2013/01/13 - 2013/01/13
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ぺこにゃんさん
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京都の新春の風物詩,三十三間堂の「通し矢」を見に行ってきました。
通し矢は江戸時代に武士が三十三間堂の軒下で弓の腕を競ったことに由来しています。
現在は「三十三間堂大的全国大会」といい,府弓道連盟と妙法院門跡が共催する立派なスポーツ行事です。
成人式に近い日曜日に開催され,初段以上の新成人が弓の腕を披露します。
また,この日は「楊枝(やなぎ)のお加持」も同時に行われており,多くの参拝者でにぎわっていました。
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2013年1月13日,三十三間堂では二つの大イベントが行われました。
一つは「楊枝(やなぎ)のお加持」,もう一つは「通し矢」です。
ありがたいことに,これらのイベントが行われる日は無料解放なのです!
実は三十三間堂に訪れたことがなかったので,この機会を利用して1001体の千手観音像を拝ましてもらおうと甘い考えで出かけてきました。 -
8時30分頃に三十三間堂に到着。
境内はすでに袴姿の新成人で熱気にあふれていました。 -
成人式のイベントなので,出場選手の保護者も我が子の晴れ姿を見に訪れていました。
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さて,「通し矢」の前にもう一つの行事「楊枝(やなぎ)のお加持」について触れておきます(撮影禁止なので写真はありません)。
手に入れたパンフレットによりますと…
「楊枝のお加持」は,当院の開山・後白河法皇の頭痛平癒にあやかる霊験あらたかな当院最重の行事で,ご本尊のご宝前において7日間祈りをこらした浄水を,"人の熱悩を除く"とされる霊木・楊枝(やなぎ)の小枝をもって参拝者にそそいで無病息災・厄除開運のご利益を授ける修法です。
せっかくなので私もご利益を授かろうとお加持所へと向かいましたがこれが大変。
お加持所へは1001体の千手観音像が並ぶ本堂を通っていくのですが,あまりの人の多さに全然進まない。
正直千手観音像を拝む余裕なんてありません。
無料パワー恐るべし… -
では話を「通し矢」へ戻します。
通し矢は江戸時代に武士が三十三間堂の軒下で弓の腕を競ったことに由来しています。
「通し矢」の名で知れ渡っていますが,正確には「三十三間堂大的全国大会」といい,府弓道連盟と妙法院門跡が共催するスポーツ行事です。 -
メディアで取り上げられるのが,見た目華やかな袴姿の女性ばかりなので勘違いしがちですが,参加資格は以下の通りです。
1.新成人男女(初段以上)
2.称号者(教士・範士の称号者)
今年は成人男子719名,成年女子734名,称号者79名が参加しました。 -
私が射場(本堂西側)に着いたとき,ちょうど試技が行われていたところでした。
いいアングルで撮れる!と思ってシャッターを押した瞬間,カメラマンが前に入り込んできました…
このあとも4重,5重もの人垣に阻まれ,近づくことはできず。
両手を精一杯伸ばして何とか撮影しました。
こういったイベントでの撮影は本当に難しいですね。 -
写真にこだわりたい私としては不本意ですけど,比較的マシな写真を掲載しておきます。
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競技ルールですが,正直弓道のルールは知りません。
わかる範囲で説明すると…
・競技は一人一手(二本)の矢を放つことができます
・二回とも的に当てることができれば,決勝進出です -
・的径は新成人は100cm,称号者は79cm
・射距離は60m
・1列に12名が並びます -
最初は新成人男性から競技スタートです。
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一人2本しか射ることができないというのは緊張するでしょうね。
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肩をはだけて参加する男子も少なくありません。
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みんな左手で弓を持ち,右手で矢を放っていました。
左利きも右手でするみたいです。
アーチェリーなんかは左利きの選手もいるみたいですが。 -
左利きには不利かもしれませんが,礼儀・作法も大事にする,それが「弓道」なのでしょうね。
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ふと飛んでいる矢を撮影したいと思い,本堂をバックに連写!
これがなかなか写らない。 -
なんとか一枚だけ矢が写ってる写真が撮れました。
左のほうに写っています。 -
手元に注目してみました。
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寒さで息が白くなります。
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イチオシ
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新成人男子で決勝に進めたのはたった22名。
60mの距離は普段練習できないのかも。 -
ここで少し気分転換。
弓矢の写真です。 -
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使用する矢は自前のようです。
競技後,しばらくすると帰ってきます。 -
成人男子の競技が終わりに近づき,成人女子に召集がかかります。
女性は胸当てをつけ,たすき掛けをし,競技に備えます。 -
たすきを後ろから取撮らせてもらいましたが,女性は華やかでいいですね。
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斜め後ろからの写真が多いです。
もちろん前方から撮りたかったのですが、いつものごとく良い場所はアマチュアカメラマンが占拠していたので、近づく気にすらならず。
私は別に構わないですけど、せっかくの晴れ舞台を楽しみにしていた親族の方にとってはいい迷惑だったでしょう。 -
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イチオシ
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本堂の東側にはお店も出ており、競技を終えた新成人たちが歓談していました。
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中には地元の成人式に出ず、こちらを選んだ人も。
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イチオシ
新成人の真剣な表情を見て、こちらも気が引き締まりました。
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