2012/11/18 - 2012/11/19
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さくらいろさん
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十和田湖を出発して、いよいよ巳年の駅に向かいます。
が、そこは寄り道好きな私達。
近くに「キリストの墓」があるというので見ていくことに
しました。
不思議発見、歴史ミステリー?
駅での撮影が無事に終了した後は「ラジオ寄席」の公開録音にも
参加、きのこの宿に泊まり、最終日は民話の里遠野にまで
足を延ばします。
- 同行者
- カップル・夫婦
- 一人あたり費用
- 5万円 - 10万円
- 交通手段
- レンタカー 新幹線
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
この日は予定が多いのですが、近くに
面白い場所があると分かれば行ってみます。
青森県三戸群新郷村の一部は旧・戸来(へらい)村です。
十和田湖外輪山の戸来岳の裾野にあります。
そこにキリストの墓があるというので向かっていると
途中に「大石神ピラミッド」の看板も発見。
でも3.2kmでは時間的に無理であきらめました。
後で調べると巨大な岩がいくつかあり、それを
ピラミッドとして祀ってあるとのことでした。 -
キリストの墓は、ちょっとした高台にあり
公園のようになっています。
戸来村が見渡せます。
のどかな風景です。 -
キリストの墓とその弟イスキリの墓。
竹内さんという方が古文書を元に1935年に発見。
ゴルゴダの丘で磔にされたのは、実は弟の
イスキリで、キリストは日本に渡ってきて
戸来村で天寿を全うしたという説です。
なお、その時の探検隊が先ほどのピラミッドも
発見したとのことでした。 -
現在は新郷村の村おこしの中心になっていて
「キリストそば」「ゴルゴダ海鮮焼きそば」
「清酒・神の墓」「焼酎・予言の書」などが
あるそうです。
実際は戸来郷を治めた中世の豪族=未だ
正体不明=の墓らしいとのことですが
真相は不明です。 -
さて、戸来村を後にして「巳年」の駅に向かいます。
そこは八戸線にある無人駅「大蛇」(おおじゃ)です。
近くに小さな集落があり、すぐ先は海、防波堤と
道路があるだけであとは何もありません。
夫は年賀状を始めてから、ここを訪れるのは
3回目。私は初めてです。
夫が列車で来た時には本数が少なく、
次の駅まで時間つぶしに歩いたとのこと。
こんな辺鄙な無人駅に3度も来るのは、酔狂以外の
何ものでもない、とは夫の弁です。 -
本数は少ないながらも、もちろん列車は来ます。
その時間に合わせて、近所の人が何人か集まって
来ました。 -
とにかく写真をたくさん撮らなければ。
最近はデジカメなので、写りが確認できて
楽ですね。
フィルムの時には現像してから、ブレてる!
などと真っ青になることがありました。 -
「大蛇」で写真を撮って、まずは旅の目的は
達成しました。
しかし、これだけのために東北旅行をするとは。
本当に趣味の世界ですね。
あとは、オマケでつけた旅のお楽しみが
続きます。
大蛇駅から海岸沿いを走って昼食を、と考えて
いたのは「八戸水産科学館」のレストラン「千陽」。
八戸で最も評価が高く、目から鱗の美味しさとか。
しかし、有名店らしく「予約でいっぱい。1時間
待ち」で泣く泣くあきらめて展望台から蕪島を
見るだけにしました。 -
八戸市内に入りました。
結局、美味しいレストランのつもりが
時間がなくなりコンビニで買った物を
食べることに・・(ほとんど我が家にはない
状況)。
向かったのは八戸市公会堂。
「らんまんラジオ寄席」の公開録音の会場です。
これは夫の仕事の関係で行くことになったのですが
面白くて楽しい時間でした。
落語はもちろんですが、鉄道ものまねに大笑い
でした。 -
2回分を録音しました。
秋田の「美酒爛漫」提供のラジオ寄席で
長寿番組だそうです。
観客も多く、司会の方と拍手の練習もして
なごかな雰囲気でした。 -
録音が終わって会場を出ると、雪です。
寒い!
暗くなる前に宿に着きたいということで
車を走らせました。 -
この日の宿は「侍の湯宿 きのこ屋」です。
岩手県久慈市にあります。
八戸から車で2時間半くらいでした。
元は国民宿舎「北限閣」ですが、廃止になり
その後、地元でしいたけ栽培をしている会社が
買い取って経営しているとのこと。 -
元は国民宿舎というのが分かるなあ、という
部屋ですが、きれいに清掃されていて
必要なものも揃っています。 -
夕食は食堂で。
食事だけの地元の人もたくさんいました。
さすがに大きなしいたけ付きです。
夫はきのこ好きなので、満足。 -
食事のお供は日本酒にしました。
辛口を選んで。 -
きのこや野菜も地元の物で美味しかったです。
-
特に気に入ったのが、別に注文した
「しいたけの鉄板焼き」と「自家製チャーシュー」
大きなしいたけにびっくりでしたが、
味も良かったです。 -
私達の部屋からは海が見えないのですが、
ロビーやお風呂からは見えますよ、ということです。
朝のロビーはまぶしいくらい。 -
夜は暗くて何も見えなかったのですが、
海もすぐ近くです。 -
夕陽のように見えますが、朝日です。
今日はいい天気になりそう。 -
朝食も食堂で。
しっかりいただきました。 -
朝食後にはロビーでコーヒーも出して
下さいました。
嬉しいサービスです。 -
「きのこ屋」をチェックアウト。
大きなきのこのオブジェが、その名の通りという
感じです。 -
近くを歩いてみました。
このあたりは侍浜といいます。
海岸には3kmの遊歩道、キャンプ場もあります。
ここは天然海水プールですが、季節はずれで
閉鎖されていました。
夏には楽しそうです。 -
三陸へ向かいました。
陸中海岸国立公園ですが、次の朝ドラは
ここが舞台のようです。
「あまちゃん」とは海女さんの話かな。 -
北山崎という景勝地です。
その昔、日本交通公社の全国観光資源評価
「自然資源・海岸の部」で特A級に格付けされた
場所。
約8kmにわたり高さ120〜180mの海食崖が見られます。 -
なるほど見事な自然の美しさです。
-
ほとんど誰もいない展望台でしたが
景色は最高でした。 -
展望台も第一から第三まであり、きれいに
整備されています。
ビジターセンターもありました。 -
ビジターセンターにも入ってみました。
資料もいろいろとあり、説明もしてくれます。
新しくてきれいな建物でした。 -
公園の中には、まだまだ紅葉を楽しめる
木々もありました。 -
こちらも色づいてきれいです。
-
北山崎を過ぎると震災の被害の大きかった
土地に入ります。
夫は駅が好きなので、訪れたことのある
駅も多く、あまりの違いに感慨深かったようです。
鳥越駅のあった場所。
「目の前に海が広がる、お洒落な南欧風の駅舎」だった
そうです。 -
三陸鉄道北リアス線で復旧工事中の場所。
鳥越の近くです。 -
車を走らせている途中に、この看板を
数多く見ました。 -
田老駅。
昔の三陸大津波で壊滅的な被害を受け
日本一の防潮堤を造るも、東日本大震災では
15m以上の波に越えられてしまった。 -
田老駅の駅舎のあったところ。
-
田老駅近くにぽつんとある建物。
他は土台だけになってしまっています。 -
さらに走って、三陸を代表する景勝地、
浄土ヶ浜にやってきました。
国指定名勝、日本の白砂青松100選、
日本の渚百選などなどに指定されています。 -
白い岩は約5200万年前に形成された
火山岩とのこと。
その岩によって外海と隔てられているので
穏やかな入江です。 -
浄土ヶ浜の地名は「さながら極楽浄土のごとし」
と言われたこことから名づけられたとの
説があります。
そうも思えてくる景色です。 -
三陸を走っていると車も少なく、
のどかです。 -
浄土ヶ浜から海沿いに宮古市街に入りました。
三陸鉄道の宮古駅です。 -
長い1日です。まだ昼食です。
宮古駅前にある寿司屋「蛇の目 本店」に
やってきました。 -
この店はメニューが豊富で寿司以外も
たくさんあります。
宴会、観光、ビジネス、ランチ・・と
何でも使える宮古では有名な店でした。
本当は別の寿司屋を考えていたのですが、その日は
定休日でこちらにしました。 -
私の注文は「北三陸ごはん」2,600円。
毛蟹半杯、生ウニ、いくら、数の子、海老に
ホタテ・・と海の幸満載です。
それに鮭の南蛮、大根の煮物、潮汁なども付いた
豪華版でした。
予想よりもさらに美味しかったです。 -
夫の注文は本日のBランチ、800円なり。
夫はB級グルメ好きですが、この注文の違いは
奥様とお供?
でも、このランチも新鮮なホタテのフライ6個、
鮪、白身、海老、ホタテなどの刺身に煮物、
最後にデザートまでついていました。
コスパに大満足だったようです。
結局は2品を2人で分けて食べて、三陸の味を
満喫しました。 -
宮古を出てからは、また震災被害の大きかった
場所です。
鵜住居(うのすまい)駅があったところ。
岩手県釜石市鵜住居町。
ここは夫にとって最も思い入れの大きかった
場所のようでした。 -
白い建物は2010年に開所した「地区防災センター」です。
海から1.5km離れ、2011年3月3日(震災の8日前)には
避難訓練も行われたとのこと。
震災時には200人が駆け込んだけれど、津波に飲み込まれて
しまいました。
ここ鵜住居は夫が以前に来たことがあり、その時には
ちょうど町じゅうの人が集まってお祭りとバザーが
あっていたそうです。
夫も町の人と一緒にイカ焼きや焼きそばを食べて、仲間に
入れてもらったとのこと。
鉄ちゃんの一人旅には珍しい経験で、その時以来旅先での
好きな土地上位にランクされていたのでした。
それだけにここを見渡した夫は涙の出る思いだった
ようです。 -
鵜住居を離れて、帰り道にもう1か所、
遠野を目指します。約50kmの道のりです。
遠野は北上山地の山に囲まれた盆地にあり、
柳田國男の遠野物語で有名です。
河童や座敷童子の民話で知られています。 -
カッパ淵です。
遠野市土淵町の常堅寺の裏手を流れる
小川の淵です。
かつて沢山のカッパが住んでいた場所で
時折人々を脅かしたと言われています。
なお、ここだけでなく遠野には各地区ごとに
かっぱ淵があるとのこと。 -
小川にかかるカッパ橋。
-
カッパ釣りができるように竿が
用意してあります。
カッパには懸賞金が付いていて、生け捕りに
した場合は1000万円が遠野テレビより
支払われるそうです。 -
淵の水辺にはカッパの神を祀った
小さな祠があります。
だんだんと暗くなり、ひんやりした
空気になりました。 -
カッパ淵に隣接した常堅寺です。
その昔、カッパが常堅寺の火事を消して
狛犬になったという伝説があります。
「カッパ狛犬」があるというのですが
時間を気にして、見逃しました。 -
階段にあったカッパの人形。
「くつを脱いでください」とあります。
これは見たのですが、狛犬は見ないままでした。 -
時間を気にしたのは、近くの遠野伝承園にも
寄ってみようと思ったからです。
遠野地方における、かつての農家の生活形態を
再現した遠野市立の野外博物館です。
国の重要文化財である南部曲がり家「菊池住宅」
があります。
曲がり家は人と馬が同居していた頃の造りです。 -
囲炉裏で語り部を囲んで、昔話を聞ける
部屋です。(予約が必要) -
工芸館で少し話も聞けました。
民芸品や機織り体験もできるようです。
私達は駆け足でまわっただけに
なってしましました。 -
盛りだくさんの旅の終わりに、さらに
行った場所があります。
それは遠野盆地を一望できる高清水山展望台です。
実は前夜にTVで遠野の紹介があり、この場所が
出てきました。
番組では遠野駅から車で10分ほど、というので
行ったのですが・・。
灯りの全くない山道を行けども行けどもたどり
着けない。木々はざわざわするし、途中からは
雪になりました。
何とか着きましたが、風が強くて寒いし、真っ暗です。
早々に退散しました。
朝は雲海が美しく、牧場もあって昼はのんびりできる
そうですが、夜はオススメしません。 -
怖いような夜道から離れて、新花巻駅に
向かいました。
ここから新幹線で帰ります。 -
レンタカーを返して駅構内に入りましたが、
店も少なくお弁当は全て売り切れ。
車内でも売り切れだと大変だ、ということで
とりあえずビールとつまみを買いました。
新花巻発18:58の「やまびこ」に乗ると
車内販売のお弁当があって、やれやれ。 -
この「牛めし」は美味しかったです。
ビールとつまみで旅を思い出しながら
大宮に向かい、乗り継いで帰宅しました。
年賀状の撮影旅行のはずが、実は撮影が
オマケ?という気もしますが無事に
終わりました。
ところが、年賀状にはもう1枚の写真が必要だと
いうのです。「えっ!?」
ということで③はもう1枚の撮影のために
群馬への日帰り旅行記になります。
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