
2012/12/26 - 2012/12/28
211位(同エリア2044件中)
前日光さん
2012年も残すところ一週間に迫った12月25日、我が職場の忘年会が東京は浅草、吾妻橋の近くの「蟹料理」の店で行われた。
忘年会開始前に、スカイツリーに登る機会を得た。時はクリスマス、スカイツリーは当然多くの人で賑わっていたので、写真を撮るのもままならないほど。数枚のスカイツリーからの富士山など紹介します。
翌26日、駆けつけた相棒殿と四国高知へと向かった。
高知県についての私的イメージ。
坂本龍馬、土佐日記、宮尾登美子、吉田類、西原理恵子、県民が大酒飲み、などなど。
聞くところによると、高知県民のアンケート(一般的な)への回答は、全国平均と大幅にズレている(良くも悪くも)らしい。
この県だけが、妙な数値を示すのだそうな。
ちなみに、最も全国平均に近い回答をするのは、「静岡県民」だそうですよ。
それから高知の居酒屋で知り合いになった方によりますと、一万円の使い道による四国四県の県民性。
香川…全額貯金(貯蓄率日本一!)
徳島…全額化粧品を買う(化粧品購買率日本一!)
愛媛…五千円は文化に使い、残りの五千円は飲む。(なるほどね)
高知…一万円にさらに幾らか足して、とにかく飲む!
↑
いいなぁ~、こういうの。大好き~~
- 同行者
- カップル・夫婦
- 交通手段
- レンタカー JALグループ
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
2012年12月25日午後4時38分のスカイツリーからの富士山です。
-
富士山のアップ。
茜色の空、日本人なんだなぁと意識する瞬間。 -
東京タワーが見えたので。
-
午後5時57分。
スカイツリーの左下に、小さく月が見えた。 -
翌26日、羽田発14時のJAL1489便に乗ったので、高知市内に着いたのは、午後4時33分。
空港から市内まで、かなり遠いのにもビックリ。 -
はりまや橋の傍にあった「南国土佐を後にして」の碑。
ペギー葉山さんの大ヒット曲だけれど、若い人は知らないんだろうなぁ。
もっとも私も母親が歌っているのを聞いて覚えたくらいだから、仕方ないか
夏だったら、水が流れていて涼しい感じがするけれど、寒波が日本列島を覆っていたこの日の高知は寒かった〜(>_<) -
はりまや橋を通過する市電を撮る青年を激写!
青年は薄着だった!
若いと、寒くないのね(^_^) -
反対側に渡って、柳の枝だを入れて激写!
高知お上り状態。 -
所謂「はりまや橋」とは、この橋のことらしい。
もともとは、堀川の両岸に立つ商家「播磨屋」と「櫃屋」とを結ぶ私設の橋だったそうな。だからこんなに小さいのね。
日本三大ガッカリの一つなんて言われているけれど。。。 -
市電「はりまや橋」乗り場付近を走る市電。
昨年の松山も今年の高知も、市内を市電が走っていて、いいなぁ〜〜 -
ホテルの近くに「高知城」があったので、5時過ぎだったが行ってみた。
満月に近い月がお城の上に出ていて、落葉した木とのコントラストが、良い風情を醸し出している。 -
5時過ぎだから閉まっているのかと思ったら、なんと本日26日から年末年始のお休みに入ってしまったらしい。
普通は28日までは開いてるよね。
去年の松山城は、同じ頃しっかり見学できたんだけどね。
さすが高知県!
いろんな意味で太っ腹。 -
後で聞いたら、この日はお城の大掃除をしていたらしい。
お正月からの公開に合わせた準備だったようです。 -
でも、お城は外から眺めるだけでもいいですよねぇ〜
-
お城から市内を眺望。
-
当然ですが、お城は石段をこんなに登ったところにあります。
-
ほとんど日も暮れて、月が煌々と。。。
南国土佐と雖も、この日はとてもさむ〜い日でした。 -
高知城を背景にした「板垣退助像」
「板垣死すとも自由は死せず」…(いつ聞いてもキマッテますよね。)
この他にも、山内一豊の妻像などあったのですが、ほとんど写っていなかったので(暗かった)残念ながらアップできません! -
思った以上によかった高知城に感動したものの、寒かったので、とあるカフェに立ち寄ってお茶を飲んだ。
手作り菓子添え。
サツマイモ味とキャラメル味。
美味しい上に安かった。 -
目立たない店で、外には「Burger」と書いてあったので、バーガー屋さんかと思ったら、奥の入り口から中に入ると食事も出来る軽食喫茶風の店だった。
清算しながら、「どこかお薦めの居酒屋はありますか?」と尋ねたところ、マスターが近くの「筒」という店がいいですよと教えてくれ、なぜかすぐに姿を消した。
それで奥さんに支払いをし、教えられた居酒屋に向かっていたら、件のマスターが仕事着のまま(薄着!)自転車で現れ、「今見てきましたが「筒」は今日営業していましたから大丈夫ですよ」と言うではないか!
なんと、この寒空の中、わざわざ自分の教えた店が休業日かどうかを確かめに行ってくれたのだ。
どうしてこんなに親切なんだろう!
そういえば去年は松山で、私たちの忘れ物を、お店の女の子がかなりの距離があるのに追いかけて届けてくれたっけ。
たまたまうれしい偶然が重なったのか、それとも四国の人は、みんなこんな風に親切なんだろうか?
いずれにしても、人の心がうれしい高知の夜だった。 -
教えてもらった居酒屋「筒(つつ)」は、高知城の南西、グランド通りに面した、私たちの宿泊した「オリエントホテル高知」の向かい側にあった。
これは翌日ホテル側から撮ったもの。
赤く目立つ建物が、居酒屋「筒」である。
そして、ここでもまた出会いがあった。 -
店に入ると、既に良い具合に出来上がった人々が楽しそうに飲んでいた。
私たちもまず地酒の冷酒「桂月」をオーダー。
予想に反してさっぱり系だった。(土佐の酒は甘口なのではという勝手な思い込みがあったので) -
お通しは「鮟肝」。
おいしかった!(カロリーは気になったが(^_-)) -
刺身盛り合せ。
ひらまさ・ハマチ・烏賊など。
切り身が大きくて、通常の二倍ほどはあったと思う。
食べた〜という感じがした。 -
上の刺身を、この酢味噌で食べてもおいしいのだと勧めてくれた。
カフェのマスターに勧められてこの店に来た由を話したら、うれしそうだった。 -
メニューに「クエ鍋」とあったので、噂の「クエ」を初めて食べてみた。
淡白でおいしかったが、これが「クエ」ですと言われなければ分からない。
「クエ」という魚の特徴は、この鍋では分からなかった。 -
一緒に入っていた豆腐のせいか、「湯豆腐」のイメージが勝ってしまった。
-
私たちはカウンター席だったが、その隣にご夫婦の先客がいた。
この人たちが、店の主人と私たちのやり取りを聞いていたらしく、先方から話しかけてくれて、酔いも手伝いすっかり意気投合してしまったのだ。
年齢は私たちよりも10歳ほど上だったが、なんと「日本風景写真協会高知支部」の支部長さんとその奥様なのだった。
写真のこととなれば話は盛り上がり、お互いに最後にはこうして写真を撮り合う仲となったのだ。 -
私たちが「宇都宮餃子」の話をしたら、高知の餃子もなかなかおいしいのだと言って、このように「高知餃子」を奢ってくれた。
宇都宮のと違って、肉が多めだった。若い人好みかも知れない。
奥様は65歳まで働いていたそうで、仕事をやめてからお酒を嗜むようになり、今やご主人よりも強そうな勢いだった。
90歳を過ぎたお兄様がご健在で、今でも「おにいちゃん、お小遣いちょうだい」と言うと、その兄上が20歳も年下の妹に(と言っても、彼女は70を超えていることになるのだが)お小遣いをくれるのだそうだ。 -
ご夫婦で、こうして時々飲みにくるらしい。
ご主人は、毎朝6時には朝食を食べるとのこと。就寝時間が早いので、夜中の2時か3時には目が覚めてしまうそうだが、奥様に気を遣い、6時まで我慢して寝ているのだそうだ。
本日も、そろそろお寝むの時間が近づいているらしい。
お互いに酒が回っていたので、とても楽しい時間を過ごすことができた。
この写真は、「牡蠣の酢の物」。
小ぶりだがとても珍しいもので、市場に売りに来るおばあさんが、素手で採ってくる貴重品だそうだ。もう少し経つと絶滅品種になるかもしれない。 -
「酒場放浪記」の吉田類さんもお薦めの地酒「瀧嵐」。
すっと飲める淡白感。
土佐と言えば「司牡丹」しか知らなかったけれど、こんなに飲みやすいお酒もあったんですねぇ〜〜 -
最後に、四万十の「青さのり天ぷら」をオーダー。
お腹がいっぱいで残してしまったが、とてもおいしかった!
居酒屋「筒」、また行ってみたい。
ここで出会ったM氏ご夫妻には、帰ってから手紙と写真を送ったところ、便せん4枚以上に及ぶ長い返事が届き、土佐再訪の理由ができた。 -
翌12月27日早朝、朝食前に高知市内を散策することにした。
午前7時半頃、ホテル近くに「龍馬生誕の地」があるとのことなので、せめてここくらいはと思って出かけた。 -
高知市上町にあるこの記念碑の揮毫は、高知県縁の総理大臣、吉田茂の手になる。
-
記念碑の前にあるベンチ。
龍馬ファンは、ここに掛けてしばし龍馬をしのぶのだろう。 -
周辺案内図。
-
「高知市立龍馬の生まれたまち記念館」は、まだ開いていなかった。
8時前だしね。次の機会にぜひ! -
記念館側の道路。
道の中央に、かなりの距離で水路が巡らされている。
この水路の両側を車が走っているという不思議な光景。
夜なんか一杯飲んでいたら、この水路に落ちてしまうかも(>_<)なんて思うのは、私ぐらい? -
記念館からさらに南に進むと、宮尾登美子の小説に度々登場してくる「鏡川」がある。
ここには何ということもなく来てみたかったのだ。
たぶんに宮尾さんの「櫂」とか「陽暉楼」「鬼龍院花子の生涯」等々に影響されているのだと思う。
昔、夢中になって読んだ記憶があるので。 -
鏡川「月の瀬橋」からの眺め。
遠くに高知城が見える。 -
これが「鏡川」か。。。
橋の上を年末の慌ただしさの中、車が行き交う。
暢気な旅人と思ったことだろうが、こちらは宮尾作品の舞台に立てて感動だった。 -
高知には、栴檀の木が目立つ。
高知城にもあった。
橋の上から、その特徴的な木を激写。 -
「水丁場」の標柱。
江戸時代に鏡川の洪水による災害を防ぐために設けられた、受け持ちの区域の境界を示すものらしい。 -
その説明。
-
ホテルから鏡川までの間には「出雲大社」土佐分祠があった。
かなり大きくて、初詣の準備も整っている様子。 -
ホテルに戻って朝食。
「オリエントホテル高知」の朝食バイキングは、けっこう充実していた。
写真は撮らなかったが、今まで宿泊したホテルの中では上位の方に位置する。
外国人(西洋系)たちが、楽しそうに笑いながら、朝食を摂っていた。
この年末、彼らはこれからどこに向かうのだろう? -
ホテルの外観。
正直期待していなかったのに、とても良かった。
本当は二日目もここに泊まることになっているプランだったが、本日は足摺岬に向かう予定なので、料金は払ったままキャンセルということにした。
これから高知駅に向かいます。
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
24
47