イシククル湖周辺旅行記(ブログ) 一覧に戻る
2012/09/13木 途中でブラナの塔へ寄りながら、イシククル湖へ<br /><車とガイドをチャーター><br />・ブラナの塔と石人(バルバル)像とミニ博物館見学<br />・トクモクでランチ<br />~シューストリング渓谷を超えて、イシククル湖へ~<br />・夕方のイシククル湖のプライベート・ビーチ&ラドゥガ内の散歩<br />・ラドゥガのレストランで夕食<br />【イシククル湖泊:サリオイ村にあるリゾート施設「ラドゥガ(Raduga)」】<br /><br />キルギス観光で、イシククル湖は外せないでしょう。<br />文化遺産の観光インフラがあまり整っていないキルギスですが、観光ターゲットは自然、と考えると、旅行しがいのある国です。<br />その中でトップのイシククル湖は、首都ビシュケクには行かなくても行くべきといえるかもしれません。<br /><br />でも旅程を立て始めた当初、私は、ビシュケクには行っても、イシククル湖には行かないつもりでした。<br />というのも、この旅行より2ヶ月前の7月に1週間ほど、シベリアのバイカル湖とイルクーツク&ウラン・ウデ旅行も計画していたからです。<br />バイカル湖とイシククル湖。<br />これらにまつわるエピソードや歴史にさほど詳しくない私にとって、いずれも、透明度では世界で1、2位という希有な景勝地という認識しかありませんでした。<br /><br />ところが、残念ながら今年2012年は7月にまとまった休みがとれそうになくなってしまったので、バイカル湖はあきらめました。<br />それなら、キルギスではやはりイシククル湖に行こう、ということになったのです。<br />そして旅行の下調べをしているうちに、次第に、今回の中央アジア旅行で、私にとってウズベキスタンのヒヴァへのリベンジと同じくらい、イシククル湖観光への期待が高まり、ついに、全体のたった11日の旅程の中で2泊3日とゆとりある日程をとるまでに至ったのです。<br /><br />イシククル湖2泊3日といっても、1日目の本日は、途上でブラナの塔に寄る以外は、これといって予定を入れていませんでした。<br />盛りだくさんだと、じっくり楽しめないと思ったのです。<br />それに、観光先進国のように観光インフラが整っていなくて、現地の人の時間に対する感覚がゆったりしている国では、詰め込み旅程は良くないと思ったのです。<br />そのため、本日、途中ほかにこれといった見学はせず、イシククル湖の宿泊地には、17時すぎにはチェックインできてしまいました。<br /><br />イシククル湖でどこに泊まるかは、事前にろくにチェックしませんでした。<br />Lonely Planetにもあまり情報がなかったせいもありますが、現地代理店なら、ガイドブックに載っていない、湖の雰囲気を落ち着いて楽しめるような静かな湖畔の宿泊所を知っているだろうと思ったし、実際にお薦めのところがどんなところか聞いて、それで十分期待できたからです。<br /><br />その宿泊施設ラドゥガは、滞在客のみが出入りできる、外から遮断された、閉鎖された一つの村のようなリゾート施設でした。<br />イシククル湖の湖畔にあり、広いプライベート・ビーチがありました。<br />現地ガイドのレナとドライバーさんは、チョルポン・アタあたりのもっと安いところに泊まったようですが、ラドゥガがそういう安全な環境ということもあって、私がチェックインしてから夕食の待ち合わせまでの時間は、完全にフリータイムとなりました。<br />ラドゥガ内ならむしろ1人で撮影散策がしたかったので、ちょうど良かったです。<br />それに、9月上旬のキルギスの日没時間は19時すぎ。<br />ブラナの塔に寄った以外は、途中ですばらしい渓谷(シューストリング渓谷)の景色が車窓から見られたとはいえ、ほぼビシュケクから移動しただけ一日でしたから、このままホテルでまったりしてしまうのはもったいないです。<br />なので、夕食の19時の待ち合わせまで1時間ほど、ラドゥガ内とイシククル湖畔を散策しました。<br /><br />その散策のときのラドゥガの写真はこちらのハイライト旅行記にまとめました。<br />「2012年中央アジア旅行~ウズベキスタン・キルギス・カザフスタン~ハイライトその3:ホテルと朝食編<キルギスのイシククル湖のリゾート施設ラドゥガ>」<br />http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10718220/<br /><br />この旅行記は、ラドゥガ散策のうち、ホテルと朝食編のハイライト旅行記には載せなかった、イシククル湖畔の写真です。<br />それと、ブラナの塔の後、イシククル州へ入る前に通った渓谷の写真です。<br /><br />2012年9月上旬のイシククル湖は、ビーチリゾートとしてのシーズンはほとんど終わりでした。<br />例年だと9月上旬はまだぎりぎりシーズンなのですが、今年2012年は寒くなるのが早く、シーズンオフが例年より早まったそうです。<br />なので、ラドゥガの滞在客自体、少なかったと思います。<br />それでも、寒中水泳と覚悟してか、あるいはせっかくのビーチリゾートだからか、泳ぐには寒すぎる中でも泳いだり、少なくとも水着になって、ビーチらしく過ごしている人が若干いなくもありませんでした。<br />私自身は、海外旅行中に泳ぐのは好きではなく、イシククル湖の景観を楽しみにしていただけなので、シーズンオフで泳ぐにはふさわしくなく、空いていたのは逆に好都合でした。<br />おかげで、静かな湖畔の雰囲気に浸ることができました。<br /><br />ただ、イシククル湖では、対岸に雪の山脈が宙に浮かんだように見える景色をとても楽しみにしていました。<br />まさに「地球の歩き方」にも載っていた、キルギスのハイライトともいえる景色です。<br />でも、対岸の天気がカラッと晴れていないと、雪山は見られません。<br />私が泊まった部屋のある建物から湖畔まで歩いて5分程度でしたし、2泊したので、夕食や朝食前の空き時間を利用し、湖畔に5度足を運びました。<br />だけど、哀しいことに、期待していた景色はついに見られませんでした。<br />北岸のこちらが晴れていても、南岸が雲に覆われていたり。<br />翌朝など、早朝にこの季節には珍しいヒョウまで降ったりしたようです。<br />私は雨女ではないのですが、晴れ女ではないことを、哀しくもうらめしく思いました。<br /><br /><2012年中央アジア3カ国旅行:簡易旅程><br />9/09日 成田発~アシアナ航空でソウル仁川経由~タシケント到着<br />9/10月 ウズベキスタン航空でウルゲンチへ飛び、ヒヴァへ&ヒヴァ観光<br />9/11火 キジムクル沙漠のカラ回り★<br />9/12水 ウズベキスタン航空でキルギスの首都ビシュケクへ&ビシュケク市内観光<br />9/13木 途中でブラナの塔へ寄りながら、イシククル湖へ★<br />9/14金 野外岩絵博物館&チョン・アクスー渓谷トレッキング★<br />9/15土 イシククル湖からビシュケクへ戻る&ショッピング★<br />9/16日 ビシュケクからカザフスタンのアルマトイへ陸路国境越え★&アルマトイ市内観光<br />9/17月 チャリン・キャニオンへのエクスカーション★<br />9/18火 アルマトイ市内観光~夜23時10分アシアナ航空で出国<br />9/19水 ソウル仁川経由 朝11時10分成田着<br /> ★印は車とドライバーとガイドあるいは車とドライバーを旅行代理店経由でチャーターした日<br /><br />「イシク・クル湖<br /> ソ連時代のイシク・クル湖は、外国人は立ち入り禁止で、まさに「天山山脈の山ひだ深くに隠されている幻の湖」だった。天山の銀嶺に縁取られた湖で、“中央アジアの真珠”ともいわれている。真っ白な万年雪、氷河を頂いた屏風のようなふたつの山並みに囲まれている。北側の屏風はクンゲイ・アラ・トー、南にそびえているのはテルスケイ・アラ・トー、天山山脈の最高峰ポベダなど7000m級の山々へと続いている山並みだ。そして湖は東西約180km、南北約30~70km、周囲約700kmで、琵琶湖の約9倍も大きく、湖の色は吸い込まれるように青い。“キルギスの海”といわれるのももっともだ。(中略)<br /> 湖岸周辺から行ける天山山脈の山々は、すばらしいトレッキングのフィールドだ。高山温泉、高山湖廻りのルートもあり、自然愛好家に多くの魅力を秘めている。<br /> 西端のバルクチから北蛾に沿って、ソ連時代の保養所や休養施設が点在している。」<br />(「地球の歩き方 中央アジア サマルカンドとシルクロードの国々(2011~2012年版)」より)<br /><br />「ウスク・キョル湖<br /> 東西170km、南北70kmに及ぶ国内最大の湖。北にキョンギョイ(陽の)・アラ・トー山脈、南にテスケイ(隂の)・アラ・トー山脈と、天山に連なる3,000~4,000m級の山々に囲まれ、湖面標高は世界第2位の1,606m。深さは最深695m。湖水はわずかに塩分を含み、遠目には水面は濃厚な青色。近くでは底が見通せるほど透明度が高い。<br /> 「ウスク・キョル」とはクルグズ語で「温かい湖」の意で、一般的な呼称「イスィク・クリ」はそれがロシア風に訛ったもの。実際には、山々からの雪融け水が常に流れ込み、水温は夏でも低い。しかし標高の割りには冬でも凍結しないため、古くからその名で呼ばれてきた。7世紀、インドへの途上でこの地を訪れた玄奘三蔵も、「熱海」と漢訳している。湖の南岸や東岸には3000年ほど前から人が住んでいた形跡があり、住民は当初サカ人などイラン系が主だったが、突厥などテュルク系遊牧民の移住で次第にテュルク化。こうした人々が16~17世紀頃からクルグズ人となった。さらに、帝政ロシア時代に移住したスラヴ系移民や清朝の弾圧を逃れたドゥンガン(回族)、ウイグル人も加わり、今に至っている。<br /> 現在のウスク湖周辺は、ソ連時代からリゾート地として有名。特に北岸はチョルポン・アタなどソ連時代以来の保養地が多い。南岸はそうした施設こそ少ないが、水質はちらの方がよい。(後略)」<br />(「旅行人ノート シルクロード 中央ユーラシアの国々 [改訂版]」(2006年11月改訂)より)<br />

2012年中央アジア旅行~ウズベキスタン・キルギス・カザフスタン~第5日目(2)イシククル湖:リゾート施設ラドゥガのイシククル湖プライベート・ビーチを散策

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2012/09/13 - 2012/09/13

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29

まみ

まみさん

2012/09/13木 途中でブラナの塔へ寄りながら、イシククル湖へ
<車とガイドをチャーター>
・ブラナの塔と石人(バルバル)像とミニ博物館見学
・トクモクでランチ
~シューストリング渓谷を超えて、イシククル湖へ~
・夕方のイシククル湖のプライベート・ビーチ&ラドゥガ内の散歩
・ラドゥガのレストランで夕食
【イシククル湖泊:サリオイ村にあるリゾート施設「ラドゥガ(Raduga)」】

キルギス観光で、イシククル湖は外せないでしょう。
文化遺産の観光インフラがあまり整っていないキルギスですが、観光ターゲットは自然、と考えると、旅行しがいのある国です。
その中でトップのイシククル湖は、首都ビシュケクには行かなくても行くべきといえるかもしれません。

でも旅程を立て始めた当初、私は、ビシュケクには行っても、イシククル湖には行かないつもりでした。
というのも、この旅行より2ヶ月前の7月に1週間ほど、シベリアのバイカル湖とイルクーツク&ウラン・ウデ旅行も計画していたからです。
バイカル湖とイシククル湖。
これらにまつわるエピソードや歴史にさほど詳しくない私にとって、いずれも、透明度では世界で1、2位という希有な景勝地という認識しかありませんでした。

ところが、残念ながら今年2012年は7月にまとまった休みがとれそうになくなってしまったので、バイカル湖はあきらめました。
それなら、キルギスではやはりイシククル湖に行こう、ということになったのです。
そして旅行の下調べをしているうちに、次第に、今回の中央アジア旅行で、私にとってウズベキスタンのヒヴァへのリベンジと同じくらい、イシククル湖観光への期待が高まり、ついに、全体のたった11日の旅程の中で2泊3日とゆとりある日程をとるまでに至ったのです。

イシククル湖2泊3日といっても、1日目の本日は、途上でブラナの塔に寄る以外は、これといって予定を入れていませんでした。
盛りだくさんだと、じっくり楽しめないと思ったのです。
それに、観光先進国のように観光インフラが整っていなくて、現地の人の時間に対する感覚がゆったりしている国では、詰め込み旅程は良くないと思ったのです。
そのため、本日、途中ほかにこれといった見学はせず、イシククル湖の宿泊地には、17時すぎにはチェックインできてしまいました。

イシククル湖でどこに泊まるかは、事前にろくにチェックしませんでした。
Lonely Planetにもあまり情報がなかったせいもありますが、現地代理店なら、ガイドブックに載っていない、湖の雰囲気を落ち着いて楽しめるような静かな湖畔の宿泊所を知っているだろうと思ったし、実際にお薦めのところがどんなところか聞いて、それで十分期待できたからです。

その宿泊施設ラドゥガは、滞在客のみが出入りできる、外から遮断された、閉鎖された一つの村のようなリゾート施設でした。
イシククル湖の湖畔にあり、広いプライベート・ビーチがありました。
現地ガイドのレナとドライバーさんは、チョルポン・アタあたりのもっと安いところに泊まったようですが、ラドゥガがそういう安全な環境ということもあって、私がチェックインしてから夕食の待ち合わせまでの時間は、完全にフリータイムとなりました。
ラドゥガ内ならむしろ1人で撮影散策がしたかったので、ちょうど良かったです。
それに、9月上旬のキルギスの日没時間は19時すぎ。
ブラナの塔に寄った以外は、途中ですばらしい渓谷(シューストリング渓谷)の景色が車窓から見られたとはいえ、ほぼビシュケクから移動しただけ一日でしたから、このままホテルでまったりしてしまうのはもったいないです。
なので、夕食の19時の待ち合わせまで1時間ほど、ラドゥガ内とイシククル湖畔を散策しました。

その散策のときのラドゥガの写真はこちらのハイライト旅行記にまとめました。
「2012年中央アジア旅行~ウズベキスタン・キルギス・カザフスタン~ハイライトその3:ホテルと朝食編<キルギスのイシククル湖のリゾート施設ラドゥガ>」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10718220/

この旅行記は、ラドゥガ散策のうち、ホテルと朝食編のハイライト旅行記には載せなかった、イシククル湖畔の写真です。
それと、ブラナの塔の後、イシククル州へ入る前に通った渓谷の写真です。

2012年9月上旬のイシククル湖は、ビーチリゾートとしてのシーズンはほとんど終わりでした。
例年だと9月上旬はまだぎりぎりシーズンなのですが、今年2012年は寒くなるのが早く、シーズンオフが例年より早まったそうです。
なので、ラドゥガの滞在客自体、少なかったと思います。
それでも、寒中水泳と覚悟してか、あるいはせっかくのビーチリゾートだからか、泳ぐには寒すぎる中でも泳いだり、少なくとも水着になって、ビーチらしく過ごしている人が若干いなくもありませんでした。
私自身は、海外旅行中に泳ぐのは好きではなく、イシククル湖の景観を楽しみにしていただけなので、シーズンオフで泳ぐにはふさわしくなく、空いていたのは逆に好都合でした。
おかげで、静かな湖畔の雰囲気に浸ることができました。

ただ、イシククル湖では、対岸に雪の山脈が宙に浮かんだように見える景色をとても楽しみにしていました。
まさに「地球の歩き方」にも載っていた、キルギスのハイライトともいえる景色です。
でも、対岸の天気がカラッと晴れていないと、雪山は見られません。
私が泊まった部屋のある建物から湖畔まで歩いて5分程度でしたし、2泊したので、夕食や朝食前の空き時間を利用し、湖畔に5度足を運びました。
だけど、哀しいことに、期待していた景色はついに見られませんでした。
北岸のこちらが晴れていても、南岸が雲に覆われていたり。
翌朝など、早朝にこの季節には珍しいヒョウまで降ったりしたようです。
私は雨女ではないのですが、晴れ女ではないことを、哀しくもうらめしく思いました。

<2012年中央アジア3カ国旅行:簡易旅程>
9/09日 成田発~アシアナ航空でソウル仁川経由~タシケント到着
9/10月 ウズベキスタン航空でウルゲンチへ飛び、ヒヴァへ&ヒヴァ観光
9/11火 キジムクル沙漠のカラ回り★
9/12水 ウズベキスタン航空でキルギスの首都ビシュケクへ&ビシュケク市内観光
9/13木 途中でブラナの塔へ寄りながら、イシククル湖へ★
9/14金 野外岩絵博物館&チョン・アクスー渓谷トレッキング★
9/15土 イシククル湖からビシュケクへ戻る&ショッピング★
9/16日 ビシュケクからカザフスタンのアルマトイへ陸路国境越え★&アルマトイ市内観光
9/17月 チャリン・キャニオンへのエクスカーション★
9/18火 アルマトイ市内観光~夜23時10分アシアナ航空で出国
9/19水 ソウル仁川経由 朝11時10分成田着
 ★印は車とドライバーとガイドあるいは車とドライバーを旅行代理店経由でチャーターした日

「イシク・クル湖
 ソ連時代のイシク・クル湖は、外国人は立ち入り禁止で、まさに「天山山脈の山ひだ深くに隠されている幻の湖」だった。天山の銀嶺に縁取られた湖で、“中央アジアの真珠”ともいわれている。真っ白な万年雪、氷河を頂いた屏風のようなふたつの山並みに囲まれている。北側の屏風はクンゲイ・アラ・トー、南にそびえているのはテルスケイ・アラ・トー、天山山脈の最高峰ポベダなど7000m級の山々へと続いている山並みだ。そして湖は東西約180km、南北約30~70km、周囲約700kmで、琵琶湖の約9倍も大きく、湖の色は吸い込まれるように青い。“キルギスの海”といわれるのももっともだ。(中略)
 湖岸周辺から行ける天山山脈の山々は、すばらしいトレッキングのフィールドだ。高山温泉、高山湖廻りのルートもあり、自然愛好家に多くの魅力を秘めている。
 西端のバルクチから北蛾に沿って、ソ連時代の保養所や休養施設が点在している。」
(「地球の歩き方 中央アジア サマルカンドとシルクロードの国々(2011~2012年版)」より)

「ウスク・キョル湖
 東西170km、南北70kmに及ぶ国内最大の湖。北にキョンギョイ(陽の)・アラ・トー山脈、南にテスケイ(隂の)・アラ・トー山脈と、天山に連なる3,000~4,000m級の山々に囲まれ、湖面標高は世界第2位の1,606m。深さは最深695m。湖水はわずかに塩分を含み、遠目には水面は濃厚な青色。近くでは底が見通せるほど透明度が高い。
 「ウスク・キョル」とはクルグズ語で「温かい湖」の意で、一般的な呼称「イスィク・クリ」はそれがロシア風に訛ったもの。実際には、山々からの雪融け水が常に流れ込み、水温は夏でも低い。しかし標高の割りには冬でも凍結しないため、古くからその名で呼ばれてきた。7世紀、インドへの途上でこの地を訪れた玄奘三蔵も、「熱海」と漢訳している。湖の南岸や東岸には3000年ほど前から人が住んでいた形跡があり、住民は当初サカ人などイラン系が主だったが、突厥などテュルク系遊牧民の移住で次第にテュルク化。こうした人々が16~17世紀頃からクルグズ人となった。さらに、帝政ロシア時代に移住したスラヴ系移民や清朝の弾圧を逃れたドゥンガン(回族)、ウイグル人も加わり、今に至っている。
 現在のウスク湖周辺は、ソ連時代からリゾート地として有名。特に北岸はチョルポン・アタなどソ連時代以来の保養地が多い。南岸はそうした施設こそ少ないが、水質はちらの方がよい。(後略)」
(「旅行人ノート シルクロード 中央ユーラシアの国々 [改訂版]」(2006年11月改訂)より)

同行者
一人旅
旅行の手配内容
個別手配
  • イシククル州へ至る渓谷に入る前<br /><br />渓谷前では一度だけフォトストップしてもらいました。<br />

    イシククル州へ至る渓谷に入る前

    渓谷前では一度だけフォトストップしてもらいました。

  • ゆるやかな山並みの景色<br /><br />ゆるやかそうに見えて、その実、3000m級以上の山々です。<br />平原に見えるところの標高がもともと高いようなです。<br />あるいは富士山のようにすっきり突出してそびえていないせいか、そんなに高さがあるように思えなかったりしたようです。<br />

    ゆるやかな山並みの景色

    ゆるやかそうに見えて、その実、3000m級以上の山々です。
    平原に見えるところの標高がもともと高いようなです。
    あるいは富士山のようにすっきり突出してそびえていないせいか、そんなに高さがあるように思えなかったりしたようです。

  • 粘土質の山々<br /><br />昔は海底だったそうです。<br />

    粘土質の山々

    昔は海底だったそうです。

  • 道路脇にて<br /><br />渓谷越えの車窓の外の景色はとてもすばらしくて惚れ惚れしましたが、さすがにフォトストップはぐっと我慢しましたた。<br />なにしろ道路は2車線のみで、さほど広くなく、当然、道路脇にストップできる余裕はないですし、一部はまだ整備中だったり、片方の車線がそれで一部封鎖されているようなところもあったのです。<br />ビシュケクとイシククル州を結ぶメインロードはまだ整備中でした。<br />整備に携わっているの中人。資本投下しているのも、作業員も中国人ばかりだそうです。<br />というのも、中国人にとって、自国からキルギスを通過して、カザフスタンやはるかロシアまで陸路でどんどん通商したいからだそうです。<br />工事現場のそばには、作業員が寝泊まりするためのユルタ(遊牧民のテント)がありました。<br />ユルタは、メインロード沿いのもっとビシュケク寄りでも見かけました。そちらは、いわゆるドライブイン代わりのカフェでした。<br />

    道路脇にて

    渓谷越えの車窓の外の景色はとてもすばらしくて惚れ惚れしましたが、さすがにフォトストップはぐっと我慢しましたた。
    なにしろ道路は2車線のみで、さほど広くなく、当然、道路脇にストップできる余裕はないですし、一部はまだ整備中だったり、片方の車線がそれで一部封鎖されているようなところもあったのです。
    ビシュケクとイシククル州を結ぶメインロードはまだ整備中でした。
    整備に携わっているの中人。資本投下しているのも、作業員も中国人ばかりだそうです。
    というのも、中国人にとって、自国からキルギスを通過して、カザフスタンやはるかロシアまで陸路でどんどん通商したいからだそうです。
    工事現場のそばには、作業員が寝泊まりするためのユルタ(遊牧民のテント)がありました。
    ユルタは、メインロード沿いのもっとビシュケク寄りでも見かけました。そちらは、いわゆるドライブイン代わりのカフェでした。

  • 自然が造った奇妙な岩肌<br /><br />渓谷を超えた後です。<br />こういう地形を何ヶ所も見かけました。<br />車窓の外に延々と続いていたところもありました。<br />

    自然が造った奇妙な岩肌

    渓谷を超えた後です。
    こういう地形を何ヶ所も見かけました。
    車窓の外に延々と続いていたところもありました。

  • 超えてきた渓谷を振り返って<br /><br />渓谷越えの前後はどうしても山脈はマイルドになりますが、最中はもっともっと見上げるような谷間を走り抜けました。<br />そしてここからしばらく走った先で、イシククル州に入りました。<br />確かそこでは料金を徴収していたような(うろ覚え)。<br />

    超えてきた渓谷を振り返って

    渓谷越えの前後はどうしても山脈はマイルドになりますが、最中はもっともっと見上げるような谷間を走り抜けました。
    そしてここからしばらく走った先で、イシククル州に入りました。
    確かそこでは料金を徴収していたような(うろ覚え)。

  • 漁村のタマチを過ぎた後<br /><br />北のアラ・トー山脈です。<br />イシククル湖がある方角はこうやって撮影している私の背後です。<br />あの山脈の向こうはカザフスタンです。<br />手前にはすでに草が枯れて冬景色に移り変わりつつあった平野があり、少し先にはソ連時代の小さな軍用飛行場もありました。<br />

    漁村のタマチを過ぎた後

    北のアラ・トー山脈です。
    イシククル湖がある方角はこうやって撮影している私の背後です。
    あの山脈の向こうはカザフスタンです。
    手前にはすでに草が枯れて冬景色に移り変わりつつあった平野があり、少し先にはソ連時代の小さな軍用飛行場もありました。

  • 漁村のタマチを過ぎた後、アラ・トー山脈を望む<br /><br />Lonely Planetで、イシククル湖の北岸で個人旅行者が宿泊できるところとして紹介されているのは、イシククル湖きってのリゾートタウンであるチョルポン・アタの他に、タマチという漁村でした。<br />そこは夏のシーズン中は、ふつうの民家がペンションとして旅行者に空いた部屋を貸すようになるのです。<br />他にソ連時代に開発されたメジャーな町、バルクチなども通り過ぎましたが、そこは町から湖はさほど近くなく、湖畔のリゾートという雰囲気ではありませんでした。<br /><br />このあとまもなく、イシククル湖での宿泊施設であるラドゥガに到着しました。<br />

    漁村のタマチを過ぎた後、アラ・トー山脈を望む

    Lonely Planetで、イシククル湖の北岸で個人旅行者が宿泊できるところとして紹介されているのは、イシククル湖きってのリゾートタウンであるチョルポン・アタの他に、タマチという漁村でした。
    そこは夏のシーズン中は、ふつうの民家がペンションとして旅行者に空いた部屋を貸すようになるのです。
    他にソ連時代に開発されたメジャーな町、バルクチなども通り過ぎましたが、そこは町から湖はさほど近くなく、湖畔のリゾートという雰囲気ではありませんでした。

    このあとまもなく、イシククル湖での宿泊施設であるラドゥガに到着しました。

  • イシククル湖での宿泊施設ラドゥガのプライベート・ビーチ<br /><br />場所はタマチとチョルポン・アタの間にあるチョン・サリオイという村の外れでした。<br />チェックインしたのは17時。<br />まだ十分明るかったので、1人で湖畔めざして散策したというわけです。<br /><br />ラドゥガのイシククル湖畔以外の写真はこちらのハイライト旅行記にまとめました。<br />「2012年中央アジア旅行〜ウズベキスタン・キルギス・カザフスタン〜ハイライトその3:ホテルと朝食編<キルギスのイシククル湖のリゾート施設ラドゥガ>」<br />http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10718220/<br />

    イシククル湖での宿泊施設ラドゥガのプライベート・ビーチ

    場所はタマチとチョルポン・アタの間にあるチョン・サリオイという村の外れでした。
    チェックインしたのは17時。
    まだ十分明るかったので、1人で湖畔めざして散策したというわけです。

    ラドゥガのイシククル湖畔以外の写真はこちらのハイライト旅行記にまとめました。
    「2012年中央アジア旅行〜ウズベキスタン・キルギス・カザフスタン〜ハイライトその3:ホテルと朝食編<キルギスのイシククル湖のリゾート施設ラドゥガ>」
    http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10718220/

  • ダリア花壇の向こうは砂浜

    ダリア花壇の向こうは砂浜

  • 砂浜の上に設けられた通路沿いに進む<br /><br />サンダルは室内履き兼用なので、あんまり砂まみれにしたくなくて@<br />(旧ソ連圏の旅行では、ホテルやペンションのバスルームがシャワールームとの敷居がなくて水浸しになってもよいようになっているところがよくあるので、室内履きは布製のスリッパではダメなのです。)<br />

    砂浜の上に設けられた通路沿いに進む

    サンダルは室内履き兼用なので、あんまり砂まみれにしたくなくて@
    (旧ソ連圏の旅行では、ホテルやペンションのバスルームがシャワールームとの敷居がなくて水浸しになってもよいようになっているところがよくあるので、室内履きは布製のスリッパではダメなのです。)

  • あの上に登ろう@

    あの上に登ろう@

  • 台の上から眺めたラドゥガのプライベートハウスとアラ・トー山脈

    台の上から眺めたラドゥガのプライベートハウスとアラ・トー山脈

  • 夕陽でバラ色に染まるアラ・トー山脈・その1

    夕陽でバラ色に染まるアラ・トー山脈・その1

  • 夕陽でバラ色に染まるアラ・トー山脈・その2

    夕陽でバラ色に染まるアラ・トー山脈・その2

  • まるで海のようだったイシククル湖<br /><br />実は淡水でなく、少し塩分が含まれていて、水はしょっぱいのです。<br />という話を知っていたのに、味見しそこねました。<br />

    まるで海のようだったイシククル湖

    実は淡水でなく、少し塩分が含まれていて、水はしょっぱいのです。
    という話を知っていたのに、味見しそこねました。

  • 雲間から覗く夕方の太陽

    雲間から覗く夕方の太陽

  • たそがれ時の桟橋<br /><br />あちらの桟橋には屋根の下にそれぞれテーブルとベンチがありました。<br />

    たそがれ時の桟橋

    あちらの桟橋には屋根の下にそれぞれテーブルとベンチがありました。

  • あこがれのアラ・トー山脈を眺める・その1

    あこがれのアラ・トー山脈を眺める・その1

  • あこがれのアラ・トー山脈を眺める・その2<br /><br />でもこれは私がいる側、すなわち北のアラ・トー山脈です。<br />イシククル湖で見たかった景色は、湖とその向こうの対岸の南のアラ・トー山脈。<br />その景色はついに見られませんでした。<br />

    あこがれのアラ・トー山脈を眺める・その2

    でもこれは私がいる側、すなわち北のアラ・トー山脈です。
    イシククル湖で見たかった景色は、湖とその向こうの対岸の南のアラ・トー山脈。
    その景色はついに見られませんでした。

  • 桟橋を進む

    桟橋を進む

  • 桟橋の上から寄せ来る波を眺める

    桟橋の上から寄せ来る波を眺める

  • 桟橋のテーブルとベンチ<br /><br />このあたりは確か水深2m程度なので泳げるわけです。<br />北岸の方がビーチリゾートとして発達しているわけは、南岸よりも少し暖かいのと、湖底がごつごつしていないし、地形的にビーチとして利用しやすいところが多いからだそうです。<br />

    桟橋のテーブルとベンチ

    このあたりは確か水深2m程度なので泳げるわけです。
    北岸の方がビーチリゾートとして発達しているわけは、南岸よりも少し暖かいのと、湖底がごつごつしていないし、地形的にビーチとして利用しやすいところが多いからだそうです。

  • 空を黄金色に染める夕陽とイシククル湖・その1

    空を黄金色に染める夕陽とイシククル湖・その1

  • 空を黄金色に染める夕陽とイシククル湖・その2

    空を黄金色に染める夕陽とイシククル湖・その2

  • 夏の家のあるプライベート・ビーチ<br /><br />シーズン・オフなので、湖畔のカフェは休店していました。<br />でも、ラドゥガ内にはいくつもカフェがあり、ちゃんと営業しているところもありました。<br />

    夏の家のあるプライベート・ビーチ

    シーズン・オフなので、湖畔のカフェは休店していました。
    でも、ラドゥガ内にはいくつもカフェがあり、ちゃんと営業しているところもありました。

  • 北のアラ・トー山脈の青いシルエット

    北のアラ・トー山脈の青いシルエット

  • 桟橋から眺めたビーチと北のアラ・トー山脈

    桟橋から眺めたビーチと北のアラ・トー山脈

  • ひょっとして彼方にうっすら南のアラ・トー山脈?<br /><br />このあと19時にレナとラドゥガ内のレストラン前で合流して夕食をとりました。<br />その写真もこちらのハイライト旅行記にまとめました。<br />「2012年中央アジア旅行〜ウズベキスタン・キルギス・カザフスタン〜ハイライトその3:ホテルと朝食編<キルギスのイシククル湖のリゾート施設ラドゥガ>」<br />http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10718220/<br /><br />イシククル湖第1日目おわり。<br />野外岩絵博物館とアラ・トー山脈の渓谷をトレッキングしたイシククル湖第2日目へとつづく。<br />

    ひょっとして彼方にうっすら南のアラ・トー山脈?

    このあと19時にレナとラドゥガ内のレストラン前で合流して夕食をとりました。
    その写真もこちらのハイライト旅行記にまとめました。
    「2012年中央アジア旅行〜ウズベキスタン・キルギス・カザフスタン〜ハイライトその3:ホテルと朝食編<キルギスのイシククル湖のリゾート施設ラドゥガ>」
    http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10718220/

    イシククル湖第1日目おわり。
    野外岩絵博物館とアラ・トー山脈の渓谷をトレッキングしたイシククル湖第2日目へとつづく。

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この旅行記へのコメント (6)

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  • 哈桑湖さん 2013/09/10 21:33:51
    イシククル湖は、まだ行ってないのです。
    まみさま
    イシククル湖、透明度が高く、とても美しい湖だと、お聞きしています
    いつか行きたいと思いながら、まだ実現していません。
    まみさまのお写真、とても綺麗ですね。
    来年の夏に、イシククル湖を予定しています。

    まみ

    まみさん からの返信 2013/09/10 22:24:36
    RE: イシククル湖は、まだ行ってないのです。
    哈桑湖さん、こんにちは。コメントありがとうございます。

    哈桑湖さんの雄大なキルギス写真にうっとりしてきたところです。
    イシククル湖は、雪山が浮かぶ景色が見られませんでしたが、哈桑湖さんはぜひ!
    来年の夏だと、まだケシが咲いているかしら。
    哈桑湖さんがどんなルートでどこを回られるか、楽しみです。
  • とんびさん 2013/01/21 06:38:42
    イシククル湖
    ついにやってきましたね。足を少しつけてみたのですが、冷たかったですね。暑い時期でしたから気持ちよかったです。自分が足をつけたところは底が石ばかりで、痛かったです。写真を見ていると砂浜なので、ここだと底も砂なのだろうな。

    まみ

    まみさん からの返信 2013/01/21 08:10:18
    RE: イシククル湖
    とんびさん、こんにちは。やっとイシククル湖編までたどり着きました。
    この調子で作成していて、終わるのはいつになるやら。。。

    ああ、私は足をつけては見なかったです。うむ、残念。
    でも、たぶん、このあたりは砂浜だったと思います。
    とんびさんは船に乗ったり、もっといろいろリゾートらしい楽しみをしてらしたですよね。
    私が訪れたときはすっかりシーズンオフで、しかもプライベートビーチだから、とんびさんが滞在されたチョルポンアタの湖畔とはずいぶん雰囲気が違っていただろうなぁと思います。
  • eahawkさん 2013/01/21 00:40:05
    イシククル・・
    本当に大きいですよね!
    車で一周してもらいましたが、物凄くくたびれたのを思い出しました(-_-;)

    eahawk

    まみ

    まみさん からの返信 2013/01/21 02:03:12
    RE: イシククル・・
    eahawkさん、こちらにもコメントありがとうございます。

    eahawkさんは1日で回ったんでしたっけ。
    私は北岸で、チョルポン・アタの少し先のチョン・アクスー渓谷のあたりまでしか行かなかったです。
    ぐるっと回ると、その規模がもっと実感できたかもしれませんね。
    でもほんと、ビーチから見るイシククル湖はまさに海のようでした。
    あー、しょっぱいかどうか自分の舌で確かめ損ねたのが残念です。

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