存会」、「川原町公会堂」、「河原町自主防災会本部」、「簡易老人憩の家」、「川越し街道を愛する会」が掲げてありました。
歴史、伝統を守り、後世に伝えることが如何に大切かが分かります。 -
ここで唯一の飲食店の川越茶屋
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川越茶屋の写真を上手にファインダーに収めたいのですが、隣の家の洗濯物が写ってしまいます。
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島田宿大井川川越遺跡の光景。
どうしても江戸時代の光景ではなく昭和の光景せす。
屋根が瓦だからでしょうか? 茅葺であれば文句ないのですが!
ほとんどの家は普通に生活しているようですが、戸を開け放して観光客が中の様を覗けるようにしているのです。
この時期は冷気が入るので寒いと察します。 -
この建物は「札場」で川札をお金にかえたところです。
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この建物は川会所跡に建てられた民家です。
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この建物は「仲間の宿」です。
主に年をとった川越人足たちが集まった宿です。 -
「仲間の宿」には「東海道島田宿わらじ会」があり「権三わらじ」を手作りしています。
江戸時代にはスニーカーなる靴はなく、皆さんわらじを履いていたのです。 -
この建物は「二番宿」です。
家には人が住んでいるため生活感が溢れています。 -
「二番宿」の隣にある「十番宿」
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「十番宿」には蓮台と桶のような者が展示されてありました。
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「十番宿」には川越人足がふんどしスタイルで酒?を飲んでいる光景が。
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こちらは「三番宿」
こちらの家にも蓮台が置いてありました。
自由に見学できる家は戸を開けていますが、家の中は普通に生活しているのでテレビの音が聞こえてきます。
玄関の戸を開けた状態なのでかなり寒いと思われます。 -
「酒屋跡」には島田宿大井川川越遺跡の案内板が設置されています。
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こちらは「六番宿」
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島田宿大井川川越遺跡は昭和41年に国指定史跡として指定されました。
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島田宿大井川川越遺跡の街並み光景。
中央にあるのが島田市博物館分館です。 -
こちらは「荷縄屋」
川越しのため荷物の梱包したり、荷造りの用具を売っていた家です。 -
せき跡
道路の両サイドに設置されてありますが、これはもう片方のせき跡ですがこの家の駐車場となっているため、先ほどは車で隠れていて見えませんでした。 -
細い路地の奥には「橋下仲間の井戸」があります。
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つるべ式の井戸は井桁に使用者仲間の人たちの名前が刻まれています。
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島田市博物館分館
海野光弘版画記念館ですが興味のない私は入館しません。 -
「そば屋跡」には普通の民家が建っています。
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こちらは「口取宿」です。
川越人足の定年は45歳でしたが、なお仕事を希望する者には口取宿に詰めされました。
この建物が島田宿大井川川越遺跡で一番江戸側の建物です。
私の個人的意見として、駐車場が島田市博物館側にしかないため、この先にも住民用と観光客用の駐車場を設置していただきたいと思います。
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