![<br />2012年7月〜10月までの、3か月のヨーロッパ周遊記録(Vol.28)です。<br /><br />無計画な旅行でいつもばたばたしており、失敗と後悔の多い旅ですが、何とか続けられています。<br /><br />現在、8カ国目チェコに滞在しています。8/18〜20にかけては、プラハを拠点にプラハ市内とクトナーホラをまわりました。<br />プラハ市内は、プラハ城をはじめとして、中世の面影残る街並みやユダヤ人街、教会、美術館などの見どころがたくさんあり、2日間の滞在ではもの足りない街でした。<br /><br />〈旅程〉<br />・8/18 プラハ城見学★<br />・8/19 クトナーホラ観光<br />・8/20 プラハ市内散策★ ドイツ・ドレスデンへ移動<br />※1チェココルナ≒3.9円<br /> 1ユーロ=100〜104円<br /><br />](https://cdn.4travel.jp/img/thumbnails/imk/travelogue_album/10/74/23/650x_10742397.jpg?updated_at=1362099150)
2012/08/18 - 2012/08/20
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ローズベリーさん
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2012年7月〜10月までの、3か月のヨーロッパ周遊記録(Vol.28)です。
無計画な旅行でいつもばたばたしており、失敗と後悔の多い旅ですが、何とか続けられています。
現在、8カ国目チェコに滞在しています。8/18〜20にかけては、プラハを拠点にプラハ市内とクトナーホラをまわりました。
プラハ市内は、プラハ城をはじめとして、中世の面影残る街並みやユダヤ人街、教会、美術館などの見どころがたくさんあり、2日間の滞在ではもの足りない街でした。
〈旅程〉
・8/18 プラハ城見学★
・8/19 クトナーホラ観光
・8/20 プラハ市内散策★ ドイツ・ドレスデンへ移動
※1チェココルナ≒3.9円
1ユーロ=100〜104円
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 鉄道
-
◆8月18日(土)第45日目
洗濯をすませ、10:00に宿を出発。
近くのトラム乗り場から1番トラムに乗り、プラハ城へ向かいました。
そのまま丘の上まで行ける予定だったのですが、このトラムがなぜか途中で12番になっていて、丘の下で止まってしまいました。
仕方がないので、急な坂道を歩いてプラハ城へ向かいます。 -
Stare zamecke schodyを上っていきます。
勾配が結構あるのですが、壁が高くて景色は全然見えません。 -
城の入口に到着しました。
門の両脇には、真っ黒なサングラスをがっちりかけた衛兵さんが立っています。 -
王宮の敷地内には、旧王宮のほかに聖ヴィート大聖堂、聖イジー教会、王立美術館、国立美術館、国立歴史博物館などいくつかの建物があります。
写真は、国立美術館。 -
まずは、聖ヴィート大聖堂向かいのインフォメーションでチケットを購入します。
・ロングツアー:
旧王宮、プラハ城についての展示、聖イジー教会と修道院、国立美術館、黄金小路、
ダリボルカ、王立美術館。
・ショートツアー:
旧王宮、プラハ城についての展示、聖イジー教会、黄金小路、ダリボルカ
美術館までは手がまわらなそうなので、ショートツアー(250Kc)を購入しました。 -
さっそく、聖ヴィート大聖堂へ入ります。
教会の前はすでに大行列です。 -
ようやく中に入れました。
ゴシック様式の立派な教会です。 -
主祭壇。 -
-
繊細なデザインのステンドグラス。 -
ここで有名なのは、チェコ人画家アルフォンス・ムハ(ミュシャ)のステンドグラスです。
左側の入口から数えて3枚目の作品です。 -
下に刻まれた文字“BANKA SLAVIE”は、ステンドグラスを寄付したスラブ銀行の名前だそうです。 -
ネポムツキーの墓碑です。
大量の銀を使ってつくられた豪華なものです。 -
次に、旧王宮へ。
外側は修復中です。
中に入ると、ヴラディスラフホールという広い空間があります。これは完成した16世紀当時、ヨーロッパ最大のホールだったそうです。
テラスからは、プラハの街を見下ろすことができます。 -
聖イジー教会。
920年完成の古い教会です。 -
“プラハの春”音楽祭などのコンサートも行われます。 -
“黄金小路”
1597年にできた細い通りで、当時城に仕える従者などが住んでいましたが、のちに錬金術師が住むようになってこの名前がついたといわれています。
ここへはチケットを提示して入ります。
(出入口が一方通行になっていて、一度出たら出口からは入れません。) -
通りに並ぶの小さな建物の中は、博物館や展示スペース、お土産屋さんになっています。
甲冑や武器、当時の生活が再現された部屋などがあります。
ただ建物内はとても狭いため、人がすれ違うことができません。
あまりのんびりはできない空気です。 -
No.22のブルーの家は、チェコ人作家フランツ・カフカが約半年間、執筆活動をしていた家として有名です。
この小路の奥には、ちょっとした展望スペースがあってプラハの街を一望することができます。 -
黄金小路を出て、最後にダリボルカへ。
中世には牢獄として使われていた建物で、中には拷問器具が展示されていました。 -
お城の見学を終えて、“Zahrada Na Valech(ナヴァレフ公園)”を歩いてみました。
(公園の入口は黒塔の外あたりです。) -
ここから見る街の眺めも、また最高です。 -
赤い屋根の街並みが、目の前いっぱいに広がります。 -
フラッチャニ広場に出ました。
朝はここから入りたかったんですが、完全に逆回りです・・・ -
広場のそばに建つ“シュヴァルツェンベルグ宮殿”
ここにも、チェスキー・クルムロフで見たようなスグラフィット装飾が施されています。
中は軍事史博物館になっています。 -
ロレッタ教会にやってきました。 -
回廊に囲まれた中庭の真ん中には、サンタ・カーサとよばれる建物があり、そこでは豪華な祭壇が見られます。
2階部分は財宝室になっていて、儀式の道具がいくつか展示されていますが、中でも1699年につくられた聖体顕示台はダイヤモンドがふんだんに使われ、きらきらとまばゆかったです。
入場料の他に写真代を支払えば、撮影も可能なようです。 -
このあと、ストラホフ修道院へ行きましたがぎりぎりで時間に間に合いませんでした。(入口がちょっとわかりづらかったです)
丘を下って旧市街へ向かいます。 -
マラー・ストラナ広場に面して建つ、“聖ミクラーシュ教会”です。 -
バロック様式の豪華な内装の教会です。
天井の大きなフレスコ画も印象的でした。
かつてはモーツァルトも、ここのオルガンで演奏したことがあるのだそうです。 -
カレル橋を目指します。
建物の間から見えてきたのは、火薬塔?と思ったら橋塔でした。 -
歩行者天国のカレル橋には、たくさんの観光客が押し寄せています。
パフォーマーや似顔絵描きなどもいて、とてもにぎやかです。
橋の両側には、聖人像がずらりと並んでいます。
歴史的な聖人や、チェコの英雄たちがモデルになっているそうです。 -
中でも引っ張りダコなのはこちら。
聖ヤン・ネポムツキーの像です。(旧市街側から見て右側の8番目)
台座に人が群がっていたので、触れば幸せになれるというあれか!と思いペタペタ触ってきたのですが、あとで見たガイドブックには“星をひとつずつ触ると願いがかなうという言い伝えがある”と書いてありました・・・残念(=_=) -
カレル橋から見たプラハ城の眺め。 -
橋を渡りきって旧市街へ入りました。
王宮でも目にしたこの屋台、とても気になりました。
Trbelnikという、シナモンシュガーのかかった円筒状のお菓子を売っています。 -
パン生地のようなものをこんな風にころがして焼き、焼きあがったら砂糖をまぶします。
気になったので1つ買って食べてみました。
味は想像通り、素朴な砂糖パンという感じです。 -
旧市街は、道が結構入り組んでいて迷いました。
赤い建物は、旧市街広場にあるツーリストインフォメーションです。
夏は20:00まで開いているので助かります。 -
その並びに、旧市庁舎の塔があります。
15世紀につくられたという、特徴ある天文時計。
上はプラネタリウムとよばれ、年月日と時間を表しながら1年かけて1周します。
下のカレンダリウムは1日1に目盛ずつ動く仕組みです。
9:00〜21:00の毎正時になると、仕掛け人形が動きます。時間が近づいてきたので、あたりは通行できないほど人だかりができています。 -
こちらがプラハの中心、旧市街広場です。
広場の真ん中には、チェコの英雄ヤン・フス像が立っています。
右手の薄ピンク色の建物はゴルツ・キンスキー宮殿。現在は国立美術館の企画展に使用されています。 -
そばの聖ミクラーシュ教会は16:00で閉まってしまったので、ここで夕食のレストランへ向かうことにしました。
ガイドブックで見つけた“U Rudolfina”に入ります。
旧市街地広場からも歩いて行かれます。
1階がバー、地下がレストランになっています。 -
店員さんにおすすめを尋ねると、kure v bramboraku(←文字化けするので記号はなしで書きます。クーゼ・ブランブランと聞こえました。)がいいとすすめられたので、それをお願いしました。
チキンをポテトで包み、それを焼いたような料理でしたがなかなかおいしかったです。 -
こちらは火薬塔です。
もともとは城壁の門のひとつでしたが、17世紀に火薬倉庫として利用されるようになり、その名がついたそうです。
古く見えますが、19世紀に修復されたもののようです。 -
隣の市民会館です。
1911年に完成した建物で、内部はアルフォンス・ムハ(ミュシャ)などチェコの芸術家によるアールヌーヴォーの装飾で飾られているそうです。
音楽祭“プラハの春”の会場となるスタミナ・ホールも入っています。
中も気になりますが、暗くなるのも心配なのでこのあたりで宿へ帰ります。
≪出費≫
・プラハ城ショートコース 250Kc
・トラムチケット2回分 48Kc
・ロレッタ教会 130Kc
・屋台のパン 50Kc
・聖ミクラーシュ教会 70Kc
・夕食 287Kc
・その他食費 234Kc;飲料、パン類
・トイレ 30Kc
・宿代 6.2ユーロ -
◆8月20日(月)第47日目
宿を10:00にチェックアウト。
荷物を預けてストラホフ修道院にやってきました。
1140年に建てられた修道院は、一部が博物館として公開されています。
入口ではある夫婦が、入るか入らないかで揉めていました。
“ただの博物館よ・・・入らなくてもいいじゃない!”と奥さま。
“ここはただの博物館じゃないんだ!有名な図書館があるんだよ!”と旦那さま。
・・・入った方がいいですよ〜。
入場料とカメラ代を支払って、私はさっさと中へ入ります。
ここでは日本語の説明書が借りられます。
まず“珍品棚”というコレクションの部屋があり、その先に有名な図書館があります。 -
“哲学の間”
本棚には整然と本が並べられ、高い天井には美しいフレスコ画が描かれています。
図書館なのに・・・美しすぎます(^^)
なんと、一番高いところの本は、隅につくられた螺旋階段を上がってのバルコニーからしか届けられないそうです。 -
ここから廊下を通ってさらに奥へすすみます。
この本棚にも、かなり古そうな本がたくさん並べられています。 -
本もここまでくると、芸術品そのものです・・・ -
“神学の間”
ここには、神学・宗教関係の本が2万冊納められているそうです。
天井にはスタッコ細工が施され、華やかでやわらかい雰囲気があります。
フレスコ画は、聖書からの引用を題材にしたものだそうです。 -
丘を下り、旧市街で昼食のレストランを探します。
目をつけていたのはガイドブックにあった“レストラン・ムハ”だったのですが、番地を見てもどうも見つけられず、諦めて別のレストランに入りました。
“U Dv'ou Sester”
ボヘミアン料理のお店です。 -
チェコの典型的な伝統料理、ローストポークとクネドリーキ、ザウワークラウトです。 -
おととい入れなかった、旧市街広場の方の聖ミクラーシュ教会に入ります。 -
18世紀にできた教会ですが、ずいぶん新しく見えます。 -
ここからはユダヤ人街を散策し、シナゴーグ巡りです。
まず訪れたのは旧新シナゴーグ。
1270年ごろに建てられたシナゴーグで、今も礼拝に使われています。
ここのチケットは、旧新シナゴーグだけの専用チケット(200Kc)です。
中は想像よりもずいぶん質素でした。 -
次にスペインシナゴーグへ。
外観がスペインのアルハンブラ宮殿に似ているために、その名前がついたそうです。
ここのチケット売場で、旧新シナゴーグ以外のすべてのシナゴーグに入れる共通チケット(300Kc)を購入。 -
こちらはスペインシナゴーグの外に出ていたポスターの写真です。
金の装飾が豪華でとても美しいのですが、写真撮影ができないのが残念。
礼拝堂には、アラベスク模様や六芒星マークがあちこちに施されています。 -
こちらはシナゴーグとは関係ないですが、“聖アネシュカ修道院”
2つの教会と修道院がつながった大きな建物で、1230年代に建てられたものです。
内部は、国立美術館の中世部門やコンサートホールとして利用されています。
残念ながら閉まっていました。 -
儀式の家(Ceremonial house)
儀式のためのホールで、かつては遺体安置所としても使われていたそうです。
行ってみたら一時閉鎖中でした。 -
その隣のクラウスシナゴーグは、展示施設のようになっています。 -
ピンカスシナゴーグ。
内部の壁には、ナチスの犠牲となったユダヤ系市民約8万人全員の名前と、死亡年月日、死亡場所が細かい字で記されています。 -
旧ユダヤ人墓地です。
入口がわからずうろうろしましたが、ピンカスシナゴーグを出たところにありました。
約12.000もの墓石で敷地内はびっしり埋め尽くされています。 -
マイゼル・シナゴーグにも行きたかったのですが、電車の時間があるのであきらめました。
宿に戻って荷物を受け取り、プラハ本駅に向かいます。
しかしここで反対方向のトラムに乗ってしまい、本駅に着いたのは予定時刻ちょうどでした。
またミスした!!・・・と思いましたが、今回は運がいいことに電車が遅れていました。
助かったぁ・・・
もうこんな乗りすごしは何度も経験しているのですが、どうも直りません(=_=)
乗車してしばらくしても、電車は動く気配がありません。ホームの表示は10分遅れ、20分遅れ・・・と変わっていき、そのたびに乗客からため息がこぼれます。みるみるうちに90分遅れにまでなりました。
そのうちクーラーが止まり、閉め切った車内は蒸し風呂状態!!
耐えきれなくなった人が次々と車外に出て、涼み始めました。 -
結局、電車は45分遅れで動き出しました。
DBからは、乗客全員に冷たい水が配られました。
やっとこれで、ドイツに行けます・・・
暑くて死ぬかと思いました(:_;)
17:15 プラハ本駅→20:25 ドレスデン・ノイシュタット駅 -
今晩の宿は“Lollys Homestay”
Gorlitzer Str.34
宿のすぐ前をトラムが走っているのですが、工事中で使えません。
ノイシュタット駅からかなり歩いて宿に到着しました。
21:30チェックイン。(写真は翌日の昼間撮ったものです) -
6人女性部屋です。
宿というより、友達の部屋のようなデコレーションの部屋。
やっと休める・・・と思ったら、ここもびっくりするほど暑苦しかったです。
何はともあれ、再びドイツに戻ってきました。
今度は、南ドイツを中心にまわります。
≪出費≫
・ストラホフ修道院 130Kc;入場料80Kc+カメラ代50Kc
・メトロ券 24Kc+32Kc
・昼食ボヘミアンレストラン 225Kc
・旧新シナゴーグ 200Kc
・シナゴーグ共通券 300Kc
・飲料 30Kc
・夕食 3.55ユーロ
・宿代 15.5ユーロ
・電車代 14.25ユーロ;プラハ→ドレスデン
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